みんなの議会

新十津川町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月14日

学力の向上について

2016年3月14日、新十津川町議会の一般質問で、青田良一議員が「学力の向上について」質問し、教育長 久保田純史信、教育長 久保田純史が答弁しました。

質問者
青田良一 議員
答弁者
教育長 久保田純史信、教育長 久保田純史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 青田良一

それでは一般質問をさせていただきたいと思います。熊田町長の初めての本格予算ということで、町長にも3、4点聞きたいことがあったのですけれども、たくさんの方が、こういう時期だから質問するんだろということで、ご遠慮申し上げましたという言い方おかしいと思うんですけども、今回は、特に、学力の向上という部分について、教育長の方に2点にわたってちょっと質問をしたいと思いますでの、よろしくお願いいたいと思います。たくさんの議員さんが、総合戦略の観点の中で子育て支援、さらには学力の向上という件について、いろんな角度から質問していたと思います。私は、より具体的に今やっていないことについて、子供達の学力を向上させていくための手段として検討していただけないかなという観点から、お話をさせていただきたいと思います。情報通信技術、ICTということで、今、新聞でこういった言葉を見ない日が無いくらい、日本はこういった方向に向かって進んでおります。そういったものが、果たして学校現場でどういうふうに取り入れられているかということを眺めてみますと、やはり学校現場というのは、私はちょっと遅れているのではないかなという気持ちがしてなりません。なぜ遅れているのか。これは、やはり行政が予算を付けないから遅れているのだということだろうと思います。ですから、しっかりこの分野で必要があるという観点で予算付けをすれば、まだまだいろんな角度で学校の近代化と言いますか、ものが進んでいくんだろうというふうに考えられるわけでございます。役場の職員なんかも、職場にパソコンがあるだけではなくて、各家庭にもパソコンがありますし、そして、そのタブレット等もあって、家庭の中で自由にそういった物を持ち歩きながらいろんな情報を流したり、もらったりというふうなことをやっているわけでございます。そういったものが、なぜ学校の中に取り入れられてこないのかということを疑問に思っている一人でございます。そこで、学校の中にも、こういったタブレットみたいなものを1クラス分くらいでも入れまして、そして、私が調査したところによりますと、こういったものを活用した様々な教育ソフトも開発されているわけでございまして、決して現場の先生方の力が無いという意味のことを言っているわけではなくて、子供達にどういう環境を与えることによって、より学習意欲が高まるかというような観点も考え合わせますと、ぜひ、こういったものが今の学校には必要ではないかなというふうに思うわけでございます。議会といたしましても、実は、笹木さんが委員長だった時だと思いますけども、道東の方に視察に行きまして、すでにこういったものを学校に取り入れて活用しているところを見てきました。私は、こんな議会で言わなくても、一生懸命子供達を育てようという、あるいは学力を高めようという意欲のあるまちだから、率先してやるんだろうなと思ってましたけど、なかなかやっていただけません。ですから、教材はいろいろあろうと思いますけれども、子供達が今どういう社会に生きているかと。あるいは、どういう社会で生きていかなければならないかということを考えますと、黒板とチョークというのは、あまりにもちょっと古すぎるのではないかなというふうに思うわけでございます。その辺につきまして、まず、1点目の質問といたしまして、教育長にお考えをお聞きし、そして、ICTこういった部分の進む世の中をどう認識されているか、併せて伺いたいと思います。これが1点目の質問でございます。まずこれををよろしくお願いしたいと思います。

質問 8番 青田良一

分かりやすく、また新たに。もう一つの方は、これも子供の学力の向上という形の中でお聞きしたいのですけれども、先ほど鈴井さんがちょっと奇しくも、そういった観点での質問をなされましたけども、私は、より現実的に、この中学生、あるいは小学生もでしょうけども、学習塾を活用している子供達の数が異常に増えているという現状を、やはり認識しなければいけないというふうに思うんですよね。その中で、なぜ学習塾に行くのかという部分についても、教育委員会も学校もしっかりと分析しなければいけないと思います。その上で言うならば、生活者というか、お父さん、お母さんのことを思うのであれば、非常に高額なお金がこれにかかるという現実もあるわけですね。加えまして、バスの便等もあまりよくなくなってきましたので、送迎だとか、そういったことも含めますと、家庭にかかる負担というのは計り知れないものがあるのかなというふうに思ってます。何人か職員の方にもお聞きしましたけども、そういう子供さん達を持っているところは、かなりの数で学習塾に通っているようです。実際にその負担もばかにならないというふうな現状をお聞きしますと、子育て支援、あるいは、学力の向上といった部分を考えた時に、先ほど鈴井さんが言ったような割合も考えますと、これを支援の方策の一つとして考える時期かなというように、私は思うんですよね。ですから具体的には、授業料をどうのこうのということについては予算も伴いますから、一つのヒントとして、行政側の中で実態を調査しながら検討していただければなと思います。併せまして、こういった条件の整っていない地域がたくさんあるんですね。要するに簡単に言うと、学習塾が無いような地域があるんですよね。そこはどういう施策を打っているかというと、これは多分、私の質問を通告したから教育委員会でもお調べになったことだと思いますけども、いろんな形で取り替わる方法として、補助を出したり、あるいは、大手の予備校等々と連携をとりながら、まちの中で遅れた学習を補うような取組みがなされているという事例がたくさんございます。それらは、あくまでも子供達の学力を向上させて、志望する高校に確実に合格させてあげたいという親の願いと、その支援をして欲しいという、そういうものに対して行政が答えた形で行っているのだというふうに、私は理解するんですね。ですから、今言ったようなことにつきましても、かなり早い時期で、今年の予算には計上されてませんけれども、検討する価値のある問題かなというふうに思っています。とりあえず、それだけここに書いていることについてのお話でございますので、お答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 久保田純史信

8番議員さんの一般質問に回答させていただきます。まず1点目の情報ICTの関係でございましたけども、現在、本町の状況、すでにご承知だと思いますけども、確認の意味で説明させていただきたいと思います。平成21年度に小学校コンピュータ室のコンピュータ、平成24年度には中学校コンピュータ室のコンピュータを更新し、さらに、平成25年度、平成26年度に小中学校の普通教室に実物投影機を導入しており、その他、校務用コンピュータを教員1人1台、光回線によるインターネット接続など、本町の第2期教育振興基本計画で目標とされている水準に近い状態で整備をさせていただいているところでございます。先ほど質問のございましたタブレットの導入につきましては、教育再生実行会議の第7次提言で、1人1台の整備を推進するというふうになってございます。本町におきましても、タブレットの導入の是非につきましては検討すべきものと考えております。ただ、先進的に導入した道内の自治体等の状況でございますけども、やはり共有の活用がなかなかできないことによりまして、子供にうまく授業で取り入れられないというような事案も実際にはあるところでございます。本町におきましても、ICTを活用した授業の現状把握や他自治体の事例なども十分調査をいたしまして、学校での活用方法や授業構想などを踏まえた中で、今後、導入するかどうかを検討、判断をしていきたいというふうに考えているところでございます。続きまして、2点目の個人学習、いわゆる塾等への支援でございますけれども、私は、現在のところは、結論から申し上げますと、考えてございません。全国学力・学習状況調査によりますと、例年、中学3年生の生徒の約半数が学習塾で、本町の場合も勉強をしているということで、塾の利用している割合は高いというふうには認識しているところでございますけども、先ほど3番議員さんの質問にもありましたように、やまびこで基礎学力の定着を進めるために、やまびこを実施しておりますし、学校においては、北海道教育委員会の事業で教職員の加配を受けたり、町独自で教科担任講師や学力向上推進講師を配置したりということで、子供達の基礎基本の学力の定着のほか習熟度別の細かい指導を行っているところでございます。私は、先の教育行政執行方針でも述べさせていただきましたけども、本町においては、今まで教職員については、遅ればせながら道内の先進地視察しか研修行っていなかったのですが、道外の学力上位小中学校の、まずは取組みをしっかりと教員に勉強していただいて、その研修に行った教諭が、町内の小中教職員による公開研究会やなにかで、その発表をし、自分ら研鑽をして、学力向上を図っていただきたいと思っております。また、小中学校図書館に兼任の学校図書館司書を配置して、児童生徒の教養を育成するための環境整備の充実を図るということで考えてます。まず、学校内の授業の中での先生のスキル、あるいは環境の整備、そのようなとこを進めるのを最優先ということで考えております。以上を申し上げまして、8番議員さんの一般質問の答弁とさせていただきます。

質問 8番 青田良一

近代化と言いますか、情報通信技術等々につきましては、ひとつ前向きに考えていただきながら、どの子も同じようにコンピュータが使えたり、タブレットが操作できたりということも、ひとつの学習だと思うんですよね。これはお金が解決する問題であり、そして、私が言ったように、例えば、九九だとか漢字の書き方だとかというソフトもたくさん開発されているので、例えば、授業だけに使わなくても、休み時間にそういう物に触れながら自分で勉強するとか、いろんなことの可能性を秘めている部分がありますから、いろんな先行きのこともあるんでしょうけれども、やはり、時代にマッチしたような内容に学校を変えていくというのも大事なことかなと、私は思います。今朝、ここに来る前に発展計画読んできましたけども、書いてあるでしょう。学校環境の整備が10年の中にするんだよということ、書いてあるんですよね。それはどういう事かと具体的には書いてないんですよ。具体的なことに一つとして、こういうことも必要じゃないかという話を、どんどん、どんどん積み上げていかないと、10年間でどういう学校に変わるのかなんていうのは、言葉は書いてあるけど、僕らは分からないんですよ。やっぱりね。そこは、現場の教育長として、やはりこういうふうになっていくんだというものを具体的にやってきていただければ、その話もつじつまが合うというか、よく理解できると思います。施策は評価しているんですよ。執行方針に書かれてあったようなことについての施策は、よそのまちでやっていないことをもう十分やっていますから、その部分についての評価はしてます。それ以外のことについて、やっぱりもうちょっと大胆に発想していかなければ、学校環境も他に誇れるような整備をしていこうというようには、とても見受けられないというふうな事になるんではないかなというふうに思います。それと塾の問題ですけども、私個人は、今教育長がおっしゃったように、基本的には学校の中でしっかりと学力を身に付けていただければ、そういう産業も起きないし、行く必要もないんですよね。現実は違うんですよ。実際に調べてもらったらわかると思うんですけども、やはり高校入試等々に不安を抱える子供達も相当の数の人達が、そういうところに行って、次の目標に向かうための手立てとして使っているんですよね。その現実をやっぱり無視しないで、じゃあ教育長がおっしゃったように、いろんなように学校環境を整備すれば、うちの子供が学習塾行かなくて済むようになるのかどうかということですね。そうはならないんですよ、やっぱりね。そこんところをやっぱりもうちょっと考えていただいて、例えば、いろんな子育ての中で学習塾にやれない親も出てくるかもしれないというふうな背景を考えながら、一部支援というふうな方法もあり得るのではないでしょうかというのが、私の考え方なんですよね。ですから、それはその細かいデータ持ってないのでなかなか分かりませんけれども、相当な数の人が行っているという現実は間違いないです。併せて、総合計画の中の目標値が、子供の学力が、たしか、今の全国一斉学力テストの平均値を上回るというふうな表現になっていたというふうに思うんですけども、やはり、私は全道一とか日本一とかに書き換えるべきだと思うんですよね。そうしなかったら、高いレベルに合わせて一斉に努力するような仕組みを作っていかなかったら、なかなか学力の向上というか、学校レベルと言いますか、そういったものが上がってこないんでないかなという気がしてならないんですよね。それは掲げたもので、議会も総合計画については承認しているわけですからあれなんですけどね。今の新しい計画もそうなんですね。そういうふうな目標値になってまして、ちょっとなんか学力というものに対する考え方が、いっぺんには無理なんでしょうけども、ちょっとゆっくりした歩みになっているような気がしてならないんですよね。そこをもう一度、考えて、例えば、数値目標として、あるいは考え方として出すんだったら、新十津川の子供は一人も塾にはやらないくらいの目標を掲げて、教育をやっていただければ有難いかなと思うんですよね。それで初めて平等なんですよね。お金のある人も無い人も、学校の中できちっとした手当てをしてもらえれば塾なんていうところに行かなくて済むわけですから、できればそういうふうにしていただきたいなと思います。それともう1点だけ、ぜひ、この場でお願いしておきたいんですけども、父母の願いは、今もう高校がほとんど全入に近いんですね。今報告ありましたよね。レイコンマ何パーセントだというふうなことで。1点何倍とかないくらいになっているんですよ。高校の進学率の、競争率がね。でも、父母の方々、いろんな方に聞きますと、大学につながるような高校に入れたいという願いは強いんですよ、やはりね。それも北海道でたぶん12校くらい国立大学、国公立あったと思うんですけども、できればそういうところに進学させたいんだという願いを持っている父母、非常に強いんですよね。そうなると、やっぱり自ずと高い高校を目標とするということになると、学校の底上げと、そこを狙う人たちのためのフォローというのは、何らかの形で中学校時代にしてあげるというのが、私は必要かなと思うんですよ。それで、前回お話ししたのは、学校の先生方、部活動を外して勉強させたらいいんじゃないかという意味のことを言ったんです。部活動は大事だとおっしゃいましたけど、それは外の人にやらせて、先生方は一生懸命子供達に勉強を教える環境を作ってあげたらどうですかと言ったのが前の質問なんですよ。そういう事も含めまして、何とか子供達にしっかりとした学力を付けてあげさせていただいて、なおかつ、父母の願いのその部分をどうやって叶えてあげられるかという部分について、高校は関係ないとかと言わないで、そこのところまで見通したようなことを考えてあげていただければ、私は有難いと。それが本当の学力向上に向けた施策というか、考え方ではないかなと。その点を再質問とさせていただいて、質問を終わりたいと思います。教育長の心あるご答弁をお願いできればと思います。よろしくお願いします。

答弁 教育長 久保田純史

再質問に答弁させていただきます。1点目のICTにつきましては、私も近い将来必要であるということでタブレットについてもですね、そのようなことも抜群な面もありますので、その辺については協議を重ねて、今後、進めていきたいということで、決して後ろ向きではなくて、検討を重ねていきたいということで、ご理解をいただきたいというふうに思っているところでございます。その辺、学校現場ともう一回、いろいろと協議をさせていただきたいというふうに思います。その中で考えていきたいということでございます。2点目の学習塾に支援ということで、貧困の件につきましては、また町長部局との検討も出てくるかと思うのですけれども、私は、一番教育で、部活動の関係も思っているのですけれども、文武両道。先ほど午前中の質問にもありましたけれど、基本的に学力向上を私も教育行政執行方針で掲げさせていただいております。その時、体力向上というのも必要だと。それはやはり先ほど言ったように、精神力、気力、集中力というようなことが大切なので、部活動との併用は大切だということで、説明させていただいたところでございます。その中で、やっぱり塾となりますと時間外ということになりますけれど、楽しい、自分が興味を持った部活動を行うと。それは大変体力的にも、家に帰ってからの時間も少なくなるんですけども、部活動をやっていない子供と比較しますと、少なくなるかもしれませんけど、そこで子供達は考えると思うんです。時間がなかったらどうしようかと。宿題をどうしようかと。家での勉強をどうしようかと。その中で、そしたら自分は楽しい部活動をやらなければならないので、授業時間に集中しましょうと。学校の授業で集中できるかできないかということが、一番大切だと私は思っています。先日の中学校の学校長の学校便りに載りましたように、学校時間に集中できるか、できなかったら授業をちゃんと聞かなかったら3倍家に帰ってからの勉強を苦労すると。その中で、やはり私は、普段の朝登校してから下校時までのその中での学校体制の整理、教員のスキルも含めてやっていくと。その中で精神面も良くなってくるんではないかというふうに思っております。また、一流の高校、大学、もちろんそうでございます。私は、そのあとに就職なりした時に、社会的に、本町という意味ではなくて、全国的に、せっかくそれぞれの皆さんが高校なり大学を出て、自分に合った就職先に就職されても、続かないで5年以内に辞める方がかなりいるというような情報もございます。ですからやはり、創意工夫の中で、いかに自分らが努力をして学力を向上して授業に集中するか。その授業時間の向上に最善を期したいと思います。その後、また、今言ったご意見もありますので、それらを参考に、それらについてはまた第2弾として考えていきたいと思いますけど、新年度においては、一般質問の最初に8番議員さんの質問に答えたとおり、学校環境の整備で全力を尽くしたいと、そう考えているところでございます。以上、再質問の答弁とさせていただきます。

出典:新十津川町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月14日 議事録 PDF(128ページ) 間違いを知らせる