砂川市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月17日
(1)特別障害者手当について/(2)有害鳥獣対策について
2019年6月17日、砂川市議会の一般質問で、高田浩子議員が「特別障害者手当について」「有害鳥獣対策について」について質問し、保健福祉部長 中村一久、経済部長 福士勇治が答弁しました。
- 質問者
- 高田浩子 議員
- 答弁者
- 保健福祉部長 中村一久、経済部長 福士勇治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 高田浩子
通告に基づき、一般質問させていただきます。1、大きな1番として特別障害者手当について質問いたします。特別障害者手当は、特別児童扶養手当等の支給に関する法律に基づき支給されておりますが、この制度の内容と支給額及び砂川市内における支給状況についてお伺いいたします。(1)対象となる特別障害者とはどのような方なのか。(2)市内においてこの手当を受給している介護保険要介護4、5の認定を受けている方の支給状況について。(3)この手当を受けるには特別障害者手当認定診断書が必要とされ、指定医師の診断を求めていますが、市内の該当医師について。(4)この制度の内容について知らない市民の方が多いと思われますので、市民への周知についてお伺いいたします。2、次に大きな2番目として有害鳥獣対策について質問いたします。空知総合振興局は、このほど空知地域エゾシカ・ヒグマ対策協議会(その後空知地域野生鳥獣対策連絡協議会に変更)を開き、自治体、職員、猟友会、農協職員など関係者が出席し、エゾシカ、ヒグマ、アライグマなどによる農林業被害対策が話し合われ、必要な対策をとることが決められたと報じられていますが、砂川市内の現状と対策についてお伺いいたします。(1)最近ヒグマの出没や目撃情報が全道的にふえているようですが、市内の現状について。(2)エゾシカの生息状況と農林業被害の状況について。(3)アライグマによる農業被害額は空知管内が全道の24%を占め、空知総合振興局の担当者は新たな対策が必要だと言われておりますが、市内の状況と対策について。(4)有害鳥獣対策については猟友会との連携、協力が極めて重要だと考えますので、猟友会との連携の強化についてお伺いし、初回の質問といたします。
答弁 保健福祉部長 中村一久(保健福祉部長は2021年3月まで)
それでは、私から大きな1、特別障害者手当についてご答弁申し上げます。初めに、(1)対象となる特別障害者についてでありますが、特別障害者手当の対象は、精神または身体に著しく重度の障害を擁するため、日常生活において常時特別の介護を必要とする在宅の20歳以上で所得制限及び障害程度認定基準を満たす方であり、おおむね身体障害者手帳1級、2級、療育手帳A程度の障害が重複する方、あるいは極めて重度な精神障害、内部疾患、難病の方であります。支給額につきましては本年度は月額2万7,200円で、年4回に分け、それぞれ3カ月分を支給されるものであり、本年4月1日現在、市内では19人が受給されているところであります。続きまして、(2)介護保険の要介護4、5の認定を受けている方の支給状況についてでありますが、本年5月現在、市内の要介護が4あるいは5の認定者数は200人でありますが、特別障害者手当の受給要件は、在宅の20歳以上で常時特別の介護を必要とする方で国が示す障害程度認定基準等を満たすとともに、施設入所者や長期入院者は該当しないものであり、市内の要介護度が4あるいは5の認定者のうち、特別障害者手当の受給者は5人であります。続きまして、この手当を受けるために必要な特別障害者手当認定診断書を作成する市内の指定医師についてでありますが、特別障害者手当認定診断書につきましては身体障害者福祉法に規定する指定医師または該当する障害または病状に係る専門医の作成したものと定められているところであり、市内で同法に基づく指定医師として北海道に登録されている医師は砂川市立病院を中心に44名であります。続きまして、(4)この制度の市民への周知についてでありますが、特別障害者手当につきましては、市が発行する障害者福祉のしおりや市のホームページで広く周知しているほか、該当する全ての障害手帳等の交付時には本人等に直接周知し、申請をしていただいているところであります。
答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)
私から大きな2、有害鳥獣対策についてご答弁を申し上げます。初めに、(1)ヒグマの出没や目撃情報の現状についてでありますが、目撃情報は平成28年度、4件、平成29年度、13件、平成30年度、27件、ふん及び足跡の通報件数は平成28年度、7件、平成29年度、2件、平成30年度、8件であり、各年度合計いたしますと平成28年度、11件、平成29年度、15件、平成30年度、35件となり、増加傾向にあります。また、平成30年度の出没した地域ごとの件数は、一の沢9件、焼山10件、宮城の沢5件、鶉6件、北吉野3件、東豊沼2件となっており、歌志内市及び上砂川町との境界に近い地域に集中しております。続きまして、(2)エゾシカの生息状況と農林業被害の状況についてでありますが、野生動物は広域で移動するため、砂川市内の生息数などを把握することはできませんが、北海道環境生活部が公表しております平成28年度と最も多かった平成22年度のエゾシカの推定生息数を比較いたしますと、空知、石狩、胆振、日高、上川、留萌、宗谷をエリアとする西部地区では平成28年度が26万頭、平成22年度が34万頭で、8万頭の減少となっております。被害につきましては、毎年行っている農業者へのアンケートの結果では、当市における直近3年間の農業被害額は平成28年度、約160万円、平成29年度、約300万円、平成30年度、約320万円であり、こちらは増加傾向にあります。続きまして、(3)アライグマの農業被害の状況と対策についてでありますが、同じく農業者へのアンケートの結果では、直近3年間の農業被害額は平成28年度、約20万円、平成29年度、約20万円、平成30年度、約16万円と減少傾向にあります。対策につきましては、農政課が所有する箱わなを農業者へ貸し出すことにより駆除するとともに、農業者みずから箱わなを購入し、駆除の実施をしていただいているところであります。また、今年度砂川・奈井江広域有害鳥獣対策連絡協議会において鳥獣被害防止総合対策事業補助金を活用し、砂川市用として8基の箱わなを購入し、駆除に活用することとしております。なお、アライグマにつきましては、狩猟免許を有していない方でも特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づき、市が実施する講習を受講した場合には適切な捕獲と安全に関する知識及び技術を有していると認められるものとして捕獲に従事できることから、砂川市では平成16年度以降4回の講習会を開催しておりますが、総数では108名の方が従事者として認められ、対応しているところであります。続きまして、(4)猟友会との連携強化についてでありますが、有害鳥獣対策は猟友会の協力がなければ実施できないものであり、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律に基づき、砂川市が設置している鳥獣被害対策実施隊の隊員は11名のうち6名を北海道猟友会砂川支部砂川部会員から委嘱しております。また、有害鳥獣駆除業務を北海道猟友会砂川支部砂川部会に委託しておりますが、その委託費につきましては平成17年度から43万3,000円でありましたが、駆除従事者の負担軽減を図るため、平成28年度に54万3,000円に、さらに平成30年度には78万6,000円に増額してきているところであります。さらに、今年度は焼山地区で頻繁に出没しているヒグマの対応について6月5日に砂川市、歌志内市、上砂川町、奈井江町、空知総合振興局環境生活課、砂川警察署、北海道猟友会砂川支部による会議を開催し、協議するなど、猟友会との連携はもとより関係機関及び近隣市町とも連携を図っているところであります。
再質問 高田浩子
特別障害者手当について再質問させていただきます。ご答弁にもありましたように、この特別障害者手当は現在月額2万7,200円支給され、大変助かっていると聞いております。支給に当たりましては、所得制限があったり、特定診断書が必要だったり、手続が複雑で申請基準を知らない方が多いと思われますので、市民の方全員はもとより対象と思われる方への親切な対応とよりきめ細やかな市民への周知が必要だと思いますが、お考えをお伺いします。介護保険の要介護4、5の方で在宅で常時介護を必要とする方など、この制度の相談や申請窓口は介護保険担当課ではなく障害福祉の窓口だと言われておりますが、砂川市の担当窓口についてお伺いします。また、介護保険担当課と障害福祉担当課の連携も極めて重要だと思いますので、そのあたりの対応についてもお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 中村一久(保健福祉部長は2021年3月まで)
3点ほどご質問いただいたかと思います。ご質問の順番に沿ってご答弁をさせていただきたいと存じます。まず、市民への周知でございます。1回目の答弁でもお話ししましたとおり、おおむね身体障害者手帳1級、2級ですとか療育手帳Aなどの方が該当するようでございます。ただ、この手当につきましては、家族の介護の負担というところに着目しておりまして、身体障害者の手帳の基準、療育手帳の基準とは別に単独でこの手当用の基準が設けられているところでございますので、手帳を取得したから必ずこの手当が当たるというわけではございません。つまり手帳を取得されていない方でも当たる可能性があるということでございますので、そういった部分については広く市民への周知も必要だと思いますし、ただ実際にこの手当に該当すると思われる方につきましては障害のある方でございますので、病院であったり、訪問看護ステーションであったり、そういったところの職員の方に十分制度を理解していただくことが重要かと考えております。しおりであったりホームページ等でもお知らせしているところではございますが、手法につきましては今後もう少し考えて、より広く一般の市民の方にもお知らせできるようなことについては検討してまいりたいと考えております。また、窓口でございますが、要介護度の4と5というような方の受給者のご質問もございましたが、この手当の制度につきましては、社会福祉課が担当しておりますので、一義的にはそちらの窓口に来ていただきまして、ご相談をしていただくことになりますが、もちろん要介護4、5の方がこの手当の基準に該当するという方もいらっしゃいますので、介護部門と障害部門につきましてはこれまでも十分に連携をしながら取り扱っているところではございますが、今後におきましてもこれまで同様に十分連携をとりながら、申請漏れのないように取り扱っていきたいと考えております。
再質問 高田浩子
対象の可能性のある方について、さらにきめ細やかな説明、対応を今後、今ご答弁にもありましたが、していただきたいという要望があります。それで、次に2番目の有害鳥獣対策について再質問いたします。1、まずヒグマについてですが、この3年間で5頭捕獲し、ことしに入っても目撃情報があるようです。私もこのたびの選挙戦の中で直接市民の方から不安の声を聞いております。特に心配なのは、人家付近での目撃情報がふえているように思われます。農業被害はもとより人的被害が一番心配されますので、ヒグマと共生できる新たな対策が必要かと思いますが、お考えがあればお伺いいたします。(2)についてです。エゾシカについては個体数が増加傾向にあるようですが、正確に把握することが困難だと言われております。最近ドローンによる調査、捕獲実験が行われ、結果は効果があると聞いておりますので、市内においてドローンの活用についてのお考えがあるかお伺いいたします。有害鳥獣対策については、答弁にもありましたように行政、猟友会、そして警察、農業団体、農林業者などの連携強化がますます重要です。特に行政、猟友会、警察との連携を一層強めていただきたいと思いますが、再度お考えをお伺いいたします。
答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)
3点ほどご質問がございました。まず、ヒグマについてでございます。議員おっしゃったとおり28年度に1頭、29年度、1頭、30年度に3頭ということで、ここ最近で5頭捕獲、箱わなに入った熊を駆除してございます。最近札幌や江別でも、人家付近で出てきているというような、目撃されている状況がございます。なかなかヒグマとの共生については難しいところがございますが、人口が減ってくる、あるいは山の中での餌が減ってきている状況から、熊が人里に近づいてきているということも考えられますので、今後砂川市だけでは対応できませんが、近隣の市町、北海道などと協議をしながら、熊が近くに来ないのが一番いいのですけれども、どういった共生の仕方が考えられるかにつきましては今後も検討していきたい。出た場合につきましては、近隣の方に注意を促す、あるいは捕獲が必要な場合は捕獲するというような対応をとってまいりたいと考えております。鹿につきましては、ドローンの活用についてでございますが、広範囲にわたっておりまして、鹿にとっては砂川も歌志内も上砂川も関係なく移動しますので、なかなか砂川だけでドローンでの全体の把握は難しいと考えておりますので、今北海道が調査しているのを基礎調査としまして、それを参考にしながら鹿の活動状況などについては把握してまいりたいと考えておりまして、ドローンの活用については今のところ考えておりません。猟友会などとの連携強化でございます。これはもちろん、1回目の答弁でも申し上げましたが、猟友会との連携がなければあらゆる有害鳥獣対策はできないものでございますので、これまでも連携を密にしておりますけれども、今後につきましても関係機関とともに連携を強化しながら対策をとってまいりたいと考えているところであります。
再質問 高田浩子
今のご答弁にもありましたが、安心して砂川市で暮らすことができない、不安だというお声をたくさんお伺いしておりますので、さらなる行政と猟友会、警察とのより一層の連携をお願いいたしまして質問を終わりにいたします。◎延会宣告