白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月9日
白老駐屯地及び周辺施設の整備
2025年12月9日、白老町議会の一般質問で、田上治彦議員が「白老駐屯地及び周辺施設の整備」について質問し、町長 大塩英男、企画振興部長 三上裕志が答弁しました。
- 質問者
- 田上治彦 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、企画振興部長 三上裕志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 田上治彦
白老駐屯地及び周辺施設の整備についてでございます。今回この質問をするに当たって、答弁内容によっては機密事項等が含まれる事案があるかと思われますので、答えられる範囲での答弁をお願いいたしたいと思います。(1)、白老駐屯地施設の整備拡充に関する町の考え方について。(2)、特定防衛施設周辺整備調整交付金の活用の方向性について。(3)、白老港は特定利用港湾の指定を受けているが、特定利用港湾としての改良工事及び港湾利用訓練の状況について伺います。
答弁 町長 大塩英男
「白老駐屯地及び周辺施設の整備」についてのご質問であります。1項目めの「白老駐屯地施設の整備拡充に関する町の考え方」についてであります。近年、国際社会は戦後最大の試練のときを迎え、我が国を取り巻く安全保障も、新たな危機の時代に突入しつつあります。このような中において、今後、弾薬補給の重要拠点である白老駐屯地に求められる役割は一層大きくなるものと推察するとともに、基盤整備の重要性は一層高まってきているものと考えております。本町といたしましては、引き続き国の防衛施策に全面的に協力してまいりたいと考えております。2項目めの「特定防衛施設周辺整備調整交付金の活用の方向性」についてであります。特定防衛施設周辺整備調整交付金は、防衛施設の設置や運用がその周辺地域に及ぼす影響を軽減し、住民の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的として、国から関連市町村に交付される交付金であります。本町では、古くは昭和60年から、消防、防災、教育、道路整備等様々な分野で活用しており、今後においても本町の貴重な財源として活用する考えであります。3項目めの「特定利用港湾としての改良工事及び港湾利用訓練の状況」についてであります。「特定利用港湾」につきましては、国民保護への対応や自然災害発生時等において、自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できるよう、港湾を利用した訓練を実施するものであり、特定利用港湾においては既存事業の促進が図られることとなります。その上で、現在白老港の港湾整備事業につきましては、特定利用港湾指定以前より引き続き、島防波堤の整備を進めているところであります。また、港湾を利用した訓練につきましては、今年度は予定されておりません。
質問 2番 田上治彦
答弁ありがとうございます。先月の11月7日に行われました衆議院予算委員会での答弁において、高市早苗首相が存立危機事態になり得るケースという言葉を言っておられました。存立危機事態ということがどうもその言葉だけが独り歩きしているようにも捉えられるのですけれども、防衛白書から私が引用しますと、存立危機事態というのは我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態と、そういうふうに定義されております。実際のところ国の名前は避けますけれども、白老町とも実際に密接な関係にある地域は海外にあると思います。お名前を、地区の名前にすると花蓮県秀林郷、この名前は町長も当然ご存じですよね。それから、そこに座っておられる議長も当然ご存じだと思います。そこの国にもし攻撃があれば、有事があれば白老町としても黙って静観するというわけには恐らくいかないとは思うのです。気持ちは穏やかではないと思います。そこで、自分は少しでも白老町のためにも、今この防衛が強化されつつありますので、本当に白老町が先頭に立って町民の不安を払拭するためにも、またそれに対して反論もあると思います。その反論もあると思いますし、さらなる議論も必要かとは思いますけれども、率先して行けるといった姿勢を私としては示していきたいと思っております。そこで、特定防衛施設周辺整備調整交付金事業については、実に昭和60年から本町の貴重な財源であると、このように町長から答弁をいただけたところなのですけれども、交付金利用において非常に厳格な管理の下で行われていると思うのですけれども、町における交付金利用で令和元年から令和6年の間、その利用金額が大きかった事業は何だったでしょうか。また、その成果として町民の反応はいかがだったでしょうか。伺います。
答弁 企画振興部長 三上裕志
特定防衛施設周辺整備調整交付金のご質問でございますが、白老駐屯地につきましては昭和34年に創立されまして、今年で創立67周年を迎えましたが、このことによりまして自衛隊員、その家族が白老町に定住することになりまして、当時は製紙工場の立地とともに本町の人口の増加並びに地域経済の活性化に大きく寄与していただいたものと捉えております。議員からご質問のありました交付金の関係もその一つであるかなと思っておりますが、先ほども町長からありましたように古くから本町の貴重な財源として活用させていただいております。具体的に令和に入ってからの部分で活用の大きかった金額といったところでございますが、毎年今でいうと3,200万円前後ぐらいの交付金をいただいておりますが、その中で消防、防災、教育、道路整備等といったところに使わせていただいていますが、ここ最近で一番大きかったのは令和4年度の救急車の購入、これが2,300万円ということで使わせていただいております。
質問 2番 田上治彦
このように交付金は町民の生活に大いに関わっているわけでございますね。1個目の答弁において施設の整備拡充について引き続き国の防衛施策に全面的に協力してまいりたいと考えていると町長から非常に心強い答弁をいただいたと思います。自衛隊、その白老駐屯地周辺の土地なのですけれども、用地拡大のため防衛省が購入する、または購入したいといったその計画はないのでしょうか。実際そういった話があれば、率先して防衛省に町として提案はできないのでしょうか。伺います。
答弁 企画振興部長 三上裕志
周辺の土地の関係でございますが、以前の報道で令和5年9月頃だったと思いますが、自衛隊駐屯地の設備整備へというような報道が一部されていたということは我々も承知しておりますし、昨年ですか、広地議員からも同様の質問があったと記憶しておりますが、現在までまちに対してそのような正式なお話はまだいただいていないというような状況でございます。ただ、もしそのような土地を購入したいというようなお話があれば、先ほど町長から答弁がありましたとおり国の防衛施策でもありますので、町としてはしっかりと協力してまいりたいと考えております。
質問 2番 田上治彦
分かりました。町内のとある牧場とさせていただきますけれども、そこも防衛省で購入したいということをちょっと聞き及んでいるのですけれども、森野地区における町有地、それと適用民地が外国資本に買いあさられているという話もあるようなのですけれども、そういった面については、これどのような見解をお持ちでしょうか。私としては、整備拡充については応援したいという姿勢なのですけれども。
答弁 企画振興部長 三上裕志
外国資本にというようなお話でしたけれども、町側としてはそういったお話は聞き及んでいないといったような状況ですし、外国資本にといったところについても承知していない部分でありますが、先ほど防衛白書の話をされていましたが、我々も読んでいますが、その中でも対外的な脅威として諸外国、あえて同じく国名は言いませんけれども、そういったものが今後大きな脅威となっていくのではないかと書かれております。そういった外国資本の企業等が駐屯地の周辺に土地を購入するということについては、国防の面からいっても好ましいものではないのかなとは思っております。
質問 2番 田上治彦
外国資本に土地を買いあさられているという話からちょっと話が及ぶのですけれども、いろいろな意味で土地の買収という点において防衛省に土地を購入していただくということで、先ほども話ししたのですけれども、太陽光発電建設禁止区域の拡大ということにはつながるのではないでしょうかと思うのです。ちょっと話が飛躍しているかもしれません。そういうことの禁止が拡大できないかと私はちょっと考えているのですけれども、ここに関してはどうでしょうか。
答弁 企画振興部長 三上裕志
国が土地を買うといったところでございますが、その必要性や目的によって国、防衛省が判断するものでありますし、当然財務省側の見解としては無駄なものにはお金を出さないよといったようなことなのかなと思います。先ほども言いましたけれども、先方よりそのようなお話がありましたら、しっかりと協力させていただきたいなと思っております。
質問 2番 田上治彦
町長、1点伺いたいのですけれども、令和8年度中に北海道上富良野駐屯地に島嶼防衛用高速滑空弾というのが配備されるようなのですけれども、町長はこの件をご存じでしょうか。
答弁 町長 大塩英男
はい。詳細まではちょっと分かりかねますけれども、報道等で配備をされるということは承知しております。
質問 2番 田上治彦
承知しているということで、ちなみになのですけれども、令和7年度に静岡県富士駐屯地に配備されております。令和8年度中には上富良野駐屯地と九州、宮崎県えびの駐屯地に配備予定とされております。そこで、白老駐屯地、これは当然弾薬庫がありますので、ちょっと伺いたいと思うのですけれども、もしこの島嶼防衛用高速滑空弾が白老駐屯地に配備されるということになった場合、当然国として、防衛に関わることですから、町としての取扱いとして、これどうお考えでしょうか。
答弁 町長 大塩英男
仮というようなご質問ですので、明確な答弁は控えさせていただきたいと思うのですけれども、まずは国の計画というか、国の配備ということですので、まちがこの是非を言うというのはいかがかなという部分もあるのですけれども、仮にそのようなお話があった場合には、まずは町民の皆さんの安全と安心を確保しなければならないと思っておりますので、やはりそこは慎重な対応が求められるのではないかと考えております。
質問 2番 田上治彦
ぜひ考えておいてほしいと思っております。私は、今白老港を国にもっと活用していただきたいのです。そこで、これもちょっと端的に聞きたいと思うのですけれども、特定港湾として利用する範囲として海上自衛隊や海上保安庁の船が柔軟かつ迅速に施設を常に使ってもらえるようにはなっているのでしょうか。伺います。
答弁 企画振興部長 三上裕志
特定利用港湾のご質問でございますが、本年4月1日付で国土交通省、海上保安庁、防衛省と白老町と4者で白老港における港湾施設の円滑な利用に関する確認事項というものを交わしておりますが、この中で民生利用に配慮しつつ、緊密に連携しながら自衛隊や海上保安庁が柔軟かつ迅速に施設を利用できるよう努めるとございます。確認事項の具体的な運用のための意見交換を年に2回程度行うこととしておりますので、その中で利用調整をさせていただくこととしております。町長の1答目にもありましたが、現時点で特定利用港湾指定に基づく訓練等の利用は、今年度はないというようなことでございますが、そういった計画があった際には民生利用を優先しつつも我々港湾管理者がしっかりと利用調整させていただきたいなと思っております。
質問 2番 田上治彦
この件に関しては最後といたしますけれども、白老町内においても自衛隊の現隊員や職員の方が住まわれております。また、自衛隊、定年退職後においても白老町に住まわれて町内会活動なんかにも尽力されている方がおります。そういった面も含めて防衛という点ばかりではなく、駐屯地をやはり拡大整備していただいて、町民とそのイベント等でもっと交流を深めていくといったことがあってもいいのではないかと思うのです。当然白老駐屯地とイベントがないわけではないです。ただ、やっぱり大々的というか、白老駐屯地を挙げてというか、白老町というか、そういう形の大きさというのがちょっと細々と何か行われているような感じがしてしまうのです。なので、それを鑑みまして白老町としてもそういう大きいイベントをつくって、行って、もっと自衛隊と交流を深めていくといったことがあってもいいのかと思うのです。これに付随して当然交付金という面においても拡大整備をするということによって、その分の見返りも期待できるのではないかと思います。そのためにも施設拡充の提案、これを重要と考えるのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 大塩英男
議員から白老駐屯地と周辺施設の整備についてということでご質問をいただきました。白老駐屯地につきましては設立されて67年、本町と共に発展をしてきて、やっぱり今後におきましては国防という観点から非常に役割というのが一層大きくなってくるのではなかろうかと私も思っているところでございます。日頃から駐屯地の皆様方には様々な形で地域との連携ということで取り組んでいただいて、本当にまちづくりや地域の経済の活性化ということで寄与していただいていると思っております。議員のほうから今駐屯地とのイベントの交流をもっともっとということで、駐屯地の皆さんも本当地域との連携ということで駐屯地の司令をはじめ地域の方々との連携という、よくこのお話をしていただいておりますので、そういったことができないかということで今もやっていただいているのですけれども、さらに充実というようなことでお話をさせていただければなと思います。また、そういったことも含めて駐屯地が安全かつ機能的に活動できる環境を整えるという意味でも、この施設の整備の拡充というのはまちとしてもしっかりと働きかけをしてまいりたいと考えております。