新十津川町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月14日
医療、介護保険法について
2014年3月14日、新十津川町議会の一般質問で、樋坂里子議員が「医療、介護保険法について」質問し、町長 植田満が答弁しました。
- 質問者
- 樋坂里子 議員
- 答弁者
- 町長 植田満
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 9番 樋坂里子
議長のお許しをいただきましたので、一般質問を3点ほどさせていただきます。まず1点目は、医療、介護保険法についてであります。政府は、昨年の国会で強行した社会保障プログラム法を根拠に、医療関係は今年の10月から、介護保険関係は、来年4月から順次施行の構えであります。中でも介護保険法改定は、2000年に制度発足以来、初めての大改悪が目白押しであります。それは、要支援1、2の高齢者が利用する訪問介護や、通所介護を国の基準とする介護保険サービスの対象から切り離し、市町村ごとの事業に移すとしております。どこでも平等に介護サービスを受けられる国民の権利を奪うものではないでしょうか。訪問、通所介護が市町村の事業になれば、自治体の財政状況等に左右され、今と同じサービスが受けられるか危惧されるところであります。また、年金収入280万円以上の単身高齢者などのサービス利用料を、1割負担から2割負担に引き上げるとしております。対象者は5人に1人に上ると言われております。病気やけがは、治れば基本的には治療が終わりますが、介護は、ほぼ一生続くものであります。負担は計り知れません。今でも高い利用料負担で、サービスを断念する事態もあると思います。そして、特別養護老人ホームの入所を要介護3以上に限定するとしております。入所を待ち続ける高齢者、家族にとっては、あまりにも過酷ではないでしょうか。そこで、お伺いいたします。一つ目として、要支援1、2の高齢者を市町村の事業にするとしておりますが、新十津川町の訪問、通所介護で今までどおりの事業が行われるようにできるのか。計画や予定はどのようになっているのか。また、対象者は、何人くらいいるかということです。二つ目は、年金収入の多い方のサービスる利用料が、1割から2割になる方は、新十津川町では、どのくらいの対象者がおりますでしょうか。三つ目は、特別養護老人ホームの入所を要支援3以上にすると言われておりますが、民間であるかおる園の状況は、どのようになっていますか。現在、入所の要支援3以下の人がいるとすれば、その方々をどのような扱いをするのか、以上お伺いいたします。
答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)
今ほど、9番議員、樋坂議員から医療介護保険法についての3つにわたってのご質問がございました。今ほど、お話ございましたように、社会保障というか、国民会議の最終報告を受けて、社会保障改革が議論をされて、持続可能性の各世代間の公平性といったようなことで、議論をされてきて、今日に至ってきているということでございます。若い世代や、これからの生まれてくる世代の方々が、税金と社会保険料を極端に増やさない制度改革といったようなことだろうというふうに思っております。そういったようなことで、国は、制度改定に至ったということでございますので、まずそのことを申し上げさせていただいた中で、お答えをさせていただきたいというふうに思います。今ほど、お話したことと重複しますけども、これからの進展に伴いまして、介護を社会全体で支え合う仕組みとして平成12年4月に創設され、見直しを行いながら、老後の安心を支える制度として定着をしてきたとこでございます。しかしながら、介護を要する高齢者が増加するとともに、介護保険の総費用は急速に増大しており、現行のままでは、保険料の大幅な上昇が必要となり、制度の維持の可能性が危ぶまれる状況となってございます。そのために、国は、将来に向けた介護保険制度の改革が必要であるとし、平成27年4月以降の施行として、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進する関係法律の整備等に関する法律の制定に向け、現在、検討を進めているところでございます。介護の関係については、受け入れ態勢が整った市町村から、順次移行させて、平成27年から3か年間で、完全に移行させたいという意向のようでございます。また、医療の関係については、国民健康保険の関係につきましては、今、議論をされている段階でございますけれども、29年度を目途に、都道府県下に持っていきたいというふうなことで、今、議論が進められているということでございます。こういったことも含めて、お知らせをさせていただきたいというふうに思っております。この現段階での検討内容等について、お答えをいたしますけども、最初に、要支援1、2に対する介護サービスが市町村事業となった場合の対応でございます。本町における要支援1、2の認定者数は、微増の状態にございまして、今後も、この傾向で推移するというふうに考えられます。改正案では、地域ニーズに応じた多様なサービスの提供設定を市町村が判断し、実施することとしており、本町といたしましては、既存の通所型介護事業及び訪問型介護事業を継続するとともに、国の動向を注視しながら、保険者である空知中部広域連合、町内の事業所などの関係機関と検討協議しながら、地域支援介護事業の実施方策を検討しなければならないと考えてございます。そこで、平成26年度、予算の概要説明でもさせていただきましたですけども、平成26年度、徳富区において、閉じこもり、心身の機能の低下などを防止し、介護予防に資する通所型介護事業のサロン事業をモデル事業として実施することといたしております。これについては、改正制度への移行のための介護事業の試行と位置付け、こういったような状況を検証するというものでございます。次に、利用者の費用負担の公平化を図るとする改正案の、所得額に伴う利用料の1割負担から2割負担への増額に関する本町の対象者につきましては、全要介護被保険者2,380人のうち304人が2割負担の対象者となります。この対象者のうち、現在、介護サービス利用者は12人でございます。次に、特別養護老人ホームの新規入所者を要介護3以上に限定するとしている改正案に対する、かおる園の対応でございますけども、現入所者については、全員入居を継続することを基本とすることを確認してございます。これは、社会福祉法人明和会からの、そのような回答もいただいているということでございまして、ただし、平成27年度以降の新規入所者については、改正案の影響を受けることが懸念されるということでございます。また、改正案では、やむを得ない事情により、特別養護老人ホーム以外での生活が著しく困難であると認められる場合は、市町村の関与の下、特例的に入所を認めることとしており、このようなケースにおいては、明和会と十分、今後、協議させていただきながら、柔軟に対応していくということで考えてございます。以上、医療介護保険法についての、ご質問に対するお答えとさせていただきます。
質問 9番 樋坂里子
今ほど、町長が申されたように、国は医療費の上昇を何とかしようということで、いろいろな制度を作って、そこから軽度者の利用を削減したりということで、自分で自助、自立の名で責任を取りなさいというような方向に来ているものだと思います。それと、サービスから抜け出された軽度者は、今、訪問介護などを受けていて、何とかそれが賄われているわけですが、軽度者にそういうヘルパーさんだとか来なくなると、軽度者が重症化するという、そういう傾向というのが出てくるわけですよね。そうしますと、重度化されると負担が重たくなるということで医療費の抑制ではなくて、国は軽度者を排除して医療費の抑制を図ろうとしているわけですけれども、国がやることをそのまんま実施していけば、軽度者も重度者になってかえって医療費が多くなっていくと、そういうような方向なんだろうと、私は思うわけです。そこで、是非、町も今までやったとおりの方法でもって対応されていくということなので、支援1、2の軽度の人方の対応もされていくということなんで、是非、今まで受けている人はもちろん、全員継続していけるように。そして、また、これからそういう方、だんだん高齢化になってきますから、要支援を受ける人が増えてくるんでないかなと思うわけですよね。そこで、そういう人方も速やかに受け入れる体制、町が今言ったように、支援1、2の人方を町でやるとすれば、今までの人のボランティアだとか、支援者の数では、多分やっていかれないんじゃないかなというふうに私は思っているわけですけれども、そこを、今から増やしていって、そういう人が、対象者が増えたときに、支援する人がいなくてできませんよと言うことではなくて、来た人をすんなり受け入れるだけの体制が新十津川町として、これからやっていけるのかどうかということを、再度お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)
まず、先ほど申し上げましたように、要支援1、2については、27年度から3か年間で移行するということで、受け入れ態勢が整ったところから移行させていこうという国の狙いのようでございます。そういった中で、町も、先ほど申し上げましたように、事前に今年度、徳富区において介護予防に資する通所型介護事業のサロン事業をモデル事業として実施することにいたしてございます。こういった中で、いろんな課題等々も発生することが予測されると思います。そういったことを踏まえながら、29年までですから、それまでの間に当然移行しなければならないわけですから、それに備えるような方策は考えていかなきゃならないというふうに考えております。
質問 9番 樋坂里子
午前中に引き続きまして、午後からも続行ということで、中折れしておりますけれども、よろしくお願いします。