みんなの議会

砂川市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日

(1)ふるさと納税を活用した医療・介護・福祉の従事者等への応援について/(2)地域貢献活動等を要件とした市職員の副業解禁について

2022年9月13日、砂川市議会の一般質問で、武田真議員が「ふるさと納税を活用した医療・介護・福祉の従事者等への応援について」「地域貢献活動等を要件とした市職員の副業解禁について」について質問し、総務部長 井上守が答弁しました。

質問者
武田真 議員
答弁者
総務部長 井上守

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 武田真

それでは、通告に基づきまして、私からは大きく2点について伺います。大きな1、ふるさと納税を活用した医療・介護・福祉の従事者等への応援についてであります。新型コロナウイルスによる道内の新規感染症数は、9月1日現在減少傾向に転じたものの、依然として病床使用率は高水準で推移しており、減少は見通せない状況にあります。砂川市においても、市立病院では診療制限が行われるなど、新型コロナウイルスによる医療の逼迫は身近で現実の問題となっています。また、市立病院については、中空知2次医療圏唯一の感染症指定医療機関としての対応もあり、負担が集中しています。同様に市内の介護福祉施設においても、従事者等は様々な困難の中、業務に従事している状況にあります。そこで、新型コロナウイルス対策の最前線において、経済的にも心理的にも負担を強いられている医療・介護・福祉の従事者等に対するふるさと納税を活用した応援について、次により伺います。(1)ふるさと納税の現状等について。(2)ふるさと納税、企業版ふるさと納税を含むを活用した医療・介護・福祉の従事者等への応援の考えについて。大きな2、地域貢献活動等を要件とした市職員の副業解禁についてであります。地方公務員は、地方公務員法により任命権者の許可を受けなければ、報酬を得て、いかなる副業、営利企業等の従事をすることが制限されています。しかし、近年全国の自治体において、公益性が高い地域貢献活動等であることを要件として副業を解禁する動きが活発化しており、道内においても農業、水産業等の地域産業を支援するため、副業を解禁している自治体が増えている状況です。こうした副業の解禁は、本市における農業等の深刻化する担い手不足への対応や職員のスキルアップ等も期待できることから、地域貢献活動等を要件とした副業の許可基準の明確化等について検討すべき時期に来ているのではないかと考えます。そこで、次により伺います。(1)道内の地域貢献活動等を要件として副業を解禁している自治体の状況等について。(2)市職員の営利企業等の従事許可状況について。(3)地域貢献活動等を要件とした副業の許可基準等の明確化の考えについて。以上、第1回目の質問といたします。

答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)

それでは、順次ご答弁いたします。初めに、大きな1、ふるさと納税を活用した医療・介護・福祉の従事者等への応援についての(1)ふるさと納税の現状等についてでありますが、当市のふるさと納税は、ふるさと納税制度が始まった平成20年度より砂川市とのつながりを大切にしていただきたいという趣旨の下、東京砂川会総会などで当市にご縁がある方を対象に制度のPRを行い、平成23年度からはふるさと応援寄附金推進事業として、寄附に対する謝意を表すため、寄附金額に応じ1事業者の2品目を返礼品として寄附者にお送りしているところであります。平成26年10月からは、全国から幅広く砂川市を応援していただけるよう、事業内容を大幅に見直し、民間ポータルサイトを介し寄附を受け付けるほか、クレジットカードの利用ができるよう利便性の向上を図るとともに、返礼品を17事業者、28品目に増やすなど、以降様々な取組を進め、事業内容の充実に努めてきたところであります。また、平成30年度にはこれまで1社のみであった民間ポータルサイトを10社へ増やすことにより、さらに寄附しやすい環境を整えたところであります。このような中、令和3年12月からは民間の技術及び知識を活用し、返礼品を通して当市の魅力及び特産品をより広くPRすることで寄附者の増加を図るため、寄附採納及び返礼品提供事業者への発注業務等を民間事業者へ委託したところであります。その結果、令和3年度には寄附件数は1万1,000件を超え、寄附金額も5億2,896万8,000円となったところであります。今後につきましても、民間ポータルサイトをさらに15社に増やし、寄附者がより利用しやすい環境を整備するとともに、農産物や日用品などの新たな返礼品を加えるなど、9月1日現在、29事業者、271品目の返礼品を用意し、本事業を進めているところであります。また、企業は寄附を通じて地方公共団体の行う地方創生の取組を支援した場合に、法人関係税の控除といった税制上の優遇措置が受けられる制度である企業版ふるさと納税についても第2次地方創生総合戦略に位置づけ、必要となる地域再生計画については本年3月31日に国から認定を受け、企業からの寄附金を受け入れる体制を整えたところであります。次に、(2)ふるさと納税を活用した医療・介護・福祉の従事者等への応援の考え方についてご答弁申し上げます。当市では、令和2年度に新型コロナウイルス感染症の感染リスクがある中、感染症対策に必要な体制の構築に努めながら、平時より厳しい最前線で事業を継続している医療機関等への支援などに活用させていただくことを目的に、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施いたしましたが、寄附金に対する返礼品を設定しなかったこともあり、目標とした100万円には達成しない62万3,000円となったものでありますが、寄附金は感染症対策として日々最前線で感染予防活動に奮闘しておられる市内の高齢者、障害者入所施設や通所施設、病院、診療所、歯科、柔道整復院、鍼灸院、調剤薬局などに対する慰労金の一部として活用させていたところであります。ふるさと納税は、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域、またはこれから応援したい地域への力になる制度であり、さらには税の優遇制度を受けられることから、制度開始以来増加の一途でありますが、寄附に至る動機の多くは各種の寄附に対する返礼品が目的となる傾向が強く、当市においても返礼品の充実を図るとともに、取り扱うポータルサイトを増やすなど、魅力の向上を図ってきております。現在は、ふるさと応援寄附金の使い道としては、広くまちづくり全般に活用することを目的としたまちづくりへの活用をはじめ、子育て支援、高齢者福祉への活用、教育環境の整備への活用、市立病院の整備への活用といった4つの目的を定めて寄附金を募っておりますが、全国的にもふるさと納税を活用した医療・介護・福祉の従事者等への支援を目的とした寄附金を募集する団体も増えてきている状況が見られますので、これら個別の使途の活用も含め、ふるさと納税の活用については検討してまいりたいと考えております。続きまして、大きな2、地域貢献活動等を要件とした市職員の副業解禁についてご答弁申し上げます。初めに、(1)道内の地域貢献活動等を要件として副業を解禁している自治体の状況等についてでありますが、公務員の副業、兼業につきましては、地方公務員法第38条において、職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利企業の役員等を兼ね、もしくは自ら営利企業を営み、または報酬を得ていかなる事業もしくは事務にも従事してはならないと定めております。これは、職員の職務専念義務や公正な職務執行、公務の信頼確保の趣旨から許可制が採用されているものであり、本市においてはその趣旨にのっとり、職務上能率低下を来すおそれがないこと、従事する企業等が人との間に相反する利害関係がなく、職務の構成を妨げることがないこと、職員の職務の品位を損ねるおそれがないことの3点の確認し、副業、兼業の従事許可を行っております。ご指摘のとおり、公務員の副業、兼業につきましては、平成29年に神戸市が地域貢献を目的とした独自の制度をつくったことを契機に、全国の自治体において公益性の高い地域貢献活動等によることを要件として、副業、兼業を解禁する動きが活発化しており、道内においても同様の動きがあることを承知しているところであります。ご質問の道内自治体の状況につきましては、正確な情報は公表されておりませんが、令和元年11月から渡島管内鹿部町、令和4年4月から十勝管内の新得町、池田町、空知管内の沼田町、後志管内の共和町、令和4年6月からは日高振興局において地域団体などの有償ボランティア、スポーツや文化関連の指導者、農業や漁業等への人手不足解消のため、条件つきで副業、兼業を解禁していると把握しているところであります。次に、(2)市職員の営利企業の従事許可状況についてでありますが、従事許可状況につきましては令和3年度において市役所が140件、市立病院が315件、合計455件となっております。許可の内容につきましては、市役所では衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査における投開票事務への従事、市立病院では他医療機関への医師の派遣、各種団体の派遣講師が主なものとなっているところであります。次に、(3)地域貢献活動等を要件とした副業の許可基準等の明確化の考えについてでありますが、まず公務員の副業、兼業の許可基準といたしましては、平成31年3月に国から発出された通知において、兼業時間数が週8時間または1か月30時間を超えるとき、また勤務時間が割り振られた日において1日3時間を超えるときのほか、兼業先や兼業する事業または事務が公務員としての信用を傷つけ、または官職全体の不名誉となるおそれがある場合や兼業によって得る報酬が社会通年上相当と認められる程度を超える場合には兼業が認められないとされているところであり、これを受け幾つかの自治体においては副業、兼業の許可基準等が明確化されているものと考えるところであります。近年、各自治体において深刻な人口減少や高齢化等に伴い、担い手不足が進む中、地域課題の解決に積極的に取り組む公益性の高い地域貢献活動等を要件とした職員の副業、兼業の解禁が求められてきており、このような公益性の高い活動等を行い、市民の皆さんと思いを共有することで市民目線での行政の推進や職員自身のスキルアップ、職員が持つ知識やスキルを様々な場に提供することが可能となるなど、メリットは多くあるものと考えられているところであります。一方、現時点においても町内会や各種団体に所属し、勤務時間外にボランティアなど公益性の高い地域貢献活動に参加している職員も数多くいるところであり、これに加えて副業、兼業を解禁することで職員の長時間労働を助長し、健康や日常の業務に悪影響を与えるなどの懸念もあることから、各自が担っている公務をしっかり行うことを最優先した上での取組となるものと考えているところであります。このことから、地域貢献活動等を要件とした副業、兼業の許可基準の明確化につきましては、先進的な自治体の取組も参考にするとともに、市民のニーズもどういったものであるのかも含め調査研究に努め、また道内各自治体の動向についても注視していきたいと考えております。

再質問 武田真

それでは、順次再質問していきたいと思うのですけれども、まずふるさと納税の現状等ということでありますけれども、非常に順調に伸びてきているのかなという印象を受けておりまして、寄附いただいた寄附金についても、非常にまちづくりに役立っているのかなという印象も受けております。一方では、様々な制度が発足してから、制度改正、例えば返礼品競争等があって制限がかかったりとか、この制度自体に様々な課題があるというのは当然のことなのかなと思っております。砂川市においても、クラウドファンディング型のふるさと納税ということで、2020年ですか、コロナ対策で実施したということだったのですけれども、残念ながら目標額には達成しなかったということと、そのときは返礼品がなかったというお話もあったのですけれども、ただ当時似たような形でクラウドファンディングが様々な自治体、コロナ対策ということで実施されていたのですけれども、一方ではその目標額を容易に達成したようなところもあったとは思うのですけれども、その返礼品以外に当時クラウドファンディング型のふるさと納税を実施して目標額に達しなかったことについて、返礼品がなかった以外に、目標が未達になった要因についてどのように分析をされたのかということをまずお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)

医療従事者に対してのクラウドファンディングをできるといいますか、事業を起こしたわけなのですけれども、まず市のホームページにこの事業を計画いたしまして、広報しているのですが、市のホームページに来ていただけるお客様といいますか、視聴者といいますか、その方の数が一定数として限られていると。一方で、ふるさと納税の関係の各サイトの中に寄附の返礼品の品目から探すとかというところがほとんどでありまして、事業から探すというところが非常に少ないということもありまして、事業に行く者についてはどうしても潜っていくというか、先に返礼品ありきでそれをどう当てていくかということもありますので、なかなかそういったものが難しかったのかと思います。今回私ども100万円という目標を掲げましてやりましたけれども、そういったことで大変事業効果といいますか、事業意義は感じてはいたのですけれども、なかなか苦戦したというのが正直な感想でございます。

再質問 武田真

そうしますと、その目標に達しなかった主な理由は、宣伝が物理的にうまくいかなかったというのが要因なのかと受け止めたわけですけれども、そうしますと当然改善する余地はあるのかということになっていくと思います。実際大手のポータルサイトを見ていきますと、そうしたコロナ対策に限らず、特定の課題を解決するための様々なクラウドファンディング型のふるさと納税というのは結構目に入ってくるという状況になっているのかと思います。いろいろ調べていきますと、統計上は確かに返礼品が中心のふるさと納税というのは、額が多いという傾向にあるのかとは思うのですけれども、一方では最近はこうしたクラウドファンディング型のふるさと納税は確実に増えている状況にあるという印象を受けております。そうしますと、先般の2020年のクラウドファンディング型のふるさと納税は、宣伝その他でうまくいかなかったという分析ができているわけですから、これは新たに、過去にもつながるのですけれども、新たな形で特定の目的を課題とするためのクラウドファンディング型のふるさと納税は、今後も一回失敗したからもうやらないよということにはならなくて、新たな課題、(2)にもつながりますけれども、そうした課題に向けてクラウドファンディング型のふるさと納税、今後実施していくという考えはあるのかどうかを、まず伺いたいと思います。

答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)

事業目的としたクラウドファンディング、都道府県単位の部分では非常に成功している例があるようなことを聞いてございますけれども、なかなか市町村で起こすとなると、PRの方法が限られているということもありまして、どうしてもポータルサイト寄りのものになってしまうのが現状でございます。そのポータルサイトも、全部が全部寄附の品目からいくものではなくて、事業系から探せるというところもありますので、そういったものもぜひ検討しながら入っていきたいと考えているところでありますけれども、まずふるさと応援寄附金の1万1,000件を超えたということですけれども、令和3年度の寄附の理由の部分、アンケート調査も全て付随しているのですけれども、その答えていただいたものが1万1,400件ほどの寄附件数から回答が4,300件ほどになりまして、4割弱の回答をいただいているのですけれども、それらの一番の目的は返礼品の魅力というところが86%ほどになってございます。そういったことも、一方では社会貢献活動に対しての寄附活動というのは、当初の目的が国の目的がかなっているということはありますけれども、ここ数年ですか、議員さん言われたような29年からいろいろ制度が変わったことによって、いろいろルールからはみ出たようなとか、ルールからはみ出そうな自治体も出るようなこともありまして、これは逆に言いますと、ふるさと応援寄附金は返礼品の魅力が一番なのかなということもあります。今となってはといいますか、5億円を超えた金額になりますので、非常に貴重な財源となってございますので、議員ご指摘の社会貢献活動、特に医療の部分については今後も継続して事業を実施するべく研究はしていきたいと思いますけれども、そこのベースとしては、寄附の歳入の確保をするために、市内の企業と協力しながら新たな商品を開発するですとか、ポータルサイトを新しく開発するですとか、そういったことをしながら歳入の確保に努めていきたいと思ってございます。

再質問 武田真

私自身も返礼品目的で来られる方、全く否定するわけではなくて、非常にありがたいことでありますし、それは砂川市をよりよく知っていただく契機にもなるのかと思って、そこは全く否定するものではないのですけれども、私心配しているのは、この制度、いつまで続くのだろうといつも考えておりまして、実は今年、道東のある町に行ってみたのですけれども、そこへ行きますと非常に立派な道の駅ができているわけであります。こんな立派な道の駅、どうやって造ったのだろうと思って調べてみますと、大分ふるさと納税の貢献があったのかなということを知りました。そうしますと、造ったのはいいですけれども、今後の維持管理も考えていきますと、相当なお金がかかってくるのかなということも考えますし、一方ではこの制度、いつまで続くのだろうという心配もしてくるわけであります。相当、砂川市は残念ながら海産物は取れないですけれども、海産物で寄附を集めているような自治体もあるわけであります。この制度の持続可能性を考えていくと、非常に将来が心配になっていくのかなというのがあります。一方では、クラウドファンディング型のふるさと納税は、これはふるさと納税が始まった当初の考え方に極めて近いものがありまして、返礼品は要らないよとか、あるいはまちづくりの純粋な理念に従って過去の寄附をいただくというのが本来の姿なのかと私は思います。持続可能な制度ということを考えていきますと、最終的には恐らく返礼品重視というよりは、目的、理念型のふるさと納税のほうが将来も生き残っていくのではないかということを立派な道の駅を見ながら考えました。それはともかくなのですけれども、過去にもありますが、前回のコロナ対策の部分のクラウドファンディング型の市のやつ、私も見ていきましたけれども、全般的な対応の内容だったのかなということもありまして、なかなか焦点が絞り切れていないという部分も、先ほどの宣伝以外にも寄附金が集まらなかった要因の一つかなということと、もう一点は最近クラウドファンディング型のふるさと納税で寄附金を集めている自治体の案内といいますか、先例を見ますと、極めてよくストーリーといいますか、理念といいますか、そういうものがしっかり組み立てられているという印象を受けております。前回も砂川市で行った新型コロナウイルスのクラウドファンディングについては、非常に影響が生じているということで、一般的な宣伝といいますか、広報の仕方だったのですけれども、ここはうまくいっている事例を見ていきますと、極めてしっかりとしたストーリー性、あるいはどちらかというと返礼品重視の部分の悪口を言うわけではありませんけれども、寄附する側の人の目線に立った、しっかりとした構成ができているなという印象を私受けております。そうしたことも考えますと、当然現行の返礼品重視のやり方を否定するわけではありませんけれども、その制度の根本の原点に立ち返ってやっていくことも、私は極めて重要な部分なのかと思っているわけであります。そこで、(2)について、より深く伺いたいと思うのですけれども、当然御存じのとおり、この地域、中空知の2次医療圏というのは極めて特異な地域だということは皆さん認識のとおりだと思います。道内においても、恐らくは全国的にもこのような地域はないのかということ。それは、つまり人口当たりの医療従事者数を見ていくと、相当全国でもトップレベルの地域ということになるのかと。というのは、医療あるいは介護の産業の特性として、いわゆる労働集約型というのでしょうか、そういった産業で、要は人材がいなければどうにも回らないという形態でありまして、それが要因で人口当たりの医療従事者、あるいは関連産業の働く人たちも相当数いるという地域なのかと思います。そうしますと、この医療、介護の産業というのは、人が全てということでありますから、今般の伝染病がはやり始めてから相当期間経過したのですけれども、働いている人たちの苦労といいますか、負担がなかなか減らないという印象は私も受けております。特に今年は第7波ということで、非常に様々な分野でご苦労があったのかと思います。介護関係の人たちも、クラスターが発生しないようにと極めて日常生活も窮屈な生活をしているのでありますし、医療従事者の皆様も当然感染症対策ということで日々苦労があるのかと思っております。これは、砂川市の問題だけではないですけれども、こうした状況にある砂川市、特に医療、介護、福祉の関連産業が非常に多い地域だからこそ、ふるさと納税を活用した応援を何とかしたい、激励をしたいという気持ちからこの質問をしているわけなのですけれども、その地域の特性を鑑みて、こうした地域で働く人たちを何とか感謝の気持ちを示すためのふるさと納税、何とか砂川市のクラウドファンディング的なふるさと納税の形で実現できないか、改めてお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)

以前に、29年に実施いたしましたクラウドファンディング型のふるさと納税ですね、医療に対するものにつきまして、100万円のところを62万3,000円ということで、額も達しなかったということもありまして、非常に一生懸命やったのですが、なかなか評価を得られていないということも今回改めて指摘をいただきまして、大変残念な感もするのですけれども、新型コロナウイルス関連のクラウドファンディングの中で、寄附をいただいた方のコメントといいますか、その方たちの応援の内容は、議員言われるような医療に対する感謝の念というのは非常に高いといいますか、ご主人が亡くなったときに非常にお世話になったであるとか、ご自身が入院されていたときに非常によくしてもらったとかという形がまずコメントとして書き込まれております。一方、新型コロナウイルス感染症につきまして、今第7波ということでありますけれども、また次に波が来るのではないかということもありまして、クラウドファンディングについても都道府県が多いのですけれども、北海道では非常に大規模といいますか、エールを北の医療へという形でここ3年ほどやってございまして、その額も非常に多く寄附を募っているような状況でございます。ただ、何度かご説明しておりますけれども、ふるさと応援寄附金という部分の切り口は、返礼品ということもありまして、私どもも今返礼品をメインにしておりますけれども、一方でその制度ができたときのイズムといいますか、本市は議員言われるような体制は、維持されていかなければならないし、持続可能な事業ということであれば、もちろんそのようなことはありますけれども、クラウドファンディングということで返礼品がないとなりますと、一定の効果の部分をお客様に委ねるといいますか、になってしまいますので、今後も目立つような取組をしていかなければならないということはありますけれども、それと並行してふるさと納税の歳入の確保ということも十分大事なことでございますので、返礼品の数を多くしながら取り組んでまいりたいと思ってございます。新型コロナウイルス関連の医療従事者の支援といたしましては、これも議員さん御存じだと思いますけれども、臨時交付金の中で3度ほど、これまでに医療従事者ですとか介護従事者に対しては慰労金のシステムといいますか、その見合いといいますか、そういった部分の補助金も出してございますし、あとは病院では各諸手当をそれぞれ積み増しした中でやっていることがあります。防疫等の作業手当ですとか、そういうものにつきましてはいまだ額も、恐らく病院側としては経営の中で非常にかさむものだとは認識していると思いますけれども、それも今補助金のない中でそういった手当を出しながら最前線で医療を支えているということでございますので、こういったものに関しましても、より広くPRをしながら、効果的な寄附制度というのですか、そういう運営に努めていきたいと今思っているところであります。

再質問 武田真

現実的に考えればなかなか、返礼品なしで集めるというのは非常に私も難しいのかと思うのですけれども、そこはそれを組み合わせしながら、よりよい仕組みというのはつくっていかねばならないのかと思っています。前回のうまくいかなかった理由は、主な理由としては返礼品ではないかという部分もあるのですけれども、そうであれば、それを組み合わせしながら、よりよい形で集めていただけるような工夫をしていくべきかと。クラウドファンディング型だから返礼品が一切ないよということにもならないとは思っていますので、そこはやり方次第かと私は思います。では、やり方次第、最初の組み立ての仕方としてはどういう目標をつくるかということが一番重要なのかと。その手段として、全額寄附になるのか、あるいは返礼品を組み合わせるのかという、そういうセッティングになるのかと思いますので、前回コロナ対策ということで目標に達成しなかったわけでありますけれども、検討する機会があれば、その反省を生かしながら、あるいは返礼品を組み合わせる、あるいは様々な方策を考えながらやっていただければいいのかと思います。1番目は終わりたいと思います。副業解禁の話ですけれども、答弁にありましたとおり、道内でもかなり、特に1次産業が中心の地域かなという印象を受けて、そのスポーツとかの指導の関係、これは日高振興局の話かな、私聞き漏れてしまったのですけれども、全体的に今兼業が許可されている鹿部ですか、新得、池田等の自治体、どのような内容で許可基準を設定しているのか、分かる範囲で構いませんので、お伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)

道内の地域貢献活動の要件とした職員の副業の解禁状況でございますけれども、繰り返しになりますけれども、令和元年11月に鹿部町が最初でして、令和4年になってから4月に新得町、池田町、沼田町、共和町、それから6月には日高振興局で解禁されているようでございます。このほかに予定のところはあるのかも分かりませんけれども、今通告いただいた後にそれぞれ調べた中にはこういった状況かと思います。要件といたしまして、まず公共性が高いですとか公益性が高いという部分が1回目のご答弁で申し上げましたところでありますけれども、そういった部分の決めにつきましては、非常に地域差があるように感じております。有償ボランティアですとかスポーツ、文化の関連の指導者というのは一定程度想像つくのですけれども、漁業に限定するですとか収穫地の農作業にも行けるとかという、新得町におきましては収穫期の農作業の支援とかということもありますし、沼田町におきましては加工用トマトの栽培作業という形で限定されているようです。それで、日高振興局につきましては、漁業、農業関連で多いのですけれども、水産加工業の有効求人倍率、そういうものも非常に高く、地元が非常に困っていたということで、日高振興局の職員が自ら発案した中で兼業に踏み切っていったという状況でありますので、その地域のニーズが一定程度あるものと職員側の自らの発案、両方ないとなかなか制度化は難しいのでないかという考えでございます。

再質問 武田真

予想していたのとは違った部分もあったのですけれども、主に農業関連の部分で許可が出ているのかなという印象を受けております。実際国から令和2年に調査があって、各地の兼業の許可結果等ということで通知も来ていたりするのを見ると、専ら公益的な部分で許可を出している自治体が多いのかなという印象を私も受けております。国の事例ですけれども、実態調査ということで地域貢献活動と私は言っていますけれども、国の調査は社会貢献活動ということで事例を出しているのですけれども、伝統行事や地域イベントの進行に関する活動、地域ブランドや地場産品のプロモーション活動、防災、防犯に関する活動、スポーツ、文化、芸術の指導、支援、教育や若者の自立支援の活動、生活者支援や福祉に関する活動、あとは環境保全や監視、移住者の受入れや定住促進に関する活動が国の考えている社会貢献活動等ということで想定されていて、実際国家公務員とほぼ大体同じだと思うのですけれども、地方公務員法、国家公務員法で大体似たような基準になっているのかと私も思うのですけれども、こうした活動を念頭に調査をして、この調査の趣旨は少なくとも読む限りは否定的なものではないのかと。こういう活動が今後期待されますという期待を込めた形の調査になっているのかなという印象を私は国の調査結果から受けました。実際、最初の答弁ともしかしたらダブるのかもしれませんけれども、こうした活動、平成29年、神戸をはじめということなのですけれども、急激にこうした動きというのが活発化してきているという印象を受けているわけであります。市として、特に今年に入ってから急激に道内の自治体でそういうことを認めるという動きが活発になってきているのですけれども、この背景として市としてはどのような背景があって、このような各自治体で動きが活発化し、あるいは国でも、国家公務員においても同様な動きが活発化しているのだという背景についてどのように考えているのかを伺いたいと思います。

答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)

一番の根底は、働き方改革という部分が1つあると思います。副業を希望する方がそれぞれ増えてきたという部分もありますし、それぞれ終身雇用というのですか、そういう形にとらわれず、自分のスキルを生かした中で業務といいますか、事務につきたいという方たちもおられると。それと、人口減少社会を迎えまして人手不足というのは、これはずっと続いてございまして、これまでもいろいろな場面で後継者がいないですとか担い手がいないとかというところもありまして、その部分につきましては改めてご説明することもありませんけれども、そういったものがマッチした中で進んできているものと考えているところであります。それで、先ほどすみません。私、許可基準ということでご質問だったのですけれども、それぞれ許可に向けた対応といいますか、そういったこともお話をしましたけれども、許可基準は勤務のない日ですとか時間外にそれを行うですとか、地域貢献として許容できるものですとか、週8時間以下で1か月30時間ですとか、それから信用を失う行為が発生する可能性がない、宗教的、政治的な活動ではない、そういったものが許可基準になっていまして、それについては各自治体似たようなといいますか、もともとの地方公務員法の中の基準を準用しているのかと思いますけれども、そういった中では各自治体の状況がそれぞれ違いますので、必要に迫られている場所と、働き方改革の中でこういったところに切り込んでいくといいますか、門戸を開くといいますか、そういったものを進めている自治体との違いは若干ではありますけれども、あるという思いであります。

再質問 武田真

(2)も伺いたいと思うのですけれども、市の職員の許可ということで、選挙関係が極めて多かったのかと思います。あとは、市立病院だと医師、ドクターの派遣、講演があると思うのですけれども、実際ほぼ選挙関係だと思うのですが、それ以外に許可が出ている案件としては何か特徴的なものがあるかをお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)

過去的には、ご実家が農業ということで、農業従事に関する兼業許可を出されたということは調べて分かったのですけれども、それにつきましても周りの目といいますか、それぞれ誤解のないようにということで許可を取ったのではないかという思いありますけれども、1回目のご答弁で申し上げました衆議院議員総選挙のほかに土地開発公社の関係です。それが13件ですか、それから社会福祉協議会が2件、シルバー人材センターの関係として2件というのがありまして、選挙以外ではこれが全てとなってございます。

再質問 武田真

基本的には、市の職員の業務との兼ね合いで当然予想されるといいますか、当たり前のような兼業許可なのかと私も思います。先ほど先進地の事例を調査していくという答弁だったと思うのですけれども、部長の答弁にもあったと思うのですけれども、市民との協働というのが恐らく重要な、これまでの各自治体の許可の背景にあるのかと思いますし、各自治体の許可要綱などを読んでいきますと、地域の深刻な人手不足等も当然あるのかという印象を受けております。私は、重要なメリットとして、人材育成というのがかなり重要な位置を占めているのかと思うわけであります。というのは、私の手元にも砂川市人材育成基本方針、今年の3月に改定された育成の基本方針などを読んでいきますと、求められる職員像として、途中からですけれども、市民に理解される政策を実現するためには、職員は自ら積極的に市民活動に参加し、常に市民の視点に立って行政需要の把握に努めることと。一人一人も自ら考え判断して、行動することが求められていますということで、先ほどの答弁では現状の町内会活動とNPOの活動等で十分参加が果たされているという考えだとは思うのですけれども、一定の制約というのは当然出てきているのかと思います。例えばよくある、砂川市であるかどうか分かりませんけれども、私も経験があるのですけれども、何かの講演を頼まれると。講師謝礼、当然辞退するのですけれども、よく考えてみれば、いただいてもおかしくはないのかと思うわけであります。そうした意味で、不必要な制限が実はかかっているのではないかと私は考えます。というのは、様々な、国もそうですけれども、地方公務員法で様々な通知があったりとか基準があったりして、非常に公務員の副業に関しては、では何がいいのかと、どこまでがいいのかというのは、実は分かりにくいのです。総務部長であれば、全体を把握することはできるかもしれませんけれども、個別の職員から見れば、どこに引っかかって、どこが駄目なのかという、法律用語でいうと予測可能性ですよね。どこまでやったら駄目なのだというのは、実は非常に分かりにくいのかと思います。管理職レベルでは分かるよということになるかもしれませんけれども、それと線引きというのは私当然重要なことでありますし、先ほどの答弁でもあったとおり、職務専念義務の地方公務員法の35条でしたか、36条、その辺りの規定というのは、まさに地方公務員にとっては核心の部分でありますから、それは当然遵守しなければならないものでありますけれども、一方ではどこまでが認められるのか、駄目なのかということの基準はしっかりとすべきでありますし、またそれ以上に要望的に考えて、ここまでやったら駄目でないかと。本当はできるにもかかわらず、予防線を張ってしまうということもあるわけであります。そのための基準づくりなのかと私は思うわけであります。実際国が出した基準、社会貢献活動、地域貢献活動の要件を見ていても、かなりそれでも抑制的につくられているのかという印象を私は受けております。そういうことも考えますとある程度、絶対駄目だというラインは私はつくるべきだとは思っております。それがないと、どこまで行っていいのか、どこまで参加していいのかということが分からないというのが非常に不安定な状況になるわけですから、そういった基準さえ示してくれれば、現行もしかしたら地域活動に積極的に参加できないものがあるのかと。もしあったとしたら、それが要因であるのであれば、そういう要件を取り払って、より一層職員の方も地域活動に参加できるような環境づくりとして考えていくのであれば、私は基準づくりはあってもいいのかと思うわけであります。しかも、こういった基準というのは、あくまでも法令のさらに下位のものでありますから、運用レベルで制定できるものでありますから、いわゆる事務レベルでも作成できるものでありますから、各先進地の状況等を当然参考にしなければならないとは思うのですけれども、一線を画すといいますか、一線を越えないことをするために、私は基準づくりというのはぜひ積極的に考えていただきたいと思うのですけれども、この辺調査研究とありますけれども、ぜひ積極的に考えていただけないかどうか、改めてお伺いいたします。

答弁 総務部長 井上守(総務部長は2023年3月まで)

まず、営利企業等への従事制限につきましては、先ほど地公法の38条となりますけれども、職務専念の義務があるが、営利企業に従事する場合は制限をするというのは第1号でありまして、2号につきましては全体の奉仕者という立場から職務を公正に執行しなければならないというものがあります。それから、それぞれ公務の公平性が損なわれるものであってはならない。それから、職員の品位を落とし、信頼を損ねることになってはならないと。こういうのは大前提であって、そこを侵すものではないと考えているわけでございます。それで、先ほど議員さんご紹介ありました講師謝礼なんかも、受け取らなかったということは実際経験されたということでございますけれども、私どももいろいろな団体から制度の関係で説明をしながらやっていく中で、差し出された謝礼もお返ししたという経験もあります。それにつきましても、何が必要かといいますと、その資料につきましては当然自宅に持ち帰って作る場合もありますし、一方ではそれぞれ職員が力を合わせながらパワーポイントで資料を作るということもございますので、勤務中の中でそういうものを償還するということでありますと、これが公務の部分なのか、それとも従事の制限を超えた事業の関係に従事するのかということになりますけれども、本来の職務に影響があるものであってはいけないというものは前提でありますので、そういったものは各、今4団体ほどつくってございますけれども、そういったものを見極めながらやっていきたいということもあります。それから、その中でできている、つくってきている鹿部町なんかは、もともと消防団に憧れておられて、何とかその消防団に職員として入りたいのだということもあったのですが、手当が出るということもあって、ちゅうちょしていたところ、そういったものの規制を取っ払ってといいますか、新たな制度をつくってやったので、自己実現ができたということもございます。そういった意味からは、それぞれ先ほどご紹介ありましたけれども、職員のスキルといいますか、技能の向上ですとか、そういったものは非常に大きなメリットがありますので、積極的にいきたいところではありますが、一方でどの業種にも、どの事業にも該当するのかといいますと、国の基準である公益性というものがネックになってきますので、当市に置き換えますと、その公益性がどこにあるのだと。それがたゆらかに皆さんが納得いただけるものがどこにあるのだというところを、まずは見極めるといいますか、当然ニーズがどの辺にあるのかと、そういう部分も含めまして検討しなければならないのと、ニーズについては非常に人手不足だとか担い手不足だとかというところはどの場面でも言われるのですけれども、1回目のご答弁でも申し上げましたけれども、日高振興局のニーズは有効求人倍率が漁業で7.68倍だということでして、それだけの倍率があるのと、これが当管内に置き換えますと、建設業は今8倍程度の有効求人倍率になってございます。農業は0.9倍ということでございますので、農業がいいのか漁業がいいのかというのは、そのまちの特性があって公共性、公益性というのがありますけれども、一方で私どものまちでは建設業が今一番人手不足となってございますので、人手不足の辺からいくのか、それから自己実現といいますか、それぞれボランティア活動の本人のスキルアップの面からいくのかについては、もう少し時間をかけながら研究していきたいと考えてございます。

再質問 武田真

建設業のほうが大変だというお話であった。一方で、農業は現状低いということでありましたけれども、実際収穫期とか、一気に人手が足りなくなる部分も、それはキュウリとかトマトとかつくられている方は、恐らく時期によっては有効求人倍率は数倍にはね上がるのかと。そういう特性も恐らくあるのかなということになろうかと思います。最後に要望ということになるのですけれども、砂川市の人材育成基本方針にも書いているとおり、既成の考え方にとらわれないで、柔軟かつ的確に対応する職員が求められていますという職員像のとおり、ぜひその既成の考え方にとらわれない柔軟な発想で、ぜひ公務員の副業、兼業の部分を検討していただきたいということを要望して、終わります。

出典:砂川市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる