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白老町議会 令和5年定例会9月会議 2023年9月5日

ふるさと納税を活用した未来に向けたまちづくり

2023年9月5日、白老町議会の一般質問で、吉谷一孝議員が「ふるさと納税を活用した未来に向けたまちづくり」について質問し、町長 大塩英男、政策推進課長 冨川英孝、経済振興課長 工藤智寿、企画財政課長 増田宏仁が答弁しました。

質問者
吉谷一孝 議員
答弁者
町長 大塩英男、政策推進課長 冨川英孝、経済振興課長 工藤智寿、企画財政課長 増田宏仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 吉谷一孝

会派いぶき、2番、吉谷一孝でございます。今回は、ふるさと納税を活用した未来に向けたまちづくりについてということで7項目質問させていただきたいと思います。先ほどの同僚議員のお話を聞いていますと、なかなか厳しい、うつむきたくなるような話ばかりでしたが、今回の質問もそれにとってはなかなかこの質問がなじむのかどうかと思いますが、気持ちを切り替えて未来の子供たちのために前を向いて明るい気持ちになれるような、そんな質問に心がけたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。1、ふるさと納税を活用した未来に向けたまちづくりについて。(1)、ふるさと納税の現状について。①、令和4年度の実績について伺います。②、ふるさと納税が本町にもたらす効果について伺います。③、今後の寄附金獲得に向けた方策を伺います。(2)、ふるさと納税の寄附金の使途について。①、令和4年度におけるふるさと納税の一般寄附と指定寄附の内訳について伺います。②、ふるさとGENKI応援寄附金基金の残高と推移について伺います。③、令和4年度におけるふるさとGENKI応援寄附金基金を充当した主な事業と効果について伺います。④、今後のふるさとGENKI応援寄附金基金の活用方策を伺います。

答弁 町長 大塩英男

「ふるさと納税を活用した未来に向けたまちづくり」についてのご質問であります。1項目めの「ふるさと納税の現状」についてであります。1点目の「令和4年度の実績」についてでありますが、寄附件数は59,867件、寄附額は9億5,987万6,500円となり、2年連続で過去最高となるご寄附を頂戴したところであります。2点目の「ふるさと納税が本町にもたらす効果」についてでありますが、町として貴重な財源となることはもちろんですが、町内各事業者への経済波及効果、さらには、全国の多くの皆様から白老町を認知いただき、関係人口の創出に寄与するなど、様々な効果があると捉えています。3点目の「今後の寄附金獲得に向けた方策」についてでありますが、ふるさと納税は、全国で1兆円に迫る市場に成長しており、自治体間の競争も激しくなっております。このことから、今後においても多くのポータルサイトの活用と、より効果的な広告、PR活動、さらには、事業者との連携による魅力的な商品造成など、寄附金獲得に向けて様々な手法を検討し、取り組んでまいりたいと考えております。2項目めの「ふるさと納税の寄附金の使途」についてのご質問であります。1点目の「令和4年度におけるふるさと納税の一般寄附と指定寄附の内訳」についてでありますが、一般寄附が3万475件で4億6,593万円、指定寄附が2万9,392件で4億9,394万6,500円のご寄附をいただいており、寄附額の割合としては一般寄附が48.5%、指定寄附が51.5%となっております。2点目の「ふるさとGENKI応援寄附金基金の残高と推移」についてでありますが、令和4年度末におけるふるさとGENKI応援寄附金基金の残高は、3億4,116万3千円となっており、元年度末が8,685万円、2年度末が1億690万円、3年度末が1億8,204万3千円と、寄附額の増加に伴い、基金残高についても年々増加しております。3点目の「令和4年度におけるふるさとGENKI応援寄附金基金を充当した主な事業と効果」についてでありますが、4年度においては、32事業に対し計8,787万8千円のふるさとGENKI応援寄附金基金を充当しております。主な事業としては、子ども発達支援センター大規模改修及び備品購入事業に対し3,181万4千円、栽培・資源管理型漁業推進事業及び水産振興対策事業に対し379万円、人工透析患者送迎車両更新事業に対し472万8千円を充当するなど、ご寄附をいただく際に指定のあった各分野で活用したところであり、町民サービス向上が図られたものと捉えております。4点目の「今後のふるさとGENKI応援寄附金基金の活用方策」についてでありますが、ご寄附をいただいた方々の思いにしっかりと応える活用を進めるとともに、その活用方法についても広く周知を行い、寄附者の皆様、町民の皆様、双方のご理解をいただけるような取組を進めていく考えであります。

再質問 2番 吉谷一孝

それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。先ほど町長からの答弁を聞いた中で、本当にこの寄付金の重みといいますか、白老町におけるこの効果といいますか、そういうのが大きいなと十分感じられるところであります。そこで、現在各自治体もこのような取組を行っている中で、ふるさと納税の胆振管内であったり、道内での白老町の位置、順位はどのようになっているか、それと私も調べさせていただいたのですが、平成30年から令和3年度の寄付額の平均約4.5億円、昨年、一昨年とちょっと落ち込んではいますが、平均すると大体4億5,000万円、5億円をちょっと切るぐらいの金額で推移しております。令和4年度は約6億5,000万円ぐらいとなっています。その要因についてはまちとしてどのように捉えているかお伺いしたいと思います。

答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)

まず、ふるさと納税、白老町の胆振管内あるいは道内全国に対しての立ち位置といいますか、順位というようなご質問であります。まずは胆振管内で申しますと令和3年度が3位、令和4年度が2位ということで1つ順位を上げております。それから、全道でいいますと令和3年度が36位、令和4年度が33位ということで3つ順位を上げております。それから、全国でと申しますと令和3年度が311位、令和4年度は239位と72位順位を上げている状況になってございます。それから、現在のふるさと納税の伸長に関して、その要因というようなご質問かと思いますが、町長の答弁でもありましたとおり年々市場が大きくなってきているというのが1つあるかと思います。本町においては、ポータルサイトを少しずつ拡大してきていること、それから事業者との連携によって新規の事業者の開拓あるいは商品の造成ということで、特に商品についてはアイテム数としては令和3年度が260アイテムだったところを令和4年度では603、ですから340アイテムほど増やしておりまして、そういったあらゆる角度の皆様に寄付をいただけるような環境づくりに努めてきたというようなところが主な要因かと認識してございます。

再質問 2番 吉谷一孝

話を聞いた中で、本当に担当の職員が努力されて、そして一緒にこれをつくり上げている企業の皆様も協力しながらその成果が出てきたのかと。先ほど紹介がありましたポータルサイトの話であったりとか、商品開発もそうですが、早くからクレジット決済、それに取り組んできたのも、その周知といいますか、皆さんに知ってもらえる機会が多くなったのかと私も分析しております。知り合いの方からも町外の方からも早い時期に白老町のふるさと納税したいのだけれども、クレジット決済はできますかという話があって、どうなのだろうと言っているうちに白老はすぐ対応して、翌年からそういうことで協力いただいているということもありましたので、そういうことで町が取り組んできたことも本当に早くて、効果を上げる要因になってきたのかと私も感じておりました。それで、この件につきまして、たくさん寄付いただいているのはいいのですが、現状白老町民が他の自治体にふるさと納税をしている額が分かりましたら教えていただけますか。

答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)

町としては多くの寄付を頂戴している中で、本町から他の自治体にというような現状ということのご質問でございました。白老町の皆様で外にというか、他自治体に寄付をされている方が407名、金額といたしましては2,397万6,850円というような状況になってございます。

再質問 2番 吉谷一孝

吉谷です。白老町民の方々もほかの自治体に寄付されているという現状は分かりますが、それでも2,900万円ということで、計算しますと白老町が獲得しているふるさとGENKI応援寄附金基金のほうがかなり上だということで、本当にこの寄付金を有効に活用することが必要だ、そして白老町の町民の皆様がほかの自治体に寄付を多くされないで白老町のために我慢していただいている結果かと思っておりますので、次の質問に入りたいと思います。先ほど町長の答弁からもあったのですが、効果や影響についてですが、例えば白老町で取組としてタウンプロモーションなどを行っているのかどうなのか、その辺についてお伺いしたいと思います。

答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)

タウンプロモーションというような一くくりに、それとイコールの事業というのがあるかないかというと、そういった事業としては今はないかと思っておりますが、例えば我々の担当で申し上げますと移住定住のフェアに行って白老町の魅力を発信したり、あるいはウポポイの道外プロモーションに合わせて白老町の魅力、そういったものも発信しているというようなことで考えますと、多くの事業を通して町全体のタウンプロモーションを行っている現状にあると認識してございます。

答弁 経済振興課長 工藤智寿(経済振興課長は2024年3月まで)

移住定住等も含めて政策推進課長から答弁があったかと思いますが、経済振興課においてもタウンプロモーションといいますと観光の面であったり、それから東京都に行きまして特産品のPR活動もさせていただいてございます。そういうことも含めましてトータルとしてタウンプロモーションというのでしょうか、そういったものに該当するのではないのかと捉えているところでございます。

再質問 2番 吉谷一孝

先ほども答弁にありましたけれども、多くの方々の寄付があるということは多くの方々にこの白老町をPRできている、目に留まることができているということであります。だから、寄付金を募るというばかりではなく、交流人口であったり、観光客の誘客であったり、いろいろな効果が寄付金によって影響が出ているのかということは私も実感しているところでありますし、皆さんもそういうことを考えながらこの事業に取り組んでいらっしゃるのかと思います。それで、令和4年度では3つの分類に分けて寄付金を募っていると思います。自治については1件、文化については4事業、環境については3事業、産業については6事業、福祉に関しては7事業、教育については11事業、合計で32事業、事業の金額としては8,673万円ということで調べさせていただいたのですが、それと積立額については2億4,699万円ということでありますが、この数字で間違いないでしょうか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

令和4年度のふるさと納税の基金の充当している事業ということですけれども、事業費につきましては件数、金額とも議員のおっしゃる数字で間違いありません。そのほかに経常費の中にも若干、114万円ほどふるさと納税の基金から入っている部分がありますので、トータルしますと8,787万7,000円ほどの金額をふるさと納税の基金から充当しているということになります。積立額につきましては2億4,699万8,000円という金額になります。

再質問 2番 吉谷一孝

今回事業費として使われている金額が8,673万円ということで、全体的に使えるお金というか、積立てしているところを入れますと、約3億3,000万円ぐらいのうち事業に充当されているのが8,673万円と先ほど言われた経常費の分ということであります。これは寄付金ですから、必ず見込める金額ではないということは十分理解してはおりますが、先ほど私の質問の中に平成30年からの5年間で平均約4億5,000万円程度の寄付額があるというようなことを述べさせていただきました。ということは、今回令和4年度は突出して多かったのですが、それぐらいの金額を毎年見込むことができるのではないのか、もっと言うと令和4年度の寄付額をもって令和5年度の予算に充てることは可能なのではないのかと考えております。そのことについてはまた後から質問のほうでさせていただきますが、そういったことも踏まえながら次の質問に移りたいと思います。それでは、③、魅力のある事業の実施や、その事業に対して寄付を募る方法もあると思いますが、その方法について何か考え方、方策はありますか。

答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)

ふるさと納税に関しましては、様々な露出の機会、PR、そういったものと魅力ある商品造成を行っていくこと、そういう考えになりますと、多くの賛同いただける事業者との協力という体制をしっかり構築していくことというのがまずはベースに出てくるかと思います。一方では、先ほど吉谷議員からもお話がありましたとおり、いかに事業の目的を寄付者の方にご理解いただいて、どういった事業に充てるというようなことを前もって言って、それに対して賛同いただいて寄付を募るということも一つの方法かとは思っております。我々としては、ふるさと納税を様々な角度から取組を行って、少しでも多くの寄付を、毎年毎年少しでも前年度を更新できるように取組は進めてまいりたいと考えてございます。

再質問 2番 吉谷一孝

吉谷です。あと、先ほど答弁の中で大体一般寄付と指定寄付が半分ずつということでありますから、それほど大きなミスマッチというか、町がやりたい事業と予算との乖離が極端には出ていないのかということは思うのですが、これから町としてもどういったことに予算をつけたいか、町長の行いたい事業に対してどう予算取りをするかということも重要になってくると思いますので、そういった中で寄付を募る手法であったり、あともう一つ、私も見て面白いと思ったものがあります。今はふるさと納税と同じようなことだと思うのですが、ガバメントクラウドファンディングというのがありますが、町はそういったことを今後取り組む考えを持っているか教えていただきたいと思います。

答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)

ガバメントクラウドファンディングということで町の行う事業に対して賛同いただいて、協賛をいただくというような手法もあろうかと思います。ふるさと納税の枠組みでどうしていくのか、あるいは特別の事業があって、この事業を達成するためには多くの皆さんからご協力、ご賛同いただかなければいけないという場面にはこういった手法についても検討はしていくことがまちづくり全体としては有意義なことかとは考えてございます。

再質問 2番 吉谷一孝

ガバメントクラウドファンディングというのは、要は普通のクラウドファンディングの自治体版ということで、これは返礼品のない寄付の集め方で、これに寄付をいただくと税金がふるさと納税と同じようなことで控除してもらえるというような仕組みで、私もそのサイトを見たら結構いろんなことで、それこそ見て面白いなと思ったのは猫と楽しく暮らすための寄付をお願いしますとかというようなことであったり、本当に身近なことであったり、そういうようなことに賛成してもらって協力してもらうというような仕組みで、そういう取組も面白いと思って、そういうような考え方もちょっと頭に入れてもらえればと思っております。次に、ふるさと納税の使途についての2問目の質問に入りたいと思います。寄付者の思いに対してどのように応えていくか考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

寄付者の皆様の思いにどのように答えるかというようなご質問でありますけれども、指定寄付の場合それぞれの分野で基金に積まさせていただいて、それを後年度に事業に充てさせていただいているので、その分野、分野に寄付者の方が指定をしていただくわけですから、例えば子供たちのためにという寄付をいただければ、子供たちのために役立つ事業をしっかりと町としても実施していくということが寄付者の思いに応えることにつながっていくのかと捉えております。

再質問 2番 吉谷一孝

これは私も充当している事業の一覧を見させていただいて、寄付される方は本当に大枠で子供たちのためにとか、まちづくりのためにとかということで寄付をされていて、寄付をされてもそれがどういった事業、主立った事業、こういうことに予算を使って、こういう成果があったというのがなかなか見えにくいような状況にあると私は見ていて感じるのです。そういったことを、逆に言うともっと周知することによって自分たちの寄付がこういうことで使われて、こういうふうにみんなに喜んでもらえているというのがあると、またその反応を見てリピーターが増えるような、そういういい形の循環につながるのではないかと思うので、そういったことの考え方はまちに現在あるかどうかお伺いします。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

ふるさと納税の使途をいかに皆さんに理解していただくかというご質問かと思います。先ほど政策推進課長からの答弁にもありましたけれども、ふるさと納税の市場がすごく大きくなっていると同時に寄付者の方の意識といいますか、そういった部分もかなり成熟しているといいますか、昔は返礼品が主になっていた部分がありましたけれども、近年はうちのまちでもそうですけれども、指定寄付の割合が増えているという事実から見ても、寄付者の方もどのように使われるかという部分をかなり重視してきているのかと捉えております。そういった中ではいただいた寄付をこういった事業に使いましたということをもちろん寄付者の方にも当然広く理解していただくと同時に、それを町民の方にも理解してもらえるように広く周知をすることで、寄付者の方も、また町民の方もふるさと納税がこのように使われているのだということの理解が広がると思いますので、それがトータル的にいけば寄付額の増加、それから町民の皆さんの満足度の向上というところにつながっていくのではないかと考えております。

再質問 2番 吉谷一孝

そういった意味で、例えばの話なのですが、現在町内の公園の遊具が使えない状況が長く続いています。そういったものに対して予算を組む考え方はあるか、また現在6つの指定をしておりますが、その寄付金の使途を変更するために何か、それを4つに統合するとか、極端な話半分に統合してもっと使いやすいようにするとか、そういうような考え方はあるのか。また、公園についてはいろいろ、私らの知らないというか、町民の知らないところでいろいろな町としての現在の考え方もあると思うので、その辺のことについても教えていただければと思います。

答弁 町長 大塩英男

増田企画財政課長。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

まず、議員からご提案のありました公園を一遍に全部直すような非常に分かりやすいといいますか、目に見てもすぐ分かるような使い方はどうだというようなお話でございます。現実的に財源を考えると、やろうと思えばやれるのです。ただ、そこは全体の予算組みの中で町として何を優先すべきかというようなところがまず最初に来ると思いますので、考え方としては非常に目に見える分かりやすいという意味での使い方をしてはどうかというご提案かと思いますので、その趣旨は重々我々も理解はしますし、ただ実際にではそういう直し方ができるかとなると、公園の関係ですと、ちょっと詳しい話をすると補助金をもらいながらとか計画的に進めていっている部分がありますので、現実的にはなかなか一遍にとはならないと捉えております。それから、寄付の使途、今は6項目ということで寄付をいただいておりますけれども、それを4項目なり3項目なりにできないかというお話ですけれども、ここはどうしても6項目で受けなければならないということはございませんので、町長の政策的な考えの中で自分は子供たちのためにふるさと納税を全部使いたいのだというような考え方を押し出していくのであれば項目を1項目にして子供たちのためにふるさと納税いただきたいというような集め方もあると思いますし、1つに絞ってしまうとなかなか難しい部分があるので、それを産業ですとか、文化ですとか、3つぐらいに絞るという、こういった考えも全然制度的にできないものではないと思いますので、考え方の選択肢としては入ってくると考えております。

再質問 2番 吉谷一孝

形として取れるということであれば、その辺は今すぐこうしたほうがいいとか、こうするべきだとかということもありませんし、逆に言うと町長のこれからの考え方によって柔軟に取り組んでいただければよろしいのかと思います。それでは、2つ目です。先ほど答弁にありました基金残高が現在増えている状況にあるということの認識でよかったか、また基金の活用に関してルールなどがあるか、もしそのようなルールがなければ、そのルールを今後つくる予定などはありますか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

基金の残高の推移の関係です。町長の答弁にもありましたとおり、年々確実にここは増えていっているというような状況で、背景には、先ほどお話をしましたけれども、指定寄付のほうが割合が増えていっているというところが基金が増えている一つの要因になっているかと思います。それから、ルールの関係です。現状こういった使い方をするというようなルールはありません。今後考える余地はあるのかというところですけれども、基本的には寄付をいただくことになりますので、幾らもらったら幾ら使うとか、そういったルールをつくりにくいというのは1つあるかと思います。近年寄付が多くなっている状況で、ではもらった分をそのまま使うのか、全部使い切るのかというと、そういうことにもならないと思いますので、最低限の考え方としてはいただいた分以上はなるべく使わないようにすると、何か特別大きな事業に基金を投入するということになれば話は別になりますけれども、基本的にはいただいた以上の額はあまり使わないようにしていくというのが基本的な考え方にはなるのかと思っております。

再質問 2番 吉谷一孝

吉谷です。先ほどの基金の活用ルールという話だったのですけれども、そんな難しい話ではなく、寄付をいただいたらその3分の1は基金に積む、残りについては事業費に使うとかというような、それも3分の1なのか4分の1なのか、そこについては別にそんな大きな問題ではないのですが、基金にある程度積み増しができている状況にあるのであれば、それをもっと有効な形で事業として活用する方法のほうが町民のため、子供たちのためであったり、町のために有意義に使えるのではないかという考えで先ほどの質問をさせていただいたので、そのことについてはまちとしてはどう考えますか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

ご提案いただきましたけれども、いただいた額をベースで考えてしまうと、かなりの額をいただいたときにはその分を使うみたいになってしまいますので、そうなると本当に町としてやるべき事業以外の部分にも当たってしまうようなことも考えられますので、そこは財政を預かる立場としては少し慎重になると考えております。

再質問 2番 吉谷一孝

財布を預かる立場としては十分理解します。ただ、ほかの職員に聞きますと、町民からの要望事項、長年にわたって要望されている事業ってたくさんあると思うのです。そういうことを整理しておいて、優先順位をつけておいて、そこに予算組みをする、そういうことをやっていかないと、町民からは町に頼んでもいつになってもやってくれないのだという声、これって本当はやっているにもかかわらず、そういう声が聞こえるたびに無意識にそういう言葉が出てしまうのです。まちとしてはやっていても、実際には町民からついつい出る言葉はそういう言葉であり、もっと言うと本当にお願いしているけれども、何年もそのままで何も進展がない、もっと言うといつどうなるかも分からないという状況が、財政も大変な状況が長く続きましたし、それも理解するのですが、ここでようやく財政状況もよくなってきて、数値的には普通のまちになってきたという状況を考えると、ここで町民還元、町民の要望に対して少しでも多く、ましてや寄付金が多くいただけたのだったらより多くのそういう要望について予算づけをするという考え方を持ったほうが私はいいと思いますが、その辺についてどう思いますか。

答弁 町長 大塩英男

町民還元というお話でございます。確かにふるさと納税の寄付が昨年度は過去最高のご寄付をいただきました。本当に感謝申し上げるところなのですけれども、吉谷議員から寄付が大きくなったのだから、もっともっと財政出動すべきだという意見かと思います。これは、ふるさと納税の寄付金を活用して行っている事業というのももちろんありますけれども、ここの部分は町としての予算の使い方の町民周知というか、その部分も欠けている部分はあるということで、これまでも広報においてこういうようなことで予算を使っていますというような、こんな形でというような周知もさせていただいておりますので、その辺は同時にきちんと町民の皆さんに還元する部分、そして町ではこんな予算を使っていますという周知の部分、両方できちんと取組を進めていきたいと思います。

再質問 2番 吉谷一孝

考え方は理解しました。そこで、神戸市においては私学補助にふるさと納税を活用しているであったりだとか、あと上士幌町は子育て、少子化対策や生涯活動、要は高齢者の方々が元気で活躍するという、そういう生涯だと思いますが、そういうことに特化した寄付金の集め方、そのような魅力あるといいますか、興味をそそられるような事業展開をされているようですが、白老町としてはそのような考え方はございますか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

お話のありました私学に対する助成といいますか、そういったものにふるさと納税を活用してというようなお話かと思います。神戸市あたりでやっているということで、たしかそれはいただいた額をそのまま私学のほうにお渡しするというような仕組みだったかと思います。うちのまちも北海道栄高校がございまして、まちづくり全体の中で栄高校と連携して、教育の部分であったり様々な分野で連携していく中で、うちのまちづくりに栄高校は不可欠だというようなことがどんどん高まっていけば、その部分に対してのふるさと納税を充てるというようなことも将来的には考えていけるのかとは捉えております。それから、お年寄りの方々が元気に過ごしていくためにというようなところかと思います。現状でいくと、うちの分類でいけば福祉の分野でいただいた寄付を充てながらというようなことになるかと思いますけれども、そこは先ほどの答弁でもお話をさせていただきましたとおり、町として打ち出していく方向がはっきりするものが出てくるとすれば、そういったものに特化した集め方というのも全然出てくるのではないかとは考えております。

再質問 2番 吉谷一孝

たまたま昨日私ら愉快な仲間3人で、久保議員と小西議員と私と3人でパークゴルフに行ってきました。私も何年かぶりにパークゴルフをしてきました。そうしたら、ちょうどいい汗をかきながら楽しくプレーをしてきました。これって取組として高齢者の生きがいだったり健康づくりに対して物すごく活用すべきスポーツだと思いながら、一緒に3人で話しながら楽しくプレーしてきたのですが、そういったことも考えながら白老町にはいろいろな、スポットを当てると生きる素材というのはたくさんありますし、私らも久しぶりに、これはいい、やっぱり恵まれているのだからこういうことをもっと活用すべきだということってたくさんあると思うので、そういうことに職員の皆さんも広く視野を持って取り組んでいただけたらと思いますが、その点について見解をお伺いします。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

パークゴルフを例に取ってお話をいただきました。先ほどの質問の中でもう少し町民の要望に応えられるようなというようなご意見もいただきましたけれども、財政担当として特に近年寄付の額が多くなってきている状況を踏まえて、予算説明会を毎年秋口に、予算編成が始まる前にやりますけれども、その席上でも近年ふるさと納税をかなり多くいただいているので、事業の財源として、使い道としてありますので、皆さんいろんな事業をぜひ考えて出してきてくださいというようなお話は説明会の中でもさせていただいておりますので、そこを酌んでいただいて担当課でいろんな事業の組立てをしていただければ、決して我々もけちっているという、なるべく使わないようにという考え方ではありませんので、有効に使おうという気持ちはもちろん持っておりますので、そういった使い方ができると思います。パークゴルフのお話もいただきましたけれども、パークゴルフをいかに町としての事業に落とし込んで事業立てしていくかというところが重要なことになっていくのかと、健康推進に合わせてだとか、いろんな組立ての仕方があると思いますので、そういった事業が上がってきたときには全体の事業を見た中でこれはやるべきだとなればふるさと納税を充てさせていただいて、事業をやるということになっていくのかと思っております。

再質問 2番 吉谷一孝

吉谷です。前向きな答弁をいただきましてありがとうございます。そういう声を多分町民は聞きたかったと思うのです。今まではなかなか、ちょっとどうだろう、お願いできないかという話を聞いた中でも今はちょっと厳しいからということで終始していたところですが、そういう言葉を町民は待ち望んでいるし、そういうことがあると積極的にこんなのはどうだろう、あんなのはどうだろう、そして私の立場からもこういうことはできないだろうか、こういう取組はどうだろうという前向きな質問になっていくのではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。それでは、最後の質問になりますが、これまで町は財政が厳しく、町民からの要望に応えることがなかなかできない状況でありました。しかし、財政再建も目標とする数値を達成することができ、これはまさに町民の理解、協力はもとより職員一丸となって努力した結果だと感じております。今後も少子高齢化の進展により予断を許さない状況に変わりはありません。決して楽な状況ではないとは思いますが、白老町に住んでいてよかった、住みやすいまちだと感じられる活力のあるまちづくりをしていかなければなりません。そのためには経済循環、活性化なくしてまちの安定、活気は実現しません。親の仕事が安定しなければ、幾ら教育環境を整えても町外に転出してしまいます。そうなれば意味がなくなります。働く世代がいなければ税収が落ち、財政に影響が出ます。まちに活気がなければ、経済循環していなければ、教育も福祉も充実しません。このようなことは言うまでもありません。誰もが理解していることだと思います。しかし、あえて言わせていただいたのは、ふるさとGENKI応援寄附金を積極的に活用して寄付者の思いに応え、町民の要望や経済の活性化に活用することが非常に重要だと考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 大塩英男

今回吉谷議員からふるさと納税を活用した未来に向けたまちづくりという質問をいただきました。総括的な答弁をさせていただきますと、今日の質問の中でまず成果が見えにくいというようなお話をいただきました。これまで町としても寄付者の思いに通じるようなことでふるさと納税を活用してきたというような気持ちではあるのですけれども、そういったご指摘もありましたので、しっかりと寄付をいただいた方への成果の見え方というのをきちんと工夫させていきたいと思っているとともに、周知不足ということで、町民の皆様にもふるさと納税をいただいて、このような事業に使っていますというような、こういった周知もしっかりと取組として進めさせていただきたいと思います。それと、柔軟な使途ということで公園の遊具のお話もいただきました。確かにそうだということで、今6つの分野に分けさせていただいて、それで議論の中で町長のというようなお話もあったのですけれども、現状としましては子育ての分野であったり、文化の分野であったりということで、この6分野を私なりに考えると白老町にとってのまちづくりにとってそれぞれ欠くことのできない大事な6つの分野かと思っていますので、この6つの分野というのはベースにしていきたいとは思っているのですけれども、確かに今後いろいろと事業を展開していく中で特色のあるものであったり、魅力であったりというようなことも一つ考えていかなければならないと思っていますので、ご提言いただいたことはしっかりと受け止めさせていただきたいと思います。それで、最後にまちの活気ということで、私ももちろん経済の循環というか、経済の活性化なくしてまちの活気は生まれないと思っておりますので、先ほども答弁させていただいたとおり、ふるさと納税でいただいた寄付金も大事に、これまでの町政運営を踏まえた中で、財政もまだまだ潤沢ではございませんが、しっかりとそのバランス感、アクセルとブレーキのバランス感をしっかり調整した中できちんと町民の皆さんのご希望に応えるような財政支出をしていきたいと考えております。

出典:白老町議会 令和5年定例会9月会議 2023年9月5日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる