新十津川町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日
将来に向けた協働のまちづくりについて
2019年12月11日、新十津川町議会の一般質問で、小玉博崇議員が「将来に向けた協働のまちづくりについて」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 小玉博崇 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 小玉博崇
それでは、議長のご指示がございましたので一般質問をさせていただきたいと思います。今回のテーマにつきましては、将来に向けた協働のまちづくりについてということで質問させていただきますが、先ほど私が研修報告をさせていただいてですね、地方創生の実践塾を経てですね、私自身が今、まちづくりに対しての思いというのが今、ちょっと熱いというかですね、非常に強い思いを感じているものなので、その気持ちが冷めないうちに、町長と良い議論ができればなというふうに思って質問をさせていただきたいと思います。まず、2012年に策定された第5次総合計画の計画期間が、いよいよ残すところ2年余りとなりました。地方分権を進める中、総合計画における本町のまちづくりの基本的な考え方は、みんなでつくる、住民参加のまちづくりを目指してきております。またこの間、2015年には人口減少問題に対し、新十津川版総合戦略を掲げ、様々な積極的な施策を講じてきておりますが、やはりこの社会現象、人口減少には、なかなか歯どめがかからず、また、生産年齢人口の減少による地域経済の低迷や地域コミュニティの衰退などから、町の活性化という面では、厳しい状況が今後更に進行していくのではないかというふうに懸念されているところです。今後のまちづくりには、住民や民間企業との協働が不可欠であり、新しい発想での新十津川の未来を考え、切り開いていく必要があると感じるとともに、次期総合計画策定には住民の参加ではなく、一歩進んだ参画を進めていく必要があると考えます。町の課題は行政が解決するという根強い風潮の中、将来に向けた官民協働のまちづくりの実現に向け、仮称、未来の新十津川を考える会を立ち上げ、次期総合計画策定に向け、次年度から協議を進めてはいかがかと思いますので、町長の考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、5番議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。ご質問にありましたように、平成24年度にスタートをいたしました本町の第5次総合計画は、町の最上位計画として、豊かな自然、あふれる笑顔、みんなで創るいきいき未来をまちの将来像に掲げ、住民の皆さんと町がそれぞれ担うべく役割を定めた中で、共に力を合わせつつ、その取組を進めてまいってきているところであります。計画策定から間もなく8年となり、社会情勢や行政を取り巻く状況も大きく変化してきておりますので、次なる時代を見据えつつ、新たな町政運営の指針としての新十津川町第6次総合計画の策定に取り組むこととして、令和2年度にその策定に着手するよう指示をしているところでございます。総合計画の策定に当たっては、まちづくり基本条例に重要な計画を策定する際には、町民の参加を進め、意見が適切に反映できるよう努めること、町民、学識経験者、関係団体の代表者等で構成された審議会等を設置することが謳われており、この基本的な定めに則り作業を進めていくこととなります。ただ今5番議員から提案のありました、仮称、未来のしんとつかわを考える会という組織については、住民の皆さまの意向を伺う組織として、必要十分な組織であると考えるところでございますが、現状においては、本町には既に総合行政審議会が設置されており、この審議会の所掌事項として、総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想の策定に関することと規定されており、総合計画の策定に際しましては、総合行政審議会を母体として作業を進めることになろうかと思います。総合行政審議会の状況をご紹介申し上げますと、委員数は総勢19名で、各団体からの推薦委員が12名、公募委員が7名となっております。委員の構成としましては、男性13名、女性6名、平均年齢58歳、行政区関係の方はもとより、子ども会、老人クラブ、産業、保健福祉、教育分野と、幅広い方面の方々に委員となって頂いております。総合計画策定に係る審議がなされるということで、これまで総合行政審議会に興味が無かった方においても、計画策定に向けて意見を述べてみたいと思われる方もいらっしゃると思います。明年秋に、総合行政審議会委員の任期が満了となることから、現委員の方はもとより、新たに興味を持たれた方々にも、次期の委員に手を挙げて頂きたいと考えております。住民の皆さまのお声を聞かせていただく機会は、総合行政審議会以外にも十分確保して行きたいと考えておりまして、アンケート調査、各種懇談会などにも取り組んでいく予定としております。とりわけ、まちづくり懇談会につきましては、これまでも地域単位のみならず、同じ世代、同じ環境の方々を対象としても開催をしておりまして、本当に良い意見を頂き、まちづくりに反映させて頂いてきた経過もございますので、総合計画策定に当たっても、新しい発想で新十津川の未来を考え、切り開いていく、そういう斬新な考え方を持つ多くの方々の参加をいただきながら、町の将来のあるべき姿についてお話を聞かせて頂ければと考えているところでありますし、そのことを大いに期待をしているところであります。5番議員さんの熱い思いは十分私も感じ取らさせていただいておりますし、そのように新十津川はいろいろ参画、そして、思いのある方の声を聞きながら、そして、未来に向かってより良い新十津川を築いていきたいということは、私も同様に考えておりますので、そういった形の中で大勢の皆さん方のいろんな考え方を町にお寄せ頂き、新たな総合計画をしっかりとしたものを作っていきたいと考えていることを申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 5番 小玉博崇
先ほど、仮称、未来の新十津川を考える会というふうに提案をさせていただいたんですが、どのように想定したかなあというふうにもちょっと思ってはいたんですが、これまでの本町のまちづくりにおいては、様々な審議会や協議会で多くの場面で地域の方が参加はしてきています。ただ、多くの自治体が、このような住民の参加を行う形をしていますが、やはり行政がリーダーシップをとって、それに対して意見を述べるというような参加の仕方が多くの自治体が多く取っているところでした。私がこの間研修を見てきたところは、ちょっとそういったような感覚ではなくてですね、審議会や協議会、行政が作ったものに意見を述べるという参加というよりは、むしろ町がこういったところを行政が作るよりも、官民一体で作った方が良いなという部分を、いわばプロジェクト化してですね、その計画策定から事業をつくり上げるまで、要は、官民一体で進めるというような取組をしていました。やはり本町においても、今後、やはり社会現象というこういう大きな波の中で、この町が生き残っていくというか、そういった町にしていくためにはですね、もちろん行政がリーダーシップを発揮する場面、これも絶対大事なんですけれども、やはりその官民協働のまちづくりっていうところ、いわば参画ですね、参加ではなくて参画、要は、計画策定から事業をどういうふうにしていくか、また、更にそれをどういうふうに進めていくかっていうところを、町民、そういう官民一体で考えていくっていうことが、私はとても大事だなというふうに感じました。実はちょっと、七尾市の例ではですね、こういったプロジェクトがNPO法人を立ち上げてですね、まちづくり会社みたいなものに発展していったという経緯も聞かせていただきました。私たちの町にも、いやこの町でこういったことをしたい、ああいうことしたい、地域おこし協力隊もですね、こういうお店をやってみたい、いろんな思いがあるんですよね。そういったものをやはり人を育てていって、人のビジョンが町のビジョンになっていくような取組というのが、今後の本町のまちづくりの一つの考え方として捉えていくべきではないかなっていうふうに考えてるんです。それで先ほど言ったように総合計画は10年、10年未来先の新十津川を描くものですので、これまでの同様の審議会や協議会、要は、行政リーダーシップ型のまちづくりにしていくのか、思い切って官民協働という部分を取り入れていくのかというのは、これは総合計画を策定する上では、ものすごく大切なエッセンスというか、方向性になっていくんではないかなというふうに思いますが、その未来、今後の次の10年間総合計画を作成するに当たって、まちづくりの考え方ですね、官民協働の考え方、今一度、熊田町長にご意見を求めたいなというふうに思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは再質問にお答えをしたいと思います。将来10年に向けての総合計画でありますから、今ほど質問にありましたように、いろんな人の声を吸収したいのは同じであり、その取組方がどのようにしていくのかっていうことの、その手法がちょっと私の考え方と、質問される5番議員の考え方と少しずれがあるかもしれませんけど、進む目標は、私は同じだと思っています。リーダーシップの良さ、町職員は町の行政マンとして、しっかりプロとしてこの町の実態を把握している行政マンだというふうに私は自負をしておりますし、いろんな職員も研修、自主研修、さらには、指定研修、最高の自治大の方にも行って、庁内の職員の約5割に及ばんとする職員が自治大に行っている、本当にいろいろ研鑽を積んだそれぞれの知識も豊富な職員であるというふうに思っておりますし、これは町の地盤でもあるというふうに、この場で言わさせていただきたいと思います。そのように職員がしっかりやっている、行政マンとしてやっている中で、行政マンが町民の声をいかに引き出すか、官民一体になっていってやっていこうかという手法は、その行政マンがやっぱりプロとして町民の声を引き出したり、町民のどこに困り感があるのかということを把握するのは、やっぱり行政マンとして責任があると思うんです。その行政マンとしての責任と、行政マンがどのように官民一体に取り進めていくのか、ある意味、もう今はいろんなことを協働してやっていかないとできないことになります。ちょっと話はずれるかもしれませんけども、今年、スマート農業を取り進んでおります。これは、新十津川町内の、いわゆる農業関係団体が一体となって、そして、いろんな候補の中で農業者も1人決めたんですけども、それはすべて新十津川が、その新十津川の農業にかかわる方々が一体となって、いわゆる農業専門のグループが一体となって将来の新十津川のスマート農業を進めていこうというふうにやっております。これは、行政だけが、農協だけがということではなく、やっぱりそれぞれの役割と責務の中でお互いの持つ機能を、お互いがその部分を認め合いながらどのようにやっていくかという、正にその必要なプロジェクトを官民一体となって今進めさせていただいているのが実態でありますし、そのことは5番議員も、皆さん方も視察をしていただいたとおりだというふうに思います。ですから、そのこともやるきっかけにおいても、やはりなかなか黙っている状態で、いわゆる町民からその声が上がるのを待つと、後手になってくることもあります。やっぱり行政は行政マンとして、やっぱりいろんな情報アンテナを立てながら、どういう制度があったり、どういうふうなことができるかということを、やはりいろんなネットワークを使いながら、専門的にいろんなことを調べている、そういう職員であるというふうに考えておりますから、行政マンの良さをやっぱり有効に活用していくとは、今後10年間の未来をつくるときにも必要な指針をつくる、そういう人材であるというふうに思います。ただその中で、いかに町民の声だとか、今後に向けた10年先を見据えたときの官民一体となって取り組む事項だとか、町民の声を吸収する、そういう手法はどのようにしていくかっていうことは一番最大の悩みであって、今5番議員の言うような、いろんなそういう官民が一体となって町にこのようなプロジェクト要請したいというような声が出てくれば、それはそれとして、町がどのようにそのことを考え対応できるかというと、ちゃんと熟慮して、そのプロジェクトとして掲載できるものと考えておりますので、本当に小さいグループでも、いろんな形の中でも、いろんな提案は真摯に受け止める、そういう受け皿はそれぞれ持っておりますので、いろんな形の中で取り進めていきたいというふうに思いますし、今ほど質問の中にはありましたように、地域おこし協力隊という方は、本当に新十津川に来ていただいていろんな活動していただいております。今そのことが少しずつ、本当にいろんな経験値が高くなって今花が咲こうとしておりますし、一部もう、つぼみとなっているのも見えております。そういったものをしっかり生かしていくことも、行政としての役割だと思いますし、当然、町民の皆さんの応援もないとそのことがつぼみになったままになることもありますので、花を咲かせるためにはいろんな応援団として、いろんな方々の支援も必要だというふうに考えております。ぜひ、共にいろんなものを前を向いてやってくことについては、私は大賛成でありますので、いろんな形の中で、これからも小さな仲間、大きな仲間をつくるのはそれは自由でありますけども、町としては、ちょっと繰り返しになりますけども、総合行政審議会だとか、まちづくり基本条例という、町の指針、精神がありますから、それに基づいてやっていくことは、町の考え方でありますので、そのことについては再度繰り返しになりますけども、そのことを遵守しながら、町民の声、官民一体の声を十分に酌みながら総合計画をつくっていくっていうことを申し上げ、再質問の答えといたします。
質問 5番 小玉博崇
私もですね、新十津川の役場の職員は、ものすごく皆さん頑張って地域でリーダーシップを図っている。もう本当に、課題解決を声を聞いて、事業の組み立ても一生懸命やっているっていうのはすごく実感するんですが、もう一つやっぱり必要なのは、コーディネート機能なんですね。リーダー格というか、コーディネート機能で、やはり町にある外部的な視点で価値を見つけ出す、それは物も人もそうですけれども、そしてそれをうまくつなぎ合わせる、そして組み立てるという役割をする人が、なかなか今、本町にはいないのかなあというのをすごく感じているんですね。ですから、そういったものもしっかり踏まえて、そういったものがないとなかなか町民も、本当にこのまちづくりに、確かに意見を言う場はパブリックコメントだとかもいっぱいありますので、場はあるんです。ですけれども、本当に町民も一緒になってこのまちづくりをやっているっていう感が、意外とまだちょっと薄い。役場がやっぱりその部分は、しっかりリーダーシップをとっているからかなというふうに感じるんですね。やっぱり次の総合計画、また、総合戦略については、やはり役場が、自分達でつくった目標達成できない、それに対して、また役場だけで、職員だけで悩んで、また、考えていくというよりは、一体となって本当に新たなこの計画を達成したら、こんな町が待っているんだよっていうことを共通認識をしたプロジェクトの中で進めていくことの方が、より実効性のある計画になるんではないかなというふうに思っております。私前回、総務民生常任委員会で、今回、総合戦略の見直しが図られました。私はちょっとその時にお話しをさせていただきましたが、一番最初できたときの総合戦略は、とってもパワーを感じたんですね。高い目標に対して頑張るぞっていう。それはもう世の中、総合戦略という言葉で湧き上がってた時だったんですが、この間の見直しを見るとですね、やはり達成が難しいものは下方修正していったというところ、これは私は、ちょっと残念だったなあというのを感じているんです。今回は、総合計画の最終年に総合戦略の最終年を合わせるという意味でのマイナーチェンジだったので、これは致し方ないかなと思いながらも、今度はですね、やはり下方修正するというよりは、それに達成できないんだったら、取組を変えていくというような、そういったような計画にしていくべきではないかなというふうに思いますが、今回の下方修正も含めてですね、その計画のあり方、それに対して最後、町長からお話を聞きたいなというふうに思っております。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは5番議員の再々質問にお答えをいたします。いろんな町民の声は聞く、そして、いろんな組み合わせという部分でも、総合行政審議会の、先ほど言った委員の中で、いろんなことが起こりうると思って期待をしているとこであります。ですから、本当に若い人がいたり、経験者がいたり、そういった中でやっぱり新十津川をより良くしていこうっていう声をうまくまとめていきたいというふうに思ってます。そういう中で有機的なやっぱり、いろんな核分裂ではないですけども、やっぱり新たな発想を持っている人方と、新たな視点、そして、現状の深掘りをしている人方だとか、いろんな人がいると、物事がいろいろ良い方向に提案をしていただくだとか、そういったことはできうるというふうに考えておりますし、職員は職員としてやはり現状分析をしっかりしていく、そのことが課題解決のやっぱり近道だというふうに考えております。現状分析をして、それぞれの現状にどういう状況になっているかというと確認していかないと、将来はやっぱりちゃんと確認できないっていうのか、把握できないことが多いわけでありますから、そういったものではやっぱり職員の持てる知識なり、自分の役割としてプロ意識を持ってやってる、そういったものを有効に活用してもらう、そして、町民からは新たな発想だとか、新たな考え方、それでどのようにやっていくことが良いのか、特に民間は民間の経営ノウハウだとか、今、質問にもありましたつなぎ役というのか、そういうものがうまく活用して、民間の良さとして本当に発揮しているものが多い。今まさに商工会においても、三者協定を生かして、母村と奈良県と新十津川の新しい商品を開発していただいたり、これはやっぱり民間だとか、そういう商工会だとか、やっぱりそういう民の力が生かされていることが多いと思うんですね。そういったものをより良い意味での総合計画の総合行政審議会の中で、そういったものをうまく発想したり、計画をしていけるようにしていきたいと思っております。ただ、今ほどコーディネーターが弱いんではないかということが質問の中にあったと思いますけども、確かに、コーディネーターを専門的にやるという部分では、確かに、そういう職員は今、福祉に一人、社会福祉に入って、そういう福祉の計画の部分はどちらかというと、そういう行政マンは入りましたけど、他はいろんな役場の職員が異動して、異動する今までの経験から人のつながりということはたくさん頂いてるんですね。それぞれ職員個々においても、私もそうですし、たくさんの町民のつながりっていうことがあって今の新十津川になっているというふうに思っております。更にそういった職員から新しい人のつながり、町民から違った近隣の町村へのつながりだとか、母村とのつながりだとか、奈良県のつながりだとか、いろんなつながりっていうことは、町民の方もたくさんネットワークがあるというふうに思います。そういったネットワークの中で新しい新十津川に合った発想を、この総合行政審議会にうまく引き出せるような、そういう考え方のある委員に手上げをしていただくとを大いに望んでおりますし、そういった人方で新しい計画をうまく作っていただきたいと思います。さらには、委員になれなかった場合においても、今ほどあったように、やっぱりあとからいろんなパブリックコメントだとかそういったもの提案をしていただき、町民の方ができるだけ多く携わっていただく、町としてもちゃんとまちづくり懇談会だとかいろんな場面、いろんな世代、子どもを持つ親だとかいろんな部分で出て、町としても将来の10年間を考えるために、今の町民で困ること、先ほどの2番議員の質問の地域公共交通もその一つだというふうに考えております。そういったものをしっかり確認をし、行動のできる、そして、将来を見据えた計画に作っていくことは間違いないというふうに思いますし、よりこの計画づくりまで時間がありますから、いろいろ議論が深められるように、いろんな発想を加えながら、この計画がより良いものにしていきたいっていうこと申し上げ、再々質問のお答えといたします。以上です。