みんなの議会

砂川市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月14日

(1)鳥獣被害防止対策等について/(2)エキノコックス症対策について

2017年6月14日、砂川市議会の一般質問で、武田真議員が「鳥獣被害防止対策等について」「エキノコックス症対策について」について質問し、経済部長 福士勇治、市民部長 中村一久が答弁しました。

質問者
武田真 議員
答弁者
経済部長 福士勇治、市民部長 中村一久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 武田真

それでは、通告に基づきまして、私からは大きく2点について伺います。大きな1点目として、鳥獣被害防止対策等についてであります。鳥獣による農林水産業に係る被害は、全国的に深刻化している状況にあり、砂川市においても特にエゾシカによる被害が際立っています。このため、砂川市では有害鳥獣被害防止計画に基づき、鳥獣被害防止の取り組みを推進しているところですが、持続可能な被害防止対策を進めていくためには、担い手の育成、特に第1種銃猟免許(散弾銃、ライフル銃)取得者の育成は大きな課題です。また、野生鳥獣肉は近年ジビエとして評価され、需要が拡大していますが、捕獲した鳥獣の処理についてはさまざまな課題があり、利活用が進んでいない状況にあります。そこで、以下の点について伺います。(1)鳥獣被害の実態等について。(2)担い手育成対策について。①、市職員や農業団体の職員等を担い手として育成する取り組みについて。②、地域おこし協力隊の活用について。③、新たな負担軽減策の導入について。(3)捕獲鳥獣の適正な処理及び食品等への利活用について。大きな2点目として、エキノコックス症対策についてであります。北海道にはキツネが媒介する寄生虫症のエキノコックス症があり、感染すると数年から十数年の潜伏期を経て肝機能障害等の症状があらわれるとされています。また、近年市内ではキツネが住宅地に出没する現象が顕著となってきています。人口密度が高い住宅地にキツネが出没することは、本疾病の対策上憂慮すべき事態と言えます。このような住宅地に出没するキツネへの対策としては、これまでも生ごみ管理の徹底や追い払い等の対策が市民へ広報されてきましたが、こうした対策にも限界があります。そこで、以下の点について伺います。(1)エキノコックス症対策の現状について。(2)キツネの生息状況、虫体保有率等の調査の必要性について。(3)キツネの駆除について。(4)虫下し餌の散布等による対策について。以上、第1回目の質問といたします。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

私から大きな1、鳥獣被害防止対策等についてご答弁申し上げます。初めに、(1)鳥獣被害の実態等についてでありますが、当市における有害鳥獣による農産物被害につきましては、特にエゾシカ及びアライグマによる食害が多く発生しております。エゾシカにつきましては、春には田植え直後の苗の食い荒らしや踏み荒らし、露地野菜での播種直後の若芽の食害や踏み荒らしが発生しており、秋には収穫前の水稲、露地野菜、果樹等の食害と、ほぼ通年にわたり被害が発生しております。近年は、電気牧柵の普及により、電気牧柵を設置している圃場では被害が減少し、電気牧柵を設置していない圃場へ被害が集中する傾向にあります。アライグマにつきましては、平成17年ごろから急激にふえ始め、特に露地栽培のトウモロコシやスイカの食害が多く、近年ではトマトやカボチャにまで被害が及んでいる状況であります。また、ヒグマにつきましては、農作物の被害は報告されていませんが、近年ヒグマの目撃情報等が多発しており、中山間部等の圃場での農作業に支障を来している状況であります。続きまして、(2)担い手育成対策についての①、市職員や農業団体の職員等を担い手として育成する取り組みについてでありますが、当市における狩猟の担い手育成の取り組みにつきましては、狩猟免許試験手数料や狩猟免許取得予備講習料の全額補助による支援、広報すながわや市ホームページ及び農業委員会だよりによる試験日及び支援内容等の情報提供、有害鳥獣対策連絡協議会による捕獲技術講習会の開催及び新規狩猟免許所持者を対象とした担い手育成技術研修の実施等の取り組みを実施しているところであります。市職員への取り組みにつきましては、本年度農政課職員2名のわな免許取得及び3名の動物駆逐用煙火消費保安手帳の取得を予定しており、今後も農業者及び農業関係団体に対し、狩猟免許取得に関する情報提供等を実施し、新たな有害鳥獣駆除の担い手確保に努めてまいります。続きまして、②の地域おこし協力隊の活用についてでありますが、地域おこし協力隊は人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において地域外の人材を積極的に誘致し、その定住及び定着を図るとともに、地域力の向上に資する活動を行うため設置されるものです。最長3年間の任用期間終了後は、地域への定住、定着を図る取り組みであることが重要であり、有害鳥獣の駆除だけの任用とした場合、任用終了後、狩猟、有害鳥獣駆除関係の仕事だけでの地域への定住は難しいものと考えております。また、任用される協力隊員のためにも、任用期間中から最終的な目標である地域での定住につながる活動をしていただくことが肝要であると考えているところであります。続きまして、③、新たな負担軽減策の導入についてでありますが、猟銃による有害鳥獣の駆除をするには、第1種銃猟免許の取得に加え、北海道公安委員会から銃の所持許可を受ける必要があります。猟銃の所持許可申請等につきましては、初心者講習料、申請料、射撃講習料等で多大な費用がかかり、さらには猟銃、ガンロッカー及び装弾ロッカーの購入費、猟友会会費、ハンター保険料など、新規銃取得者の大きな負担となっております。現在当市では、狩猟免許試験手数料及び狩猟免許取得予備講習料の補助を実施しておりますが、今後新規銃猟免許取得者に対する新たな支援策についても検討してまいりたいと考えているところであります。続きまして、(3)捕獲鳥獣の適正な処理及び食品等への利活用についてでありますが、当市における捕獲鳥獣の処理につきましては、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律及び法律の施行に伴う留意事項についての通知に基づき、適正に処理をしているところであります。エゾシカは、搬出可能な場所で捕獲した場合については市の公用車で回収し、解体後火葬場で焼却処分をしております。山奥等での捕獲により搬出が難しい場合は、生態系に影響を与えないよう埋設することにより適正に処理を行っております。アライグマは、農業者からの捕獲の連絡により、農政課職員が回収し、火葬場で焼却処理をしているところであります。次に、食品等の利活用についてでありますが、エゾシカの生息数の増加や生息域の拡大に伴い、農業被害が増加する一方、地域資源として食関連分野で有効に活用することで結果として個体数調整につながるとともに、新たな地域産業の創出及び地域振興に結びつくものと考えているところであります。エゾシカの処理加工施設の設置等につきましては、中空知定住自立圏構想推進協議会専門部会でも議題として協議された経過がございますが、安定的な原料の供給、設置場所、運搬経費、衛生管理及び施設の管理運営等、設置には多くの課題があり、処理加工施設の設置の協議は具体的には進んでいないところでありますが、現在浦臼町において鹿肉活用の可能性や処理加工施設の設置についての検証作業を実施していることから、浦臼町との情報交換を図りながら処理加工施設等についての調査研究等を続けてまいりたいと考えているところでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

それでは、私から大きな2、エキノコックス症対策についてご答弁申し上げます。初めに、(1)エキノコックス症対策の現状についてでありますが、エキノコックス症とは寄生虫の一種であるエキノコックスが原因で発症する感染症で、人にはキツネや犬のふん便内のエキノコックスの卵を経口接種することで感染するものであります。しかし、潜伏期間が数年から十数年と長く、肝機能等に自覚症状があらわれるときには病状が進行している可能性もあり、健康診断の受診により早期に発見することが大切であります。本市では北海道が定めたエキノコックス症対策実施要領に基づき、6月と10月の年2回、国保特定健診にあわせ、小学3年生以上の市民を対象に検診を実施しており、ここ数年受診者が増加し、平成28年度には51名が受診されているところであります。現時点においてエキノコックス症の感染を防ぐには、エキノコックスの卵を経口接種しないようにすることが大切であり、帰宅後の手洗いのほか、キツネの餌となる生ごみ等の適切な処理やキツネに餌を与えたり触れないことなどが大切なポイントとなります。このため、検診のお知らせや必要な知識の普及を図るため、広報すながわやオアシス通信などを活用し、感染の予防啓発に努めているところであります。続きまして、(2)キツネの生息状況、虫体保有率等の調査の必要性についてでありますが、現在市では生息及び虫体保有率等の調査は実施しておりませんが、北海道ではエキノコックス症対策の一環として毎年媒介動物における感染状況把握のための調査を実施しているところであります。この調査は、全道市町村より検体として提供されたキツネ、犬、タヌキについて解剖検査により虫体確認するもので、平成28年度には本市においてもキツネ1体を滝川保健所に提供しており、虫体保有はないことを確認しております。今後も北海道の調査を活用し、キツネの虫体保有の把握に努めてまいります。また、生息状況につきましては、市民からのキツネに関する連絡数が年々増加傾向にあるものの、キツネの個体数の推移など、正確な状況の把握は困難でありますが、多く出没する箇所の把握に努め、市民への周知及び啓発活動に努めてまいります。続きまして、(3)キツネの駆除についてでありますが、キツネは鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律、いわゆる鳥獣保護法により捕獲や採取等ができない保護の対象となっており、原則的には駆除ができない動物であります。しかしながら、生活環境及び農林水産業に係る被害の防止を目的とする場合は、必要最小限の範囲内で例外的に駆除することが認められており、現状では農業地域における農作物被害防止のため、農政課職員が箱わなを設置し、キツネを駆除しているところであります。また、農業地域以外の市街地でも、法により公道や都市公園、墓地等は除かれるものの、箱わなによる駆除が可能であります。このため、広報すながわやホームページ等を活用し、キツネを寄せつけない予防対策やエキノコックス症について普及啓発に努めるとともに、生活環境に及ぼす被害の状況により、必要と判断される場合には箱わなによる駆除に取り組んでまいります。次に、(4)虫下し餌の散布等による対策についてでありますが、キツネのエキノコックス対策として行われる虫下し餌の散布につきましては、現在道立衛生研究所などに確認したところ、道内では11市町村で実施されているところであります。この取り組みは、虫下し餌を食べたキツネの体内からエキノコックスの卵がふん便とともに排出されるとそのキツネの感染率が低下し、結果的に人への感染も抑えられると言われているものであり、本市といたしましてもこの取り組みは一定の効果があると認識しているところでありますが、これまでのエキノコックス症の感染者数や検診者数の推移、また平成24年度からふれあいセンターで毎年実施している検診において陽性反応を示した受診者が存在しないことから、現行の検診や啓発活動の取り組みが十分機能していると認識しているものであり、現時点では虫下し餌の散布を行う考えはございません。しかし、感染症は予想を超えて流行することもあることから、今後も検診の機会を設けるとともに、保健所など関係機関と連携を図りながら情報の収集や市民への普及啓発に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 武田真

それでは、順次再質問してまいりたいと思うのですけれども、まず被害の実態の状況についてなのですけれども、春先、秋、年間通じてさまざまな被害があるということなのですが、全道的な被害の状況というのがどうなっているのか、特に空知管内の被害額です。よく統計をとっていると思うのですけれども、全道的な被害額の状況と特に空知管内、この周辺の被害額の状況がどうなっているのかというのをお聞きしたいと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

鳥獣による被害額、全道のものと空知ということでございます。直近の集計で平成27年のものがございまして、全道的には平成27年の被害額は50億8,700万円、空知管内の平成27年の被害額は1億8,900万円となってございます。

再質問 武田真

それは恐らく農業者の方等が直接的な被害ということで自己申告された額だと思うのですけれども、実際いろいろな方のお話を聞きますと、報告していないのだとか、例えば先ほど電牧柵の話がございましたけれども、それを設置するために本来使うはずの時間がとられているとか、あるいはどうせ被害に遭うのだから植えませんとか、砂川に限らないとは思うのですけれども、被害が多い地区なので、今後の新規就農なり、あるいは定住も難しいというような声も聞こえてくるのですけれども、その辺の地元といいますか、地域の人たちの真摯な声というのは市のほうに届いているのかというのがちょっと気になるのですけれども、その辺の率直な声というのはどのように伺っていますでしょうか。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

被害額の集計につきましては、農業被害額ということでそれぞれアンケート調査にご協力いただくということで、それを集計しているということでございます。もちろんその集計に被害額を足されていない場合は、それは集計にはあらわれてきませんけれども、そういった話があるということはお聞きしておりますが、全道的な調査ということでございますので、数字としてはそれを指標にしながら、ふえている、減っているというようなところだと思います。実際には電気牧柵をされているという状況の中で、やはり被害は減っているということがあるのですけれども、設置していても飛び越えてとかということもありまして、100%防げているわけではないのですけれども、設置する前に比べますと被害は相当減っているということでございますし、鹿の被害があることで新規の話がなくなったということは聞いておりません。

再質問 武田真

先ほどは農業被害ということで、今回は鳥獣被害ということで、農林水産業に関する被害ということでの金額だったと思うのですけれども、農林水産業以外の被害も実際はあるというふうなことも聞いておりまして、私の友人が上砂川に住んでいるのですけれども、砂川から帰るときに鹿とぶつかって車が大破したというような農業以外の被害というのも実は多発しているのかなということで、鳥獣による被害というのはさまざまな方面で深刻なものが出ているのかなということなのですが、先ほどアライグマ、鹿、ヒグマということで鳥獣の関係の被害があるのですけれども、それぞれの害獣に対する対策方法といいますか、さまざまなわななり、銃なりというようなやり方で対策していると思うのですけれども、それぞれの鳥獣に対する対策の方法というのはそれぞれ具体的にどのような方法で被害防止を進めているのかという、それぞれの害獣ごとの対策についてご報告いただきたいと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

対象としている害獣につきましては、計画の中で対応しようとしているものにつきましてはエゾシカ、アライグマ、ヒグマを対象としております。エゾシカにつきましては被害が直接的にあるということから、エゾシカについては緊急捕獲計画もつくりながら、現在猟友会に委託しながら駆除していただいているという状況なのですが、エゾシカについては山の中に入っていきながら、それぞれ待ち構えたり追い込んだりしながら捕獲しているという状況にあります。アライグマにつきましては、わなを農家さんに貸し出しまして、そこで捕獲されたものを農政課職員が回収し、それぞれ処分しているという状況であります。熊につきましては、目撃情報に基づきまして、まずは注意喚起をしているのですけれども、余り目撃が頻繁にありました場合はそこにわなを仕掛けまして、わなに入ったものについて捕獲処分しているという状況にあります。

再質問 武田真

鹿については銃とわな、熊については銃と大きなおりのわなで、アライグマについてはわなを仕掛けるということだと思います。それと、先ほど電気牧柵の話が出ていたので、具体的にお伺いいしたいと思うのですけれども、砂川市における電気牧柵の設置状況というのはどうなっているのかという具体的な取り組み状況について少しお伺いしたいと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

電気牧柵につきましては、今は国の全額補助ということでございますが、平成21年度から平成26年度までに牧柵を設置した距離なのですけれども、約96.7キロメートルの整備を実施している状況にあります。

再質問 武田真

道東のほうとかへ行きますと山一つを柵で囲っているとか、地区全体を柵で囲っているというような事例があるのですけれども、砂川市における電気牧柵については例えば地区を全部覆っているとか、山一つから出られないようにしているとか、どういった設置状況で設置されているのでしょうか。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

砂川市の場合は、電気牧柵により農作物を守りたいという農家さん単位で圃場単位で設置をしているところでございます。

再質問 武田真

全体的な対策を考えた場合、個別の農家さんというよりは、やはり地区ごととか、一定の距離をとった上で柵を設置するのが非常に有効な方策かなと思うのですけれども、その辺が砂川市で普及していないというのは何か理由があるのでしょうか。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

平成21年度当初、始まったときなのですけれども、そのときは国と市で補助をしておりましたが、一部自己負担、受益者負担というのもありまして、電気牧柵を設置することで利益が守られる方の負担もありまして、そういったことから設置したい方が設置するというやり方で進んでおりました。平成23年度からは全額国の補助になったところでございますが、やはりそのやり方を踏襲しておりまして、設置したい方がその範囲内で設置するということで、普及の状況としましてはかなり進んでいると考えております。ただ、この国の制度は平成27年度から電気牧柵の補助要綱が変更されまして、今までの単に電気牧柵を設置するということが補助対象外になってしまいまして、具体的には電気牧柵を設置するときにICT、情報通信技術を加味した電気牧柵の設置の仕方をしなければ対象とならないとなったことから、27年度以降それに取り組むという農家さんが今はあらわれていないという状況にあります。

再質問 武田真

そうしますと、仮にICTなり、恐らく個別の農家さんではなくて大きな規模で申請したいという、その地区の機運といいますか、賛同するような方がふえてくるような状況になれば、新しい補助要綱に基づいた補助金というのは申請できるということで理解してよろしいでしょうか。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

もちろんそういった情報については、農家さんにも情報提供しております。個人なり地域なりでそういう話があったときには、相談に乗りながら設置に向けた検討を一緒にしていきたいと考えております。

再質問 武田真

仮にそのような要望があったら、ぜひ懇切丁寧に説明していただいて取り組んでいただきたいと思います。それから、先ほどもありましたけれども、電気牧柵だけでは鹿等には限界があるというお話だったと思うのですけれども、そうしますとそこは最後のとりでといいますか、ハンターによる駆除ということになってくるということで、(2)の話につながるのですけれども、現状先ほどのお話ですと担い手対策ということで手数料全額を補助して、研修費用も補助しているという状況で、本年度も市の職員の方2名が受講されるということと、あとは要は火薬玉の手帳を取得するための研修を受けるということなのですけれども、これは要望になるのですけれども、せっかくの機会ですので、わな免許を取るのであれば、ついでにと言ったら変ですけれども、第1種銃猟免許についてもぜひ取っていただきたいと。といいますのは、試験日も受講日も同一でありますし、まとめて受けるとお得と言ったら変ですけれども、料金も割引されると。そして、さらに今後砂川市の有害鳥獣政策を考えた場合に、わな以外にも銃の知識があれば政策を考える場合の深みにつながるのかなと私は考えるわけなのですけれども、今回わなに限定しなければならないという理由はないような気がするのですが、その辺第1種銃猟免許の取得に向けた取り組みといいますか、その辺の考え方をもう少し伺いたいと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

今のところ市の職員に対する補助というところまで踏み込んだ考えは持っていないところでございますが、もちろん猟友会の会員さんたちの高齢化ですとか、全体的に担い手が減ってきているという状況もあります。そういったところでは、そういった免許が取りやすい環境は今後検討していかなければならないかなと思っておりますが、一方で取った免許につきましてはある意味レジャーでも使えるというところもありますので、その辺につきましてはバランスを考えながら、今以上に鳥獣による被害がもっともっとふえてハンターの数が全然追いつかないとかという状況に、そういった背景があったときにそういった検討もされていくものと考えております。

再質問 武田真

まず、銃の免許までいくのは確かにいろいろハードルが高いとは思うのですけれども、狩猟免許まではまだハードルが低いかなと思うのです。その先の公安委員会の話になりますと高額な費用がかかる等の負担があるわけですが、ただ現状狩猟免許を取ってもすぐ銃を取らなければならないという仕組みでもないところなので、そこは免許を取ること自体は有意義なことだと私は思っております。ぜひその辺は検討していただきたいということなのですが、先ほどハンターの高齢化の話ということも部長からご説明があったところなのですけれども、担い手の現在の一番の課題はハンター人口が減少しているということと高齢化が著しく進んでいるということなのですけれども、市のほうで全道の狩猟人口の動向と年齢構成等の状況、あるいは地元砂川におけるハンター人口、あるいは年齢構成等の状況がどうなっているかについて把握されているか、その辺把握されている状況をご存じでしたらご説明いただきたいと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

狩猟免許所持者等の状況ということでございます。道内の狩猟免許所持者の推移ということでございますが、これも平成27年度までの数字しかございませんけれども、平成24年度、全道で8,152名、平成25年度8,396名、平成26年度8,491名、平成27年度が8,260名となっております。空知管内でいいますと、平成24年865名、平成25年が840名、平成26年が845名、平成27年が806名となっておりまして、全体の傾向としては減ってきている状況が見えております。あと、道内の第1種銃猟免許所持者の推移でございますが、こちらは全道的には平成24年6,421人、平成25年6,628人、平成26年6,715人、平成27年が6,484人、空知でいいますと平成24年が486人、平成25年が496人、平成26年が500人、平成27年が472人ということで、こちらにつきましても総体としては減ってきている状況にあります。あと、道内の狩猟免許交付者の年齢構成でございますが、こちらは網とか、わなとか、銃とか、複数持っていらっしゃる方もいらっしゃいますので、数字としては延べ人数になりますけれども、20歳未満が2名、20歳代が1,162名、30歳代が1,318名、40歳代が1,751名、50歳代が1,984名、60歳以上が4,784名ということで、60歳以上の方が43.5%を占めているという状況にあります。年齢が若くなればなるほど少ないという状況が見えています。市内の狩猟免許所持者の年齢構成ですが、市内で狩猟免許を所持している方は41名いらっしゃいます。20歳代が1名、30歳代が6名、40歳代が4名、50歳代が6名、60歳代が16名、70歳代が7名、80歳代が1名となっておりまして、60歳代が39%、それ以降の年齢を加えますと約半分が60歳以上というような状況にございます。その中で第1種銃猟免許所持者の年齢構成ですが、これは31名になります。20歳代が1名、30歳代が5名、40歳代が4名、50歳代は3名、60歳代が10名、70歳代は7名、80歳代が1名というような年齢構成になっておりまして、狩猟免許を持っている方は41名で、第1種銃猟免許を持っている方は31名、10名につきましては農家さんでございまして、銃の所持の資格は必要ないということでございます。

再質問 武田真

そうしますと、大ざっぱに言えば全道では4割以上が高齢者、砂川市においても半分近くが60歳以上、高齢者ということで、こうなるとハンター人口を維持するのはなかなか難しいということになっていくと思うのですけれども、私が強調しておきたいのは、単に射撃の技術を学ぶということであれば、浦臼に射撃場もございますし、そこで練習すれば射撃の技能というのは上がるのですが、それだけで何かできるのかとか、山へ行って鹿を撃てるのかといったら、なかなかそうはいかないというところで、射撃の技能と動物を狩るというのはまた別の話でありまして、それを総称して狩猟文化というのであれば、射撃とは違う。トータルで射撃とは異なる狩猟文化ということになろうかなと思うのですけれども、獲物を狩る、山に行って動物の気配を察するとか、そういった技能というのはなかなかネットとかデジタルで学べるものではなくて、アナログ的な技能ということになりますとベテランのハンターさんについていって実地で学んでいくというような形でしか学んでいけないということになります。そうしますと、現状非常に高齢化が著しいということになりますと、伝統文化といいますか、狩猟文化を継承していくというのはなかなか難しいということになりまして、北海道、国を含めて銃砲規制がかなり厳しいということで、一流のライフルマンになるには10年以上時間を要すると、その間にどんどんベテランのハンターさんがいなくなって、狩猟文化がすたれていくのではないかというような危機感が強いのかなと。その辺の担い手育成ということは、単に鉄砲を持っている人をふやすのだということではなくて、そういった伝統技能といいますか、狩猟文化を継承していくのだという側面もあるということで、その認識を持ちながら話をしていきたいと思うのですけれども、先ほど市の職員の方の対策ということで、現に市の職員の方でも取られている方がいるというような話もあるのですけれども、誤解がないように言いたいのですけれども、農政の担当者だからといって必ず狩猟免許を取って、あるいは銃の取得まで進めるべきだと私は言うつもりはないのですが、動物を狩るということについてはいろいろな考え方もありますし、個人の状況、いろいろなものもありまして、また向き、不向きというのも当然ありますから、必ずしもかくあるべきだと言うつもりはないのですが、ただ取得しようとする方、あるいは取得した方に対するフォローというのは私は非常に重要かなと思うのです。平日に業務の一環としてそういった活動に従事するということであれば、それは業務ですということになるのですが、土日もとかとなると、では燃料代はどうなるのだとか、いろんな負担も生じてくるわけですし、鉄砲の弾も高いということになりましたら、昨今問題にもなりましたけれども、報償費の扱いをどうするのだとか、いろいろな課題があるわけなのです。その辺の制度的なフォローといいますか、今後新たに担い手が出た場合にそうした方に対する制度的な保障というのが私はあってしかるべきかなと思うのですけれども、新たな市の職員の方でやりたいのだとか、既存の方のその辺の制度的なフォローというのはどう考えたらいいのか、何かお考えがあればお伺いしたいと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

市職員に対する制度的な配慮ということでございました。現状におきましては、平日につきましては通常業務に専念するということでございますので、そういったことでの配慮というのは考慮されておりませんが、土日などの休日に猟友会の活動として捕獲した場合については、猟友会のルールの中においてそれぞれ捕獲活動経費ということで支給されているという状況がありますけれども、市職員だからということで市として何か制度的なということについては考慮していないところでございます。

再質問 武田真

今後さまざまな方が市の職員を含めて参加するということになれば、その辺の配慮というのは必要かと思いますので、ぜひ今後続く方が出るようにいろいろな配慮を組織としてもお願いしたいと思います。続きまして、地域おこし協力隊の関係で先ほどご答弁いただいたところなのですが、有害だけでは定住につながらないというようなお話だったと思うのですけれども、私がなぜこれを言うのかという話なのですけれども、実は去年私が免許を取ったときに、たまたま近くに座っていた方にご職業は何ですかというような話をしたら、近隣の自治体の地域おこし協力隊の方だったのです。当然大都市圏から来られた方で、その業務としてわなの免許を取るのですというような話がありまして、この近辺を含めて道内の各自治体、全国的にも地域おこし協力隊が有害鳥獣活動の支援に入るというような事例が多々ございますものですから、こうした活動を地域おこし協力隊募集に当たって項目に入れるというようなのもあってもいいのかなと。道東のほうだったと思うのですけれども、ある自治体では観光事業と有害鳥獣の2項目で募集があったりとか、あるいは単独で有害鳥獣駆除一本で募集をかけていたりとか、さまざまな取り組みがございまして、普通に猟師で生活できるというのは当然あり得ないところなのですが、それが契機になって地域に定住されていくとか、あるいは農業であれば農業の傍らそのような仕事も当然あるわけですから、ということでつなげていくという形で、特に昨今地域の魅力的な仕事の一つということで、自然豊かな地域で狩猟をするとかという、そのような都市圏の若者の誘引の契機になる可能性もございますので、これは今すぐどうこうという話にはならない部分もあるのですが、他の自治体で事例等がございますので、その辺をぜひ研究なり調査なりされて、特に近隣の自治体にも実際にいらっしゃいますので、すぐ声も聞けるかと思いますので、それについては前向きに今後検討していただきたいということを要望したいと思います。それから、ちょっと言い忘れたのがあったのですけれども、農業団体については引き続き免許を取るように要望ということはお願いしたいと思います。(2)はその辺にしておきますけれども、とった後の有効活用というのは当然しなければならないということなのですが、今は有害駆除で捕獲した鳥獣についてはほとんど活用されていないということで理解してよろしいのでしょうか、その辺のところをもう少し詳しくご説明いただければと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

捕獲後の利活用ということでございますが、今お聞きしている範囲では、捕獲された方たちが自分たちで鹿肉を楽しむといったことで消費しているということは聞いておりますけれども、ジビエ料理が盛んな土地のように加工して売るというところまでの活動をされている方は今のところいらっしゃらない状況にあります。

再質問 武田真

その辺はどこがネックになっているのかなと思うのですけれども、それは施設がないからできないのか、ハードウエアがないからできないのか、それともそういった技能を持っている方がいないからできないのか、いろいろ理由はあると思うのですけれども、中空知全域で見ますとかなりの頭数、砂川市を含めると1,000頭ぐらい駆除されていると思うのですけれども、その需要といいますか、原料の供給はふんだんにあるという状況なのですけれども、その辺の具体的なネック、採算性ということで考えますと道東のほうあたりでは1自治体で年間1,000頭処理していますというような自治体も見受けられるところなのですが、その辺は原料の供給が少ないということではないのかなと思うのですけれども、困難性といいますか、その辺の具体的な状況についてもう少し詳しくご説明いただきたいと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

加工施設につきましては、道内で近くでは富良野ですとか、当別とかというところにあるようでございます。ただ、実際に加工施設があったとしても、そこまで持ってくるという作業が実は大変でございまして、十勝のような平野であれば、冬であれば引っ張って持ってこれる。車に積んで加工施設へということが可能なのでしょうけれども、空知管内においては山の中で捕獲するということでございまして、山から車のあるところまで持ってくる作業というのがまず1つ重労働であるということがあります。今浦臼のほうで検証作業をしていますけれども、どれだけの捕獲数があるけれども、その捕獲数のうちどれだけのものが運ばれるかというところでは、相当困難な数字が出てくるのではないかと思いますし、あと加工施設ができたところで、それを売るという作業が今度は出てきますけれども、どのぐらいの需要があるのかというところもありますので、そういったところでの今浦臼でやっている検証の経過も見守る必要がありますけれども、私どもが今聞いている範囲ではまず大きなネックとしてはとったものを施設まで運ぶという作業が一番のネックだと聞いております。

再質問 武田真

確かに鹿が出るのは山ですので、運ぶのが難しいというのは直感でも理解できるのですけれども、活用してこそ狩猟文化が完結するということになると思います。ただ単に山から来たものを殺してというか、駆除して終わるということであれば非常に残念なことでありますので、広域的に考えなければならない課題ということは百も承知しているところですけれども、各地の事例あるいは取り組みを参照しながら、ぜひ活用できるような方策を考えていただきたいということで、大きな1問目を終わりたいと思います。続きまして、キツネについて順次確認してまいりたいと思うのですけれども、先ほどのご答弁で検診の数が51名ということで、特定健診でやられているというようなお話だったのですが、実際全道的にエキノコックス症の発症件数が現在どのくらいの傾向にあるのか、増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのか、あるいはたくさん患者さんが出ているような地域はどのような地域であるのか、あるいは砂川は滝川保健所の管轄内ですけれども、過去滝川保健所の管内でそのような患者が発生したというような状況があるのかどうか、その発症件数等がどうなっているのかをまずお伺いしたいと思います。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

エキノコックス症の発症者数、件数、また地域別の動向、そしてまた滝川保健所内の感染者数と、大きく3つのご質問と考えておりますが、まずこの感染症につきましては医療機関で診察をした場合、エキノコックス症であるという診断がなされた場合は報告の義務があるということで、こちらにつきましては道、保健所が取りまとめているところでございまして、道の資料から確認しますと、平成11年から平成28年の18年間におきましては、道のホームページから確認しますと347人の感染者数の報告があったということでございまして、地域別に申しますと、保健所管内という区分でございますが、こちらについてこの18年の累計としましては、札幌の保健所が一番多くて、手元で集計したところは112件ございました。以下、函館、北見、釧路、旭川等々、感染者の報告数が多くなっている地域ということでございまして、札幌につきましては人口も多いということもございますし、札幌市といえども森林の地域がございますので、そういった数字になるかと思いますし、また潜伏期間が数年から十数年というようなことでございますので、札幌で報告があったとしても実際札幌で感染したかというのはまた別の話になる可能性もございます。感染した場所は別で、潜伏期間中に札幌に転入してきたというような場合もひょっとしたら中には含まれるかもしれませんので、札幌の保健所で数が多いから札幌で感染したのだろうということでは一概にはないかと思いますが、そういった地域ごとの感染者数となっております。滝川の保健所管内の数字でいいますと、同じくこの18年間におきましては2件の報告数がございまして、これは平成21年度に2件というような報告がございます。

再質問 武田真

データのほうは押さえているということなのですけれども、その傾向なのですけれども、かつては年間20件くらいというような話だったのですけれども、それが件数が全道的にも、滝川管内では21年に2件ということで、これまでなかったと思うのですけれども、患者数が増加傾向にあるのか、あるいは減少傾向にあるのか、その傾向的な部分はどのように考えたらよろしいのでしょうか。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

傾向ということでございます。平成11年からございまして、11年が8件、12年が21件、それから年を追って数字が出てくるわけですが、ある一方方向の傾向があるということではないのかなとは思っております。ただ、ここ数年26、23、27ということで、10件台の年度もあったことから考えると、ここ数年は若干この感染者の報告数というのは増加傾向にあるのではないかと考えております。

再質問 武田真

そういう傾向にあるということなのだと思うのですけれども、そうしますと具体的にどのような対策をということで、先ほどもありましたけれども、手洗い、生ごみ、餌に触れない、あるいは広報、オアシス通信で広報されているということなのですけれども、キツネのほうは頻繁に出てくるということで、現状今の対策は限界があるのかなと私はふだんから考えているのと、生ごみ管理も今はだらしなく生ごみを捨てている方って私はほとんどいないと思っているのと、追い払いにしても、キツネが人間を見てもなかなか逃げないと、逆に寄ってくるようなキツネもいたりと。追い払いしようにも追い払えないとか、そもそもキツネというのは夜光性の生き物ですので、ふだん昼間はどこかにいるかもしれませんけれども、夜中に出てきて悪さをするとか、そういうことであれば、既存のキツネの追い払いなりごみステーションの整備というのは私は限界があると考えているのですけれども、その辺市としてはキツネの現状の対策についてはこれで十分なのだと考えているのかどうかについてお伺いしたいと思います。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

現場からの報告でも、ここ近年は市街地にキツネが出没するというようなことで市民の皆様からの連絡や通報などもございます。ただ、1回目の答弁でもご説明したとおり、エキノコックス症に感染する経路としましては、ふんの中にある卵を経口接種することによって感染するというようなことで、国や道の啓発物にも記載されているところでございます。出没したからそれをもって感染するということではございませんので、その部分については十分啓発に努めて、キツネに近寄らない、さわらない、またふんにもさわらないと。どうしても処理しなければならないときは、土に埋めて、埋めた後はよく手洗いをするですとか、あと山菜等は十分水洗いをしたり、加熱したりというような対応をすれば十分感染は防げるのではないかと考えておりますので、現状の啓発、または万が一感染したかもしれないというような不安な方については年2回検診の機会を設けているということでございますので、現行としてはこの対策が最善の方法なのかなとは認識しているところであります。

再質問 武田真

ふんを経由して経口接種で卵が人体に入るというのが主な感染経路ということになろうかと思うのですが、市のキツネ対策の広報にもあるのですけれども、キツネのふんは直接さわらない。それは当然だと思うのです。では、実際キツネのふんとは何ぞやとなるのです。キツネのふんとはいかなるものかというのは、市民の方も何かのふんがあるのだろうけれども、それが犬のふんなのか、猫のふんなのか、もしくはアライグマなのか、キツネなのかという判別は恐らくつかないと思うのです。もしかしたら庭先に落ちているものがキツネのふんかもしれませんが、それは何かわからないけれども、とりあえずどけてしまうということであれば、全然対策にならないわけなのです。その辺の具体的な専門的な知識というのは市民も市のほうでも把握されていないのではないかという危機感を私は実は持っておりまして、例えばキツネのふんにしても、穴を掘って埋めますという形で広報されていますけれども、他の自治体の対策を見ますと掘る深さまで指定されているのです。何十センチまで埋めなさいと。恐らくそれは科学的な根拠があると思うのです。余り浅いところに埋めてしまうとそのうち出てきますとか。だから、その辺の科学的な判断というか、素養といいますか、その辺単にふんを何とかしなさいといっても、どんなふんなのだろうということは恐らく知らないし、私も見たことがあるかもしれませんけれども、判別がつかないということになると思うのです。その辺の具体的なふんの対策にしても、科学的な根拠といいますか、知見といいますか、その辺は市のほうでどのように把握されているのでしょうか。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

議員さんおっしゃられたとおり、ふんを見て、そのふんがキツネであるのか、または犬であるのか、またその他の動物であるのかというのは実際私も厳密にこれはこれでということもわかりませんし、市民の方もわかる方と、またわからない方がいらっしゃると思います。何が言いたいのかというと、そういう紛らわしい、疑わしいふんには近寄らないというようなことを啓発で訴えかけていく。また、埋める場合でもうちの市のホームページには何センチというのは実際書いておりませんでしたので、若干不親切な部分もあるのかなと感じてはおりますので、そういった部分は今後正確な情報をもとに市民の皆様にこういった処理の方法などについては情報提供、啓発に努めてまいりたいと考えております。

再質問 武田真

そしたら、根拠といいますか、知見というのはやはり大事なことになってくると思うのです。ふんの問題、汚い話を余りたくさんしたくないのですけれども、野生動物のふんというのは若干判別がつくという気もするのです。私は犬を飼ったことはないですけれども、近所の飼い犬などを見ていますと、オアシスパークに落ちているような野生動物のふんとは明らかに形とか色とかは異なると思うのです。その辺は研究機関が道にもありますので、正確な情報というのが非常に必要だと思いますので、そこはもう少し道の関係機関と連携して情報を得て、具体的に30センチと私ホームページでどこかのまちのを見たのですけれども、では何センチが的確なのかというのは、恐らく必ず根拠があってそのような処理方法等を指定されていると思いますので、漠然と私も不安をあおりたいというつもりはないのです。ただ、目に見えないものなので、どうなっているのかわからないという不安感があるわけですから、なるべく客観的な根拠に基づいてその辺判別できるように、処理の方法についてもそのような形でやっていってほしいというのと、あと各関係機関との連携というようなことを言いましたけれども、私がちょっと気になるのはオアシスパークあたりだとキツネは皆さんたくさんいるというのはご存じだと思うのですけれども、子供たちとかが野外活動等でいろいろ活動されているわけですけれども、そういった教育関係の機関との連携とか情報提供とかも、やはりその辺は重要になってくると思う。先ほどオアシス通信でということがあったと思うのですけれども、学校教育の中でどのような形でその辺の啓発等をされているのかわからないのですけれども、その辺の具体的な子供たちに対するオアシス通信以外での啓発とか、教育委員会との連携とか、その辺はどうなっているのでしょうか。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

検診につきましては、小学校3年生以上の市民というようなことで、子供さんから対象にしているものでございます。また、オアシスパークのほかにも公園等、子供さんが利用する施設は数多くありますので、こういった部分をどういった方法で子供さん方、またその子供さんの親御さんに正しい情報が提供できるかというのは今後考えていきたいと思いますし、今言ったような市民の方々からの情報提供によって、どこの地域で多く出没するのかというようなことも把握に努めるという考えもございますし、その把握した情報についてどのような手法で皆様に提供するかというのは今後十分検討させていただきたいと思いますが、子供さんだけでなく、もちろん山菜とりなどの活動で市民の方が山に入られる方もいらっしゃるかと思いますので、当然子供さんにも周知を図りながら、市民の方に広く正確な情報の提供に努めてまいりたいと考えております。

再質問 武田真

先ほど全道的な状況ということでもご報告いただいたのですけれども、大体3分の1ぐらいが札幌圏ですよね。いろんなところから札幌に人が集まっているので、札幌市内で感染したわけではないという、それは当然そういうことになろうかと思うのですけれども、昔の記憶をさかのぼって考えれば、どちらかというと道東方面の病気だったというような形が最終的にといいますか、今日全道的に広がってきているというような形になっていると思います。現状の傾向とかを見ましても、札幌圏に集中しているというのは単純に人口比で発症しているのかなと考えられるわけです。それは、必ずしも農村地帯で発生したのだとか、野外で活動される方が多いから発生したのだとかということではなくて、全体的に確率的な話で人口比に応じて発生しているのかなというような印象を受けているわけですから、必ずしも都市部の人たちが安心だというわけでなくて、周辺にキツネの住みかがあれば、そうした形で目に見えない形で感染していく病気なのかなという印象を受けておりますので、その辺は都市部だから安心なのだということではなくて、ぜひ注視していただきたいということで、それは(2)にもつながっていくのですが、目に見えない病気ということで漠然とした不安があるということだけでは対策は進まないということで、私はキツネの生息状況とか虫体保有率ということで伺っているのですけれども、現状実施されていないということで、道のほうにですか、たまたま捕まえた1体の検体を提出したところ、それは陰性だったというようなお話だったと思うのですけれども、1体だけではこの地域は安心ですということにはならないのだということだと思うのと、私が調べた限り、道立衛生研究所の調査、若干データが古いものしかなかったのですけれども、平成10年で57.5%のキツネが虫体を保有していたということで、その時点でも既に増加傾向にあるというような報告がなされている状況で、保有しているキツネの生息域は当然全道にそれが広がっているということで、57%ですので、2分の1以上が感染している可能性があるということで、最近のこの近辺のキツネの虫体保有率の最新のデータは広範囲なものはないところなのですが、こういった動物を媒介するような感染症の対策を考えた場合、媒介する動物の生態とか生育状況とかは当然把握しなければならないのかなと思うわけです。それで、本来いないはずのキツネが最近都市部にいるということは、そこで活動できる、繁殖できるという環境があるから来ているわけで、明らかにその周辺の農村部の生息を上回るような形で進出してきているということで、生息数の状況もかつてとは異なるというようなことになってくると思います。そして、虫体の保有率なのですけれども、先ほど遺体を検体して、それで調べたということだったのですが、ふんからも検出することが可能であるというような研究機関がふんを集めて虫体、感染状況を調査しているというような状況もありますので、余り厳密な調査をしろとなるとなかなか難しいかもしれませんけれども、ある程度の大ざっぱな範囲でも、どの辺にキツネが多いのかとか、あるいはどういう経路から来ているのかというのは、市民の目撃情報、あるいはふだんから市の職員の方は市内各所を回っていると思うのですが、そういった形の目撃情報をある程度統計をまとめることで大まかな方向性というのが私は集計できるのではないかと思っているのですけれども、その辺の市民あるいは市の職員の方、さまざまな方の目撃情報等をある程度集計するような、何年かかけて見ていくようなことというのは私は可能だと思うのですけれども、その辺の生息状況を把握するための統計的なもの、目撃情報を集計するような形の生息状況を把握するための仕組みを構築するというような考えはないかということについてまずお伺いしたいと思います。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

生息状況ということでございます。もちろん野生の動物でありますので、生息数ということになると何頭、何匹でしょうか、いるというのを把握するのは困難なことでございますので、市内のどの箇所に多く出没するのかというのは、先ほどもご説明したとおり、さまざまな情報源から収集することが可能かと思われますので、そういった部分は現場で取りまとめて、情報の提供の媒体はこれから考えさせていただきたいとは思っておりますが、そういった部分については正確な情報を提供させていただきたいとは考えております。

再質問 武田真

虫体の保有率についてはご報告いただけなかったと思うのですけれども、検査自体は専門機関がないと分析できないと思うのですけれども、少なくともキツネを検体として調べるというより、ふんから調べるほうが非常に手軽だということになると思うのですけれども、どのふんがキツネのふんかという判別をしなければならないところなのですが、それは各自治体でふんから虫体保有率を把握するというような地道な活動をされているわけですから、その辺は道の研究機関と打ち合わせしながら進めていくべきと思うのですけれども、その辺の虫体の検出等についてどのように考えているかお伺いしたいと思います。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

ふんの検査ということでございます。ふんを市内でサンプルとしてある一定程度収集して、その検査をしていただける機関が道でやっていただけるのか、衛生研究所でしたか、専門機関でやっていただけるのか、また民間の機関なり事業所がやっていただけるのかはこれから確認しなければなりませんが、実際サンプルを調査して、感染率が仮にゼロだったとしても、それを全体に当てはめて、ですから市内に生息しているキツネは感染率ゼロですということにはならないかと思います。また、感染率が出たとしても、道の検査でこれは解剖で成虫の保有率を把握している事業でございまして、大体ここ数年34%から42%ぐらいの成体の中に成虫が感染しているというような数字がございますが、その率をふんで確認して、上回ったとしても、それがいっときの数字なのか、継続しての数字なのかというところもございますし、地域的なものもございます。その数字をもってして砂川市が安全だとか、危険だとかというような方向で対策を進めるのも一つの手法かもしれませんが、私どもが今考えているのはそうではなくて、危ない、怪しいふんやキツネには近づかない、触れないというようなことでエキノコックス症の対策に取り組んでいこうということでございますので、そちらの部分について今重点的に取り組んでいるということでご理解をいただきたいと思います。

再質問 武田真

どのような対策も根拠がないとできないということになってくると思うのです。虫体保有率にしても、危険率が低いか、高いかというのは恐らく科学的な知見に基づいて専門家が判断しなければならないと思うのですけれども、まず基礎的なデータは何事においても集めなければならないということ。何より基礎自治体というのは市民の生命、財産を守るための最後のとりでになりますので、地元の現状について具体的に根拠をちゃんとそろえておくと、それ自体は全く無駄にならないですし、それからどうそれを政策に生かすのかとかというものにつなげていくための基礎になるものですから、何せ統計とか調査というのは極めて行政の基本になる仕事なので、その辺はきっちり、どのような手段でも目撃情報を集計するなり、あるいは科学機関と協働してするという、基礎データを集めていくべきだと私は思うのですけれども、その辺の最低限の情報の収集について市としての責務についてはどう考えているのかを最後にお伺いしたいと思います。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

市としての責務ということでございます。今までのご説明のとおり、今まで感染者数がごくごくわずかだったということからして将来的にも安全です、安心ですということは言えないと思いますし、1回目の答弁でもご説明したとおり、感染症というのはいつ予想を超えて流行するかどうかもわかりませんので、そちらの部分については、何度も同じ説明で申しわけございませんが、予防をするに当たっては感染症になる危険性、リスクを防ぐ、さわらない、近寄らない、適切にふんを処理するというような、そういったことで対処してまいりたいと思います。科学的な根拠ということであれば、市内のキツネのサンプル調査というのも一つの根拠を示す調査かもしれませんが、道で先ほど私がご説明したとおり成虫の保育率の数値が出ています。これも道が15カ所の定点観測の地点を設ける。プラス定点観測以外のところから提供のあったキツネを解剖して調べた調査がございます。これが全道的な調査で、これが根拠があると私は考えておりますので、そういったデータは皆さんに提供できるかなと思いますし、そのデータなどをもとにして適切な対策、予防に努めてまいりたいと考えております。

出典:砂川市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月14日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる