砂川市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月6日
(1)市職員による市税等の横領事案に対する対応等について/(2)職員倫理条例の制定等について
2022年12月6日、砂川市議会の一般質問で、武田真議員が「市職員による市税等の横領事案に対する対応等について」「職員倫理条例の制定等について」について質問し、総務部長 井上守、副市長 湯浅克己が答弁しました。
- 質問者
- 武田真 議員
- 答弁者
- 総務部長 井上守、副市長 湯浅克己
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 武田真
それでは、通告に基づきまして、私からは大きく2点について伺います。大きな1、市職員による市税等の横領事案に対する対応等についてであります。先般、市職員による市税等の横領行為が発覚し、当該職員は令和4年11月16日付で懲戒免職、さらには刑事告発等の準備も進められているところです。本事案に対する市民の怒りは当然であり、失われた信頼を回復するためには、多大な労力と時間を要するものと考えます。今後捜査機関による捜査及び地方機関による断罪が行われるとは思いますが、本事案については捜査機関による捜査とは別に外部委員等を加えた調査委員会等を設置し、本事案の関係部署だけではなく、全庁的な職員の法令遵守意識及び職務に係る倫理の認識等について、市が独自に調査・分析することも実効性のある再発防止策制定に必要であると考えます。また、本事案を踏まえ、既存の職員の人材確保方法、職員研修計画及び人事評価制度等についても抜本的な見直しを図る必要があると考えます。そこで、次により伺います。(1)全庁的な再発防止策の具体的な取組状況等について。(2)外部委員等を加えた調査委員会等設置の考えについて。(3)職員の人材確保方法、職員研修計画及び人事評価制度等の抜本的な見直しの考えについて。大きな2、職員倫理条例の制定等についてであります。職員倫理条例とは、地方公務員の倫理について規定した条例であり、倫理規則の制定、利害関係者からの接触等の制限や禁止、事業者等からの贈与等を受けた職員の報告、不当要求拒否義務、公益通報義務及び条例に基づき調査等を行う機関の設置等の項目から構成され、都道府県では北海道が平成9年4月3日に公布した北海道職員の公務員倫理に関する条例が初めてであるとされています。なお、平成12年4月1日の国家公務員倫理法施行以降、職員倫理条例を制定する自治体が増加しており、条例の名称については職員倫理条例以外にもコンプライアンス条例等、各自治体で様々です。砂川市においても、市職員による市税等の横領という前代未聞の不祥事を受け、失われた市民の信頼を回復するためにも早急に職員倫理条例を制定すべきであると考えます。そこで、次により伺います。(1)市職員の倫理の保持状況及び倫理の保持に関して講じた施策の状況等について。(2)職員倫理条例制定の考えについて。以上、第1回目の質問といたします。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
それでは、順次ご答弁申し上げます。初めに、大きな1、市職員による市税等の横領事案に対する対応について、(1)全庁的な再発防止策の具体的な取組状況等についてご答弁申し上げます。このたびの市職員による市税等の横領事案については、これまで積み上げてきた市民からの信頼を失墜させる重大な不祥事として厳粛に受け止めており、今後二度とこのような不祥事を発生することのないよう再発防止に向けた全庁的な取組を進めていかなければならないと考えているところであります。本事案の発生は、当該職員の公務員倫理に関する意識の欠如が大きな要因でありますが、組織的な業務遂行やチェック機能が十分に発揮されていなかったことも要因であると認識しているところであります。本事案の発生後には、市長及び副市長より全職員に対し事務管理体制、公金等を取り扱う場合の留意事項、綱紀粛正等について徹底を図り、事案が発生した部署においては直ちに会計処理に関わる管理体制の強化を図ったところであります。今後においては、このたびの不祥事での教訓を生かし、服務規程や公務員倫理についての意識を高めるための服務倫理研修及び管理監督者のマネジメント能力の向上を図るためのコミュニケーション研修や組織マネジメント研修など、職員研修の充実強化に取り組む必要があると考えております。あわせて、日頃から職場内の円滑なコミュニケーションを促進し、職員が上司に相談できる面談の機会を増やすなど、誰もが相談しやすい職場環境を整えること、不祥事の発生を未然、早期に把握、是正するための有効な仕組みである内部通報制度の導入に向けた検討も必要と考えております。このような取組を通じて、職員一人一人がより高い倫理観を身につけ、コンプライアンス意識の向上を図り、万が一にも不祥事を起こしてはならないという当事者意識を持つとともに、今回の事案のような不祥事がもたらす結果や影響の重大さを認識しながら、失われた信頼の回復に向け組織一丸となって再発防止に向けた取組を進めていきたいと考えているところであります。次に、(2)外部委員等に加えた調査委員会等設置の考えについてでありますが、本事案につきましては不祥事の発覚後、直ちに副市長を委員長とする職員懲戒審査委員会を開催し、市民部長を委員長とする調査委員会を設置した中で本事案の全容を把握するため当該職員への事情聴取や事実確認作業等の内部調査を行い、顧問弁護士に都度相談しながら対応を図ってきたところであり、事案発生の原因の解明や再発防止策についても協議したところであります。一部自治体においては、職員の不祥事が発生した際に公正、中立な立場から対象事案を調査分析するため、弁護士や公認会計士など有識者を委員とする外部調査委員会等を設置し、事務処理、組織体制、チェック体制、職員のモラル、相談体制、組織風土などの問題点の洗い出しや原因究明を行い、改善策及び再発防止策等について報告や提言をいただいている事例があることは認識しているところであり、調査研究を努めるとともに、今後講じていく再発防止策を実効性の伴うものにしていきたいと考えております。次に、(3)職員の人材確保方法、職員研修計画及び人事評価制度等の抜本的な見直しの考えについてでありますが、初めに職員の人材確保方法につきましては、平成21年2月に策定し、令和4年3月に改定している砂川市人材育成基本方針において、これからの時代に求められる職員像として、1、市民に信頼され、自律的に行動する職員、2、職員としての使命感を持ち、職務を遂行する職員、3、行政環境の変化に柔軟かつ的確に対応する職員、4、政策形成能力と職務に対する専門知識を持つ職員と定め、職員採用はこの職員像を目指し、人材育成を行う出発点と考え、砂川市で働くことについて様々な情報を積極的に発信し、行政を目指す優秀な人材の確保に努めるとともに、採用試験については知識重視の採用から、人物、適性重視の採用へ見直しを行い、実施しているところであります。次に、職員研修計画につきましては、先ほど申し上げた人材育成基本方針を効果的に推進するため毎年度作成しているものであり、業務を遂行する上で必要となる専門知識、技術の習得をはじめ、政策形成能力等の向上を図るための内部研修の実施のほか、自治大学校、市町村アカデミー、市町村職員研修センター等が実施する外部研修への参加により、職員の人格及び教養を高め、市民全体の奉仕者にふさわしい見識と実践力を養うよう、計画、実施しているところであります。次に、人事評価制度につきましては、地方公務員法に基づき、職員の能力開発を促進し、効果的な人材育成を推進するため、平成28年4月から導入しているところであり、各職員により求められる能力に違いはあるものの、全ての職員に求められる標準職務遂行能力として全体の奉仕者として高い倫理観を有し、責任を持って業務に取り組むとともに、服務規程を遵守し、公正に職務を遂行することができることを掲げ、能力評価の評価項目として運用しているところであります。このような取組により、これまで職員の人材育成を進めてきたところでありますが、このたびの不祥事を踏まえ、現在の取組やその効果について改めて検証するとともに、職員がより高い倫理観を身につけ、コンプライアンス意識の向上につながるためには何が必要か、何を改善すべきか、他の自治体における様々な取組事例を参考にしっかりと見直しに向けた検討を進めていきたいと考えているところであります。続きまして、大きな2、職員倫理条例の制定等について、(1)市職員の倫理の保持の状況及び倫理の保持に関して講じた施策の状況についてご答弁申し上げます。職員の倫理の保持の状況については、倫理に関する条例等が既に整備されている他の自治体においては、利害関係者との禁止行為の例外に関する届出の状況や贈与等の報告についての状況等に関して調査を行い、公表している事例もありますが、本市ではこれらの状況の把握は行っておらず、地方公務員法で義務づけられている人事行政の運営等の状況の公表により市の人事行政の透明性を高め、その公正性の確保を図ってきたところであります。次に、倫理の保持に関して講じた施策の状況等についてでありますが、入庁前の事前研修をはじめ、勤務年数や役職に応じ、地方公務員法を中心とした研修を実施し、職員の倫理意識向上に努めているとともに、年末年始やお盆の時期は全職員に対し綱紀粛正の文書を発出することで、市民から疑念や不信を持たれないような行動を求めるなど、個別の措置を講じたところであります。次に、(2)職員倫理条例制定の考えについてでありますが、既に条例を制定しております他の自治体の職員倫理に関する条例においては、主に職員倫理の原則、公益通報制度、不当要求行為に対する対策、贈与等の報告、第三者委員会の設置等が規定されており、職員の職務に関わる倫理を保持することで市民の疑念や不信を招く行為の防止を図り、公務に対する市民の信頼を確保することが目的とされております。また、国家公務員倫理法においては、地方公共団体に対し法の規定に基づく国の施策に準じて、倫理の保持のための必要な施策を講じるよう努めなければならないと規定されているところであります。本市においては、現在職員倫理に関する条例等を制定しておりませんが、このたびの不祥事の発生を踏まえ、失われた市民の信頼回復を目指す上では、不祥事の防止や違反行為等の抑止、チェックの仕組みづくりが不可欠であると考えております。これらの仕組みづくりは、様々な角度から検討が必要であり、多大な時間を要するものであることから、先進自治体の条例等について調査研究を行い、本市における公務員倫理の確立に向け取組を進めていきたいと考えているところであります。
再質問 武田真
それでは、順次再質問していきたいと思いますけれども、まず大きな1からなのですが、先ほどの答弁であったとおり、再発防止策にしっかり取り組むというお話だったと思うのですけれども、当然議会議員としても、場合によっては市民の協力を得ながら砂川市の行政の信頼回復に取り組んでいかねばならないと私も認識しております。まず、細かい部分で確認していきたいと思うのですけれども、関係部署における事務の改善については、既に社会経済委員会でも報告等を受けておりますので、それはしっかり対応されているのかなと思うのですけれども、まず全庁的な部分の改善ということで、先ほども答弁にもあったのですけれども、公金の取扱い、恐らく全庁的に現金を取り扱ったり公金を取り扱うという仕事があると思うのですけれども、この辺、公金の取扱いについて、今後具体的にどのような対応をされていくのかについて、まず確認したいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
事件、事故発生から、まず職員全員に対しまして、市長からの訓示、副市長から事務管理体制、公金を取り扱う場合の留意事項、それから綱紀粛正等についての徹底ということで訓示をしました。それから、事件が発生した部署においてはもちろん、それ以外にも会計処理に関わる管理体制の強化を図るべく通知をしたところでございます。記者発表もありましたけれども、11月17日に公金等を職員が取り扱う場合の留意事項の徹底ということで、副市長から全職員に文書、デスクネッツで庁内に発信をしております。中身については、6項目ほど項目を上げておりますけれども、もちろん現金領収証書を取り扱うときの留意事項であったりとか、レジスターがある部署もありますので、そういったものの直接現金を収納する場合の関係も訓示をしてございます。それから、私ども市の職員が各関係団体の事務局をやっていることも結構ありまして、準公金等の取扱いなんかもそれぞれ出納事務について単独で行うのではなく、複数名で行うということも訓示といいますか、通知をしまして、徹底を図っていただきたいという形でお話をしたところであります。
再質問 武田真
公金の取扱い、非常に重要な論点の一つかと思って、先ほど準公金のお話もありましたが、こういう事態が起きた場合、公金の取扱いについて整理するのは当然かと思うのですけれども、今のところ聞いた限りでは何項目かの通知等というお話だったと思うのですけれども、これは私思うに、もう少し具体的にきちんと内規等で整理されたほうがいいのかと思うのですけれども、それらについて、そうした内規等の整理をする予定があるのかどうかと、もう一点、今般の事例で、公金の取扱いに問題があったというのは当然のことなのですけれども、今後捜査でも明らかになるのかとは思うのですが、公文書の取扱い、極めてずさんな点が幾つかあったと私は認識しているのですけれども、当然公金の取扱い以外の公文書の取扱いについてもきちんと整理すべきかと思うのですが、この辺、先ほどの答弁では公文書の取扱いはなかったところだったのですが、これもどのように整理されていくのかを、この2点、まず伺いたいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
公金の取扱いに問題があったということで、この事件が発生してしまいましたけれども、事件の経過は方法の中に非常に稚拙という形もありまして、現金に直接携わる者が現金を直接着服してしまったということでして、昨今の全国的に事件が起きているような非常に巧妙な方法ではなくて、非常に短絡的なものでありますので、逆に言えばその防ぐ方法というのは、それぞれの倫理観に委ねられるところも多くあるのですけれども、かといって事件が発生してしまいましたので、それをそのまま見過ごすわけにもいきませんので、現金の管理につきましては複数名等で行うという形で、細かいところは今回ここで紹介しませんけれども、通知をしたところであります。それで、それに関するマニュアルですとか要綱ですとかというものにつきましては、今後どういったものが必要なものかについてつくっていかなければならないのですが、現金領収証書の現金分任出納員という形の職務はもともとございまして、そこは一定程度決まり事はつくられてございます。職員百九十数名おりますけれども、現金分任出納員の発令をしている者は庁内、庁外も含めて50名弱、47名だったかおりまして、それは総合体育館ですとか公民館ですとか、そういうところも含めまして、またごみ処理ですとか、そういうものは現金分任出納員という形でおりますので、そういった者については今一定の決まり事の中で動いてございます。それよりも、もう少し必要なものがあるということであれば、今後整備していかなければならないと考えております。それから、公文書の改ざんということも見受けられるのでないかというご指摘もありました。こういったものも、私ども公文書の中で仕事をしておりますので、これを改ざんといいますか、改変しますとか、そういうことであれば、非常に重大な事件が起きますけれども、こういった事件が実際に起きてしまいましたので、今後どのような方法がいいのか検討していかなければならないと思っております。
再質問 武田真
何かと役所は文書主義だとやゆされるところでありますけれども、文書が一番重要な部分だというのは変わりませんので、今般の事件、恐らく今後いろいろな情報が出てくるとは思うのですけれども、公文書の取扱いについてはしっかりやっていただきたいと思います。あとは、公金の管理については、今後何か進めていくという考えだと思いましたので、しっかり内規、マニュアル等を整備していただきたいと思います。(2)の外部委員を含めた調査委員会ということでありますけれども、答弁でもあったとおり、こういう事件が起きますと、有識者を入れた委員会等を設置するのが定番の流れなのですけれども、今般調査委員会、市でも独自に設置していると伺ったのですが、具体的に聞き取れない部分もあったので、具体的にどのような調査メンバーで、どういうスケジュールで進めていくのか等、もう少し具体的な点の部分について伺いたいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
外部委員等を加えました調査委員会の設置の考えということで、10月27日の不祥事が発覚後、それぞれ連携もありましたけれども、内部調査をしながら、一方では警察との連携、それから顧問弁護士との連携もしながら、できるだけ早く総務部総務課内で調査もしながら、現場とは情報提供いただきながら、また元職員とのコンタクトも取りながら進めてまいりました。その中で、外部委員の必要性があったかどうかというのは、今後といいますか、どこまでが必要かということは考えていかなければならないことでありますけれども、現在人材といいますか、外部機関ですね、そこのところに顧問弁護士等々がいるものと、弁護士や会計士さんというのは有識者の委員も入れなければいけないということもあるのですけれども、人材の不足ということもございまして、市内にそういった方が多くおられないということもありますので、こういった事件が起きたときに迅速な対応ができるのかどうかということも含めて検討していかなければならない問題なのかと思っております。ですので、メンバーにつきましては、弁護士、公認会計士などの有識者の方を委員に入れたいと思っております。今回の調査委員会は、市民部長を委員長とする調査委員会を設置してございます。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
申し訳ございませんでした。スケジュール感ということもありまして、10月28日の発生からここまでいろいろと調査してきましたけれども、今後なるべく早い段階で……〔何事か呼ぶ者あり〕調査委員会のスケジュールですね、すみません。市民部長を委員長とする調査委員会の設置は、事件発覚後、直ちに調査委員会を設置しまして、11月14日でしたか、それまで懲戒審査委員会がありましたので、それまでの報告をもって調査を完了したといいますか、一段をつけたという形になっています。
再質問 武田真
そうしますと、市民部長を中心とした委員会については、もう現在解散して機能していないということなのかの確認と、私としては外部委員会にはこだわりがないと言ったら変な言い方なのですけれども、要はその調査に公平性、中立性を担保できれば、どのような形式でも私は正直構わないと思っているのです。再発防止の背景と、分析ができればそれで別に構わないと思っているのですけれども、その辺しっかり、解散したのか、もしかしたら一時休止なのかは分からないのですけれども、調査委員会の役割として、事実関係を確認して終わりなのか、例えばそうした背景を分析する役目等はどうなのかという点について、もう少し詳しく伺いたいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
懲戒審査委員会が事実確認のための部長を中心とした調査委員会でございますので、事実確認ができた段階で一定の段をつけたということで解散してございます。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
事実確認をするというのが役割ですので、それが終了した段階で役割は一旦その段は終わっているということで解散してございます。
再質問 武田真
繰り返しになるのですけれども、私外部委員会を必ず設置せいと言っているつもりではないのです。要は、先ほども言ったとおり、公平性と中立性を保ちながら状況を分析できるような調査があれば、どのような形式でも私は構わないという話なのです。今の答弁だと、事実関係調査して、おしまいですよということになりましたら、事案の背景等を細かく私分析するのは難しいし、私自身の経験で、こうでないか、ああでないかとは言えるのですけれども、それは今はやりの言葉で言えば、それはあなたの感想ですよで終わってしまうのです。そうならないためには、ある程度客観的な事実というのを把握しないと、通告に書いているとおり実効性のある再発防止策策定にはなかなかならないのかと思うのです。この辺、もう少し実効性のある再発防止策を考えるのだということであれば、もう少し深掘りした調査分析というのが必要であって、それが外部委員を加えた調査委員会なのか、市独自の調査委員会、外部の顧問の弁護士の方を入れた調査委員会なのかどうかは分からないのですけれども、この辺もう少し具体的に説明していただきたいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
事件発生から、事実関係をつかむために市民部長を委員長とする調査委員会を設置しまして、その事実関係をつかんだ中で懲戒処分をしたと。これについては、懲戒処分をするための委員会でございまして、私勘違いをしました答弁をしてしまいましたけれども、本来は事件の原因究明のための外部の意見という形のご質問かと思いますけれども、その問題の洗い出しですとか改善策、再発防止策を外部の方の意見も取り入れながらしていかなければならないということにつきましては十分理解をしてございますけれども、前段私もお話をしましたけれども、なかなか弁護士ですとか公認会計士さんですとかという方が数多くおられていないこともありまして、それからこういった事件はどうしても事件が発生してからの動きとなりまして、懲戒処分の部分まで行き着きましたので、今後そういった方たちが必要なものかどうかも含めまして、他市の状況も見ながら研究していきたいと思ってございます。
再質問 武田真
なかなか微妙にかみ合わないと思うのですけれども、かみ合っていないのですけれども、私2回目の質問でも道庁の倫理条例の話をしたと思うのですが、私当時その中にいた当事者の一人として、いろいろ当時の状況を見ているのですけれども、条例制定前に、私の記憶では全職員に対するアンケート調査を実施したのです。細かい話は当然覚えていないのですけれども、記名式のアンケートで、私記憶にあるのは自由記載欄だけ記憶にあって、忌憚ない意見をという欄があって、それに組織の風土が悪いと、風通しが悪いということを書いた記憶があって、それについて上司と議論した記憶があるのです。それで、そこだけ覚えているのですけれども、それが条例制定前の大体平成8年頃だったと思うのですが、要は先ほども組織風土の改革という話もあったと思うのですけれども、それはどうも分からないのです、我々議会議員から、外からはですね。要するに中の人たちがこの辺しっかり議論したり情報を集めた上で客観的な、外からこうだと言われるのでなくて、しっかり中の人たちの議論の中でこう改善したらいいのでないかという役割が内部の調査とか内部の委員会。今私が例に挙げた外部委員会等は大体そのような形で、弁護士、有識者等を入れた中で運営されて、そして実効性のある防止策をつくっていくという形でありますから、私何度も言いますけれども、実効性のある調査委員会ができるのであれば、別に形にこだわっているわけではないので、これは先ほどの答弁でありましたけれども、組織の風土、風通しのよさをよくするということであれば、この辺はしっかり現時点で内部調査でできることというのは幾つもあると思うのです。わざわざ条例をつくって、弁護士や会計士を入れてやれとまで私は言うつもりはないのです。あったらいいという話で、できることをまずやってほしいというだけの話なので、私の気持ちが通じているかどうか分からないのですが、しっかり内部の現状の職員の一人一人の声も私聞きたいと思っているのですけれども、この辺どのように反映させていくのかと。実効性のある調査をして、そしてさらに実効性のある防止策をつくっていくために私は不可欠なプロセスの一つだと認識しているのですけれども、この辺どのように認識されているのかをいま一度伺いたいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
事件発生から顧問弁護士さんにも都度相談しながら対応してございました。大きく外部委員会をつくるのではなく、まず内部でその組織をつくりながら原因究明をしなければならないのではないかということでございますので、そういったものを今後も発生してほしくはありませんけれども、発生した場合については迅速かつ正確に事務処理をしていく中で、そういった顧問弁護士さんですとか警察ですとかという形も取り入れながら再発防止策のための調査をしていきたいと思ってございます。
答弁 副市長 湯浅克己(副市長は2023年3月まで)
私からもご答弁をさせていただきたいと思います。今回の事件に関しましては、まず早急に内部で調査委員会を立ち上げをいたしまして、事案の全容の把握をさせていただきました。その中では、当該職員の聴取等も行ったところでありまして、それに基づきまして懲戒処分を行ったという手続を取っております。議員おっしゃられる今後の部分だと思います。ですので、他の市の状況等を見ますと、その後内部調査委員会のようなものも立ち上げて、それらの分析等と、分析を行った結果の再発防止策を講じているところもございます。今回の事案につきましては、事案の内容が若干単純なところもございます。そのような部分も含めまして、原因の解明は一定程度はできたのかと思います。問題は、再発防止策という部分でありますので、こちらにつきまして職員の倫理観という部分もあろうかと思いますけれども、事務の取扱いの状況でそれらは防げなかったのかという部分もありますので、それらを含めながら、調査委員会という形については、今この場ではお話しできませんけれども、十分今回につきましては再発防止策をどのような形で取るのか。それが職員の中でどういう形の中で共有できるのかも含めながら対応を図っていきたいと思いますので、そちらについてはご理解を賜りたいと存じます。
再質問 武田真
私の趣旨としては、繰り返しになりますけれども、組織にこだわっているわけではないのです。実効性のある対策を取るために、具体的な調査と分析が必要でないかという趣旨でありましたので、今の答弁で了解といたします。続きまして、(3)ですが、どのようなスケジュール感でやっていくのかというのが重要な点かと思うのですけれども、当然人材確保方法は今年度はもう終わっているのですけれども、研修計画あるいは人事評価制度というのは恐らく来年度に向けていろいろ直していくのかと思うのと、人材基本方針ですか、昨年度の3月に改定されたばかりですけれども、これについても恐らく今般の事案を受けて幾つか修正等をせざるを得ないのかと私は思っているのですけれども、この辺来年度に向けてこうした研修計画、あるいは人事評価制度をどのように見直していくのか。もし予定等があれば、あるということで伺いたいと思うのですけれども。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
人材育成基本計画につきましては、大きな柱4本という形でつくってございまして、その中に職員の研修計画であるとか、28年からは人事評価制度を導入してございます。人事評価制度も能力評価の中に服務規律を遵守する、それから公平に職務を遂行することができるかどうかという形の項目は各職員に同じく求めてございますので、そこのところは見直すというよりも、重点的に捉えていかなければならないとは考えておりますが、それらを含めまして、今現在人材育成基本方針であるとか人事評価制度を直接見直しをするということまで必要なのかどうかも検討する時間もありませんので、今後必要であれば考えていきたいと思ってございます。
再質問 武田真
私としては、6月定例会でもコンプライアンスの話とかをしたと思うのですけれども、そのときは基本的に外部からの攻撃からどう守っていくのだと、職務の公平性を、公正性をどう守っていくのだという趣旨で、そのときも倫理条例の話とかもした記憶があるのですけれども、残念ながらこのような事態になったということで、当時質問したときには水面下でこのようなものが進行していたということであります。私の考えとしては、研修等を今般の事案を取り入れた形で何らかの形で修正せざるを得ないのかと。それは、今年度に行うのか来年度に行うのかは分からないですけれども、何か問題が、それこそ先ほどの調査ということを含めて何か根拠がないと直せないのです。ですから、ただの感想でいろいろ重大な職員の育成等に関わるようなものをあれこれ言うのは、私自身もおかしいと思っていますので、それは客観的な分析等をしなくてはいけないものですから、(2)と(3)というのはつながっているということで、分析を通して、こういう問題があるならこのように改革していくのだというのは、仕事の通常の流れかと思いますので、これはぜひ、なかなか深掘りしても答えは出てこないような気もするのですけれども、(2)(3)と連携をしながら、調査、分析、そしてそれを既存の研修計画、人事評価制度にどう反映していくかという視点でぜひ取り組んでいかなければ、その事件でこれで終わりですということにはならないわけでありますから、これはどう再発防止策につなげていくかという基本になってくる部分ですから、ぜひその辺は仕事の基本を踏まえた取組を私はしていただきたいということで、もう時間もありませんので、これは要望ということで終わります。大きな2に移りたいと思います。倫理条例ということで、これも今言ったとおり6月定例会でも、現状大きな不祥事があるわけでないので、そこまでは必要ではないという話を私そのときしたと思うのですけれども、残念ながら起きてしまったということで、倫理条例の制定を含めて検討していかなければならないのかという意識から伺っております。当然この問題、市役所だけで解決だということには私はならないと思っております。議員、議会と、あとは市民の協力も得ながら、しっかりと信頼のある行政というのを確立しなければならないのかなというのが私の考えであります。そこで、既存の倫理の保持の状況、倫理のこうした施策ということで、自治法上いろいろ公表義務のあるということで、それは公表しているということなのですが、当然先ほどの、また戻ってしまうのですけれども、研修等は恐らく今般の、先ほどの倫理の保持に関して講じた施策ということでコンプライアンス研修とかしているというお話だったと思うのですけれども、当然これは変わらざるを得ないのかと思っています。それは、来年すぐ実施するのか、今後検討していくのか分からないのですが、それは当然今行われている倫理等の研修についても恐らく変わっていくのかと思うのですけれども、その辺の考え方について、まずお伺いしたいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
倫理の保持に関した施策という形ですね、今後どのように変わっていくのかということだと思いますけれども、まず一番最初は入庁時に事前研修を行いながら、当然志望動機の中にも市民の公僕として働きたいということもあります。それから、その後は勤続年数ですとか役職に応じたものとして、人事評価制度ももちろんありますけれども、それぞれ責務というのですか、掲げる目標も出てくると思いますので、そういった中で倫理観を高めるといいますか、より強固なものにしていくということはございます。それから、対外的なものといいますか、庁内の共通の意識としましては、1回目のご答弁でもしましたけれども、年末年始の綱紀粛正の文書、それからそれが数が少ないということであれば、今後は多くしていかなければならないこともありますけれども、そういったことで市民からの疑念や不信を持たれないようなものについて、どういったものがあるのか、他市の状況も含めながら考えていかなければならないのですが、研修もそれらの部分については随時高める部分でやっていかなければならないというのは、このケースが発生しましたので、改正、改定をしていかなければならないので、それは今後そのように改定をしていきたいと思ってございます。
再質問 武田真
さすがに私も研修の中の細かい部分については口出せないわけですから、しっかり状況を把握しながら対応していただきたいと思います。職員倫理条例なのですが、それは6月定例会にもお話をしていたとは思うのですけれども、今般こういう状況でありますから、私も含めてだと思うのですけれども、議員の皆さんもこの件について、恐らく大きな市民からの問合せなりを受けたのかなと想像します。もしかしたら、お叱りだったのかもしれませんし、激励だったのかもしれませんが。そういうことで、議会として何ができるのだということを考えていきますと、私はこういう形で政策として提案せざるを得ないのかと思って出しているわけであります。先ほどの答弁では、いわゆる内規ですか、内部の規律ということで恐らく様々な施策を打っていくのかと思うのですけれども、それについて、具体的にどのような内規というか、内部の統制の部分、具体的な内容について、まずお伺いしたいなと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
答弁にお時間をいただきまして、大変申し訳ございませんでした。今般の不祥事を踏まえまして、改めまして職員には全体の奉仕者として常に公正な職務の執行に当たらなければならないであるとか、法令の遵守であるとか、市民の福祉に資するであるとか、本来市の職員として備えなければならない服務の基準につきまして、職員に公務員としての自覚をより一層促すよう、職員の倫理行動基準などを定めるなど、明文化についても検討していきたいと考えているところであります。
再質問 武田真
しっかり行動基準等を明文化していくという考え方だったと思うのですが、それはあくまでも恐らく内部的な基準で定めていくのかと理解したのですけれども、私自身内部だけの規範だけではいろいろ限界があるかと考えております。例えば不当要求に関するものに対して、防止するためには市民の努力といいますか、理解も私は必要だと思うのです。市民側もそういうことをしないのだという形のことを理解してもらうのは必要ですし、先ほど最初の答弁で、公益通報、内部告発ですか、通報のシステムの話、導入するという話、検討するということを私は伺ったのですけれども、内部通報だけなら内部の基準だけでもいいのかと思うのですけれども、例えば何らかのことを知った市民の方が、では通報するのだということになった場合、内部の基準だけではそれはどうにもならないのだと思うのです。通報した人の権利義務はどうなるのだという、その保護とかも考えなければならないので、そうなると内部の基準、内規だけでは私は対応できないと思うのです。そうした意味で、要は例えば外部の通報、取扱い、あるいは不当要求に対する大綱ということを考えていけば、内部の基準だけでは難しいのかと思うのですけれども、この辺の認識についてどのように考えているか伺いたいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
今外部の方からの通報ということで、公益通報のことでないかと思います。公益通報に関しましては、外部の方もおられるということで、条例化をされているところが市町村としては多いのですけれども、外部通報の部分、この部分だけを切り取って条例化をするということではなくて、それら全体の、このご質問の職員の倫理条例なんかの形の一部といいますか、入れ子になると思いますけれども、そういったものも全体として考えていかなければいけないのですが、全体的な形でこれまでの答弁申し上げてございますけれども、人材の部分、市内にそういう方が有識者がおられないということもありまして、そういったものが全国的なものも含めまして、どの程度のものが必要なものかも、今回の不祥事の件がありましたので、改めて研究していきたいと考えてございます。
再質問 武田真
こうした条例は、全道各地にあるので何か所か私も調べたのですけれども、一番身近なところでいえば、お隣の滝川市も不祥事あって、倫理条例という名称ではないですけれども、職員の公正な職務の執行の確保に関する条例というのを制定したのですが、内容的にはこれまで私の述べた倫理条例等の内容に合致したような条例なのですけれども、その条例の概要版を読んでみたのですが、ここに重要な部分というのは、先ほどから私何度も繰り返していますけれども、職員の責務だけではなくて、市民の責務もきちんと明文化されているのです。市民の果たすべき役割として、法令の遵守、倫理の保持について理解と協力を市民にもいただくということと、当然その不当要求についても、こういうことをしてはいけないのだということを市民の責務としてきちんと明確化しているわけです。行政の職務の執行の確保という点については、市役所だけで完結するものではないですし、市民の協力あるいは議会議員等の協力の中でこういったものが私は確立されていくのかと思います。そうしますと、いわゆる内部の基準、内規という形で切り捨てることに私は意味がないとは思っていないのです。ただ、先ほどの公益通報の部分もそうですし、外部の人の協力を得るためには、内規というものではなくて、法規違反としては条例という形でしっかりと位置づけ、その名称はこだわらないのですけれども、そういったものを含めた中でしっかりと職員の倫理、職務の適正な執行に資するような仕組みづくりという意味では、法形式としての条例というのは恐らく最適の考えかと私は思うわけであります。すぐにはできない、準備もあるでしょうけれども、できることからやっていって、さらに私としてはこの条例という形、名称はこだわらないですけれども、しっかりとした市民の協力、市民の責務というものを含めた中で、そして外部の通報も含めて、権利、義務も保護できるような形の法形式というのが恐らく最終的な考えかと思うのですが、この認識について改めてお伺いしたいと思います。
答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)
倫理条例のことで、お隣の滝川市の例も今ご紹介ありました。この件があってからということもありますけれども、全道の状況も調べてみましたが、全道では6市ほど条例を制定されているということでございます。職員の不祥事という形でスタートはつくられてきたのかと思います。その条例の中に公益通報もあり、不当要求の件も中に網羅されてつくられてはいるのですけれども、まずどの辺のものがマッチできるのか、どこから手をつけていけるのか。その条例制定に行くまでには相当整理しなければならない問題、課題というのはあると思いますので、この事件発生してからここまで約1か月ちょっとぐらいかかっていますけれども、今後もどういったものがマッチするのかを研究していきたいと思ってございます。
再質問 武田真
誤解がないとは私も思っているのですけれども、事件は事件として、それは司法による手段が行われるわけですから、それにさらに我々議員がそのことについてどうのこうの言うということはないと思うのです。それを受けて、では再発防止をどうしていくのだということと、失われた信頼を回復するためにどうするのだということで、今般の件を受けて我々打診も含めて多くの議員が恐らく市民から様々な声をいただいていると思っているわけであります。責めるのではなくて、政策の提案ということで今回私は倫理条例というのが恐らく最終的な解決になるということで提案をさせていただいているわけであります。何かを断罪するとか、そういうつもりではないということを理解していただきたいということと、信頼回復のためには、市もそうですし、市民の協力も得ながら議会議員としてもしっかり役割を果たしていきたいという趣旨であります。そういうことでありますので、調査研究とはいわず、しっかり今般の件を受けてできることから始め、特に公益通報は恐らく非常に有効な手段だと私は思っています。というのは、私自身も公務の経験があったのですけれども、道庁不正のとき、そういう手段があれば恐らくあそこまで大規模な不祥事にはならなかったのかと時々昔を思い出して思うわけです。当時処分された職員の方は数千人単位なのです。上から下までいろいろ悪さをしていたと。言葉は悪いですけれども、悪さといいますか、不正な会計あるいは官官接待の費用を捻出するために不正な会計を操作したということで、上から下まで倫理に欠けているという状況で数千人単位の職員が処分されたと。当時若手の間でもおかしいのでないかという話もあって、ではどこに通報するのだといっても、どこにも通報先がないのです。そもそもそれを監督するような部署も不正をやっているような状況で、なかなか道もないという状況で、公益通報制度というのは恐らく大きな抑止力になるのかと思いますので、それをしっかり踏まえた上で再発防止、そして信頼回復のために市民、議会で協力しながら対応していきたいということで、しっかりやっていただきたいということを要望して、私の一般質問を終わりたいと思います。