白老町議会 令和3年定例会9月会議 2021年9月8日
環境保全
2021年9月8日、白老町議会の一般質問で、森哲也議員が「環境保全」について質問し、町長 戸田安彦、生活環境課長 三上裕志、産業経済課長 工藤智寿、建設課長 舛田紀和、副町長 竹田敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 森哲也 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、生活環境課長 三上裕志、産業経済課長 工藤智寿、建設課長 舛田紀和、副町長 竹田敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 森哲也
議席番号7番、森です。本日は2項目の質問をいたします。まず初めに、1項目めに環境保全について質問をいたします。(1)、不法投棄について。①、令和2年度の不法投棄の回収量と推移状況を伺います。②、これまでの対応策と効果について伺います。(2)、自然環境保全について。①、鳥獣による食害の状況と対応策について伺います。②、萩の里自然公園における環境保全の課題をどのように捉えているか伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
「環境保全」についてのご質問であります。1項目めの「不法投棄」についてであります。1点目の「令和2年度の不法投棄の回収量と推移状況」についてでありますが、令和2年度の回収量は6トン、元年度は、5.8トン、平成30年度は8.2トン、29年度は9.2トン、28年度は9.5トンとなっております。近年は減少傾向にありますが、一定量の不法投棄がある現状と捉えております。2点目の「これまでの対応策と効果」についてでありますが、町広報誌による周知や、生活環境課による町内の不法投棄が行われた箇所へのパトロールや注意看板の設置、監視カメラでの監視などを行ってきましたが、完全に撲滅することは難しい状況となっております。悪質な不法投棄については、投棄者の検挙に向けて、警察や胆振総合振興局と連携し強化してまいります。2項目めの「自然環境保全」についてであります。1点目の「鳥獣による食害の状況と対応策」についてでありますが、全国的にはシカによる食害が全体の約7割を占めると言われており、本町においても住宅地まで被害が及ぶなど拡大していくなか、ハンターによる捕獲活動や農地においては金網柵の設置などを進めておりますが、抜本的な対策には至っていない状況です。2点目の「萩の里自然公園における環境保全の課題をどのように捉えているか」についてでありますが、萩の里自然公園は、100年単位の森づくり・人と自然の共生・心豊かな人づくりの3つの基本理念に基づき、町民と行政との協働により造られた都市公園であります。平成12年3月の供用開始以降、これまで育まれてきた里山の継続的な環境保全や施設の老朽化対策が今後の課題と捉えております。
再質問 7番 森哲也
7番、森です。まず初めに、不法投棄について再質問をしていきます。不法投棄におかれましては、単にごみが捨てられているというごみ問題だけにとどまらず、白老町の環境の美観を損ない、自然環境や生活環境を著しく悪化させることにより日常生活にも悪影響を及ぼす犯罪行為であると認識しておりますので、まず私はそういった視点に立って質疑を行いたいと思います。それで、これまでの不法投棄の対策と状況ということでありますが、現在回収量については減少傾向という部分がありますが、答弁にもありましたが、一定量の不法投棄がある現状と捉えているとあります。私もこのような状況だと思っております。そこで、これまでの不法投棄の防止対策の成果を十分検証し、それを踏まえて今後の対策を強化していくべきだと思っておりますので、本日は不法投棄について質問をしていきます。まず初めに、現在実施されている対策というのはパトロールや注意看板の設置、監視カメラという対策が行われておりますが、そこでまず初めにパトロールについてお伺いをしていきます。パトロールの効果といたしましては、未然の防止策や抑止として効果を発揮されておると思いますが、実際にパトロールしていて不法投棄の現場などは目撃や取り押さえなどされたことはあるのか、状況についてまず確認をいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
不法投棄の現場を押さえたことがあるかといったような内容かと思います。実際パトロール中に直接現場を押さえて投棄者を検挙というか、発見したといったことはございませんが、大体多いのは不法投棄のものを後々中身を見て、その中から投棄者を確認できるものがあればそこから警察機関の協力を得ながら投棄者を追って、そのものを自ら処分させたといったことは数件ございます。私の実体験からいきますと、ウヨロ川の橋のところで橋から何回も同じところに投棄されたと。その回収に行ったところ、たまたま投棄者が生ごみを上から捨てて危なく当たりそうになって、そのときは車の色しか分からなかったのですが、捕まえることはできなかったのですけれども、そういったような実体験もございます。
再質問 7番 森哲也
森です。ウヨロ川の付近で実際そういうことがあったという状況が分かったのですが、やはりパトロールというのは本当に効果が大きい部分と抑止につながっている部分は大きいと思っております。ですから、現場を押さえるという状況は難しいとは思いますが、もう一点、パトロールについて1点確認をしたいのですが、不法投棄される時間帯というのはやっぱり人目につかない時間帯が多いという傾向があると思いますが、現在白老町においては夜間や明け方などのパトロール体制というのはどのようになっているのか、その点も確認いたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
パトロールの時間についてなのですが、我々職員がパトロールする時間というのは日中に限られておりますので、そういった不法投棄の多い場所につきましては警察機関の協力を得ながら夜間、早朝のパトロールを依頼しているところでございます。
再質問 7番 森哲也
森です。パトロールの状況については分かりました。それで、人が行うことなので、夜間のパトロールの体制を組むというのは難しい状況はありますので、そこで私も思うには不法投棄のカメラ及び注意の看板というのが重要な対策になってくるのかと思うところでもあります。それで、防犯カメラの状況についても確認をしていきたいのですが、今白老町においては不法投棄対策として数か所に防犯カメラを設置されておると思いますが、白老町において現状防犯カメラの対策効果というのはどのように出ているのか、その点についてお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
監視カメラの効果についてであります。不法投棄の多い場所数か所にカメラを設置しまして運用をしていた場所はありますが、いずれのケースでも実際に不法投棄者を特定するまでには至っていないような状況にございます。ただ、その場所での不法投棄が減るといったような状況も見られますので、そういった設置による抑止効果といったものは多少なりともあると感じております。ただ、過去には環境省からお借りして性能のいいカメラを設置させていただいたことがあるのですが、それが投棄者なのか分からないですが、見つかって壊されて川に捨てられていたといったこともございますので、そういった設置場所ですとか高さですとか、そういったところの工夫は我々も工夫しながらやっていきたいと思っております。
再質問 7番 森哲也
森です。設置した高性能のカメラが壊されたということで、カメラというのは一定の抑止効果的なことも、相手方もそういう認識があって壊すのだなと、壊す側の気持ちというのは私は分からないのですが、不法投棄というのは犯罪行為ですので、そこでそれだけでなく、カメラが設置されている場所というのは現在白老町において人目のつかない山間部等々が多いのかと思うのですが、実際に不法投棄というのは住宅街にも起きているという現状がまずあります。それで、私も話をして、聞いたことがあるかと思うのですが、敷地内に投棄されてしまって、その投棄費用を自分で負担したという方もおられます。それで、白老町としても山間部に設置だけでなく町内会と連携してカメラの貸出しなどを行って対策もしていると思いますので、まず町内会との連携の効果についてどのように出ているのかお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
町内会との連携についてでありますが、町内会にカメラ自体をお貸ししまして運用していただくということは今のところしていないのですが、町内会から相談を我々が受けて設置場所等、ではここにつけましょうかということで我々のほうで設置をして、その後の運用といいますか、確認も我々のほうでさせていただいているといったところが数件ございました。その場合でも先ほど言ったとおり、なかなか投棄者の確認というか、には至っておりませんが、実際には運用していく中ではカメラの死角になる場所、真下にごみを捨てられていたりとか、そういったことはございました。ただ、カメラがあるということが分かったのか警戒されて、そこへの投棄はなくなったといったことで聞いてはおります。今我々が所有しているカメラというのはトレイルカメラといいまして動くものに反応して撮影するものなのですが、これは場所によっては車の通りの多いところですとか、そういったところですと反応ばかりして記憶媒体の容量がなくなったり電池がすぐなくなったりといったケースもありましたり、夜間ですと車のライトに反射して全く見えないとか、そういったこともありますので、なかなか山間部でも電池の問題があって長時間の撮影が難しいとか、そういった問題があるのが実態となっております。
再質問 7番 森哲也
7番、森です。カメラの状況については分かりました。それで、現状のカメラではなかなか写し切れていない状況があるという理解をできます。それで、現在の不法投棄も推移状況は減っておりますが、山間部については不法投棄の可能性のあるエリアは広範囲に及びます。また、全体的なパトロールでは実態をつかみ切れない部分もありますので、私は防犯カメラの強化と増設をしていくべきでないかと考えております。それで、現在のカメラの状況では捉え切れていない部分もありますので、カメラも更新して強化していくことで効果的で効率的な監視体制を構築して不法投棄ができない環境を整備していくべきだと考えておりますが、町の考えをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
議員がおっしゃるように、我々も監視カメラの有効性というところは十分認識しているところであります。ただ、先ほど言いましたように、我々が今所有しているカメラには性能の限界があるものですから、なかなか投棄者を特定するに至っていない状況ではありますが、ただ最近はいろいろ機能のいいカメラも出てきてはおりますので、例えばソーラーパネルで常時電源が取れるもの、あとは車のドライブレコーダーのように常時データを更新していって蓄積できるもの等々あるかと思いますので、そういったカメラにつきましては次年度以降、予算の許す限りとはなりますが、そういったカメラの導入も進めてまいりたいと考えております。
再質問 7番 森哲也
森です。次の点の自然環境保全に入ります。それで、ここの1点目と2点目は関連してきますので、一括して質疑をしていきます。まず初めに、林野庁の調査におかれまして令和元年度における野生鳥獣による森林被害の面積は全国で約5,000ヘクタール、その中でも鹿による食害などが全体の約7割を占めており、深刻な問題となっております。それで、鹿による森林被害はこれまで造林地における植栽木の被害が主でしたが、近年では成長した植物などを食べられる食害というのが増加している傾向があります。そこで、本町におかれましては絶滅希少種や貴重動植物が生息しておりまして、食害による自然環境が変化していると捉えておりますので、本日は自然環境保全についての質問をしていきます。そこで、まず初めに確認をしていきますが、白老町においては平成30年頃まで鹿の農業被害額というのが右肩上がりで増え続けてきました。そこで、平成31年度より3か年で白老町緊急捕獲等計画というものが策定されておりまして、現在は3か年目であります。そこで伺いますが、この緊急捕獲等計画が策定されてからこの計画期間における鹿の被害額と駆除件数は現在どのようになっているのかをお伺いいたします。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
白老町緊急捕獲計画の内容でございますので、私のほうからご答弁させていただければと思います。議員のほうからお話がありましたとおり、平成31年度から3か年計画という中で、計画値としましてはエゾシカにおいては31年、令和元年度2,000頭、同じく令和2年度も2,000頭、それから令和3年度も2,000頭ということで、エゾシカに関しては6,000頭の捕獲という計画値でございます。また、カラスについても毎年度200羽ずつということで、合計600羽ということで計画されているものです。実際の被害額なのですが、令和元年度の被害額が319万円、それから令和2年度が505万円、捕獲数がエゾシカは令和元年度が1,513頭、それから令和2年度が1,435頭でございます。今お話がありましたとおり、被害の品目としましては牧草であったりですとか家畜の飼料、それから野菜等が今被害に遭っているというような状況になってございます。
再質問 7番 森哲也
森です。計画策定後の状況は、まず農業被害額においては319万円と505万円ということで、30年度までは1,600万円という大きな数字でしたので、この対策の効果というのは農業被害については大きく出ているのかなと状況が理解できました。それで、対策を打ち出すとこういう効果的な部分があるということは本当に大事なことだと捉えられます。そこで、あともう一点確認したいのですが、被害額と生息数とは別の部分の問題もありますので、実際に農業被害が減っていても生息数が多いままだと生活環境のほうに被害 を及ぼすという状況も、こういった側面もあるのかと思いますので、生息数については白老町においてもライトセンサスで調査を実施されておると思いますので、生息数の傾向についてはどのようになっているのかをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
エゾシカのライトセンサスにつきましては生活産業課で北海道に同行して行っておりますので、私のほうから答弁いたします。エゾシカのライトセンサスにつきましては、エゾシカの適正な管理を進めるに当たりまして科学的な見地からその生息状況を把握するために毎年10月に行っているものであります。白老町内では農耕地地区、牧草地と森林地区といって林道の部分と2か所に分けて調査を実施しておりまして、そのコースを時速10キロから20キロという低速で走りながらスポットライトを当てて人の目で確認を行っているといったような調査でございます。調査の傾向についてですが、調査の年によってばらつきがありますので、10年単位での比較になりますが、農耕地地区につきましてはここ10年間の平均で70頭程度、それ以前の10年が30頭ぐらいですので、倍以上になっているといった状況があります。森林地区についても同様で、ここ10年が5.7頭、それ以前の10年が2.3ということで、こちらも倍増しているというような状況にあります。
再質問 7番 森哲也
森です。エゾシカの生息数についてのところでしたが、当初の10年をデータで比較すると約今2倍ぐらいに増えているということであります。それで、現在行われているのが緊急捕獲等計画ということなので、今年度で終わる計画となっております。それで、農業被害だけに着目すると明確に被害額が落ちているという状況はありますが、あくまでも農業被害だけなので、生息数というのは依然として多い状況があると思いますので、今年度で計画が終わったら次年度以降にも緊急捕獲計画というのは継続される予定なのかどうか、その辺町の考えをお伺いいたします。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
ただいまの質問についてお答えさせていただきます。私が農家の方何人かの方とお話をすると、実態感としても頭数は全然減っていないと、むしろ朝、牛よりも実際にはエゾシカのほうが多く見られたりというお話もたくさん聞いてございます。そういった中で今回の緊急捕獲計画も必要性が非常にあると認識しておりまして、引き続き取り組んでいくというような考えにいるというところでございます。
再質問 7番 森哲也
森です。エゾシカの状況につきましては依然として私としても目撃件数だけでも本当に多いなと、捕獲数は1,500頭と多いのですが、なかなか減っているという実感を感じられないと思っている町民の方も多くおられると思いますので、次年度以降も計画をと思います。それで、エゾシカの状況については前段の生息数は増えてきているということを踏まえまして、萩の里自然公園に関して具体的な質問の中身に入っていきたいと思います。それで、1答目の答弁のほうで課題点というところで環境保全や施設の老朽化対策が今後の課題と捉えているというところがありまして、私もこの点については重要な課題点だと思っております。こういう課題点があった上で、まず萩の里自然公園の状況についてなのですが、環境省は平成27年に里山としての自然価値を高く評価しまして、萩の里自然公園とウヨロ川周辺という区域は生物多様性保全上に必要な里地、里山と環境省に指定されている場所であります。そこで、萩の里自然公園には以前は1,033種に及ぶ動植物が植生しておりました。その中には環境省が指定しているレッドデータブックに掲載している絶滅危惧種もおり、豊かな自然に恵まれているのが特徴であります。ですが、環境の変化というのは常々起きておりまして、町のほうに確認したいのですが、動植物の生息の傾向というのはどのようになっているのか、まずその辺の押さえをお伺いします。
答弁 建設課長 舛田紀和(建設課長は2022年1月まで)
動植物の生息数の傾向についてでありますが、まず我々の押さえといたしまして基本となる数値は、公園の整備時期に、平成7年と9年度に公園内の全体の自然環境調査というものを実施しております。そこがまず我々の押さえる数値として捉えておりまして、その結果の中では先ほど議員のお話にもありましたように、環境省のほうで指定されております貴重植物、それですとかあとはレッドデータブック等に記載されている希少種、そういったものを含めて1,000種類以上の植物があの里山の中には生息しているというような捉えでおります。ただ、その後20年以上経過した中で、公園管理として全体的な調査というのは費用面的な部分もございまして全体の生息調査というのは実施していないところが事実であります。それに代わって現在供用開始から同時に運営協議会のご協力をいただきながら、特に植物に関する生息という部分の調査を実施をしているところでございます。そこの部分の近々の調査結果を基に比較していきますと、整備当時からこの20年以降かかった経過の中では食害による被害ですとか、あとは外来種の繁茂などによるそういった状況というのが公園内で確認をされている状況というのは我々も確かに捉えておりまして、整備当初から現在にかけての生息環境に及ぼす影響、減少傾向という部分での影響は出ているのかなという捉えでおります。
再質問 7番 森哲也
森です。減少傾向ということであります。私も減少しているのかなと、詳しい数字というのは押さえていないのですが、そういうふうに捉えております。そこで、萩の里自然公園は100年単位の森づくり、人と自然の共生、心豊かな人づくりを基本理念として整備されました。しかし、現在の状況といたしまして鹿の被害により、この自然の共生のバランスが崩れる可能性が非常に高いのではないかと考えております。そこで、具体的な例を一つ挙げますと、ウポポイのPRキャラクターであるトゥレッポんというキャラクターがあるのですが、あれはオオウバユリの球根をイメージされたキャラクターであります。オオウバユリは、かつて萩の里自然公園で植生されておりましたが、鹿の食害に遭い始めて様々な対策は施されてきましたが、現在は萩の里から消滅しているという状況になっております。そういったところがほかにもありまして、1,033から減ってきているというところの状況があると捉えております。そこで、抜本的に食害対策に取り組んでいかなければ次々と影響を及ぼしてくるのではないのかと考えておりまして、この100年単位の森づくりの大きな障壁になるのではないかと考えております。そこで伺いますが、町は萩の里自然公園の食害の状況をどのように考えているかをお伺いいたします。
答弁 建設課長 舛田紀和(建設課長は2022年1月まで)
食害被害の減少傾向という部分については、議員のほうからお話がありましたとおりということで我々担当課としても押さえてございます。特に鹿の食害に関する影響といたしましては、近々の調査でいきますと29年度に運営協議会のほうで実施していただいていました植物調査の中で、先ほどありましたようなオオウバユリの生息が今までは確認されていたものが食害の被害でなくなっているだろうという、そういったような報告結果も受けております。そういったものが29年のときに発覚した際に応急的な措置といいますか、対策になってしまうのですが、当時網を使用した中で防護柵を設置してきたという経緯もございます。ただ、萩の里自然公園というものは先ほど議員のほうでもお話がありましたが、環境省のほうに指定もされております部分がございまして、この指定の根拠といいますのも公園内に生育する動植物、こういった生息や地域の里山としての保全、活用がなされていることが評価されての環境省の指定と我々も捉えておりますので、ここの部分の自然公園の重要性というのは管理者としても十分押さえているところでありますので、そういったことも踏まえまして、今後将来に向けまして里山の保全の重要性というのを十分認識しながら引き続き対策はしていかなければいけないだろうという押さえでおります。
再質問 7番 森哲也
7番、森です。保全の重要性というのは町のほうもしっかり考えられておられるということでありますので、それで先ほど農業被害について緊急対策についてお伺いしましたときに、柵を設置することでの対策効果というのは非常に大きいという状況があります。それで、現在萩の里自然公園のほうにも網による柵を設置して対策しているという状況もありますが、植物の育成というのはとても長い時間を要しますので、網だけの対策で、鹿も網もかじって破ってくるという可能性は重々考えられるところでありますので、お伺いしますが、耐用年数の長い柵を設置してしっかりと保全をしていく必要性というのはないのか、町としてはその点についてはどのように考えているのかをお伺いいたします。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
ただいまの質問にご答弁させていただきます。今し方建設課長のほうから29年度からの流れで柵を設置したというお話がありまして、その辺について私のほうからもう少しお話をさせていただきますと、平成29年度に先ほどそういう調査が行われた際に、その対策としまして平成30年度、それから令和元年度におきまして森林・山村多面的機能発揮対策交付金というものを用いまして食害の防止柵を設置させていただいております。ただ、これは森林の関係もありまして、なかなか補修ですとか新規に作るというのは毎年継続してやれないというところもありまして、耐用年数も含めて今後そこら辺が重要な問題といいますか、きちんとしていかないといけないという認識はありますので、この交付金のみならずほかにも有効な財源等も含めて様々な形、それから関係課と連携しながらそういう対策を練っていければと思っておりますので、これからも引き続き当たっていきたいと思っております。
再質問 7番 森哲也
森です。町のほうの網についての考えは分かりました。それで、網以外にも萩の里自然公園を保護していく上での様々な課題点というのがあり、町のほうでも施設整備など押さえている部分があります。それで、それ以外にも協議会のメンバーが高齢化しておられる現状もあるので、これからの協働の在り方を検討していくという考えもあると思っております。そこで、ここについて最後の質問になるのですが、平成元年にふるさと創生事業で町のシンボルとなる公園の住民提案がされてから33年が経過しました。その間で環境の変化というのは起こり得ています。そこで、自然環境の保護というのはとても広く大きな課題であるので、役場のみや団体のみなど単体で解決していくのはとても困難な問題であると思っております。そこで、現在においても公園管理運営協議会と連携しているというのは重々承知しておりますが、より連携を強化し、課題点を明確に共有して自然保護に取り組んでいくべきだと考えますが、町としては協議会との連携に対しどのように考えるかを伺い、この項目の最後の質問といたします。
答弁 副町長 竹田敏雄(副町長は2023年9月まで)
環境保全について議論をさせていただきました。まず、先ほど防護柵、柵の関係の話がありましたけれども、鹿の柵は普通の柵と違ってかなり高い柵なのです。ですので、普通の設置よりも費用がかかってくるという部分はあるのですけれども、自然を守るという意味からも交付金だとか財源を検討しながら今後も引き続き検討はしていきたいと考えております。それから、議員のほうから公園の管理運営協議会の連携の関係についてご質問がありましたので、お答えしていきたいと思います。萩の里自然公園については平成11年に供用開始されています。この公園の管理だとか運営、そして自然環境の保護だとか、こういったものについては当初からこの協議会の方の力を借りながら運営してきております。議員のほうからさらに連携を深めて公園の保全に努めたらどうかということと、それから協議会の方の高齢化、それから担い手の組織的な部分の課題、こういったものもありますとお聞きしました。それで、協議会の皆様につきましては萩の里の自然に興味を持たれて、公園に対し愛着を持たれて今まで長く活動されてきたと認識しております。現在も定例で打合せをされております。町も関係する担当者がその打合せの中に参加させていただいて、課題の共有だとかそういったことに努めさせていただいています。このことは今後も引き続き続けていきたいと考えております。それから、組織の高齢化の部分の話ですけれども、ここの部分につきましては協議会だけで解決できるものではないと考えております。なので、町と協議会一体となってその問題について検討していきたいと考えております。今後につきましても萩の里自然公園の貴重な自然を守るために協議会と連携を強化しながら課題の解決等に町としても取り組んでいきたいと考えております。
再質問 7番 森哲也
7番、森です。