みんなの議会

白老町議会 令和7年定例会6月会議 2025年6月17日

虎杖浜地区の活性化

2025年6月17日、白老町議会の一般質問で、田上治彦議員が「虎杖浜地区の活性化」について質問し、町長 大塩英男、農林水産課長 菊池拓二、経済振興課長 三上裕志、政策推進課長 太田誠が答弁しました。

質問者
田上治彦 議員
答弁者
町長 大塩英男、農林水産課長 菊池拓二、経済振興課長 三上裕志、政策推進課長 太田誠

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 田上治彦

2、虎杖浜地区の活性化について。(1)、水産業を主体とする虎杖浜地区では、人口減による人手不足と後継者不足が深刻であるという声が聞かれますが、『第6次白老町総合計画』の水産業の将来的な展望に向けた具体的な進め方について伺います。(2)、虎杖浜地区の水産加工業者数と漁船隻数及び漁獲高の推移について伺います。(3)、虎杖浜地区の国道沿いから浜通りに係る廃屋の現状と対策について伺います。(4)、倶多楽湖を観光資源とする利活用の方向性について伺います。(5)、ホッケの陸上養殖実験を虎杖浜の旧加工場で行っているが、将来陸上養殖が本格操業となった場合、どこの地区でどの程度の規模の養殖場運営を検討しているのか伺います。

答弁 町長 大塩英男

「虎杖浜地区の活性化」についてのご質問であります。1項目めの「『第6次白老町総合計画』の水産業の将来的な展望に向けた具体的な進め方」についてであります。本町における水産業は、まちの経済基盤を支える基幹産業であり、特に虎杖浜地区においては、水産加工業の歴史も長く、地域特性を生かした産業形態が確立されております。しかしながら、近年の海洋環境に起因した主要魚種の漁獲低迷をはじめ、漁業者の高齢化や後継者不足、さらには国際的な漁獲規制など、水産業を取り巻く情勢はより一層厳しくなっているものと捉えております。このことから、本町としましては、資源管理型漁業の促進や栽培漁業の振興に努め、引き続き持続可能な水産業の確立を目指してまいります。2項目めの「水産加工業者数と漁船隻数及び漁獲高の推移」についてであります。虎杖浜地区に限定し、各項目の10年前、5年前、1年前で比較しますと、白老町商工会の調べでは、水産加工業者数は、15者、15者、14者、また、いぶり中央漁業協同組合における調べでは、漁船隻数は、64隻、62隻、50隻、漁獲高は、12億9,012万円、7億550万円、8億1,743万円となっており、いずれにおいても減少傾向にあります。3項目めの「国道沿いから浜通りにかかる廃屋の現状と対策」についてであります。虎杖浜地区の廃屋とされる腐朽破損の著しい空き家は、令和4年度の実態調査において8戸となっており、地区全体の1割程度と割合自体は高くないものの、その半数が国道沿いや虎杖浜海岸通り沿いに位置しており、景観上の影響や、台風等自然災害による近隣住宅、周辺道路への被害が懸念されるところであります。これら廃屋の所有者に対しては、必要に応じ所有物件の適正管理についての指導を行うとともに、空き家等解体支援事業を活用した除却の促進も並行して進めてまいりたいと考えております。4項目めの「倶多楽湖を観光資源とする利活用の方向性」についてであります。令和6年度の倶多楽湖の観光入り込み客数は13万9,330人となっており、本町の重要な観光資源、景勝地であると捉えております。冬期間においては、アクセス道路が閉鎖されるほか、近年においてはチップ釣りが禁漁になっているため、観光地としては一定の制限を受けておりますが、自然景観を楽しむ来訪者やカヌー及びサップを楽しむ方も見受けられる現状であります。今後においても、本町の貴重な観光資源として活用を図ってまいりたいと考えております。5項目めの「将来陸上養殖が本格操業となった場合、どこの地区でどの程度の規模の養殖場運営を検討しているのか」についてであります。昨年度から着手した、ホッケの閉鎖循環型陸上養殖事業につきましては、今年の6月で丸1年を迎え、現在、受精卵からふ化した稚魚約300匹は、全長10センチメートルを超えるまでに成長しております。本事業は、漁家所得の安定化だけではなく、遊休施設の利活用による、新たな産業創出も目指している事業であります。このことから、今年度は、株式会社アクシムが所有する特許技術を用いて、成長度合いを踏まえた生産コストを算出し、収益化が図れる適正な事業規模を見定めることとしており、運営主体と場所については、幅広い選択肢を持ち検討を進めてまいりたいと考えております。

質問 2番 田上治彦

白老町の著しい人口減というのが問題となっておりますけれども、特に虎杖浜地区における過去10年、それから5年前と現在に至るこの人口の動態、推移、それと将来予想される推計について伺います。

答弁 農林水産課長 菊池拓二

虎杖浜地区の人口推計でございます。私のほうから答弁させていただきますが、令和2年6月に白老町のほうで人口ビジョン改訂版を出させていただいております。そこに地区別人口の推移というところがあります。10年前でいきますと平成27年になりまして2015年、虎杖浜地区の人口は1,467人、当該年度、令和7年、2025年ですけれども、1,165人ということでございまして、この計画は令和42年まで、2060年まで計画されておりますが、将来的には減少率77%ということで、白老町の平均が76%から見ますと平均で出ている減少率程度の減少が見込まれ、2060年には333人に減少するというようなことが計画で位置づけられております。

質問 2番 田上治彦

怖い数字ですね。次に行きます。人口減少における労働不足を補うために振興策として外国人労働者が多くなりつつあって、虎杖浜地区においても結構外国人の労働者が出てきているわけなのです。実際本来の虎杖浜におけるコミュニティが阻害される可能性というようなことも否定できない状況となっているのですけれども、その外国人の方々に指導する雇用者も地域住民となじんでいくように教えるなどして地域の風習、それと文化の中で生活できるようにしていくべきではないかと考えているのですけれども、どうでしょうか。

答弁 経済振興課長 三上裕志

外国人労働者に関することなので、私のほうから答弁させていただきますが、虎杖浜地区にお住まいの外国人の住民登録者の数については白老町内で2番目に多い地区となっております。こういった外国人労働者の方と地域との関わりといったようなご質問かと思いますが、昨年にもほかの議員からもご質問をいただいておりますが、それと町のほうでもいろんなアンケートを行っている中で事業者のほうからもそういった地域との交流の場がないといったようなお話をいただいております。我々としてもそういった場の必要性は十分に感じていますし、実際町内のNPO法人のほうではいろいろと活動をしていただいている部分もございます。今年度は我々としましても8月に行われるポロトミンタㇻフェスティバルの中で事業者のご協力を得ながら、そういった外国人の方に出店していただいたり、積極的に参加していただけるような取組を進めていきたいと思っていますので、それをきっかけにそういった取組が、本町地区だけではなくていろんな地区でそういったコミュニティが図られて、外国人の方も気軽に地域に出ていただけるような取組が広がっていけばいいなと思っております。

質問 2番 田上治彦

では、虎杖浜です。水産業経営の安定化と漁業経営基盤の強化、水産加工の高度化を図って付加価値を含む対策、この促進のためにはどのような具体策が必要だとお思いでしょうか。伺います。

答弁 農林水産課長 菊池拓二

ただいまのご質問でございます。水産業の経営の安定化というところでございまして、本町におきましては水産業の経営の安定化や基盤強化を図るためには漁業者に対して様々な補助、支援を行ってきております。しかしながら、そもそも資源がなくては漁業として成立しないというところからいきますと、資源管理型漁業や栽培漁業、2点を重要に考えておりまして、この推進を図ってきているというようなことで、平成18年からマツカワの種苗放流等も行ってきておりますので、そのような実績を踏まえてやってきているようなところでございます。

質問 2番 田上治彦

魚介類というのも大事な資源なのですけれども、海藻類、昆布なのですけれども、昆布も虎杖浜昆布としてブランド化していますし、当然昆布は大事な資源であると捉えているのですけれども、ここ数年の、10年前、それから5年前、現在なのですけれども、その昆布の収穫量の変遷、これはどのように推移しているでしょうか。

答弁 農林水産課長 菊池拓二

虎杖浜昆布の推移でございまして、虎杖浜昆布につきましては虎杖浜タラコと同様に地域名を用いたブランドということで、虎杖浜の2大看板ということでブランド化されておりますけれども、今現在昆布というのは虎杖浜昆布のほかにも海洋資源のウニの餌になったりとか、そういうような重要な要素もありまして、貴重な資源なのかなと捉えております。この虎杖浜昆布の過去のデータを見ますと、10年前の平成27年当時は8名の従事者で漁獲量が3,700キロで漁獲高が220万円でした。昨年度は9名の従事者で漁獲量が400キロ、漁獲高が24万円となっており、それぞれ10分の1程度まで減少しているというようなことでございます。また、もう一方で昆布の減少は近年の海洋環境の変化が強く影響しているというところで、磯焼けを進行させているというようなところからも昆布資源が減って枯渇していっている一方でウニ漁にも多大なる影響を与えていると捉えております。

質問 2番 田上治彦

そうですよね。本当になかなか難しい問題、自然相手なので、難しい問題だと思います。では、廃屋の問題なのですけれども、これに関しては全国規模で問題としては捉えてはいるのですけれども、虎杖浜海岸通りでは廃屋を利用した歩いて巡る屋外写真展としているところもありますけれども、それはそれとしてなのですけれども、虎杖浜の国道沿いにも浜通りにしても廃屋というよりは木材の破片としか思えないような廃屋だったり、もともと商業施設でかなりもう年数がたった建物を結構目にするのです。ややもすると、私が子供のときから見ているかもしれません。そんな状況の中で結構目にするので、早い対策をお願いしたいところなのですけれども、白老民族共生象徴空間、ウポポイを観光の目玉として来町をされる観光客の目というのもありますから、景観の美化の取組、対策ということについて伺いたいと思います。

答弁 政策推進課長 太田誠

現在の対応としては、周辺に影響を及ぼしている空き家等については、町民、町内会からの通報があった場合ですとか、パトロール中に管理不全状態の空き家等を発見した場合については迅速に現地の影響の確認を行った中で、その結果に基づいて必要に応じて所有者等に改善を促すための文書なりを送付しているところでございます。一定程度期間を設けて改善されない場合、また早急に対応しないといけない場合については白老町空家等の適正管理に関する条例に基づいて、危険回避をするために必要な措置ということで飛散防止のための防護ネットを張るですとか、ベニヤ板を打ちつけるなどの策を講じているところでございます。虎杖浜は虎杖浜タラコに代表するように海産物であったり、虎杖浜温泉であったりというところで非常に観光も盛んなところであるとまちとしても捉えているところでありますので、やはり西の玄関口というのですか、そういうふうにもなっていますので、今後も景観美化の観点からも空き家対策をしっかりと進めていきたいという考えでございます。

質問 2番 田上治彦

環境美化という点においては浜通り一帯地区、どうしようもないことなのですけれども、正直悪臭に対する訴えというのもあるのですけれども、これは仕方がないのですよね。浜の臭いなので、結構何か不快な臭いがするって言われる方もいるのですけれども、これは我慢してもらうしかないのかな。浜の臭いはもう仕方がないかなと思うところもあるのですけれども、できれば観光という観点からも対応策を考えていただければなと思う次第ではあるのですけれども、次に倶多楽湖の面に行きたいと思うのですけれども、倶多楽湖は白老町における大事な水資源ということは皆さん認識されていると思いますけれども、また大切な観光の一つでもあると捉えております。中には倶多楽湖は登別市ではないかって言う方もいるのです。確かに倶多楽湖から地獄谷へ抜けることもできますから、そう思われる方もちょっといらっしゃるのでしょう。私の記憶では、もう数年も前になるのですけれども、倶多楽湖でチップ、ヒメマスです。白老町のどさんこ音頭の歌詞の一節にもなっていたぐらいの非常に白老町としては身近な魚であったと思います。そのチップ釣りを目当てに結構多くの釣り客が来ていたというのを覚えているのですけれども、その後チップ釣りに関してそのとき当時の組合の問題だったのか、それとも釣り客の様々な問題があったようにも思うのですけれども、それについてどのような認識を持っておられたのかということなのです。虎杖浜の組合が漁業権を持ってやっていたわけだと思いますけれども、その後どうなっているのか。いまだに解除されているのか、いないのかちょっと分からないのですけれども、今後どうしていくのか、現在チップ釣りは行ってはいないようなのですが、倶多楽湖を観光として、また釣り場としてもしてはいいのではないかと思うのですが、見解を伺いたいと思います。

答弁 経済振興課長 三上裕志

倶多楽湖の観光についてのご質問でございますが、チップ釣りにつきましては魚体の大きさが十分でないといったようなことから、平成21年から禁漁となっております。倶多楽湖につきましては流入河川がないといったところで、魚の餌になるものが少なくて魚体がなかなか大きくならないと言われておりますけれども、一方でチップ以外の魚が実は増えているのだよといったようなお話もお聞きするところもありますので、ここら辺につきましては漁協ですとか、農林水産課とそういった状況については毎年確認をしていきたいなと思っております。それと、観光資源としての倶多楽湖の在り方といった部分についてですが、先ほど町長からご答弁を差し上げましたが、豊かな自然景観を楽しむ方もいらっしゃいますし、湖面を活用しましたアクティビティー、カヌーやサップをされている方も結構多く見られております。国立公園内という制限がある中ですので、何でもできるというわけではないのですが、国においても国立公園を有効に使って観光資源にしていこうというような方針を示されていますので、自然環境を保護したというか、守った上でというような前提ではありますけれども、そういったことで当然本町としても観光客増加に向けてできる限りの施設整備といいますか、インフラ整備の部分はいろいろ問題がございますので、そういったところについては関係機関としっかり協議をして進めていきたいと思っております。

質問 2番 田上治彦

分かりました。先日なのですけれども、同僚議員、前田博之議員とちょっと話ししたときなのですけれども、令和4年6月、ちょうど本当に3年前の6月会議です。前田博之議員がちょっと質問されていたようなのですが、倶多楽湖を題材にした小説の中の一節で神秘的な表現で書かれていたらしいのです。私自身その作品は読んでいないので、ちょっと分からないのですけれども、後で調べてみましたら室蘭市出身の作者で八木義徳という作家です。その小説の中で、この方すごいです。八木義徳さん、作家、昭和19年に芥川賞を受賞されておりまして、平成2年に菊池寛賞と2つの作品賞を受賞されている作家先生なのです。申し訳ないです。私は存じ得なかったのですけれども、読んでいないので、私は分からなかったのですけれども、そうしたことから倶多楽湖に文学的な価値があるということで、倶多楽湖のPRを提言されていたようなのですが、前田議員の質問の対応はその後どうなっているのかということがちょっと疑問ではあるのですけれども、実際倶多楽湖に関する文学的表現を表したモニュメントですか、そういったものを建立してはいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。伺います。

答弁 経済振興課長 三上裕志

私もお伺いして調べてみたのですけれども、八木義徳さんの「八木義徳全集」という冊子の中にこの「倶多楽湖」という小説もあるようなのですが、ちょっと探したのですけれども、ここら辺の書店には見当たらなかったので、今後探してみたいなと思いますけれども、ご質問いただいた内容につきましては今現在国としましてもアドベンチャートラベルというのを推進しておりまして、本町においても先日アドベンチャートラベルガイド養成講座というのを開校しましたけれども、アドベンチャートラベルという中には自然体験、アクティビティーのほかに文化といったものもございますので、こういったものも本町の観光資源の一つとして生かしていけたらなと思っております。町内には、駅前とか眞證寺のところにはそういった作家の碑なんかもありますので、どういった取扱いがいいのかというのはまた関係課と協議しながら進めたいと思いますけれども、こういったものもぜひ生かしていけたらなと思っております。

質問 2番 田上治彦

次は、ホッケに関することなのですけれども、ホッケの陸上養殖事業は様々な分野から本当に注目されている事業なのですが、本格始動したとして、これがもし町内企業であれば、その企業に対して一部助成とするのかどうか分からないのですけれども、陸上養殖事業を受けた企業の運営に係る経費、それから人件費等は町として助成する予定であるのでしょうか。伺います。

答弁 農林水産課長 菊池拓二

ただいま今後のホッケ養殖の方向性みたいなところなのかなと思いまして、昨年度この事業着手したホッケの陸上養殖事業につきましては各種報道機関で取り上げていただいた結果、様々な分野の方から注目をいただきまして、昨年度で11件の視察を受けております。今年度につきましても既に8件の視察を受けている状況で、その視察に来られている方々も他の自治体の議会や官公庁関係ではなく、養殖技術に係る研究機関をはじめ生食ホッケを今後利用したいというような大手飲食企業や著名なシェフだとか、また異業種参入を検討している大手自動車メーカーや総合商社など、ビジネスベースでの具体的な視察が今増えている状況にあります。当該事業は先ほど町長の答弁にもありましたけれども、漁家所得の安定化と遊休施設の利活用をもって新たな産業の創設を図るというようなところが狙いの一つですけれども、町としましてはどこか特定の企業にそのまま今得ているこの技術と知見、データを提供するというような考えは持ってございません。あくまでも今回の実証実験で得られた知見、技術を虎杖浜地区を含めた町内でこの経済循環をうまくつくっていくというようなところを重きを置いてやっていきたいと思っておりますので、まずは最優先としてはやはり漁業者を含めた町内プレーヤーであるというところが重要であると捉えております。また、当該事業は6月でちょうど1年を迎えまして、現在生産現場につきましては地域おこし協力隊の川下氏が中心となりデータ分析をアクシムが担っていただき、産官学の連携で進めておりますけれども、このホッケの種苗生産、次に閉鎖循環のこの技術的な確立、もう一つには生産された生食ホッケの利活用という大きな部分でこの各フェーズにおいて様々な課題が出てきております。課題はこの3年間に大いに出てきていただきたいと私たちは思っていまして、今この課題が出るからどう対応していくかということが可能なのかなとも思っております。これらをクリアしながら事業を進めていくということになると、やはり町内事業者だけではなくて様々な連携が重要であるとも考えているところでございまして、そうなりますと運営主体は1社に限定せず、町外企業も含めた幅広い選択肢を持った中でコンソーシアム型での事業を開始できればなと思っておりますので、今現在この手法でこの補助金を充てるとか、そういう具体なところではなくて、今のところ町は幅広い選択肢を持って事業を進めていきたいと考えてございます。

質問 2番 田上治彦

次、最後の質問といたしますが、白老町における人口減は本当に大きな課題となっているというのはご存じのとおりなのですけれども、ここ数年来虎杖浜での人口減による漁業後継者不足が大きな課題であると捉えているのですけれども、ここ数年本当減るだけ減って、大した変わりなく衰退していく一方であると私も聞かれております。特にまちにおける第一次産業について私もよく言われてしまうのですけれども、白老町は畜産ばかり力を入れて水産業には目を向けてくれないっておっしゃる方もいるのです。それに対して私はそんなことないですよと言うのですけれども、畜産、農業に限らず水産業においても人口減の影響による後継者不足といった課題があります。このままでは本当に白老町の産業の衰退を招いてしまうと危惧しております。こういった水産業の継続と後継者不足における現状と課題について具体的な対応策をどのように推し進めていこうとしているのか最後に伺いたいと思います。

答弁 農林水産課長 菊池拓二

今後の後継者不足と現状と課題というようなところでございまして、これは水産業のみならず畜産業も含めて第一次産業全般で言えることだと思いますけれども、後継者の獲得による事業の継続性においてはやはりもうけることがまず1つ重要であると考えております。また、もう一方ではその魅力です。第一次産業の魅力をどう伝えていくかという、この2点が非常に難しい課題、問題なのかなと捉えております。1つ目のもうかることに関しましては、さきに答弁したとおり資源管理型漁業だとか、栽培漁業をしっかり推進していくという動きと、新たに先を見た中でその海洋資源が減っていったときに慌てるのではなくて、今のうちに新しい水産業、閉鎖循環の技術を確立していきたいと思っていまして、これをもってもうけることを実現していくと考えております。もう一点の産業の魅力づくりという点におきましては、やはり今後のZ世代といいますか、若い方々にどう振り向いていただけるかというところかなと思っておりまして、これにつきましては今年度より一般社団法人DO FOR FISHと連携しまして、海のインターンプロジェクトというものを今実施する予定でございます。海のインターンプロジェクト事業におきましては、その人材不足だとか、魚食離れだとか、この辺の水産資源の減少だとか、水産業が抱えている様々な課題を背景に首都圏の大学生を対象に本町に1か月程度滞在していただくというようなことで、本町の水産業の魅力を知ってもらう機会をつくった中で虎杖浜地区もそうですけれども、町全体の地域住民の方々と一緒にこの課題解決に取り組む実践型のインターンプログラムを展開する運びとなっておりますので、これ8月から1か月程度で考えております。このような若い方々を取り入れながら、いろいろアドバイスだとか意見交換しながらこの白老町の第一次産業の、特に今回は水産業ですけれども、魅力をつくっていきたいなと思っておりますので、これらの2本柱で第一次産業の魅力を若い方々に伝えていければなと思っております。

出典:白老町議会 令和7年定例会6月会議 2025年6月17日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる