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新十津川町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月30日

ふるさと納税の今後について

2023年6月30日、新十津川町議会の一般質問で、大畠光敬議員が「ふるさと納税の今後について」質問し、町長 谷口秀樹が答弁しました。

質問者
大畠光敬 議員
答弁者
町長 谷口秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 大畠光敬

議長のご指示がございましたので、町長に一般質問をさせていただきたいと思います。質問のテーマは、ふるさと納税の今後についてでございます。本町のふるさと納税の寄附金額、寄附件数について調べてみますと、令和に入りまして、残念ながら右肩下がりに減少となっております。令和元年度は、寄附件数5,067件、寄附額1億5,114万7,200円。令和2年度は、寄附件数3,906件、寄附額1億1,395万6千円、令和3年度は、寄附件数3,134件、寄附額9,854万2千円、そして令和4年度につきましては、寄附件数2,408件、寄附額8,447万1千円となっております。また、令和3年度につきましては、北海道の市町村の中では179市町村中111位の受け入れ金額となっております。この現象につきましては、ある意味、地場産品という概念が崩壊したような少し過剰な返礼品競争にさらされている現状も否定できません。これが今後、大都市においても、この返礼品に対して今本腰を入れて返礼品について対抗されてしまった場合には、更に寄附金の奪い合いという事態にもなりかねない状況にあると今思われます。このように、現行のふるさと納税につきましては、地場産業がしっかりしているところか、いわゆる返礼品の三種の神器といわれている海産物、お米、お肉を地場産品を扱っているところの自治体に寄附が集まりやすい傾向が更に加速しかねない状況ではないでしょうか。そこで、町長にお聞きいたします。ふるさと納税は、行政サービスの費用を負担する住民税を寄附金の形で預かるというほかに、地場産品の応援という部分も含んでいるため、町にとっても重要な施策の一つと考えております。町長は、本町のふるさと納税の現状について、どのようにお考えになりますでしょうか。また、今後に向けて具体的なアイデアをお持ちでしたら、町長のお考えをお伺いしたいと思っております。

答弁 町長 谷口秀樹

それでは、5番議員の質問にお答えしたいと思います。ふるさと納税は、自分を育んでくれたふるさとに、自分の意志で貢献できる制度として、平成20年度の税制改正によりスタートし、その後、税の特例控除額の大幅引き上げなどにより大いに注目されるようになりました。本町におきましては、新十津川町に思いを抱き、応援したいという方々にご寄附をいただくことを前提としつつ、この制度の本旨に則り、町の農特産品を返礼品とし、全国の方に発信するとともに、実際にご賞味いただいた方がファンやリピーターになっていただくことや、高い評価の口コミによる知名度アップ、そして販路の拡大に繋がっていくことにも期待を寄せ、取り組んでまいりました。これまで、寄附の件数と額の増加を目指し、返礼品のレパートリーを増やすことや、季節ごとに本町の旬の農特産品を届ける定期便を取り入れるなど、返礼品として魅力ある工夫をしてまいりました。しかしながら、近年の寄附の実績につきましては、先ほど議員のおっしゃられたとおり右肩下がりの状況であり、令和4年度は2,408件、8,447万1千円と最高の約半分になってしまいました。寄附の件数と額が減少している現状の要因につきましては、寄附者の意識がふるさとを応援するという本来の趣旨から、どちらかというと買い物をするという感覚に変化し、割得感のある返礼品に寄附が集まる傾向が強くなってきたことから、結果として、返礼品の価格競争が行われること。また、返礼品として、一般に人気が高い魚介類や高級果物などに寄附が集まりやすいことから、それらを一部加工することにより地場産品として返礼品のレパートリーを増やす自治体もあり、まさに寄附の獲得競争が過熱しているこということだと捉えております。本町としましては、返礼品を取り扱う事業者の販売利益の減少に繋がる過度な価格競争や、寄附を集めることだけを目的とした返礼品の開発を進めるつもりはございませんので、冒頭に申し上げましたとおり、制度の本旨に則った中で、新たな組み合わせの定期便やコラボによる返礼品など、寄附をしていただきやすくなるよう引き続き工夫し、寄附件数や額の増加に繋がるよう努めてまいります。次に、今後に向けた具体的なアイデアでございますが、寄附の件数や額を増加させるためには、効果的なPRをしていくことが不可欠だというふうに考えております。現状、効果が高いのは、ふるさと納税サイトの広告であり、昨年の11月、本町が利用する広告サイトふるなびの主要ページに、おすすめ返礼品として本町の返礼品を掲載したところ、11月ひと月、単月としまして過去最高の寄附額となりました。この結果を受けて、今年度も積極的にサイト広告を利用していきたいというふうに考えておりますが、掲載効果が高いサイト広告は各自治体からの需要も当然高いので、特に寄附が集中する11月と12月の時期における広告掲載は抽選となっており、今年度につきましては、計画していたふるなびサイトへの広告掲載が叶わないこととなりました。このようなことから、今年度は、他のサイト広告や全国誌への掲載に向け準備を進めるとともに、視覚的に興味を引くことができるよう返礼品写真の更新を随時行うなど工夫を図っていきたいと考えております。また、本町の寄附者の約9割が道外の方でありますことから、今後におきましても、寄附額に対して認められる広告費を最大限活用した中で、全国に向けた効果的なPRに努めてまいりますことを申し上げ、5番議員の質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 5番 大畠光敬

再質問をさせていただきます。今ほど町長から現状についてと、今後の方向性について回答いただきましたが、私から提案も含めて再質問させていただきたいと思います。私は、やはりこのふるさと納税という制度は、自治体が自由に使える財源の確保という観点からも、とても有効なツールの一つとして、今後も大事なのではないかと思っております。また、本町でいうと、優れた農特産品が多数あり、それらを道内外の方々にPRするためにも非常に重要ではないかと思っております。そのためには、新十津川町をより知ってもらうために様々な話題づくりやPRも今まで以上に必要と感じております。現在、ふるさと納税における本町の返礼品のラインナップを見ますと、お米はもちろん、その他優れた農産品や特産品やお酒など多数のアイテムがございます。また、その品物によっては、年間の定期便や宿泊やライブのチケットなど、体験型の商品も見受けられます。ですが、やはりどんなにこの魅力のある本町の返礼品も競争相手が多ければ、仲介サイトに広告費を出さないと、他の市町村の返礼品に埋もれてしまう可能性が高いのも否定できないと思います。そこで私は、新十津川町のふるさと納税には、今後、他の市町村がまだあまりやっていないガバメントクラウドファンディング型のふるさと納税についてご検討いただけないかという質問でございます。このガバメントクラウドファンディング型とは、従来の返礼品を選んでもらう形ではなく、自治体やその自治体に住む方々の課題やプロジェクトに対する、いわゆるお礼の品ではなく、使い道に賛同した方々から寄附を得るという形になります。今までよりも、より寄附金の使い道を具体的にプロジェクト化したことに対して、共感した方から寄附を募る方法で、現在全国でもまだ18パーセントほどしか採用しておらず、例え返礼品が無くても、今まで以上に地方創生のための恩恵を受ける可能性を秘めた競争相手の少ない他の自治体の返礼品競争に巻き込まれないアイテムの一つとなりうるのではないかと私は考えます。実際の例で申し上げますと、小樽市では、有名な小樽運河の保全費用1,000万円を、中札内村では5,400万円を集めて、民間の燻製食品工場の建設費用に対する補助に充てたという例も伺っております。そこで、町長に質問です。今まで同様に返礼品の更なる磨き上げをして、農特産品のPRを続けていただくことはもちろん必要であると考えますが、全国に向けて効果的に本町をPRできる可能性があり、商品アイテムの増加にも繋がると思われるこの新しい形のガバメントクラウドファンディング型のふるさと納税の導入について、どのようにお考えでしょうか。町長の見解をお伺いいたします。

答弁 町長 谷口秀樹

それでは5番議員の再質問にお答えをさせていただきます。返礼品となる商品アイテムの増加につきましては、毎年2月に本町の返礼品の提供事業者や商工会に対しまして、新規の返礼品の有無について調査を行ってございます。事業者の方々から、自らコラボ商品を開発して、町にご提案いただき、返礼品に加わったものもございます。こういった提案を返礼品に加えてきたことなどにより、令和元年度では54品目だったものが、令和5年度には77品目まで増えたことで、寄附者の選択肢も広がり、より幅広いニーズにお応えできるラインナップとなっております。また、各自事業者から返礼品に加えて欲しいとの申し出を受けた際には、総務省の基準を満たしているのか、安定的に供給はできるのかなどの調査を経まして、返礼品に加えることができますので、町内の事業者からのご提案が返礼品アイテム増や魅力の向上に繋がるものというふうに考えております。次に、ガバメントクラウドファンディングでございますけれども、こちらにつきましては、民間事業者が行う一般的なクラウドファンディングとは異なりまして、地方自治体が抱える地域課題解決のため、ふるさと納税の寄附金の使途をより具体的なプロジェクト化し、目標額を定め、それに共感した方から寄附を募るというものでございます。いくつかの団体では、特産品の数が少ないというようなことを解決すべき課題として設定し、事業者が行う特産品開発に対する補助金の財源として、このガバメントクラウドファンディングを活用しているという例、先ほどの例もありましたとおり、5番議員の再質問の趣旨は、このような取組を指しているものだと思っております。特産品の開発という点では、本町におきましては、従前から中小企業者応援条例の中に新たな地場産品の開発販路拡大等に係る取組に対し、限度額は100万円でございますが、経費の4分の3を助成するという制度がございます。町としましては、町内の事業者がこの制度で、あるいは事業者独自でクラウドファンディングを活用していただくなど、主体的に特産品の開発を進めていただきまして、完成した特産品のPRや販路拡大のためにふるさと納税制度をご利用いただきたいと考えております。最後になりますが、町が実施する企画やプロジェクトなどに対して寄附を頂くことにつきましては、現在導入している自治体が少ないという点では、ふるさと納税サイトの上で、本町の露出増加は繋がり得るというふうに思いますし、PRにも一定の効果があるものとして、5番議員のご意見には同感するところではございます。一方、全国から寄附を頂いて行うという性質上、事業を計画して寄附を募る意義の深さや、その実行に対する責任の重さを想像するに、PR効果との理由だけで安易に進めるものではなく、寄附を募るにふさわしいものは自ずと限られてくるものだと思います。本町の導入につきましては、計画の意義や実施規模、こういったものがふさわしいものであるかなど、まだそういったことで検討している部分ではございませんけれども、様々な角度から、もしそういったことがあれば慎重に見極めた上で判断すべきであろうというふうに考えております。以上申し上げまして、5番議員の再質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 5番 大畠光敬

ありません。

出典:新十津川町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月30日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる