白老町議会 令和7年定例会6月会議 2025年6月19日
町内会活動の現状と課題
2025年6月19日、白老町議会の一般質問で、水口光盛議員が「町内会活動の現状と課題」について質問し、町長 大塩英男、生活環境課長 工藤智寿、総務課長 鈴木徳子が答弁しました。
- 質問者
- 水口光盛 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、生活環境課長 工藤智寿、総務課長 鈴木徳子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 水口光盛
1番、会派みらい、水口光盛です。通告に従い、一般質問いたします。1、町内会活動の現状と課題について。(1)、町内会活動の現状の認識について。①、町内会加入率の推移について伺います。②、町内会活動の課題(人口減少と高齢化、未加入者、役員のなり手不足など)をどのように認識しているか見解を伺います。(2)、町内会活動への支援について。①、コロナ禍以降、町内会への依頼や要望が増加し、役員の負担が増えているとの声が聞かれますが、この状況をどのように認識しているか伺います。②、町内会活動を維持していくための支援策について、どのように考えているか伺います。(3)、持続可能な町内会活動の実現について。①、町内会活動の見直しや役員の負担軽減の観点から、広報誌の配布や道路脇の草刈り、防犯灯の維持管理等については、町内会ではなく、町が行うべき業務と考えますが見解を伺います。②、将来的に持続可能な町内会活動の実現に向けた町の見解を伺います。
答弁 町長 大塩英男
「町内会活動の現状と課題」についてのご質問であります。1項目めの「町内会活動の現状の認識」についてであります。1点目の「町内会加入率の推移」についてでありますが、令和2年度末の世帯加入率は91.4%でありましたが、6年度末では87.2%となっており、加入率が低下している状況となっております。要因といたしましては、新築アパートの増加や若年層を中心とした加入意欲の低さ、高齢者独居世帯の入院や施設への入所など、様々な要因があると考えております。2点目の「町内会活動の課題」についてでありますが、町内会長会議や町内会連合会役員との懇談、その他多くの会合において、町内会長や町内会役員とお会いし、高齢化や未加入者の増加、それらに伴う役員の成り手不足など、多くの課題をお聞きしており深刻な問題として認識しております。特に役員の候補者不足は多くの町内会が抱えている共通の課題で、若年層の未加入者の獲得など新たな参加促進策を模索する必要性を強く感じております。まちづくりは、地域コミュニティの活性化が必要であり、特に町内会活動はまちづくりの根本にあると考えていることから、大変重要な課題と捉えております。2項目めの「町内会活動への支援」についてであります。1点目の「コロナ禍以降の役員の負担増」と2点目の「町内会活動を維持していくための支援策」については、関連がありますので一括してお答えいたします。コロナ禍では、町内会行事の自粛や総会の書面開催など活動が制限されておりましたが、終息後に徐々に本来の活動が活発化することにより、町内会役員の負担感が重いものと認識しております。また、町内会活動を持続可能なものとするため、今後も運営費や環境衛生推進費、電気料などの補助も継続するほか、町内会の相談対応など、様々な面でサポートしていく考えであります。3項目めの「持続可能な町内会活動の実現」についてであります。1点目の「町内会と町の役割分担」と2点目の「持続可能な町内会活動」については、関連がありますので一括してお答えいたします。広報紙の配布や道路脇の草刈り、防犯灯の維持管理等につきましては、地域住民が主体となって地域の課題を解決する町内会として担っていただいているものと考えておりますが、当然負担も重く、町としましても、町内会の活動運営、環境衛生推進のほか、電気料や新規街路灯などの補助を行っているところであります。今後においても、町内会活動の活性化や地域コミュニティの維持ができるよう、各町内会と意見交換をしながら、共に課題解決に向けた取組を進めてまいります。
質問 1番 水口光盛
今の答弁で大体町の考え方、先ほど町長が言われましたまちづくりは地域コミュニティの活性化が必要であり、特に町内会活動はまちづくりの根本にあるということでして、私と同じ考え方です。その中で、先ほど推移の中で、あまりこういう数字を聞くというのはどうかなと思ったのですが、これを聞かなければこの話は進んでいかないので、あえて聞きましたが、令和2年度から令和6年度末で約4%の低下、これはコロナ禍も含めて4%ということは未加入者が約13%今いるという現状です。この未加入者の増加が私は今後の町内会の在り方というか、町内会を運営していく上で大変ではないかなと思っていますし、私も町内会の役員をやっていて、こういう声があるということで今回一般質問させていただきました。未加入者の増加に伴って、町としてはどのような対策を行っているか伺います。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
未加入者の対策でございます。その前に、まず町内会の皆さんのお話を私なりにお聞きするところによりますと、例えばアパートとかに入っているところに町内会自らがポスティングしたりですとか、そういった努力をされているということをお聞きしております。我々としても戸籍の窓口等で転入者があった場合には町内会の加入促進ですとか、こういう手続が必要ですよといった、そういうことも未加入者に対してさせていただいております。まだまだ十分ではないというのは承知しておりますけれども、今後においても未加入者対策について様々な手を打っていかなければならないという認識に立っております。
質問 1番 水口光盛
行政が転入者ですとか転居者に町内会に入ってくださいよとやっていることは私も知っております。ただ、私が役員でその方のお宅に行くとするではないですか。そしたら、人付き合いが嫌だ、役員とか班長になりたくない、会費を払いたくない、帰ってくれ、これが現実なのです。役場のやっていただいていることはありがたいのですが、町内会の役員をやっているとそういう声が聞こえるし、班長もそんなことを言われて班長をやりたくないなんていう話が出ているのが、これが現状です。多分皆さんも役員をやられていたりしているので、分かっている、あえて言うことはないと思います。例えばこういう相談が行政のほうにあった場合、どのような対策を行うというか考えていますか、伺います。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
役員の成り手不足の問題でございます。行政だけではなくて町内会連合会とも力を合わせてといいますか、これは強制はできませんけれども、過去には町内会のいわゆる規模が小さいといいますか、高齢化も含めて町内会の規模が小さくなっている、それから役員の成り手不足ということもありまして、合併といいますか、これはあくまでも強制ではなくて、話合いをしていただくような促し等も含めて、最大で本町の場合105まで町内会がたしかあったと記憶しておりますが、現在99の町内会ということで、それで進んだとは決して言える状況ではありませんが、やはり町内会の会としての規模が小さくなっているという現状もあることからそのような取組もさせていただいておりますけれども、そのほか先日も出ました地域支援員も含めて地域の困り事を拾い集めるような活動をさせていただいております。ただ、数字にも表れているとおり、加入率が低くなっているという現状から見ると、これはまだ十分でないというところでございます。
質問 1番 水口光盛
私の質問の中で課題について列挙していると思うのですけれども、白老町では白老町地域コミュニティ基本指針、これはすごくすばらしい計画だと私は思います。あまり私は計画はいつも褒めないですけれども、いろんな、アクションプランとかがある中で、これはすごくすばらしいなと思っておるのです。将来の人口減の中で町内会というか地域コミュニティということで、町内会だけではないと思うのですが、これはすごく課題については列記されて、認識も町はあるのですけれども、ではこの課題解決をどうしたらいいのかというのがなかなか明示されていないのかな。課題は分かるのだけれども、実際に町内会を運営していくとなかなか、その課題解決を急がなければならないと思っております。その中で、先ほど私が未加入率の増加というのはすごくこれから問題ですよって話をした中で、近年といいますか、去年ぐらいからなのですけれども、こういう事例が出てきています。物価高により米が高い、ガソリンが高い、灯油がない、生活が苦しい。その中で、私の町内会は約350円です、月。年間4,200円。これを払えないと。でも、ごみ出しはしたいのだという相談を受けたことがあります。年金者が、皆さんにとっては5,000円って、年間5,000円って思うかもしれません。でも、年金生活をしている人、備蓄米はどこで売っているかとか、やっぱりガソリンが高いとかやっている中で、この5,000円を払えないと。だから、町内会をやめるということがもしかすると今後、こういうことで町内会の未加入率が、今入っている方が減るということが起こるのではないかなと思っています。そのとき、たまたま今回白老町の商品券が来ましたと。これは6月2日から4月31日までだと思うのですけれども、使えるよと。その商品券が来たから今回は町内会費を払うわといって入った現状があります。ただ、今は物価高、こういう商品券があって何とか入ってくれたという、町の政策がうまく、町内会だけでいえばその5,000円を違う、町内会のお金に回すということはできませんが、違うお金で食料品を買ったりとか、そうなるということで、物価高に対してこの商品券というのは効いているのかなと。1人加入者、未加入にならなくてよかったなって私は思っています。私が何が言いたいかというと、経済が今これだけ物価高になってくると、減らせるものって、ちょっと失礼かもしれませんが、新聞をやめる、雑誌をやめるとか、やっぱり年金生活者で一人で住んでいるご婦人なんかは特に、あとは町内会をやめるしかないとなっていますので、やはりそういう経済対策もしながら町内会の高齢化だとか人口減少を考えなければいけないと思っています。その中で、2点目の財政問題に、町内会活動の支援の問題に行こうと思います。町内会には数多くの補助金があるのは私も知っております。これは継続して町内会の組織を維持するためにはやってもらわなければいけないことだと私は思っているのですが、私が望むのは財政的なところではなくて人の支援ということを皆さんにお願いしたいなと思っているのです。先ほど言った支援員だとか、例えば町内会連合会だとかありますよね、町のやっている中で。そういう組織はあるかと思うのですが、やはりお金だけではなくて成り手不足だ、役員の業務ができないとかがありますので、私はそこを財政支援、逆に言うともう少し財政支援も増してもらわなければ、加入数が減れば会費が減ります。安定的に固定費はまだそのままかかりますので、その辺で財政支援をもうちょっと高めること、強めることはできるかできないか伺います。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
質問が人の支援と、それから現在の補助の部分のお話かと思います。人の支援につきましては、とある町内会の役員の方から実はパソコンも使えなくて文書もできないから作ってほしいですとか、そういった依頼もありますので、随時支援員ですとか、我々も含めて町内会資料も作ったりですとか、町内会の困り事の相談にも体制として取っていますが、やはりまだ手の行き届かない部分がありますので、この辺については人の支援という部分ではもっと力を入れていかなければならないと考えてございます。それから、町の補助の部分でございます。議員も知っているというお話でしたけれども、活動費ですとか環境衛生費、その他電灯料とかも補助させていただいております。ただ、他市町村の状況を見たら、街路灯の電気代も本町においては12分の10といって10か月分の補助をしておりますが、丸ごと1年分を助成しているほかの自治体もあるということから、そういった状況が本町にマッチするかどうかも含めて支援の部分の補助の全体の中でどういった形が好ましいのかということは十分これから検証していかなければならないのかなと捉えているところでございます。
質問 1番 水口光盛
先ほど町長も町内会活動はまちづくりの根本、そこで職員の町内会の考え方、例えば在り方、これは研修を含めてやっぱり職員に、地域に関わる、例えば地域と連携する、やっぱり大切だと思うのですが、職員の研修の項目として今後町内会の活動というのが必要だと思うのですが、見解を伺います。
答弁 総務課長 鈴木徳子
職員の研修の在り方で町内会の現状や実情を知らせていったほうがというところかと思います。先日の議会の答弁の中でもお答えしたのですが、まず職員が地域の中、住民として、一住民としての担い手としての側面もあるので、その部分の社会貢献というか地域貢献としての活動の緩和ということも当然考えていくのと、町内会の研修について今後やりますということをこの場でちょっとなかなか言うことはできないですが、そこも含めて必要性はあるので、取り組んでいこうと思っています。実際今年は白老町史平成版が発行されたことに伴いまして研修の中でそういうような取組も進めていこうと思っておりますので、そこはいろいろ検討しながら進めていきたいと思います。
質問 1番 水口光盛
研修、ちょっと項目として、他市町村でもやられているというのが報道でもありますので、私は大切なことだと思います。それで、職員に関してはできれば、できればというか、町長も必要だと言っているのですから、皆さん白老町に住んでいる方は町内会に入る、そしてできれば、役員が今不足になっているわけですから、役員にもなる。長くやる必要はないと思います。2年に1回とかです。ただ、そういう形で地域に溶け込んでいくといいますか、地域に参加するって私は大切なことだと思います。日頃多分そういう話って役場の中でされているとは思うのですが、あえて議会の中で私が職員もしくはここにいる課長方にお願いしたいなと思っております。職員が町内会に入り、役員も手伝う。では、前回私の一般質問で、令和6年3月です、職員がどれぐらい白老町に住んでいるのですかという答弁の中で約9割が住んでいますよと。1割は町外から通われていますということです。町内会というのは、1つ、行政から見る町内会って、町内会、先ほど言った99ぐらいですか、ある中で、全部同じに見えると思うのですが、私の町内会と前田博之議員の町内会では全然違うのです。大体同じ規模ぐらいかなと思っています。200世帯ぐらいあるのかなと思うのですが、前田博之議員の町内会は、ぱっと見れば役場OBから役場の職員からずらっといて、役員の成り手は多分競い合うぐらい皆さん多分やられているのかなというぐらいだと思います。私の町内会は、私が議員でいて、町の職員を探してもなかなか分からなくて、町のOBで、それも消防にいた方が1人いてとか、そんな町内会なのです。だから、町内会といっても各町内会実情が違います。その中で、できれば職員の中で、ボランティアではないのですけれども、町内会で相談事とか、困ったことがあれば相談に乗ってもらう、もしくは職員が仕事として位置づけられる、町内活動に参加できる仕組み、例えば有休を取らなくても、これは仕事だから行ってもいいよとか、そういうような仕組みづくりが大切だと思うのですが、見解を伺います。
答弁 総務課長 鈴木徳子
先ほどの重ねての答弁になるかと思いますが、職員の副業というか兼業、兼職のところについては、今後社会貢献の部分も含めて広げていく必要はあると思っております。それと、勤務の柔軟な働き方というのが今は非常に求められておりますので、当然様々なライフスタイルに合わせた働き方というのがよりこれから必要になると思っておりますので、仕事の、例えばフレックスタイム制でいくと週4日我々の行政としての仕事をやって、1日をそういうほうに充てるとかというような制度のつくり込みというのも当然できるはずだと思っておりますので、そこは併せて考えていきたいと思っております。
質問 1番 水口光盛
共通していますが、3点目の持続可能な町内会活動の見直しということで、今回私は何が言いたいかといいますか、町内会業務の見直しをしなければ、この役員の負担もそうですし、今後、今ここに列記しています広報紙の配布、道路脇の草刈り、防犯灯の維持管理、もうこれは町でやってくださいよという悲痛な声があって今回質問しました。先ほど課長が言われたとおり、草刈りにも補助金が出ているのも重々知っております。防犯灯も12分の10、約10か月分補助金が出ています。補助金をもらってやっているのだったら、そのまんま町に補助金は要らないからお返ししたいという相談もありますし、そういう声も聞こえています。このことについて、町でもしそういうことが町内会の要望として上がった場合どのように考えているか伺います。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
まずは私といいますか、町としての認識は、やはり議員がおっしゃったとおり、補助金そのものよりも町で広報紙を配ってほしいですとか、もしくは防犯灯も維持管理をやってほしいという声は私どもにも届いております。なかなか本当に人的な部分であったりということも含めて厳しい状況。それから、先ほど議員のほうでお話をされていました町内会それぞれによって世帯数であったりとか人員数が違って、小さな町内会もあって、町内会の行事そのものもなかなか厳しいという声も届いているところでございます。ただ、それを町のほうから一律的にこのようにしますというのもなかなか、強権的といいますか、その辺は今後もそういった声が大きくなってきたときにはその在り方というか、今やっている補助の在り方も含めて全体的に整理していかなければならないのかなと捉えておりますので、今後においてもそのような声を拾っていくといいますか、協議させていただくということをしっかりとやっていかなければならないと考えているところでございます。
質問 1番 水口光盛
なるべく私も町内会で役員をやって、そうはならないように何とか町内会の人たちと協力しながら地域の自治力を高めるといいますか、住民参加、これも先ほどから同僚議員が話をしていますが、自治基本条例の中にも書いていますので、そういうことにならないように努力はしていきますが、最終形、町内会というのはいつまでもあると思うなという気はしているのです。でも、それを持続可能にするために業務を町にお返しするとか、私はそういう考えでいます。それもただ私が何も根拠なく言っているわけではなくて、タブレットがある方は見ていただきたいのですが、令和5年度まちづくり町民意識調査、私の3項目めの質問にもありますけれども、この中にも21ページ辺りには自由意見の中で町内会が維持管理している街灯、防犯灯を町管理に移行してほしいですとか、あとは26ページには町道路脇の草刈りを町民の善意に頼ることなく町として実施をとか、こういう意見がこの中に入っております。これは令和5年9月1日から、皆さんももう知っているかと思うのですが、そういう意見もある、こういう町民意識調査の町民の声の一部として今回考えていただきたいと思っております。最後に、町長にお伺いします。町長が今後まちづくりに当たり、町内会の在り方について、先ほど答弁もありましたが、今の議論を聞いていて思うことがあれば伺います。
答弁 町長 大塩英男
水口議員から町内会活動についてご質問をいただきました。冒頭1答目の答弁で申しましたとおり、年々町内会の加入率が減少していく、もしかするとこの先もこのまま減少する可能性が大きいのではないかと捉えておりますし、これが発展的になりますと地域コミュニティの崩壊というおそれも感じているのは私も認識しているところでございます。様々に今議員のほうからもご提言をいただきました。今回今年4月に町内会長会議で私のほうからお話をさせていただいたのですけれども、本当に私のところにも町内会活動、役員の成り手不足であったり、人的な部分であったり、財政的な部分であったりということで、何とかまちとしてしてくれよという声はたくさんいただいております。ですから、そのような中で、本当に待ったなしの状況であったりですとか、大きな大きな転換期だと思っておりますので、今年度中にしっかりと町内会長の皆さんと知恵を絞って、この持続可能な町内会活動をいかに継続してできるかということを一緒になって知恵を絞って考えていきたいということをお約束させていただいておりますので、しっかりと町内会長の皆さんと意見交換して進めてまいりたいと考えております。
質問 1番 水口光盛
では、次、2点目に行きます。