新十津川町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日
地域の支え合い(共助)について
2015年9月8日、新十津川町議会の一般質問で、小玉博崇議員が「地域の支え合い(共助)について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 小玉博崇 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 4番 小玉博崇
それでは、議長のご指示がございましたので、私の方から一般質問に入りたいと思います。まず初めにですが、先般の定例会において熊田町長が、町政執行方針でもお話をしていたように、地域の支え合い、自助、共助、公助と言われますけれども、その共助について質問をさせていただきたいというふうに思っております。昔、当たり前のように存在していたこの地域の支え合い、産業構造の変化、情報革命の流れの中、豊かな社会となった半面、これまで人と人との関係性で成り立つものが、お金や公的なサービスで成り立つ便利な社会となりました。介護が必要になれば福祉サービスがある。お葬式は、セレモニーがある。子育てや学校や児童館、託児所がある。また、人は携帯やインターネットを持ち歩いて、時間と場所の制限のないフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションから、インターネット上のコミュニケーションに変化してきましたました。また、この情報革命の弊害から個人情報保護法というものができまして、プライバシーの保護、ルールが成立したわけでありますが、世の中では間違った解釈、過保護と言われておりますが、個人情報の過保護により共に支えること、また、支えられることに壁がある、そういうもどかしさを感じる方も多くいるというふうに感じております。ただ、このような時代にあっても、共生、共助は、町長が大事にするように、私も非常に大切だというふうに思っております。やはり人口減少の中、公的サービスの限界、また、少子高齢化による自助の限界、そういった中で、やはり地域で暮らしていくためには、共助、共に支える地域というのは非常に大切だというふうに思っておりますが、先ほど言ったように、社会構造というのは全くその逆の方向を向いているというふうに思っております。少子高齢化や人口減少が進む我がまちが、今後、活力あるまちづくりを推進する上では、やはり地域の人と人とのかかわり、ふれあい、そういった共助の意識、また、共助の実践というのが非常に大切であります。この共助の意識、実践を促進するためには、やはり、この社会構造の流れに負けないような柔軟な発想と工夫というのが、私は必要だというふうに思っております。そこで伺いたいのですが、この共助、共に支え合う地域づくりに向けた町の戦略を教えていただければというふうに思っております。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、4番議員さんの質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。今ほど、いろんな質問の趣旨ですね、新十津川のまちをより活性化するために、少子高齢化の時代を迎えた時にどうすべきなのか。そういった意味では、私も、考えている時、共助が大切である旨、同じような趣旨だったというふうに思います。その共助の取組みについて、どのように考えているのかというふうに今、質問の趣旨であったというふうに受け止めております。新十津川にはまちづくり基本条例があり、町民の役割、そしてそれは自助の役割。そして、共助の役割は、行政区を中心とする行政区単位での共助の役割。そして、まちが行う公助。さらには、私が行う町長の役割。議会が行う議会の役割。それぞれの役割がそれぞれ構築されているところであります。その共助の役割を、その中で言う共助の役割をどのように、さらに新十津川の活力、そして柔軟性の発揮のために、どのように仕向けていくのかということの内容かというふうに思っておりますけども、私は、今ほど言った地域活動の牽引役、それは行政区長、その方がリーダーとして、地域の皆さん一人ひとりの知恵と創意によって、行政区ごとに特色ある様々な取組みが進められている。その行政区の活動が活性化することによって共助の役割が一層広まっていき、隣近所のつながりも、さらに、顔の見える関係が広まっていくのではないかなというふうに考えております。一つの取組みとして、昨年、新聞や広報でも掲載されました青葉区の農園事業については、それぞれの地域の皆さん方の知恵により、行政区の提案事業として新たに実施され、今年も継続されて、それぞれ世代間交流のよい機会、子供から高齢者までのつながりのある、それぞれ地域、特に新興団地というのですかね、古くからある青葉区、そして新たに転入をされた人方、そういった方を一堂に会して、本当に子供から高齢者までたくさん集まる、そういうふれあいの機会をうまく、そのことは区長さんが中心となって区でできること、そして、区の中でいろいろ集めてそのように活動できること、それが一例でありますけども、このように地域のコミュニティを活発にし、行政区の自主的な活動の推進と円滑な運営を助長するために、まちは行政区活動支援交付金というふうな形で交付をし、共助の取組みが、それぞれの行政区の特色性、特色だとか、それぞれの事情を勘案した区長さんが、中心に取り組んでいるところであります。行政区の活動支援交付金として行っているものを少し、この機会に、共助の取組みも町が行っている支援策という内容として説明をいたしますと、基本的な活動に対するものは、基本事業。町と協働で行うものについては、協働事業。行政区の地域振興のために行うものは、提案事業。さらには、地域文化の創出、継承のために行う文化づくり事業。それと、地域環境を整備するための環境づくり事業と、この5つの事業から、町は、行政区のそれぞれの事情によって活動の支援をしております。今、共助の部分で言いますと、行政区の自主的な活動、これは、提案事業、文化づくり事業、さらには、環境づくり事業、この3つが共助にかかる行政区が中心になって行う事業であります。こういった事業を中心に行政区の主体的な取組み、いわゆる共助の取組みをすることによって行政区の活動を支援しやすい、それが、まちの公助の役割だというふうに私は考えているところであります。さらには、その共助の取組みが一層しやすいようにするために、ご案内のとおり行政区再編性以来、町職員を各行政区に3名、サポーター職員として配置、導入をして、それぞれの行政区に配置をしているところであります。このことについても行政区のそれぞれの事情によって、いろんな計画、立案、そういったものをサポートしやすい体制、そういうものをとっていることを申し上げまして、質問の回答とさせていただきたいというふうに思います。
質問 4番 小玉博崇
ただいま、熊田町長の方から今後の共助の戦略として、行政区を主体とした提案型、自主的な活動を、活動支援交付金を支給して応援するというようなご答弁がありました。現在、やはり今、新十津川町の地域の単位というのは、行政区が中心となっているというふうに思います。その自主的な活動を推進するための活動支援交付金、先ほどご説明をしていただいた交付金ですけれども、やはり聞くところによりますと、先ほど一事例があった青葉区だとか、文京区もそうですけれども、さまざまな提案事業をやはり主体的に、自主的に提案して行っている行政区と、やはり、なかなかそういう提案型の事業、著しく人口が減少しているだとか、農村部で家と家の距離が離れているだとか、そういったことで、この交付金の支給額も地域ごとによって差があるというふうにちょっと聞いております。確かに、地域の自主性を尊重するということはとても大切だと思うのですけれども、やはり行政区の役員さんも、やはり年間変わっていく行政区が主だと思っております。その時々の区長さん、もしくはリーダーの実践力にだけ任せていては、やはり難しい面もあるのではないかなというふうに思われます。また、今、サポーターのことも答弁でお話をしていただきましたけれども、現状、例えば、交付金をもらうための提案型事業の企画立案に、サポーターも加わっているという事例はちょっと私もまだ耳にしていない状況になっております。そういうことを考えた時に、やはり地域、行政区を主体とした活動をさらにコーディネートしていくような、そういうようなスタッフ、専門職というのがやはり必要なのではないかなというふうに1点思うのと、それと先ほどちょっとお話をさせていただいたように、やはり個人情報の保護というのが、より一層、地域活動を実施しづらくしてしまっているというようなことも耳にします。ある行政というか、まちでは、情報保護の条例、個人情報の保護条例というのは、各行政で立てているのですけれども、その地域活動に対しての公開を認めるような、独自の工夫をしている条例を作っているところだとか、また、個人情報保護条例のほかに、例えば、ちょっと一事例ですけども、東京都の中野区なんかは、地域支え合い活動の推進に関する条例ということで、地域のそういう人の交流だとかに、そういう情報公開をしていくよだとかという条例を定めたりしているような例も見られます。そういったことから、是非、地域の実情に合わせた取組みのヒントだとか、システム作りをサポートするコーディネーターの配置と、是非、新十津川版の個人情報保護条例の見直し、そういったことについて、是非、お考えを願いたいということで、町長へのご質問に代えさせていただきたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、再質問にお答えさせていただきたいというふうに思います。先ほど、少し区の事例を申し上げました。それをどのように活用しているのかということについて少しくお話をさせていただきたいというふうに思いますけども、今、区長連絡会議のあとに、情報交流の場を設けております。それで、それぞれの行政区が提案事業などをやっているものを、区長さんが、それぞれの自分の行政区のやっている事業を公開し、自分の区では、このような事業をやっていますと。そういったものを公開することによって、他の行政区で、これならできるなというふうにしながら、いろいろ活用の輪が広がっています。一つの先進事例から、他の行政区にそういう輪が広まっているということになっておりまして、今、先ほど言った提案事業の中でも、昨年の実績から今年を見ても、8件、そういう先進的な事例をうまくそれぞれの担当する自分の行政区に、一部アレンジをしながら活用していく。そして、行政区の中のコミュニティというのですかね、そのコミュニケーションを増やしているという状況になっております。さらには、北海道町内会連合会が主催する研修会もありまして、そういった形の中で各区に呼び掛けておりまして、昨年は、札幌で行われました町内会の活動実践者研修会、それは優良事例が、いろんな取組みが発表されると。その中にも、20名の方が出席をし、それを持ち帰って行政区の活動の中にそれぞれ活かしているという状況になっているところでございます。また、行政区長さんが町内会に対する支援、さらには、盆踊りに対する活動だとか、そういうものについては、かなりほとんどの行政区で盆踊り、やはり昔からやっていた盆踊りは地域のコミュニケーションを高めると、そういった形の中で、文化づくり事業の中で活用していただきながら、この盆踊り活動が広まっているというのも、それぞれの先にやっていた区長さんが口火を切って、非常にコミュニケーションが取れる、そして、地域づくりという部分で輪が広まっているという事例から、各行政区に広まっているということも、この盆踊りが発する世代間交流というのですかね、顔の見えるつながり、隣近所のつながりが一層広がっている。それが一つの例にあるのではないかなというふうに思いますし、さらには、ちょっと先ほど言った町内会、いわゆる行政区が、町内会活動をより活性化、活発化するために、区の提案事業として、町内会のいろんなコミュニケーションするために、このような取組みがあると。町内会の集まりを活性化するために、区の予算で町内会に予算を充てたり、区の活動として町内会の集まりを集う。そういう支援をしたり、そういう区がいくつかあります。そういった集まりに対する事例も、先ほど言った連絡会議の後の情報交換に、区が独自で行っている町内会の支援等についても、情報交換をしていただきながら、それぞれの区に応じた活用を広めていっていただければ、区の活動、さらには、町内会の活動の輪が広まっていくのではないかなというふうに考えているところでございます。そして、福祉の視点の質問になるかもしれませんけれども、質問の趣旨になっているかもしれませんけれども、それぞれ弱者と言われる高齢者、さらには、要支援者というのがそれぞれ町内の中、行政区の中にいらっしゃいます。防災の視点からも、自主防災組織、それは今の行政区の中で、それぞれ取り組んでいただき、要支援者という人方の台帳を整備をして、それこそ個人情報の事を守りながら地域の情報としてしっかり集約をして、何かあった時にお互いに助け合ったり、共助をする仕組みづくりという部分で、約半分の行政区がそこに取り組んでいただいております。町としては、さらに、行政区の輪が広まるように、今まさにそれぞれ行政区会館の建設があと2年でできる形になっておりますから、建設が終了するまでの全行政区に要支援者台帳を整備し、防災体制からも隣近所の助け合い、共助の仕組みがさらに構築できるように、そのような取組みをしていきたいなというふうに考えておりますので、そのことについては押し付けではなく、それぞれ行政区として必要な区としてのあり方を理解をしていただいて、行政区の中で防災から、そして、福祉の面から、その行政区に居る人がたの助け合い活動をうまくできるように、要支援者台帳を整備をしていきたいというふうに考えているところであります。したがいまして、個人情報の見直しなどということも一つの案としては素晴らしいことだというふうに考えておりますけども、その個人情報の見直しというのは、だんだん厳しくなってきております。今、町の方でも提案をさせていただいているマイナンバー、このマイナンバーができる事によって、いろんな面で今新聞でも出ているとおり、個人情報の取扱いという部分では制約がされるという部分が出てくるとことが懸念されます。そのことよりは、行政区の中でお互いに分かる支援者なり、高齢者なり、重度の抱えている人なり、そういうことも分かって、お互いに助け合える仕組みをしっかり作っていくことの方が福祉の部分でも、先ほど言った福祉の面でも災害の部分でも、お互いに助け合っていける部分になってくるというふうに思いますし、お互いの理解が深められることによって行政区のコミュニティというのですかね、その活性化が図られていくものではないかなというふうに考えているところでございます。それから、いろいろ情報が進むにつれて、情報の取扱い、携帯電話の時代の話もしていただきました。非常に迅速でいろんなことがすぐできるという部分で、反面、いろんな弊害もあるのも、今質問のとおりだというふうに思っておりますけども、それは、良い面は、良い面で生かしながら、弊害は、できる限り弊害も無くしていきながら対応をしていかなければならないのではないかなというふうに思っているところでございますし、もう一つ、地域でのコーディネーターの話もされました。コーディネーターについては、先ほど言った町内会への研修、他の研修会への参加だとか、行政区の活動が活発化するような支援は、町の方で区長さんの意向を伺いながら、でき得る支援はして、行政区の中でコーディネーターを養成してもらうと、そういうふうに考えているところであります。町職員が、担うということも一つのところではあるかもしれませんけども、町職員は、それぞれいろんな立場の中で、本来、コーディネーターという役割は、職員としては持っているわけでありますので、サポーターに関わらず、住んでいる町職員、勤務時間は町職員でありますけども、行政区に入ると一町民として町職員の持てる力を町内会で発揮するということは、当然、必要なことだというふうに思っておりますから、行政区の中でいる町職員の役割として、いろんな部分を発揮していただければいいのではないかなというふうに考えております。そのことを申し上げ、全部の質問の回答になったかどうか分かりませんけれども、更に行政区が活発化することによって、人と人とのつながりがより構築されると、そういうことを申し上げ、お答えとさせていただきたいと思います。以上です。
質問 4番 小玉博崇
今ほど、町長の方から町内会のお話もあって、顔の見えるつながりというのを大事にしたいというお話がありました。先般、文京区の一事例ですけれども、私が住んでいる文京区7町内、もうめったにやっていなかったのですが、町内会の懇親会をやりました。そうすると、今まで行政区の集まりの中にはあまり来なかったような小さい子供を抱えたお母さんとか、高齢者の方、そういう方たちが参加していただいて、総勢64名の方が町内会の懇親会に参加していただきました。私は本当に、この町内会の懇親会を見て、改めて感じたのと、町内の方といろいろお話をする中で、やはり行政区、地縁、土地の地の縁と書きますけれども、地縁コミュニティというのは、やはり小規模化になるほど参加率が高いというのは本当だなというふうに非常に実感したところです。10年前の行政区再編では、やはり人口の少ない地域ほど広域化されたと思います。行政効率面では効果があったと思うのですけれども、やはりコミュニティとしての活力というのは、私はやはり下がってしまった地域もあるのではないかなというふうに思っております。そういう意味では、顔の見えるつながりというのは、時によっては行政区ではなくて、町内会単位、それがものすごく必要なのかなと。今、町長からもお話があったように、区でも結構、町内活動を支援しているというふうにお聞きしましたので、是非、町内会の活動が各区どのような状況になっているのかという状況を調べていただきたいということと、それと、町内活動をやはり推進していくという、これはもう行政区の方にも是非、進めていただいて、町内会の活動が盛り上がるような、そういう投げかけというのを行政にしていただきたいなというふうに思います。最後はお願いということで、一つ目の質問は終わりたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それではお答えをさせていただきたいというふうに思います。今ほどの文京区7町内の素晴らしい事例もありましたし、他の事例も私も承知しているところもあります。さらには、スポーツを通じてというんですかね、パークゴルフだとか、いろんな形を通じて趣味の合う方が一堂に会しながら交流を深めたりするのも、一つの区全体の方法であったり、ラジオ体操している、そういう行政区もあったり、いろんなそういう活動の事例があって、顔が見える、外に出ていろんな人と交流をすることが、やはり元気で明るく過ごす一つの大きな要因になっていくと、私も信じているところであります。区長会議については、二月おきにやっているということもあって、区長さんの任期が1月から12月ということもありまして、10月の時に、先ほど言った区の提案事業などを、今お互いに情報交換をしているのですけれども、それに合わせて、今ほど言った文京区7町内の事例だとか、他の行政区のそういう町内会の事例、さらには、スポーツを通じての活動など、行政区の優良事例、町内会まで浸透している事例などを深めていただくように、10月の情報交換の場にそういったものを広めていくように、今、考えておりますので、そのことを申し上げ答弁とさせていただきます。