新十津川町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日
家庭での介護者への支援について
2015年12月9日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「家庭での介護者への支援について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 西内陽美 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 6番 西内陽美
2点目の質問は、家庭での介護者への支援についての質問でございます。在宅でご高齢者を介護されている方への支援についてですが、介護の質を高めたり、介護者の身体的、精神的負担を軽減させる方策として、無料でホームヘルパーさんらが自宅を訪れて、介護の実技などを教える訪問レッスンを提供してはいかがかと考えます。ご高齢となって、手助けや介護が必要になってくると、ご家族は毎日の生活の中で自然に介護の仕方を覚えてきます。ただし、それは、介護技術、独学、自分流です。望ましい介護の知識や技術をマスターすることは、介護をする人の負担軽減はもちろんですが、介護される側にとっても、自分自身にある体力や機能をうまく使って、それらを衰えさせずに介護度が進むのを遅らせるという効果が期待できます。介護福祉士やホームヘルパーさんを、レッスンを希望するご家庭に派遣をして、要介助、なるべく力を使わずに支える技術、特に、今後必要になってくるだろうと思われる入浴介助や、飲み込む力が弱くなったご高齢者のための、とろみ食の作り方などを無料で提供することで、在宅での介護を充実させてはいかがでしょうか。この点について、お伺いいたします。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、在宅介護に対する支援ということで、介護レッスンの提供をしてはどうかという質問にお答え申し上げたいというふうに思います。今、ご質問のあった介護レッスン、担当の者に介護レッスンを調べさせてみると、千葉市で先進的な事例をやっているということがわかり、素晴らしい支援方策だなというふうなことと、介護の技能なり対応の方法の取得、私もこのことは必要だというふうには認識をしております。まず、本町の状況について先に説明を申し上げますと、要介護1から5までの認定者のうち、居宅で介護サービスを受けている利用者は、今年の4月1日現在で144人となってございます。そして、その対応としては、介護サービスを受けている期間において、担当ケアマネージャーが少なくとも月に1回は訪問して、本人の状況を確認した上で、訪問介護員やデイサービス職員などの介護関係者、また、可能な限り家族の方も加わり、自宅や通所などでの介護内容や実施方法などを協議しながら、適切な介護の提供をしている状況になっております。このような協議の場の中において、家族が今質問にあったような、求めてられている介護に対する助言や技術的な指導を行える状況にあるということでございます。また、専門職である訪問介護員より、高齢者本人の心身状況を的確に把握後、利用者に適した介護を受ける中で、身体的、精神的に不安を持っている家族の方々に対して、今ほどあった食事のとり方などの相談を受けたり、介護の負担軽減の方法を学んだりすることは、すでに対応できている状況というふうに聞いております。その利用者個々の状況にあった訪問介護サービスの対応の中で、家族の負担軽減や介護の質が高められている状況になっております。このことは、新十津川町内にある、それぞれの介護事業所の方々の協力、支援、そして、福祉関係の連携が伴っていることが、このような状況になっているものというふうに思っておりますので、以上を申し上げまして、6番議員さんのご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 6番 西内陽美
この需要の調査をしてはいかがかという点で、再質問をいたしますが、何でこの訪問レッスンが必要なのかと、また、そのニーズ調査が必要なのかという根拠から、まず、申し上げさせていただきながら、質問をさせていただきたいと思います。現在の訪問介護、訪問ヘルパーさんによる家族介護支援は、介護サービス事業の中で提供されているんでしょうか。介護サービスは、要介護者を対象に介護サービス料金が発生する中で提供されるもので、家族は対象外なんです。対象に入っておりません。介護保険制度導入の際に、家族介護者への支援については、現金給付のぜひに議論が集中して、支援策全般の構築どころか立案にもなっていない状態です。家族介護への支援については、地域支援事業の中の一つとして位置づけられて現在に至っている状況になっています。本町も来年4月から、新たに要支援1、2に該当するような方は、介護認定を受けずにチェックリストの判定で、町が事業者となる地域サロンでのサービスを受ける予定になっていますが、来年度から介護保険制度が大きく変わりますけれども、相変わらず国は家族介護者への支援というのは任意事業として扱っていて、明確に位置づけられていないんですね。現在、町で要支援1、2の方々がデイサービスに出かけて、入浴や食事の提供を受けていますけれども、来年度からは1、2に該当するような方々、新しい方々はデイサービスには行けなくなって、入浴や食事の提供を受けられないサロンへ行くというふうに、今、進んでいるようでございます。それを知らない方が、まだ、町にはたくさんいらっしゃるんですね。空知中部広域連合の介護保険事業計画の中では、本町の要支援1、2に認定された方の人数は、25年度に79人、26年度91人、27年度見込み122人と増えておりますが、28年度見込みは76人と大幅に減るという推定を示しております。これは介護認定を受けないで、要支援1、2に該当されないでサロンへ行くという、そういう利用者が増えるというこを意味しているのではないかというふうに思います。このサロン、今町内4か所で展開される予定ですが、では、来年度になって、私もデイサービスに行きたいという方がいらっしゃった時に、お向いの奥さん、おとなりの奥さんがデイサービスに行ってらっしゃるので、私も同じデイサービスに行きたいと言われても、あなたはデイサービスには行けませんよと。中央地区のゆめりあでやっているサロンへ行ってください。でも、そこはもう20人定員が一杯なので、週1回しかないですから違う曜日の時に行ってくださいと。申し訳ありません、そこまた20人で満杯です。ちょっと遠いのですが花月のサロンへ行ってください。申し訳ありません、そこまた20人で満杯です。遠くなりますけど吉野活性化センターでのサロンへ行ってくださいというふうになるのですね。そうなった時に、その方は喜んで吉野活性化センターのサロンへ出かけて行かれるのでしょうか。二の足を踏まれるのではないかなというふうに思います。やはり、サロンの目的としましては、住み慣れた地域で交流されるお仲間と一緒にということが目的の一つにありますけれども、やはり中央の方が、もしかすると吉野の活性化センターまで行かなければならないという時に、なかなか進まない状況か心配されます。そうしますと、介護認定受けない自宅にいらっしゃる、はじめて介護認定を受けようとした時に、もうすでに要介護1、2までに進展していたという場合があるということは否定できないと思います。本町が進めています地域支援事業には、介護予防事業と日常生活支援総合事業と包括支援事業がありますが、その家族介護者への支援というのは、任意事業の中でも努力義務としないで、明確に位置づける必要があると思うんです。それも早急に。介護度が進まないようにするという事業は、並行して行わないと結局は、介護保険料の増大につながっていきます。介護される側の調査ではなくて、介護する側のニーズ調査、ぜひ、行っていただきたいと考えているのが、私の今回の質問の根拠であります。空知中部広域連合の介護保険事業計画の中では、65歳以上1人暮らしの方が12.5パーセント。ご家族同居が81.5パーセントですので、まだまだ介護まで進まないうちに、ご家族への支援をきっちり行っていただいて、家族で介護支援する仕組みを整えるためにも有効な策だと思いますので、ぜひ、こういった家族介護の技術を習得する機会のニーズ調査をして、この介護サービスの料金の中ではなくて、無料で介護者への家族への支援というか、視点でもって在宅の介護、本当に困っている方がいらっしゃらないか把握していただきたいと思います。これは、見ようと思わなかった見れないですし、把握しようと思わなければできないことだと思いますので、ぜひ、そこをちょっと考えていただいて、家族介護者への支援、具体的な導入のためにもニーズ調査だけでもしていただく考えはないかどうかをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
再質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。非常に思いの強い質問を受けました。ニーズ調査の関係で、まず、お答えをさせていただきたいというふうに思います。先ほども、ちょっとお話をさせていただきましたとおり、町内の福祉関係事業所のケアマネージャーさん、それに、訪問介護員さん、そして、福祉の課、うちの職員ですね。そういった関係の者が集まっていろいろ協議をする場があります。当然、来年の事業を進めるに当たっても、現在も幾度か協議を進めている状況になっております。現在のところは、先ほども答弁させていただいたとおり、今現状の中で対応できているということを確認をさせていただいておりますけれども、今後も、いろいろ福祉関係の方々と打合せをしてまいりますから、それぞれの家族におけるニーズの高まりがあった時には、町としてもそういった部分を考えていく機会があると思いますけれども、現段階では、まだそこまでには至っていないというふうに、私ども判断をさせていただいておりますので、まずはご理解をしていただきたいというふうに思います。それからサロンの話がされました。それぞれの地域で、やっぱり住み慣れた人方が、今まで築き上げてきたコミュニケーション、それは地域の方々同士が一番スムーズにいく、仲間づくりがされているというふうに思っております。今ほど想定をされる質問の中では、いろんなサロンの、自分の地域から移るのではないかということを想定をして質問がありましたけれども、私どもは、基本的にはそれぞれの地域の方々の、そういうコミュニケーションを大切にしたいという考え方でいますから、基本は、それぞれの地域のサロンの事業展開の中に、それぞれの地域の対象の方々に集まってもらうということを基本に考えております。ただ、対象者、今、増加傾向になっていることもたしかにないわけではありません。ただ、その以前に、できる限りそういう体づくりだとか、いろんな教室も、楽絡教室だとか展開しておりますから、そういったことで健康長寿を目指すようなものを一方では展開していることもご理解をしていただきながら、そして、対象者が仮に増えた時には、それぞれの地域の人方のコミュニケーションを大切にして、どのようにサロン事業のあり方を考えていくのかということは、当然、担当としても考えてまいりますので、人が増えたから闇雲に、例えば、10人のうち8人しかできないのに、2人を違う地域に転回をするとか、そういうことは考えておりませんので、十分そのことはサロン事業も、楽しくサロンに行けることが大事だと思っているのですね。前回の総務民生で、徳富区のサロンも視察をしていただきました。そのサロンに参加する人方は、やっぱり楽しく介護事業所の人方の親切、丁寧な、そういうケアがあって、そして、その場に行きたいという思いが、行ってご理解をしていただいたと思います。そういうサロン作りを、今後も各地域で展開をしていくように、福祉関係機関とも連携して、更に進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をしていただきたいというふうに思います。以上を申し上げて答弁とさせていただきます。
再質問 6番 西内陽美
家族介護者への支援については、なかなかまだ導入はされていかないということで、サロンの話になります。サロンもちょっと、また、私の今回の質問と離れてしまいますし、サロンに関して言及しますと通告と逸脱してしまいますし、まだまだ発展していきますので、今回はサロンには触れないようにしますけれども、やはり家族への支援というのは、これからどうしても需要が増えていくものでありますので、それを介護サービスの中、ヘルパーさんや介護福祉さんや社協さんや何か使った、発生しないうちに、介護料の発生にならない時の町の事業として、訪問レッスンという仕組みを整えていっていただきたいというお話です。あくまでも、介護提供を受けている間は、介護者さんへの介護を受ける側のご本人様の支援ですので、家族への支援は対象に入っていませんし、もちろん、それが訪問ヘルパーさんの時間の中に組み込まれていくのであれば、利用者さんの時間が減ることになりますので、これから30分といった短期のヘルパーさんの利用が新しく出来ますけれども、その中に入っていても困りますので、やはり家族への支援は支援として、別物として考えていっていただきたいというふうに思います。以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
今の西内議員の質問の趣旨については、十分、私も理解をしております。やっぱり介護する側、家族はやっぱり、それぞれ適切な対応のする力や知識、そして、対応するケアの方法、その介護する家族の側も、少し介護をする方法を間違えると、その家族の側が体を、腰を痛めたりだとか、そういう変調を起すことがあるということは十分承知をしております。今の段階では、先ほど、ケアマネージャーがお伺いした段会で、かなりの部分が、その部分が解消されている。そして、ホームヘルパーさんがお伺いした時には、実際のホームヘルパーさんの対応を見て、かなりの部分ができているという状況になっております。ただ、そういうことは今後、いろいろ家族の対応ということが迫られることが見えるということが今言われておりますので、そのことを十分、その時点に来たら即座に対応できるように、いつでも考えて迅速な対応をその時にはしてまいりますので、しっかりと今、6番議員さんの意見を尊重していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。