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白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月19日

増税している固定資産税

2024年6月19日、白老町議会の一般質問で、水口光盛議員が「増税している固定資産税」について質問し、町長 大塩英男、副町長 大黒克已が答弁しました。

質問者
水口光盛 議員
答弁者
町長 大塩英男、副町長 大黒克已

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 水口光盛

次に、3.増税している固定資産税について。過去の財政危機に際して、平成21年度より納税者(町民・企業・町外の所有者)にお願いしている固定資産税の超過税率(1.7%)を、標準税率(1.4%)に戻すことについて。(1)、町民が未来の白老町に希望を持ち、移住者にとっても魅力あるまちとなるよう、早急に標準税率に戻すことを検討すべきと考えるが、見解を伺います。(2)、固定資産税を標準税率に戻すことが不可能なら、町民が未来の白老町に希望が持てるような政策や事業に、超過税率の財源を積極的に投資し、「新たな未来への挑戦と前進」をするために、白老町のさらなる飛躍に向けた既存の計画や発想にとらわれない、斬新な思い切った政策を展開すべきと考えるが、見解を伺います。

答弁 町長 大塩英男

「増税している固定資産税」についてのご質問であります。1項目めの「固定資産税の超過税率(1.7%)を標準税率(1.4%)に戻すこと」についてであります。1点目の「早急に標準税率に戻すことへの見解」についてでありますが、町の財政状況は改善傾向にあるものの、他の自治体と比較すると、健全化判断比率や基金の積立額については依然として低い水準にあることから、引き続き改善が必要と捉えており、行政需要が多様化する中、将来にわたり持続可能な行財政運営を行うためには、安定的な自主財源の確保が今後も必要不可欠であると考えております。2項目めの「超過税率を継続した場合における政策展開」についてでありますが、令和6年度予算においては、町民の皆様が未来の白老町に希望を持てるよう、白老町のさらなる飛躍に向けた様々な新規事業の取組を進めております。これらを含め、私が公約として掲げた「魅力あふれるまち」・「人も仕事も活力あふれるまち」・「誰もが幸せ感じるまち」の実現に向け、今後も積極的に取り組んでいく考えであります。

質問 1番 水口光盛

この固定資産税の超過税率、実は12月会議、3月会議、今会議、しつこいって言われるかもしれませんが、まだ聞くのかと思っている方がいますが、これは私の公約です。白老町議会議員の政治倫理に関する条例の中に議員は自らの公約に掲げ、政策実現に努力をするという条例もありますから、私は公約を実現するために町議会議員になった。この固定資産税、これが私が役場を辞める平成21年、このときに超過税率として発生しました。度々聞いていますので、何となくこの答弁というのは代わり映えがないというのは分かっていますが、やはり今いる皆さんにこの固定資産税の問題というのは頭に入れておいてもらいたいのです。というのは、平成21年、その前の財政危機というのがありました。そのとき町長の報酬も議員の報酬も、そして町民の手数料といいますか、それも多く取る、逆に言うと報酬は下げるということもやって、そして最後に固定資産税の超過税率を取って何とか財政危機を乗り越えたと。そして、50人ぐらいの勧奨退職ということで多くの仲間が去っていった。私はその後に辞めた人間なので、一緒ではないのですけれども、当時ここの役場にいても税金、一人でも多く辞めてもらいたいという意向だったと思うので私は辞めましたが、そんな中で財政危機を乗り越えて現在の白老町があって、皆さんは残られた方です。大変な苦労をしたということは私も分かっています。辞めた人間もすごく苦労はしたと思います。その中で今の白老町があって、予算書を議員になって見ると、すごい、こんな言い方をするといっぱい基金があるな、変な話ですけれども、合わせれば29億円ぐらい基金があると。財政調整基金にしては12億円ぐらいですか、この間の専決のときに見たら1億5,000万円ぐらいがまた積まれるような話をしていましたので、すごいなと。私がいた最後のほうから見たら、大黒副町長が多分行政改革の担当をやられていたときから見ればすごい、これだけあれば超過税率なんてやらなくてもいいのではないか、またはふるさと納税なんかがありますから、私はそう思っているのです。ただ、この超過税率をやるときの考え方というのは、あの財政危機を乗り越えるために私はやったと確信していますし、当時そういう説明を聞いております。ですから、そのときに町民の皆さんには財政が戻ったら標準税率に戻しますと言った当時の理事者もいたと私は認識していますし、その人の話を聞けば確かに言ったと。これは町民の約束だったと私は思います。ただ、大黒副町長と話すことがあるときに、超過税率というのは財政のためだけではないという話も聞いています。当時そういう話を聞いています。地方税法が平成18年か16年、ちょっと分かりませんが、変わったときに、政策にも超過税率を充てていいということは、確かに税法が変わったのは私も理解はしていますが、白老町の場合は違うと思うのです。平成20年代ぐらいの財政危機を乗り越えるために超過税率を入れたと私は思っているのですが、当時副町長が担当だったと思うのですが、何かそのときの話があれば見解を伺います。

答弁 副町長 大黒克已

議員がおっしゃられたとおり、平成21年、白老町が財政危機に陥ったときに超過税率というのを導入し、たしか平成22年4月から実際導入になったと記憶しております。この超過税率については、このときに新財政改革プランというのを作成したわけなのですけれども、いわゆる財政計画なのですけれども、これを策定する段階で超過税率ということを考えたわけではなく、その以前から財源的にはだんだん、だんだん厳しくなるだろうというようなことを行政では想定しておりました。そういう中で、その前の平成16年から理事者、あるいは職員も含めての給与削減を、まずは自ら身を切る努力をしながら何とか財政運営をしてきたという状況の中で、そういうようなことをやったとしてもなかなか厳しい状況になって、それで今の地方公共団体の財政の健全化に関する法律ができた段階で白老町が非常に厳しい財政指標になっていると、全国的に見てもトップクラスの、そういうような厳しい財政状況の中で、何とかこれを立て直さなければならないというようなことで計画をつくっております。超過課税につきましては、やはり本来町の財源は町民の税金で賄うということが本旨でございますので、その中で運営が厳しいのであれば何かそういう自主財源の確保というのが必要ではないかということで数年前からその検討を始めておりまして、例えば都市計画税の導入ができないかだとか、様々な増税といいますか、税の確保というような観点で内部で議論してきたところでございますが、それがなかなかやはり進まなかった状況の中で、このタイミングで固定資産税の超過課税というものを導入させていただいたということでございます。もちろんこのタイミングが一緒でございますので、財政危機を乗り越えるためということであれば間違いなくそのとおりでございますが、過去からそういうような財源不足というのをある程度想定して、今後やはり自主財源の確保をしていかなければならないということを考えれば、財政危機がなくてもこのような時期というのは当然必要な状況であったと考えてございますので、現在においては確かに過去から比べますと基金も大幅に積み上がっている状況ではありますけれども、今後の将来を見通すと、これが全く持続可能な行政運営をするために、また町民が誇れて、そして魅力あるまちづくりをするためにはどうしても自主財源が必要だというようなことでございますので、固定資産税の超過課税ということにつきましては今後も継続させていただきたいということでご理解をいただきたいと思います。

質問 1番 水口光盛

副町長の見解については分かりましたといいますか、私はちょっと理解ができないというか、ずっとこの話はもう何十年来としている話なのであれなのですが、固定資産税の超過税率、これは前に私は12月でも3月でも言ったのですけれども、都市計画税に変えたらどうですかと言ったら、しませんと。では、都市計画をやめたらどうですか、いや、都市計画はやりますという話でずっと話をしてきたことなので、私が議員でいられる、あと3年、4年ですか、あります。一般質問をするたびに、しつこいようですが、毎回毎回この話はさせていただこうと私は思っています、公約ですから。皆さんに今やっている財源については超過税率をかけた税金で事業をやっているという認識を持つことも大事だと思いますので、私が一人ここで一般質問をずっとしても、なかなかすぐ町長が標準税率に戻すなんていうことは、町長がいいと言っても多分皆さんがいやいや、町長、待ってという話になると私は思うので、一般質問のたびにこの話はずっとしていこうと思っております。(2)番の中に不可能ならという言葉を今回は使いました。超過税率の議論、副町長の見解もありまして、私の見解と平行線ですから、では分かりましたと。今超過税率を戻せないのだったら、この間の答弁でいけば超過税率は令和4年度でいけば約2億7,000万円ほどありますという答弁だったので、令和4年の2億7,000万円、約15年ぐらいやっていれば30億円から40億円、ちょっと形が変わりますけれども、それだけ超過税率を今までかけて白老町の財政基金もつくったのですし、そして違う事業にも、持続可能なまちづくりに使ったと私は認識しています。先ほど私が言ったように基金が約29億円ですか、ぐらい積み重なっているわけですから、これはもう超過税率分、町長の公約といいますか、執行方針に、この間あった新たな未来への挑戦と前進、これに私は全額投資すればいいのではないかと思っています。基金のために、積むために超過税率をやっていますって言っても、これだけの基金があるのですから、基金をためるのはまた別な方策を練って、この2億5,000万円、これを町長の挑戦と前進に私は使って投資をする、それぐらいしなければ、もう白老町、今後新しいことを何かやらなければ発展するということはないと思います。このまんまただただ人口減、少子高齢化に向かうというわけではなくて、この2億5,000万円の超過税率、これを投資、支出ではないです。投資です。投資する、そして新しいことにどんどん挑戦する、私はそういう姿勢が大事だと思っています。なかなか企画財政課長の立場から見ると、いやいや、それはやっぱり基金に積みたいというのは分かりますが、企画財政課長の、これは何回も言っています。企画財政課長の立場でちょっとまちづくりに投資するということも私は必要だと思っております。副町長の見解、そして私の見解の違いは分かりますが、副町長にお伺いしますが、やはりこれは投資といいますか、政策に2億5,000万円、令和4年でいけば2億7,000万円ですか、これを使っているということを町民に分かってもらわなければいけないと私は考えているのですが、どのようにお考えでしょうか。

答弁 副町長 大黒克已

今の水口議員のご質問に対する答えの前にちょっと基金のお話、先ほどの1点目の質問のところもあるのですけれども、1点目の町長の答弁で他の自治体と比較すると健全化判断比率や基金の積立額については依然として低い水準にあるというような答弁をさせていただいておりますけれども、先ほどもお話に出ました、当時平成20年のときの白老町の基金残高は一番低いときで1億2,000万円というときがありまして、その前は約5億円ぐらいは保っていた状況でございました。そのときには他の自治体は20億円、30億円って持っていたのです。それで、本町が5億円、それもどんどん、どんどん取り崩していって1億2,000万円しかないというようなところから今10億円を超えるような、何とかそこまで立て直したというような状況でございます。そういったのをまずは前提にさせていただきながら、超過課税分というのは都市計画税と違って使途が限定されていない、簡単に言えば何に使ってもいいというような状況で色がついていないのです。だから、超過課税分をこの事業に使っていますということは言えないところでございます。しかしながら、令和6年度の予算を見ますと新規事業がかなり多いというようなことで、これは大塩町長のカラーがかなり出ていて、それこそ今後の将来のまちを見据えた中で今いろんなところに挑戦、前進というようなことで予算組みをしている状況でございます。これも色はついておりませんけれども、もちろん超過課税があって自主財源があるということで、町の単独費、いわゆる補助金ではない町の単独費も使いながら新たなことに挑戦できているというような状況でございますので、これはまさしく超過課税があること、それによって新たな事業にも使っていけるというような状況になっているという認識でございます。

質問 1番 水口光盛

大塩町長が町長になられてから、この間補正予算でありました保育園、8,000万円ぐらいです。これは過疎債ですから、7割が過疎、交付税算入されて3割が残りますから、あのときは8,000万円だと思いますので、2,400万円が単費だとして25年ぐらい償還だと考えれば年間100万円ぐらいですか。それで保育園というのが建つことになるだろうと。そして、新たに旧社台小学校ですか、私は12月の固定資産税のときも質問したのですけれども、旧社台小学校に高齢者事業団を持っていくということで新しいことはやられていると認識はしています。ですから、町長が政策で新しいことをやるときの財源が今ないとするならば、私は固定資産税の超過税率分があるわけですから、思い切ってやられたらいいのではないかと思っております。もう一つなのですが、新しいことをやるのにやはり議会サイドに説明だとかいろいろあると思います。私はどちらかというと、先ほども言ったように計画だとかは重視を余りしないのです。チャンスがあればやらなければいけないことっていっぱいあると思います。なぜなら、私は役場に15年ぐらいいました。その後16年ぐらい民間にいます。民間にいれば計画があるからすぐやるなんていうことはないです。その場で経営者が判断して、やらなければいけないことはチャンスが来たら、前髪しかないと思っていますから、つかんで引きずって、そして自分のものにして会社を大きくしていくとか会社を維持する、そうしなければ民間企業って潰れるわけです。行政は、もしかするとそれがなくてもいけるかなと思っています。ですから、この世の中もう時代は変わってきました。行政は計画がなければできない、グランドデザインがないとか、いろんな議論はあるかと思うのですが、ある程度計画づくりというのはそのとき、そのとき、例えば1年前の計画だって変わっているわけです。だから、やはり思い切って、旧社台小学校も含めてなのですけれども、町長が正しいと思ってやられるならやればいいと思います。そして、議会に、この間話をした財産の取得、普通財産から行政財産、これは議決がないと財産の取得ってできないですよね、移管ですか。指定管理者もそうです。だから、そのときに議会の見解というのは分かると思います。いろんな議論をした中で最後は賛成するか反対するかです。多数決です。これで進めていかれれば私はいいと思っています。今白老町に必要なのは、先ほど町長が話をした新たな未来への挑戦と前進だと私は思うのです。立ち止まっていたら、このまちは本当に20年後は約8,000人。8,000人の人口で水道も下水も道路も維持なんかできないです。議員の皆さんは一般質問でこれをやれ、あれをやれ云々って言いますけれども、本当に投資といいますか、何か新しいことをやって産業を生かすとか、何かお店を増やすとか、人口を増やす、そういうことをしなければどんどん、どんどん、年間300人以上減っていくと。そして、最後は8,000人ぐらいのまちになるということになります。私が今懸念しているのは、これだけ人口が減れば水道、下水、今水道会計が企業会計で何とかやっているとは思うのですけれども、多分来年、再来年以降になれば、新聞報道にもありますとおり、これだけ燃料高だとか輸送高、いろんなことがあれば水道会計も病院会計と同じくなって、繰入れしなければ絶対私は水道も下水も、今下水は入っていますけれども、やっぱり維持ができないのではないかと。特に道路もそうです。穴ぼこが空いているところは直す、全面舗装しろといったって、逆に言うともう舗装を剥がして砂利道に戻すということも考えないと逆に町道を維持できない、そんな世の中になってしまうのかなと思います。黙っていれば衰退していく一途です。少子高齢化。もう若い人なんか数が少なくなるのです。高齢者しかいなくなる。高齢者だと税収だって少ないわけです。そういうことを考えれば、今挑戦と前進をしなければこのまちは私は終わってしまうと思っております。最後になりますが、私は固定資産税は絶対元に戻して普通のまちにするべきだと思っています。そのためには都市計画税を導入するという考え方です。都市計画税というのは、先ほど大黒副町長が言われたとおり目的税ですから、下水とかインフラ整備ですか、決まったものがあるとは思うのですが、やはり固定資産税をとにかく元に戻して、その中でまちづくりをしていく、そして都市計画税を新たに導入というか、今はほとんど同じですから、0.3%、都市計画税が市街化調整区域とか、都市計画でいけば白地のところはかかりませんから、あと償却資産にもかからないということもありますので、都市計画税に変更しながら持続可能なまちづくりを検討するということも町長、私は必要だと思っております。ただ、すぐできないということは分かっているので、できないのであればとにかく未来に向かって投資をする、前進をする、そういう政策を打ち出していってと私は望んでいるのですが、最後に町長の見解を聞いて終わりたいと思います。

答弁 町長 大塩英男

増税している固定資産税についてのご質問をいただきました。これまでも水口議員から固定資産税の超過課税については様々とご意見を頂戴しているところでございます。1答目でもお答えしたように、やはり超過課税ということで増税している固定資産税については貴重な財源として、これまでも持続可能な、これからも持続可能なまちづくりのために活用させていただきたいという思いは変わりありません。私たちの仕事って、もちろんなのですけれども、町民の皆さんのために仕事をしているわけですから、この財源についても町民の皆さんのために使いますというのはもちろんおかしい話で、しっかりと使わさせていただきたいと思っております。今日はその中でこの財源を活用して、超過課税の財源も活用して思い切った政策をやるべきだというような水口議員からのお話もございました。細かいお話はしませんけれども、今年度の当初予算は様々に新規事業にも取組をさせていただいている状況でございます。やはり挑戦と前進ということで、令和6年度のまちづくりのテーマは挑戦と前進ということで掲げさせていただいておりますので、この将来的な白老町のことを考えますと、もちろんこれまでの歩みというのは大事にしなければならないのは重々承知しているのですけれども、新たなことにもチャレンジしていかないと持続可能なまちづくりはできないと思っておりますので、この固定資産税の財源をしっかりと活用した中で今後のまちづくりをしていきたいと考えております。それで、最後に今一番思いとして自分が思っているのは、これまでの、今回の議会の中でもお話があったように、消滅する可能性がある自治体ということでレッテルを貼られました。このレッテルを間違いなく外すようにしっかりと私が先頭になってまちづくりをしていきたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。

出典:白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月19日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる