白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月10日
環境に優しいまちづくり
2025年12月10日、白老町議会の一般質問で、森哲也議員が「環境に優しいまちづくり」について質問し、町長 大塩英男、副町長 大黒克已、都市整備部長 舛田紀和が答弁しました。
- 質問者
- 森哲也 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、副町長 大黒克已、都市整備部長 舛田紀和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 森哲也
2項目めに入ります。2、環境に優しいまちづくりについて。(1)、白老町自然環境等と再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例の見直しについての考えを伺います。(2)、景観について。①、白老町環境基本計画に「うるおいのある環境づくりを推進していく」とあるが、具体的な取組内容を伺います。②、良好な景観の保全や形成を図るために景観行政団体への移行の考えについて伺います。
答弁 町長 大塩英男
「環境に優しいまちづくり」についてのご質問であります。1項目めの「白老町自然環境等と再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例の見直し」についてであります。本条例は、「白老町の豊かな自然環境、美しい景観及び町民の安全で安心な生活環境の保全との調和」を目的としていることから、その目的がしっかり達成されるよう町民や議会の皆様とも連携しながら、規制強化に向けた条例改正を進めてまいりたいと考えております。2項目めの「景観」についてであります。1点目の「白老町環境基本計画の『うるおいのある環境づくりの推進』に関する具体的な取組内容」についてでありますが、環境基本計画では、景観を守るための活動を推進することとしており、具体的な取組としましては、再生可能エネルギー発電事業を含めた土地の雑草除去指導や町内会、各種団体が実施するクリーン白老等のボランティア清掃のほか、環境町民会議と連携した環境セミナー及びパネル展など、様々な活動を推進しております。2点目の「景観行政団体への移行の考え」についてでありますが、景観行政団体は、景観法に基づき良好な景観の保全及び形成を図るなど、景観行政を担う自治体のことを指しておりますが、景観行政団体になることで景観計画を策定することができ、北海道景観計画で定める景観形成基準とは別に独自の基準を設けることができます。また、これに伴い良好な景観形成のための行為の制限に関する事項を要件として設定することができるものと認識しておりますが、白老町の景観行政団体への移行については、現在のところ予定していない状況であります。
質問 11番 森哲也
11番、森です。白老町では、平成16年にしらおい環境のまち宣言がされております。また、環境基本条例が施行され、基本的な考え方といたしまして、環境の保全と創造は環境の恵みを現在と将来の町民が享受できるとともに、良好な関係が将来にわたって確保されるよう適切に推進されなければなりませんと明記されております。環境に関する具体的な施策は、白老町環境基本計画で実施されておりますが、現在は3期の最終年度でございまして、時期を見据えまして本日は環境についての質問をしてまいりたいと思います。まず初めに、再生可能エネルギーに関する条例の見直しについてでございますが、1答目の答弁で今後規制強化に向けた条例改正を進めていく考えだということと、昨日同僚議員からも同様の質問があり、おおむね重複いたしますので、この部分については割愛いたしまして、(2)のうるおいのある環境づくりから再質問をしてまいりたいと思います。うるおいのある環境づくりの答弁内容で現在行われている取組は様々あるのですが、こちらの総合的な取組の評価といたしましては、どのようにしているのかをまずお伺いいたします。
答弁 副町長 大黒克已
環境基本計画の第3期、これにつきましては今年度をもって終了となりますので、これについてはまた次期計画に継続して事業を推進していく形となりますが、これまでやはりうるおいのある環境を創造するために町長の答弁にありました雑草除去ですとかボランティア清掃、様々な事業、活動を行ってきておりますが、近年では令和6年度から事業化した空き家除去に関する支援制度、これにつきましても快適な環境というようなところでは大いに成果があるものと認識しております。また、これまでも環境教育ということで学校現場で様々な取組を行っておりますが、今の環境を次世代にしっかりと引き継ぐというようなことを考えれば、やはりこの環境教育、いわゆる小さい頃からその環境に対する意識を持って進めていくことが重要だと思っておりますし、そのような中で取組を進めてきたというような評価でございます。
質問 11番 森哲也
11番、森です。まちの評価といたしまして、環境に対する教育等々のことは分かるのですが、私はうるおいのある環境づくりが推進してきた背景には町民の活動も大きいのかなと思っております。清掃活動等々を各種団体が行っていまして、まちの環境づくりが形成されている部分はとても大きい部分でございます。あと、行政が行ってきている部分で環境教育を行ってきているという現状は分かるのですが、町民が行えない部分もあります。具体的に言いますと、こちらのほうの答弁にもあるのですが、空き地に関する雑草除去に関することや再生可能エネルギーのところの雑草指導です。答弁にもございました。この部分が今年はドクガが発生、去年もです。大量に発生していることもありまして、かなり雑草に関して悩まされている町民は多いという認識であるとまず私は捉えております。それで、白老町では昭和61年に白老町空き地の雑草等除去に関する指導要綱がありまして、平成21年にも改定されているのですが、空き地の雑草に関する指導ができるとなっておりまして、答弁のほうでも指導をしている状況だとあるのですが、まずこの指導でどのぐらい効果が出るものなのか、その状況についてお伺いいたします。
答弁 副町長 大黒克已
まず、雑草に関する指導のご質問でございますけれども、過去5年間の平均でちょっと申し上げますと、町からそういう雑草除去に関する所有者に文書を郵送している件数が約180件、毎年ございます。それ以外にも文書は出さなくても不在地主といいますか、土地を管理している方々がこちらに住んでいなくて、それで高齢者事業団のほうに草刈りを委託しているケースが多くありまして、これにつきましては大体800件ぐらいありまして、そこで草刈りをしていただいているというような状況でございます。ただ、180件のうち指導に基づいてやっていただけるところもございますが、実際は居所不明で戻ってきたりとか、あるいは文書が届いてもやっていただけないというような土地もありまして、それにつきましては先ほど文書を180件と申しましたけれども、そのうち100件ぐらいは未処理のままというような状況が毎年続いているような状況でございます。
質問 11番 森哲也
11番、森です。180件で大体100件ぐらいが未処理という状況でございますが、雑草が温暖化の影響なのか、年々伸びるのが早くなってきているような感じがある部分と、次の点で自然環境で大きなくくりで質問しようと思っているのですけれども、景観というのは様々な定義があって人によっても感じ方が違うと思うのですが、例えばご高齢になって家の中からなかなか出られない方や、近所を散歩する方にとっては地域における景観というのが大切な景観であって、白老町の美しい環境の一部になるという認識の方も多数おると思っております。なので、今雑草の部分なのですが、この雑草で景観が乱れるだけでなくて火災や交通安全の面からも雑草対策というのは強めたほうがいいという考えがございます。そこで、ちょっとお伺いをしたいのですが、現在は指導要綱で行っている状況でございますが、自治体によっては条例を制定しているところもございます。また、今文書等々で送っているということでございますが、自治体によってもパトロールを実施して、パトロールの状況等々を公表している自治体もございます。それで、何が言いたいかといいますと、雑草に関して本当に様々な問題、景観上だけでなく先ほど言ったような問題も起こるので、私は現在の指導要綱では居所不明の方に対して税務課等々と連携して相手の方を探しているとは思うのですが、条例を制定するなどをしましてこの対策を強化していくべきだとまず考えております。指導もできるのですが、勧告もできるという今の要綱になっているのは重々承知した上でお伺いしますが、私は条例化して厳しく対応していくべきだと思いますが、町の考えをお伺いいたします。
答弁 副町長 大黒克已
議員のおっしゃるとおり、指導はしていてもこの状況が改善される状況にはなかなか至っていないということを考えれば、さらなる手を打たなければならない、やはり規制を強化しなければならないという認識に立ってございます。指導要綱では、この所有者に対する指導、または勧告というようなことも要綱上はありますけれども、実際勧告ということで郵送しているようなことはこれまではないのですけれども、今後につきましては指導を何回かしても改善されない場合はさらに強力な勧告というようなこと、それから今条例の制定ということも承りましたけれども、この条例についても他の先進自治体の制定状況も踏まえてどのように、例えばこれに対して罰則を設けられるのかとかというようなことも課題になろうかと思いますので、この辺につきましてはさらなる研究をして効果が上がるように取り組んでまいりたいと考えております。
質問 11番 森哲也
11番、森です。それでは、次に②の部分に入りたいと思います。景観行政団体についてでございますが、まず初めに白老町環境基本条例におきまして、景観の形成といたしまして第17条に白老の美しい景観を守り、うるおいのある豊かな生活環境の創造のために必要な取組を行いますとされております。それで、昨日同僚議員からも令和7年度まちづくり町民意識調査報告書の調査項目で、まちの印象で白老町が好きですかという質問項目で自然環境がよいからとの理由が1位になっておりまして、まちづくり町民意識調査を令和5年度、令和3年度と遡っても同様な状況となっています。このような意識調査の結果について、まず町はどのように捉えているかをお伺いいたします。
答弁 副町長 大黒克已
今年度にまちづくり町民意識調査を行っておりますが、その中での白老町が好きな理由ということで第1位に自然環境がよいからというような回答をいただいたということで、正直なところ白老町は山も海も川もあって自然豊かというのは私も認識しておりますが、それが町民の皆さんももちろんそうだと思うのですが、これが一番だというのはかなりびっくりしているというところでございます。また、近年職員採用で面接をする機会が多くありまして、そこでどうして白老町を受験するのですかという質問に対して、口をそろえて白老町は自然が豊かで食べ物がおいしくてというようなことが皆さんから聞かれるのです。そういうようなことからも、この豊かな自然というのは、あるいは景観、これは白老町にとっても大きな宝だというのを改めて認識したところでございまして、やっぱりこの宝を大切にしていかなければならないという認識でございます。
質問 11番 森哲也
11番、森です。副町長からも自然は宝だという話がありましたが、私もそのように認識しております。それで、まちづくり町民意識調査は町内の方を対象にされていると思うのですが、私も例えば国道を車で走っていると樽前山を社台の風景から撮影している方や史跡白老仙台藩陣屋跡を一眼レフのカメラで撮影している方などがおりまして、町外からも白老町の景観を見に来ている方は多数いる状況だと認識しております。白老町にはヨコスト湿原やアヨロ海岸など、ほかにも様々な自然が美しい景観を形成されており、まちの魅力の一つになっております。町内外から訪れる方も多い現状もございまして、自然景観を生かしたまちづくりを進めていくことが重要であると思っておりますので、この観点で確認したいことが1点ございます。白老町の自然景観で重要な景観の一つであるのはインクラの滝でございまして、日本の滝百選にも選ばれている場所でございます。しかしながら、現在大雨の影響により通行止めになっている現状もあると認識しておりますが、今後インクラの滝への復旧の見通しについてはどのようになっているのかお伺いいたします。
答弁 都市整備部長 舛田紀和
インクラの滝へ行く道路の部分の復旧のご質問かと思います。それで、町道二股線の件になろうかと思いますが、二股線につきましては10月1日の大雨災害で現在道路が決壊している状況にございます。これにつきましては、国の災害復旧事業を受けて現場を復旧していきたいという考えで今事務を進めているところでありまして、来週の月曜からその現場の災害復旧の査定がございます。その災害査定を終えた後に予算獲得という流れになりまして、それから現場復旧という流れになっていきますが、今現段階ではいつ復旧というのはこの場ではちょっとご答弁はできません。それは、まず災害復旧の査定を終えて予算獲得がされて、それから工事発注をした際にその工事も今年度査定を行いますので、翌債事業といいまして、令和7年度予算なのですが、令和7年、令和8年のまたぎ工事になります。それで、さらに白老町のその災害復旧現場が非常に数が多いものですから、一概に何月までに直せるというお示しが今できません。ですので、今この場でお話をできるとすれば令和8年度中には完成できるでしょうという、そういう答弁になります。
質問 11番 森哲也
11番、森です。今後の見通しについては分かりました。具体的には令和8年度中という中身で理解いたしました。それで、最後の質問になりますが、白老町では1答目の答弁において景観行政団体の移行を予定していないということでございますが、北海道内におきましては令和6年9月末の数字なのですが、26の自治体が移行をしている状況でございます。胆振管内におきましては、洞爺湖町が移行されている現状があります。景観行政団体に移行しますと、白老町の景観の保全の取組がより明確化するだけでなく、例えば様々なことができるのですが、景観重要建造物、景観重要樹木の指定もできるようになります。一例なのですが、白老町におきましてはいぶり五大遺産に選出されているのがアヨロ海岸の景観でございまして、なのでアヨロ鼻灯台を景観重要建造物に指定することもできるようになりますし、例えば北海道遺産におきましては仙台藩白老元陣屋が指定されておりまして、あそこにアカマツがあると思いますが、あそこを景観重要樹木などに指定することなどができます。これは、景観を生かしたまちづくりをしていくには様々な取組が具体化されるようになると考えております。最後に、町といたしましては景観を生かしたまちづくりについてどのように考えているのかをお伺いいたしまして私の質問を終わります。
答弁 町長 大塩英男
景観についてご質問をいただきました。改めて、この景観という言葉の意味をちょっと調べてみたのですけれども、目に見える眺めというのはもちろんのことなのですけれども、ずっと残したいとか美しいって思える感情に響く部分というのを、これもまた景観だというふうに辞書には書かれておりました。そう考えてみますと、やはり先人から引き継いできた人の感情に訴えるものとなると本当本町には様々な景観というのが存在しているなと改めて考えるところでございます。そういった中では、今回、今の現時点としては景観行政団体ということは今のところ考えていないというところなのですけれども、先人から引き継いだ大切な景観というのを次の世代に引き継いでいくということは、まちとしても非常に重要なことだと認識しておりますので、また景観というのはまちのイメージにも合致しているところかなと思っておりますので、しっかりとこの景観を守る取組についてまちとしても進めてまいりたいと考えております。