白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月9日
消防・救急体制
2025年12月9日、白老町議会の一般質問で、田上治彦議員が「消防・救急体制」について質問し、町長 大塩英男、消防長 小玉修が答弁しました。
- 質問者
- 田上治彦 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、消防長 小玉修
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 田上治彦
皆さん、おはようございます。会派みらい、2番、田上治彦でございます。通告に従い一般質問いたします。1、消防・救急体制について。(1)、白老町消防署西部出張所の組織体制と職員の配置について。(2)、西部出張所庁舎の耐用年数と建物の老朽化の状況及び整備計画並びに出張所の存続の可能性について。(3)、救急出動における一般負傷、急病、その他の令和6年度の出動状況(件数、搬送人員及び搬送した医療機関)について。(4)、近年、全国では消火作業及び救助作業中に負傷や最悪殉職される隊員がいますが白老町消防における公務災害の状況と安全対策について。(5)、白老町消防署の消防車両、通信設備、特殊資機材等の整備状況について。(6)、白老町内の消火栓の設置状況についてです。
答弁 町長 大塩英男
「消防・救急体制」についてのご質問であります。1項目めの「白老町消防署西部出張所の組織体制と職員の配置」についてであります。12月1日現在、白老町消防本部・消防署の定員数55名のうち実員数は50名、うち西部出張所に配置されている職員は9名となっており、毎日3名の職員が当直しております。2項目めの「西部出張所庁舎の状況及び整備計画並びに出張所の存続の可能性」についてであります。西部出張所は、昭和55年に鉄筋コンクリート造で建築され、45年が経過しております。鉄筋コンクリート造における耐用年数は一般的に60年とされておりますが、暖房用ボイラー等附帯設備の劣化や長寿命化を進めるためには大規模修繕が必要になると捉えております。また、令和8年度から指令業務の共同運用が開始されることも踏まえ、消防署に統合することとし、消防力強化のための部隊運用の一元化と再編の準備を進めているところであります。3項目めの「救急出動における令和6年度の出動状況」についてであります。消防統計は年単位で集計・公表されておりますので、令和6年1月から12月までの救急出動状況についてお答えいたしますと、救急出動件数は1,155件、医療機関への搬送件数は1,013件となっております。また、搬送先医療機関の地区別件数とその割合につきましては、白老町内は369件、36.4%、苫小牧市内は416件、41.1%、登別市内は107件、10.6%、室蘭市内は119件、11.7%、札幌市内は2件、0.2%となっております。4項目めの「消防活動における公務災害の状況と安全対策」についてであります。過去10年間で発生した、消防活動中における公務災害は2件であり、いずれも軽傷となっております。活動中の安全対策につきましては、総務省消防庁が発出している「警防活動時等における安全管理マニュアル」に基づき「白老町消防活動マニュアル」を定めており、安全管理を徹底するよう努めております。5項目めの「白老町消防署の車両等の整備状況」についてであります。消防庁告示で定められている「消防力の整備指針」に基づき計画を策定し更新しておりますが、25年以上経過した車両もあり老朽化も進んでいるため、保守整備を実施することで、常に安全かつ機能的に運用できる状態を確保するよう努めております。6項目めの「白老町内の消火栓の設置状況」についてであります。現在、白老町内には488基の消火栓と33基の防火水槽が配置されており、消防法や消防庁告示で定められている「消防水利の基準」に基づき、消火栓の設置場所や設置数を決定し、整備及び維持管理を行っております。
質問 2番 田上治彦
西部出張所に関しましては、数年前より私の親も高齢となりまして、その親が外傷だったり、あと疾病等で救急搬送されて、その折には非常にお世話になり本当に感謝いたしております。実は、これも消防署の西部出張所があったからこそと私は思っております。そこでなのですけれども、老朽化が進んでいる西部出張所が廃止の意向であるということなのですけれども、虎杖浜、それと竹浦地区、これは高齢化率が高まっている現状で、健康不安があって西部出張所が廃止ということになりますと、従来からあったものがなくなるということで不安に感じる方がいるのではないかと思われるのですけれども、廃止以降この対応策について伺いたいと思います。
答弁 消防長 小玉修
西部出張所統合以降の対策についてのご質問でございます。西部出張所につきましては、施設の老朽化への対応や指令業務の共同運用等、今後の消防体制の在り方を検討する中で統合の方向性が示されていることから、虎杖浜、竹浦地区の皆様にご不安の声があることは十分認識しております。消防としましては、統合後も安心して暮らしていただけるように努めてまいります。統合後の対策といたしましては、消防体制の強化、近隣消防との連携強化、地域消防、防災力の向上を進める方向で検討をしていきたいと考えております。西部出張所の統合は単なる機能の縮小ではなくて、指令業務の共同運用の開始に伴い白老町全体の消防、救急体制をより効率的かつ持続可能なものへ再構築するための取組であり、消防としては虎杖浜、竹浦地区の住民の方々はもとより白老町の皆様がより安全、安心に暮らし続けるように進めてまいります。
質問 2番 田上治彦
分かりました。そのようにぜひ進めていっていただきたいと思います。消防年報、これ今回頂いているのですけれども、その消防年報をちょっと参考にさせていただきますが、その消防年報、令和7年刊行のものになるのですけれども、それによると救急出動で一般負傷、それから急病というのが大方の搬送比率を占めているというの、これ理解できたのですけれども、その中でその他という表記がありましたが、その他とは一体どのような身体状況であるのか伺いたいと思います。
答弁 消防長 小玉修
消防年報で示されている救急出動種別のその他についてのご質問であります。その他種別の内訳としましては、火災、自然災害、水難事故、運動競技、加害、自損などによる負傷、また町内医療機関から町外医療機関への転院搬送、災害現場への医師の搬送、緊急時の資機材搬送、こういったものが含まれております。その他に分類される救急出動191件の内訳といたしましては、転院搬送が152件とその他分類の約79%を占めており、より専門的な治療を要する患者の病院間搬送となっております。
質問 2番 田上治彦
なるほど、分かりました。では、令和6年度において救急搬送で一般負傷、それと急病、その他の出動の件数が大まかに今計算してみたら1,102件となっていたと思います。その1,102件に対し、搬送人員が969人となっておりました。その差が133人がこれ搬送されていないようなのですけれども、これはつまり出動したのですけれども、症状が軽いという判断だったのか、そういう判断で搬送とならなかったのか伺いたいと思います。
答弁 消防長 小玉修
傷病者の搬送ルールについてのご質問でございます。医療機関への不搬送理由といたしましては、傷病者の方が明らかに死亡していると判断される場合や傷病者本人の搬送同意が得られない場合、または症状の改善ですとか、自ら、もしくは家族の運転で病院を受診する、こういったものが主な理由となっております。状況に応じて医師に電話相談した上で決定するなど、救急隊独自の判断で不搬送を決定したものではございません。
質問 2番 田上治彦
分かりました。実際以前にも私が一般質問内で言っていたこともあるのですけれども、救急隊員が搬送を、受入先の医療施設を探すのに結構な時間を要しているように感じるのです。私の近所なんかでも救急車の出動がありました。結構長い時間なかなか搬送されないなって思うことがありまして、ちょっと時間を計ってみると大体20分ぐらい、20分以上かかるときも実際あるのです。そういうふうに時間がかかっていると感じることがあります。実際それが救急隊がなかなか苦心されている点だと思うのですけれども、白老町の救急指定病院は町立病院でありますから、当然町立病院に搬送されるのでしょうけれども、あくまで救急搬送に限って伺いたいのですけれども、昨年度、令和6年度において町立病院へ救急搬送されたのは全体の何割ほどだったでしょうか。実際に搬送された上での数であって、その後ほかの医療機関に搬送されたほかの患者については除きます。
答弁 消防長 小玉修
病院選定に係る時間及び令和6年中における白老町立病院への救急搬送割合についてのご質問でございます。救急隊が行う病院選定は、傷病程度や状態、持病の有無などを総合的に判断して適切な医療機関の選定を行っております。病院選定に係る時間につきましては、令和6年実績から平均で5分程度の時間を要しております。次に、白老町立病院の救急搬送割合でございますが、町長の答弁にもございました救急出動1,155件、このうち293件、全体の25.4%となっております。
質問 2番 田上治彦
24.5%でしたっけ、それが多いのか、少ないのかとなればそれは何とも言えないところなのですけれども、今回私は病院に関しては一般質問を当然通告しておりませんので、質問はいたしませんけれども、町立病院は救急医療について広報紙にも書いてあったとおり、救急医療もこれから頑張っていくという話のようなのですけれども、ただ実際そのとおり町立病院でしっかり頑張っていただきたいとは思うのですけれども、当面の間はいろいろと難しい状況ではありますね、と思います。そこで何かすごくむっさい顔をしているような気がするのですけれども。3月いっぱいちょっと厳しい状況があるのかなと思って、私も頑張ってほしいなとは思っております。それで、任務、活動中の安全対策については、実際火災ばかりではなく救急活動のこの面においても安全対策をしていると思うのですけれども、つまり救命救急の際に危険箇所に行くということもありましょうし、また搬送する患者が重篤な感染症にかかっているという可能性も否定できません。また、まれなケースではあると思うのですけれども、搬送する際患者の家族から危害を受けるなんていうこともあるわけです。それは、私はちょっと聞き及んでおります。救急における安全対策、これはどのようにされているでしょうか。伺います。
答弁 消防長 小玉修
救急活動における安全対策についてのご質問であります。救急隊の感染防止対策として、令和2年に新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴い発出されました救急隊の感染防止対策マニュアル、こちらを参考に適切な感染防止対策の徹底に努めております。また、救急隊が向かう現場には危険要因が多岐にわたり存在しており、災害現場の地理的要因によるものや物理的要因による危険など、救急隊だけでは対応、制御が困難な事案、またリスクに対しましては消防隊や救助隊との情報共有、連携により安全対策を徹底し、危険要因を排除するとともに消防だけでは対応困難な現場、例えば傷病者自身、または関係者からの加害行為、こういったものが認められた場合や通報段階で予想される事案につきましては、警察など関係機関との情報共有、応援要請を行い対応に当たっております。
質問 2番 田上治彦
次に、来年から共同指令センターが運用となって、苫小牧市の消防との連携強化、これが図られるわけなのですけれども、苫小牧市と比較して車両、それから資機材等がこれ消防長の目から見て古いと感じていないでしょうか。古い資機材でこれからの消火活動とか救助活動とかに関して影響はないのでしょうか。例えば資機材等の交換、更新、もう少しそろえてほしいという資機材とか、これはありませんでしょうか。
答弁 消防長 小玉修
白老町消防本部で保有する消防救急車両、各種資機材の中には議員ご指摘のとおり老朽化が進んでいるものもございます。これらは町民の生命、財産を守るための重要な装備であり、老朽化による性能低下や故障リスクは看過できない課題であると認識しております。引き続き計画的な更新スケジュールの策定と安全確保のための整備強化、関係部局との連携を図りつつ持続可能な消防体制を構築してまいりたいと思っております。
質問 2番 田上治彦
次、消火栓についてなのですけれども、以前放水点検というのはあちこちで結構見ていた記憶があるのですけれども、ここ何年かとんとその放水点検というのがあまり見当たらなくなった感が私はありまして、そこで質問なのですけれども、その消火栓の放水点検、これ年に何回ぐらい実施されているでしょうか。
答弁 消防長 小玉修
消火栓の放水点検につきましては、消火栓が水道管とつながっているものですから、水道水に濁り等の影響がないように注意をしながら年に1度実施しているところでございます。
質問 2番 田上治彦
分かりました。実際これは水道との関係もあるので、配管とかきっと古くなっている影響もあったりとかするのかなという、今ちょっと私は感じておりました。消火栓の経年劣化によってそれこそ表面、さび、それから老朽化などによって交換が必要と思われるその消火栓の数について伺います。
答弁 消防長 小玉修
経年劣化により交換が必要な消火栓の数でございますが、令和7年度以降に耐久性、メンテナンス性に優れた打倒式消火栓への更新が必要な自立消火栓の数 は25基となっております。平成27年から実施しておりまして、対象は125基で毎年計画的に更新を行っております。
質問 2番 田上治彦
分かりました。なかなかの数かなと思っております。令和6年度決算において消火栓更新工事に135万8,500円となっていたのですけれども、実際これは更新工事に、この金額ですとちょっと全部というわけにはいかないと思いますけれども、これ町内全基、もしくは一部の工事、交換費用なのでしょうか。
答弁 消防長 小玉修
令和6年度決算における消火栓更新工事費、こちらにつきましては一部の更新工事に要した費用となっております。
質問 2番 田上治彦
1点私が疑問に思っていることがあるのですけれども、現在白老町に限った話ではないのですけれども、他市町村においても問題となっている太陽光パネルとなるのですけれども、それが何らかの原因によって発火したという場合なのですけれども、その場合の消火作業というのは一体どういった対処をするのかお聞きしたいと思います。
答弁 消防長 小玉修
太陽光パネル火災における消火作業についてのご質問でございます。総務省、消防庁より太陽光発電システムを設置した一般住宅火災における消火活動上の留意点、こちらが平成25年に発出されておりまして、太陽光電池モジュール、これが光を受けて充電する仕組みのため、火災発生時も充電が継続される可能性がございます。このため、放水などの消火作業中に感電や不測の再発火、これが起きやすく、通常の住宅火災とは異なるリスクもございます。また、住宅屋根に太陽電池モジュールが敷き詰められている場合には、隊員の滑落危険や放水を阻害する危険もございます。これらのリスクを踏まえまして、耐電手袋ですとか耐電長靴、こういった絶縁性の高い装備品を活用し、霧状の放水、こちらで6メートル以上離れた状態から放水するなど安全対策を講じた上で消火活動をしております。地上に設置されたパネルに起因した火災についても同様にこういった措置が必要となりますが、大規模な火災となれば近隣消防との連携ですとか、広域応援による消火活動も考慮しなければならないと思っております。
質問 2番 田上治彦
太陽光パネルは、やっぱりなかなかな大変な作業になるかと思います。実際その現場に行ってみて初めて太陽光パネルだって分かって、それから対応するということもあって、また消防隊としてはなかなか大変な作業になるかと思われます。分かりました。実際これで消防については最後の質問にいたしますけれども、過去において、触れたくはないでしょうけれども、消防署内で様々な事象が度重なって起きているようですけれども、消防署内において消防職員が働きやすい環境づくりというものが進んでいるのかということなのです。消防というのは、本当に特殊だと思っております。常に厳しい訓練を重ねていて、当然上司から怒号なんかも飛ぶこともあると思います。隊員はそれでもモチベーションを保ってやっていると思いますので、ですから働きやすい環境づくりというのはちょっと矛盾があるのかもしれません。ですけれども、これにとっていい職場環境であってほしいと思います。また、実際消防長も苫小牧市から来ていただいて、それこそ経験豊かで来ていると思います。この使用している機材、古い機材も今あるとお話がありましたけれども、その使っている機材、資機材等をよくして、早急に消防署内の職場環境の改善、実際話を伺いますと消防署にもエアコンがないということで、なかなか夏の暑さが大変かなと思います。エアコンの装備も含めてそういうこともやっていただきたいのですけれども、そういった観点からハード面、それからソフト面を含めて実際消防長と理事者、これは一体どのような話がなされているのか最後に伺います。
答弁 町長 大塩英男
消防職員の働きやすい環境づくりについてご質問をいただきました。議員ご指摘のとおり、消防本部におきましてはこれまで幾つかの不適切な事案ということで、本当に町民の皆さんの信頼を損なうというような事態が発生しているということで私も重く受け止めておりまして、再発防止と職場環境の改善については最重要の課題として捉えているところでございます。議員ご指摘のとおり、消防職員は業務上やはり町民の皆さんの生命や財産を守るということで、時には職員自らも命を張って業務の遂行に当たっています。ですから、その裏返しとしては、やはり厳しい指導であったりですとか、そういったことは必要だと思っております。ただ、一方ではその緊張感から解き放たれてというか、職場内ではやはりこの環境づくりというのは非常に大事なことかなと思っております。ですから、オンとオフの両立ということも非常に大事な環境づくりだと思っております。4月から経験豊かな小玉消防長に白老消防に来ていただいて、これまでの小玉消防長の経験も踏まえて私もいろいろとハードとソフトの部分でいかによりよい環境づくりをすべきかということで時として様々にお話合いをさせていただいておりますので、その辺も含めてしっかり町民の皆さんの信頼に応えられるような消防組織づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
質問 2番 田上治彦
2番目の質問に行きたいと思います。