みんなの議会

砂川市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月12日

(1)公共施設における分煙環境の整備について/(2)「消滅可能性自治体」からの脱却について

2024年12月12日、砂川市議会の一般質問で、伊藤俊喜議員が「公共施設における分煙環境の整備について」「「消滅可能性自治体」からの脱却について」について質問し、総務部長 板垣喬博、市長 飯澤明彦が答弁しました。

質問者
伊藤俊喜 議員
答弁者
総務部長 板垣喬博、市長 飯澤明彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

市のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 伊藤俊喜

おはようございます。それでは、通告に基づいて一般質問を進めてまいります。今回は大きく2点お伺いします。まず、大きな1点目、公共施設における分煙環境の整備についてであります。来春にオープン予定の砂川市まちなか交流施設「すないる」に分煙施設の設置に向けて運営協議会で話合いが行われていると聞いております。現在砂川市内における公共施設には分煙施設がなく、これができるとなると唯一となります。また、今年4月には総務省から地方たばこ税を活用した屋外分煙施設等の整備を奨励する通知が発出されています。分煙施設を求める声は、喫煙しない市民からも寄せられています。望まない受動喫煙をなくしていくために今後は公共施設における分煙環境の整備方針を策定するなどして計画的に推進するべきと考えますが、市の考え方についてお伺いします。続いて、大きな2点目、「消滅可能性自治体」からの脱却であります。今年4月に民間の有識者グループ、人口戦略会議は、全国の4割に当たる744自治体で2050年までに20代から30代の女性が半減し、「最終的には消滅する可能性がある」とした分析結果を公表しました。この中では砂川市は消滅可能性自治体に該当されました。10年前にも同様の公表がありましたが、その際も消滅可能性自治体に該当となっています。今回の結果をどう受け止めているのか、そして今後の施策の方向性について伺います。以上、1回目の質問といたします。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

大きく2点についてご質問がございましたので、順次ご答弁申し上げます。初めに、大きな1、公共施設における分煙環境の整備についてご答弁申し上げます。国の受動喫煙対策につきましては、望まない受動喫煙の防止を図る観点から平成30年7月に健康増進法の一部を改正する法律が公布され、学校、病院、児童福祉施設、行政機関の庁舎等の第1種施設については令和元年7月1日から原則敷地内禁煙、その他多数の者が利用する飲食店、事業所等の第2種施設については令和2年4月1日から原則屋内禁煙が義務づけられ、当該施設管理者が講ずべき措置等を定めるとともに、違反者への罰則規定も設けられたところであります。砂川市の受動喫煙対策につきましては、平成29年4月に施行した砂川市がん対策推進条例において市として受動喫煙の防止対策の推進に努めることを明記するとともに、市立病院や小中学校、ふれあいセンター、保育所などの敷地内禁煙を早くから実施するなど国に先行する形で市独自の対策を講じてきたほか、健康増進法の一部改正を受けて第1種施設である市役所はもちろん、第2種施設である公民館、図書館、各体育施設等、その他の市の施設においても全てを敷地内禁煙とし、国の求める対応を上回る形での受動喫煙対策を推し進めてきたところであり、このような市としての取組の方向性は今後も変わることはないものと認識しております。本年4月に総務省自治税務局長より、各種の税務担当等へ発出された地方たばこ税の安定的な確保と望まない受動喫煙対策の推進のための分煙施設の整備促進についての通知において、計画的に分煙施設整備を進めるため、地域の実情に応じ、区域内で必要と考えられる整備場所、箇所数及び施設の形態などの具体的な内容を含む整備方針を定めることが有益であるとされていることは承知しておりますが、総務部が所管しております市役所庁舎についてはこれまでの市の取組姿勢を踏まえ、現時点においては敷地内に分煙施設を設けることは想定していないところであります。また、その他の公共施設における分煙環境の整備方針の策定につきましては、受動喫煙対策を所管する部署を中心に各施設を所管する関係部署による協議の下、その必要性等が検討されるべきものと考えているところであります。次に、大きな2、消滅可能性自治体からの脱却についてご答弁申し上げます。消滅可能性自治体とは、平成26年に日本創成会議が国立社会保障・人口問題研究所による日本の地域別将来推計人口を基に独自に推計を行い、20歳から39歳の若年女性人口が2010年から2040年までの30年間で50%以上減少する地域では若年女性人口が70年後には2割、100年後には1割程度にまで減り、最終的に消滅する可能性が高くなるのではないかと推測し、その地域を消滅可能性自治体として公表したものであります。また、報告書では地域の人口減少への政策と対応が急務であることが提言され、まち・ひと・しごと創生法の成立へと進むきっかけの一つとなったほか、本市については若年女性人口が50.7%減少するとの分析結果から消滅可能性自治体とされたところであります。本年4月に公表された報告書では、平成26年の分析を踏襲し、若年女性人口が2020年から2050年までの30年間で50%以上減少する自治体を消滅可能性自治体とし、本市については若年女性人口が56.2%減少するとの分析結果から前回同様に消滅可能性自治体とされ、その中でも死亡者数が出生者数を上回る自然減への対策が必要であり、なおかつ転出者数が転入者数を上回る社会減への対策が極めて必要である自治体として分類されているところでございます。ご質問の今回の結果をどう受け止めているかにつきましては、若年女性人口の減少率をもって画一的に消滅の可能性があると分析されていることに疑問の余地はあるものの、本市の人口が自然減と社会減の双方の原因により減少していることは事実であり、人口減少の要因を分析し、効果的な対策を講じていく必要があるものと考えております。また、今後の施策の方向性につきましては、これまでも安心して子供を産み育てられる環境を整備し、子育てをするなら砂川と思っていただけるよう子育て支援に取り組んでいるところであり、砂川市第7期総合計画を柱とし、ずっと住み続けたい、これから住みたい、帰ってきたいと思えるような愛着を持てるまちづくりを進めているところであります。人口減少対策として消滅可能性自治体から脱却することも必要だと考えますが、それ以上にできるだけ人口減少カーブを緩やかにするための各種施策を講じるとともに、人口が減少していく過程においても見守りや支え合いなどの地域コミュニティ活動、公共交通、福祉及び介護サービスの提供体制、医療体制、教育環境などの維持、向上を図りながら老朽化の進行するインフラに対する整備や市内で頑張る企業の応援、さらには新たなにぎわいの創出が重要でありますので、引き続き持続可能で安心して住み続けられる魅力あるまちづくりを進めていきたいと考えているところであります。

再質問 伊藤俊喜

ありがとうございました。それでは、再質問を進めてまいります。まず初めに、大きな1の公共施設における分煙環境の整備についてであります。このたばこの問題、分煙の問題というのは古くて新しい問題と捉えています。自分も、恥ずかしながらですけれども、6回も7回も吸ったりやめたりと繰り返していますので、吸う側の気持ち、吸わない側の気持ち、どちらの言い分もよく分かります。吸わない人にとってはとても臭いに敏感であります。例えば喫煙者が路上で喫煙をしていて、遠く離れたところで吸っていっても風の流れで一瞬ふわっとちょっとした臭いを感じただけでもすごく不快に感じることがあります。かつての時代とは違い、どこでもたばこを吸えるような環境にはならなくなったとはいえ、以前よりも改善されたとは言えますが、国内でたばこの販売が禁止されるという強烈なものがない限り、吸う人と吸わない人の理解や溝というものは埋まっていかないのかなと、永遠の課題でないのかなと思います。吸う人にとってみればたばこにまつわる問題というのはどの角度から質問したとしてもなかなか耳の痛い質問だとは思うのですけれども、この先望まない受動喫煙をなくしていく、そして住みよい環境を整えていくというために今回あえて一般質問をしてみたいと思いました。それでは、まず初めに砂川市が所管する公共施設における敷地内禁煙及び屋内禁煙など、分類別の数についてお伺いします。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

先ほど1回目の答弁でも触れさせていただいておりますけれども、市の所管する主立った施設を健康増進法上の体系、種別ごとに区分をさせていただきますと、子供や患者などに特に配慮すべき施設として位置づけられております第1種施設として学校、病院、児童福祉施設、行政機関の庁舎等が該当となりますが、本市であれば市役所、市立病院、小中学校、ふれあいセンター、各保育園、保育所、子ども通園センター、子育て支援センター等が主な該当施設となるものであります。これらの施設につきましては、屋外に受動喫煙防止対策が取られた喫煙所の設置は可能ということになっておりますけれども、原則敷地内禁煙となっているものであります。次に、多数の者が利用する施設のうち第1種施設以外の施設として位置づけられております第2種施設としては、一般企業の事務所であったり、ホテル、旅館、体育館、文化施設等が該当となります。本市であれば公民館、図書館、総合体育館、海洋センター、学校給食センターなどが主な該当施設となっております。これらの施設につきましては、喫煙専用室などの設置は可能でありますけれども、原則屋内禁煙ということになっております。なお、1回目の答弁でも触れさせていただきましたが、市で所管する建物のある施設につきましては第1種、第2種施設を問わず全てを敷地内禁煙としているところでありまして、国の求める対応を上回る形での受動喫煙対策に取り組んで、皆様にご協力をいただいているというのが現状でございます。

再質問 伊藤俊喜

受動喫煙防止対策としての分類別としては2つあって、第1種施設と第2種施設があって、砂川市内の公共施設においては国を上回る。第2種であっても厳しく敷地内、屋内についても禁止をしているということが分かりました。次の質問ですが、市役所周辺には病院ですとか、ふれあいセンターや公民館、図書館といった公共施設がありますが、市の職員だけではなく来庁者や来館者などもたくさんいます。喫煙者の数は減少傾向にあるとはいえ、まだまだたくさんいらっしゃいます。公共施設に関わって路上喫煙などで市民からのクレームがこの周辺で過去にあったのかどうかについてお伺いします。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

市役所周辺につきましては、公共施設が数多くありますし、全てが敷地内禁煙になっているという状況でございます。市役所の職員あるいは周辺の公共施設で勤めている職員の中には以前調査した際には2割弱ぐらいの喫煙率だったと記憶しておりますけれども、随分と昔から見れば喫煙される方は減ってきているという状況の中で、敷地内禁煙という状況下で喫煙をするということは勤務時間中敷地外であったとしても実質難しい、なかなかできないという点については職員には協力をお願いしているというところであります。私も喫煙はしますけれども、勤務時間中については一切喫煙をしないというようなことで決めておりますので、そういった職員が数多くいるのではないかとも考えているところであります。このことから、喫煙者につきましては喫煙できる時間という部分では出勤前やお昼休みなど、あるいは勤務時間後に限られるものと思っておりますけれども、それぞれどこで喫煙をしているかという部分につきましては、私自身は周辺を見回りしているわけでもございませんし、外勤する機会が多いわけではないので、直接目撃をするという場面というのは実はほとんどございません。ただし、過去的に市民の皆さんからは、旧福祉センター周辺であったり、あるいは分庁舎周辺といったところで市の関係者が喫煙をしているというようなご指摘を受けたこともございますので、実際のところはそのような場所で喫煙をする市の関係者がいるのではないかとは認識をしております。直近の市民の皆様からのご指摘という部分であれば、昨年の8月になるのですけれども、今は解体をしておりますけれども、旧福祉センターの敷地内で複数の市の関係者が喫煙をしているという情報提供があったもので、既に空き建物となっているということで施設管理者がいないと、さらに周辺に灯油タンクがあるなど危険が想定されるという状況の中で控えたほうがいいのではないかというご指摘を受けまして、すぐさまこちらにつきましては全職員に対し喫煙をしないよう周知徹底を図ったという事例はございます。

再質問 伊藤俊喜

ありがとうございました。状況についてよく分かりました。冒頭質問しましたが、総務省から地方たばこ税を活用した屋外分煙施設等の整備を推奨する通知が出されています。砂川市におけるたばこ税の現状についてお伺いしたいと思います。

再質問 伊藤俊喜

では、砂川市におけるたばこ税がどれぐらい国から交付されているのかについてお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

市たばこ税の決算額ということでお伝えをしたいと思いますけれども、令和5年度の市たばこ税決算額につきましては1億……

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

国から市たばこ税が交付されているかということに関しましては、国から交付されるというものではないということで交付されているものはないということで、市たばこ税につきましては直接市町村で販売をする卸売業者等から納められるものということになっております。

再質問 伊藤俊喜

数字については所管に関わる質問だということでお答えができないということなのですけれども、最後の質問になります。屋外に喫煙所があった場合には喫煙者にとってはとてもありがたいオアシスみたいなものでありまして、喫煙しない人にとっては迷惑施設以外の何ものでもないということになります。しかしながら、役所の職員の方ですとか病院の職員の方々ですとかの喫煙者につきましては、さまよいながら雪の中でも雨の中でも大変に苦労しながら肩身の狭い思いをしながら、たばこ税を払いながら喫煙をされています。例えばこの先きちんとルールを守りながらたばこを吸う人と吸わない人が共存していくために、さらには路上喫煙を避けるためにも景観上の観点からも砂川市では分煙施設についてたばこ税を活用しながら整備するというのはいかがなものなのかということで、先ほど総務省からたばこ税を活用した屋外分煙施設等の整備を推奨する通知が出ているという話もさせていただきましたが、砂川市が入ってくる税収を活用しながら分煙施設を造るなど今後計画的に進めるのが望ましいのではないのかなと考えますが、今後についてお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

市たばこ税の部分でいきますと、こちらにつきましては目的税ではございませんので、一般財源に充てられるということで、その用途を自由に市が決めてもいいという財源になりますので、そういった意味ではたばこ税を分煙環境の整備に充てるといったことは可能だとは思っております。また、今ほどお話があった本年4月の総務省自治税務局長からの通知、こちらにつきましては健康増進法による規制が配慮義務にとどめられている屋外や路上での喫煙が増えるというようなことで受動喫煙の増加や吸い殻の廃棄による環境悪化というのが懸念される状況もあるというようなことでなされている通知でありまして、それにつきましては市たばこ税を活用した中でこれらを防止するために、駅前であったり商店街、公園などの場所において市町村だけでなく民間事業所が講じるものも含めて分煙施設の整備を進めていくことが有効であるというような通知の中身になっています。市町村にとりまして貴重な一般財源でありますので、こういった財源を活用して地方たばこ税の継続的かつ安定的な確保にも資するということで、例でいえば札幌の大通公園とかで喫煙所のニュースがございましたけれども、こういった人がにぎわう場所、市街地や駅前、公園での分煙対策を強くイメージしたものであるということで認識をしております。市役所敷地内も含めてですけれども、基本的には今は健康増進法の趣旨を尊重するような形で敷地内禁煙といった形についてはこれからも守っていかなければならないとは考えておりますけれども、市役所をはじめとした公共施設で勤務する職員、そして様々な施設に来庁、来館される方の中には当然喫煙する方が一定数いらっしゃいます。こうした方々が一定数いらっしゃるという状態で敷地内禁煙を実施していくということは、敷地内での受動喫煙をなくすというメリットがある一方で、今お話があったとおり、路上喫煙やポイ捨ての増加が懸念されるといった側面もございますので、市役所をはじめ公共施設につきましては多くの方が利用することも踏まえまして、分煙環境の整備あるいは方針といったものにつきましては受動喫煙防止対策を所管する部署を中心に、私ども総務部も含めて施設を所管する各部署が連携してそれぞれの施設における対応の整合性といったものも図りながら受動喫煙防止への取組と喫煙マナーの徹底に努めていく、また施策について検討していきたいと考えているところであります。

再質問 伊藤俊喜

分かりました。今後とも現在検討されているまちなか交流施設すないるを皮切りに公共施設のみならず、主立った公園なども対象となっていますので、分煙施設の可能性について検討をしていただきたいとお願いして、1点目の質問を終わりたいと思います。それでは、大きな2点目、消滅可能性自治体からの脱却について再質問を進めてまいります。この消滅可能性自治体の分析がニュースになったのは今年の4月であります。新聞をはじめ報道各社、それぞれ大きな扱いになったということは記憶に新しいと思います。その中で、やはり地元の砂川市が消滅可能性自治体に該当されていたということは私自身もショックでした。そして、市民の皆さんからも砂川市は大丈夫なのかというお声もたくさんいただきました。この消滅可能性自治体という言葉の持つ響き、これが衝撃的なものがあると思います。ある意味そういうレッテルを貼るというようなことについては少し怒りに近いようなものがあります。この分析をまとめた人口戦略会議の示す消滅可能性自治体は、先ほどちょっと話がありましたけれども、20歳から39歳までの女性の減少ということが大きな計算の根拠になっています。具体的には2020年から、先ほどありましたけれども、2050年までの30年間で20歳から39歳までの女性が50%以上減少する自治体のことを指しています。今回砂川市は56.2%の減少ということで50%を上回っているので、消滅可能性自治体となっておりまして、例えば隣の滝川市は49.6%で50%を0.4ポイント切っておりますので、消滅可能性自治体ではないという、そのレッテルを貼られないというようなことになっています。ちょっとした数値の差で評価が分かれるのは少し乱暴ではないのかなというような印象も持っております。ただ、それくらい厳しい状況に向かっていくのだということを認識しなさいよといういような、手を打たなかったらそうなりますよ、危機感を持ってくださいというようなメッセージ性がこの消滅可能性自治体というフレーズに込められているのではないのかなと思っております。そこでなのですが、前回10年前の2014年でも同様の分析がされており、中空知を見ますと10の自治体全てが消滅可能性自治体になっております。しかし、今回の発表では、先ほどの滝川市のほか、新十津川町、浦臼町の3自治体が消滅可能性自治体からの脱却と、外れているということになります。この10年で3自治体はどのような政策を講じたのか、特徴的な点について教えていただきたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

今お話のありました中空知管内10市町のうち3市町についてでありますけれども、滝川市は今お話があったとおり20歳から39歳の若年女性人口の減少率が今回の発表では49.6%、前回は60.0%と、新十津川町につきましては48.6%、前回が58.0%、浦臼町は45.2%、前回は68.8%ということであり、50%以上減少する自治体、いわゆる消滅可能性自治体から今回の発表、公表では脱却するといった形になっております。この間本市の担当者が各市町の担当者と情報交換をさせていただいておりますけれども、3市町とも脱却に至った要因の分析はしていないということでございました。ただ、特徴的な要因ということですけれども、3市町ともあえて言えば自然減はなかなか避けられないという状況の中で社会増減がマイナスにならないよう力を入れて、今継続している子育て施策、新十津川町さんについてはこれにプラスして移住、定住施策、住宅支援といったものも含めましてそれらの積み重ねの効果が少しずつ現れてきているのが要因の一つなのではないかと感じているというお話がありましたけれども、こちらについてはどこの自治体においても同様の施策といったものを講じているという部分もございますので、そういったものでは特に特徴的と言えるほどの中身ではないのかなとも思いますけれども、いずれにしましても他市の状況を比べますと似たような制度というのは確かにありますし、特別メニューとして他市町で行っていない施策を講じているといった例もそんなに多いわけではないと思っています。ただ、施策ごとにその助成額であったり対象者であったりといったところについてはそれぞれ幅を持たせた制度設計がされておりますので、そういったところで若年女性の方々にアピールできている点がもしかするとあるのかなとは感じております。

再質問 伊藤俊喜

この消滅可能性自治体から外れる、脱却するために20歳から39歳の女性を増やしていくという必要が、この分析でいけば必要になってくるとなります。そこで、実際に砂川は離れていっている人も結構いますので、砂川から離れていった人たちの意見というのが参考になるのではないのかなと思います。砂川市では若い人たちがどのような都市に流出しているのか、またその理由や若い人たちの願いみたいなものについて、恐らく政策調整課でまとめているのではないのかなと思いますが、分かる範囲で教えていただきたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

若年女性が砂川市から転出をしている、流出をしている理由やその方々の希望を把握しているかというようなご質問だと思いますけれども、国の住民基本台帳に基づく都道府県及び市区町村別の詳細分析表といったものがございまして、本市における令和5年中の若年女性の転出傾向といたしましては、札幌市への転出が73人と圧倒的に多く、空知管内への転出は全体で43人、そのうち19人が滝川市、6人が岩見沢市となっております。また、8人が東京都へ転出していることからも都市部への流出が目立っているというのが現状でございます。この点につきましては、全国的に消滅可能性自治体が生まれる背景といたしまして若者の都市部への流出と少子高齢化の進行が2大要素と言われていますので、砂川市においても同様の傾向であると考えております。若年女性が都市部に転出する理由というところでありますけれども、若年女性に特化したものではありませんけれども、本市におきましては令和4年度及び令和5年度末から令和6年度当初にかけて転入者、転出者に対するアンケート調査といったものも実施し、ご協力をいただいております。その中で、やはり転出理由として多いのは就職、転職であります。特に20代の方につきましては、都会で働きたいという思いや働き口の多さといったものから、就職をきっかけとして都市部へ転出しているケースが多くなっております。また、転出先は、都市部に限ったものではないのですが、結婚を契機に他市町村に転出をするという方も一定数いらっしゃいます。このほか転出理由として転勤という理由もあるのですけれども、こちらにつきましては人事異動等に伴う移動で転出者、転入者の人数が均衡しているものと想定されますので、それほど人口減への影響はないものとも考えております。女性の意見の把握という点では、総合計画策定時など市民アンケートや市民意見の募集、市民懇談会において意見聴取等は行っておりますけれども、女性に限定した実施といったものはしていないのが現状でございます。先ほどの転出者に対するアンケートでは、砂川市での暮らしで不満だった点などについてもお聞きをしております。買物が不便であるですとか、車のない方にとっては交通の便がなかなかよくない、あるいは住宅の条件として家賃が高い、働き口、娯楽施設、ファストフード店が少ないなどの意見が寄せられたというところであります。このような部分については、看護専門学校生とはここ3年間まちづくり懇談会を実施してまちづくりに対するご意見もいただいておりますし、あるいは子育てをするお母さん方とも市長が膝を突き合わせて、まちづくり懇談会ということでいろいろな意見をいただいているということで、こういったご意見の中にもこれから若年の女性が転出、流出を防ぐといった施策につながるヒントがあるのではないかとも考えておりますので、そういったことを参考に、また新たな施策についてもしっかりと知恵を出してこれから検討を加えていきたいと考えているところであります。

再質問 伊藤俊喜

砂川で生まれ育った子供たちが将来また砂川で働き、住み続けてもらうためにどうするべきかというために、カムバックサーモンではないのですけれども、進学で都市部に行った子供たちが多くを学んで、また力をつけて砂川に戻ってくる、また戻ってきたいと思わせるような施策の視点があってもいいのではないのかなと思っています。例えば砂川出身の大学生や専門学生が卒業後に砂川市に戻ってくると学費の奨学金を免除するような制度、補助するような制度、あるいは一度都市部で就職をして、Uターンをしてまた砂川市で就職するという若者に支援をする制度ですとか、また同じく一度都市に出かけて、再び砂川市に戻ってきて会社を起こして起業しようとする若者を支援するような制度、こういった地元に戻ってこられる可能性がある若者をサポートしていくという複合的な支援が必要ではないのかなと考えますが、こういった支援や施策を取り入れていく考え方についてお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

今ご指摘をいただいたとおり、砂川市においても平成8年には転入超過といったことがあったのですが、それを最後に転出超過が続いているということで毎年100人程度の社会減が続いております。年齢階級別にいいますと、先ほども若干触れましたけれども、高等学校卒業後の就職や進学、大学卒業後の就職に伴う転出に対しまして、UIJターン、就職等に伴う転入が減少傾向にあるということでございます。そのような中でそういった方々を対象とした施策はないかというようなことで、奨学金の貸与を受けて大学等を卒業後に地元の事業所等に就職した方に奨学金の返済の一部を助成するような、こういった返還支援型の制度であったり、あるいは一定の職種を目指すために市が大学等に進学する際に奨学金を貸し付けまして、資格を取得後に地元の資格を生かせる事業所等に就職した方を対象に貸し付けていた奨学金の返済を免除するといった返還免除型の制度を導入しているという自治体もございます。空知管内においても夕張や深川、芦別、栗山、こういったところで返還支援型の制度といったものが設立されておりますし、また北竜町では返還免除型といった制度も実施されているということであります。こういった取り組んでいる自治体における実績や効果であったり課題等についても調査をした中で、若者の定住促進策として、また一度進学等で転出した方々に地元にUターンしてきてもらうためにどのような施策が効果的なのかというような部分につきましては、全体の移住、定住促進策を検討する中でそういった視点も持って、より効果的なものというようなことでこれから検討を加えていきたいなと考えております。

再質問 伊藤俊喜

人口減少の克服をテーマに策定する次期の計画、第3期まち・ひと・しごと創生総合戦略についてですけれども、これは令和7年度に策定して、来年度、8年度からスタートするとお伺いしております。今後どのように進めていくのか、現段階での基本的な考え方、また人口減少に向かってどのような新たな施策を盛り込んでいくのかについてお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

第3期の砂川市まち・ひと・しごと創生総合戦略につきましては、今議員さんのお話のあったとおり、令和8年度から令和12年度までの5年間を計画期間として来年度、令和7年度から策定を開始する予定となっております。策定に当たりましては、基本的な考え方としまして第1期及び第2期の総合戦略の考え方も踏まえた上で、全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指す国のデジタル田園都市国家構想総合戦略といったものを取り入れた構想とする予定となっております。国のデジタル田園都市国家構想総合戦略における4つの施策の方向性であります「地方に仕事をつくる」、「人の流れをつくる」、「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」、「魅力的な地域をつくる」、こういった4点並びにデジタル実装の基礎条件整備としてデジタル基盤の整備であったり、デジタル人材の育成・確保、誰一人取り残さないための取組といった部分との整合性を図りながら策定を進めていくということになります。第3期砂川市まち・ひと・しごと創生総合戦略における人口対策といたしましては、引き続き子育てするなら砂川と思ってもらえるよう、生まれる前から子育て期まで切れ目なく総合的に子育て支援を実施するとともに、ずっと住みたい、これから住みたい、帰ってきたいというような安全、安心で快適なまちづくりの推進に向けて若年層の地域からの流出を少しでも防げるよう既存の施策のみならず、今は具体的に来年からの策定になりますので、こういった施策を新たに取り入れますといったお話はなかなかできませんけれども、子育て支援策の推進、地域活性化、雇用の創出など、本市の魅力を感じてもらう施策を展開できるよう、こちらについても全庁的に知恵を出し合いまして人口減少抑制と本市の魅力アップに向けて取り組んでいきたいと考えております。

再質問 伊藤俊喜

次の再質問です。今人口問題というのは東京一極集中、札幌一極集中となっておりまして、これはもはや地方というよりも国レベルの課題であるのかなと考えております。この課題を一地方に解決しろと求めるのもまた酷な話でありまして、また即効性のある解決策というのはなかなか見つけにくい、見つけられないものだとも思います。ただ、人口問題の最終的な根っこの部分というのは各市町村が各個別の施策で成果を問われるということになっておりまして、市町村の知恵比べというものが続いています。そういった意味で、私は飯澤市長が進める「子育てをするなら砂川」で行っている各施策については正しい方向性なのかなと思っています。昨年から取組を始めたばかりですが、これを契機にこれが呼び水になって目に見えた形で転入してくるというのは少し時間がかかるかもしれませんが、将来予測される人口減少のカーブが緩やかになってくるものだと期待をしております。最後に、消滅可能性自治体からの脱却に向けて全体を通した飯澤市長の考え、今後の方向性についてお伺いします。

答弁 市長 飯澤明彦

ただいまご質問のありました消滅可能性自治体からの脱却についての考え方ということでありますけれども、今ほど質問の中でいろいろやり取りがございまして、当市も当然のことながらというか、自然減、そして社会減の中から人口も減少傾向にございます。取組として、私も市長にならせていただいてから、「子育てするなら砂川」ということでキャッチフレーズのように、少子化に歯止めをかけるべく施策を講じてきたところでございます。自然減、人口減少の最たるものが子供の減少が第一だと考えてございます。先ほど伊藤議員もご指摘ありましたように、1つの自治体が、それぞれがやるということではなくて、国が責任を持ってもっと早くに手をつけて子供の減少については歯止めをかけていくべきだったとは思います。しかしながら、それを国の動きだけを見ながら指をくわえて見ているということにもなりませんので、私たちのまち、この砂川でもできることからまずは手をつけていきましょうということで進めさせていただいてございます。子育て支援策をいろいろ講じさせていただきました。医療費の無償化も拡大いたしましたし、給食費の無償化、それから本当に子育てしやすいような環境というところでもやらせていただいております。せんだって子育て支援センターのお母さんたちともお話をさせていただいた機会がございましたけれども、砂川の施策が充実しているから砂川に住むことを決めたと言ってくれたお母さんもいらっしゃいました。そういったことからすれば、やってきたことは間違ってはいなかったのかなとも考えてございます。また、先ほど転出する、社会減になりますけれども、若い女性の方々の札幌への転出が多い、またやはり都心部への転出が多いというのは、そこに就職先がないだとか、思うような就職先がないですとか、そういったところに要因もあるのかなとは思いますけれども、企業の支援、砂川市内の企業に元気になっていただくというのがまず取組をするべき方策だとも考えてございます。先ほどもありましたけれども、家賃が高いだとか、本当にいろいろあります。ならせていただいてから家賃支援も考えたりですとかしておりまして、また企業が従業員に対して資格を取る、そこの助成制度も充実をさせていただいているところでございます。まだまだ施策としては足りない部分はたくさんありますけれども、まちが存続していく元気というのは、まちの企業が元気でなければそこには人は張りつかないと私は考えております。さらに、砂川には砂川市立病院という、そこに勤務されている方々が1,000人を超える一つの企業がございますので、そこもしっかりと存続できるような、継続できるような形でまちづくりは進めていかなければならないと考えてございます。本当に少子化、そして人口減少を止める特効薬はないかと思いますけれども、一つ一つの施策で人口減少を緩やかなカーブにする、またさらには脱却に向けて積み重ねていく、そして砂川の魅力をもって砂川に興味を持っていただくですとか、砂川に来ていただく、そのような施策に向けて今後とも取り組んでまいりたいと、そのように思ってございます。

再質問 伊藤俊喜

ありがとうございました。こうした消滅可能性自治体というのは非常に衝撃的で厳しいものになりましたけれども、この分析結果が住みよいふるさと砂川を後世に残していくためにみんなで見直すきっかけになればいいのかなと思っております。今後とも引き続き人口減少対策の推進に向けて各種施策を積極的に取り組んでいただきたいとお願いをして、終わりたいと思います。

出典:砂川市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月12日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる