新得町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月17日
役場ICT化の推進とDX人材育成について
2025年9月17日、新得町議会の一般質問で、櫻田郷史議員が「役場ICT化の推進とDX人材育成について」質問し、町長 湯浅真希が答弁しました。
- 質問者
- 櫻田郷史 議員
- 答弁者
- 町長 湯浅真希
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 櫻田郷史
通告に従いまして、一般質問させていただきます。役場ICT化の推進とDX人材育成についてであります。1.役場ICT化の推進とDX人材育成について現在、役場において「書かない窓口」などの取り組みが見られる一方で、役場内のICT化が十分に進んでいないのではないかと感じています。議会でもタブレットの導入について検討がありましたが、まずは行政のICT化を優先すべきであると、湯浅町長も以前おっしゃっていたと記憶しております。新しい体制になった今、どのようにICT化を進めていくのか、大きな期待を寄せているところです。私自身、議会活動を通じて強く感じているのは、大量の紙資料を扱う非効率さです。後から必要な情報を探そうと思っても所在が分からず、膨大な時間がかかってしまいます。さらに、町が進める「縦割りから横割りへ」という組織改革の観点からも、部署を超えた情報共有の基盤整備は不可欠であり、ICT化は喫緊の課題であると考えます。そこで伺います。1.新体制になり、今後役場内ではICT化をどのように進めていく計画でしょうか。2.DX人材不足が課題とされている中で、ICT化が進めば、いずれはより高度なDX推進が求められることになります。そのためには、デジタルデバイド対策も含め、デジタルに強い人材を育成していく必要があると考えます。私は、デジタル推進チームを設け、研修や実践を通して、毎年度ごとにDX推進計画を策定し、段階的に取り組んでいくべきだと考えますが、本町ではどのように人材育成をしていくお考えでしょうか。町長の考えをお聞かせください。
答弁 町長 湯浅真希
櫻田議員の質問にお答えいたします。役場内のICT化やDX導入は、行政手続きのデジタル化や行政内部のデータ連係により、住民の利便性向上と業務の効率化を図るために必要であると考えております。デジタルの力を活用し、地域課題の解決を図ることは安心安全な社会や持続可能な社会を実現していくためには、たいへん重要であると認識をしております。その上で、1点目のご質問についてでありますが、庁舎内でDX推進に向けたプロジェクトチームを立ち上げ、管理職向けのDX推進に向けた研修会の開催や全係長向けの研修等を行うとともに、各課ヒアリングを行い、DX推進ロードマップを令和5年6月に作成したところであります。このロードマップに基づき、DX先進自治体の調査研究を始めております。令和7年1月から新庁舎移行に伴い、庁舎内は行政システムのWi-Fi整備を行い、ノートパソコンによるペーパーレス化をできることから始めており、令和7年度中には、マイナンバーカードを活用した書かない窓口による窓口の一本化や介護認定審査会のペーパーレス化など、事務の効率化を進めております。2点目のご質問についてでありますが、令和2年12月に閣議決定されたデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針において「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~」という目指すべきデジタル社会のビジョンが示され、本町もそのビジョンの実現に向けてDXを推進しております。このビジョン達成のため、住民に身近な行政を担う本町としては、職員のスキルアップはもちろん、新たなデジタル技術が日々進展している状況や地域課題に応じたデジタル実装の取り組みに向けて、来年度にはDXの知見のある専門職員の招へいに向けて検討をしてまいります。以上です。[湯浅真希町長 降壇]
質問 櫻田郷史
ありがとうございます。かなり前向きなご答弁だったようで、たいへんありがたく感じております。新庁舎になり、Wi-Fiの導入でペーパーレス化が進んでいるようですので、ぜひ、これに伴い、SaaS(サース)と呼ばれるクラウド上で使えるソフトウェアサービスの導入を検討するべきだと思います。働き方も多様化している時代で、スケジュール管理、チャット、文書ファイル管理のようなサービスも職員で共有するべきだと考えております。代表されるGoogleWorkspaceようなサービスも行政向けのプランを用意しており、クラウドサービスで心配されていたセキュリティ面も、今では全く問題がなくなりました。それを踏まえて2回目の質問になりますが、来年度には専門家を招へいするとのことですが、できるところから始めていかないと、デジタル化というのはかなり時間がかかりますので、町長は任期中、どのようにICT化を進めていきたいのか。1回目のご答弁だとロードマップとかで具体的な時間とかが分からなかったので、何年後にはこうしたいとか、町長が考えているプランなんかを具体的に伺いたいと思いますので、もう少しよろしくお願いいたします。
答弁 町長 湯浅真希
紙が多いということなんですけれども、私自身も確かに紙が多くてへきえきするところがあるんですが、できるところから始めているというのが現実であります。SaaS(サース)という言葉が出ましたけれども、実際もう行っております。行政内でもう進んでいますので、実際もう使っていますので、ここのところ、ぜひ、聞きに来ていただけるとありがたかったかなというふうに思います。どういうふうに進めていくのかというところなんですけれども、総務省のほうでDXの推進計画というものに基づいて推進工程表というものが出されています。そういったものを参考にしながら、まず行いたいなと思っていることは、自治体のフロントヤードの改革の推進、これは行っていきたいなというふうに思っております。DXを進める上でなんですけれども、住民の利便性の向上と職員業務効率の両方を実現するためには、デジタルツールの導入を見据えて、既存業務の見直しというものを取り組むことが必要であるというふうに総務省のほうでも書かれています。こういったことをせずに単純にデジタルツールというものを新規に導入するだけでは、住民の利便性というものは向上しても、職員の負担というものが大きくなることから、改革効果の実感のためには必ず既存業務の見直しの着手が必要であるというふうになっております。ここは私も職員と面談などをさせていただきながら強く感じているところであります。今まで業務の見直しというもの、事業アセス、こういったものをやはり取り組んできた回数というのは少なかったのかなというふうに思っております。デジタル化というものを急ぐというよりは、まずは既存の業務の見直しというものを図りたいというふうに考えております。来年度からDXの推進に関して人材の招へいができればというふうに考えておりますけれども、まだ内閣のほうの補助金制度がどうなるのかというところも出ていませんので、絶対ということではないんですけれども、その人材が来てから、人材の専門知識を持った方と一緒にどういうふうに進めていくのがベストなのかということを私は検討してみたいなというふうに思っております。そして、デジタルデバイド対策、デジタルというものを使い慣れていない方、こういった方々にサポートする体制、これは今からでもできるかなというふうに思っておりますので、ここは並行してやっていきたいなというふうに思っております。以上です。
質問 櫻田郷史
ありがとうございます。フロントヤード改革とか、DXにつながる話だったと思いますが、個人的にはICTというのは、業務を楽にしたりとか、情報通信の技術を使って、DXの前の段階というか、まずはDXというのはもう抜本的にデジタルの技術を使って何かサービスを変えていこうというものになりますが、やはり町長がおっしゃるとおり、いきなりDXというのはなかなか難しいところでございまして、やはり職員のレベルも上げていかなくてはいけないですし、それの説明する、DXをしたからといって町民の方に説明したりとかというのでもやはり職員のレベルというのは向上していかなくてはいけないのかなと思いますので、ぜひともこのDXの前にまずはICT化、どんどん業務の効率などを上げていっていただければなと思ったのですが、既にやっているとのお話しだったので、ここら辺は認識不足だったのかなと思います。行政のほうでそういうのが導入されているということでしたら、今後も議会のほうでもそういうふうなSaaS(サース)の導入をして、行政とのやり取りを円滑に、簡単に情報共有できるようなシステムというのを、今後、やっていけたらなと思いました。このデジタルデバイド対策ですが、これはおっしゃるとおり、あまりデジタルに強くないご高齢の方とか、あまりデジタルが得意じゃない方に向けた対策ということになるんですけれども、これもやはり説明できるような職員、サポートする体制といっても、それをサポートできるような職員の数を増やしたり、いろいろしていかなくてはいけないのかなと思いますので、今後ともぜひそういうことを進めていっていただけたらなと思います。DX推進計画という国の総務省の中で進めていく中での時間軸の進め方になると思うんですけれども、やはり1年とか2年間でデジタル化は技術とかもだいぶ変わってしまったりとか、進め方も変わってきてしまっていて、最近でいうと札幌市もGoogleWorkspaceを全庁で導入したという話もありまして、そういう話を見ていてもやはり導入までに2、3年かかるとか、やはりそういうふうな時間がかかってしまいますので、今後とも新得町でもそういうのをどんどん進めていって、できれば毎年度ごとにDX推進計画を作っていただいて、それにのっとってどんどん進めていっていただけたらなと思います。何年の計画とかにしてしまいますと、5年計画とかですと、もう5年後には全然違う世界とかになってしまっていたりしますので、ぜひとも1年ごとにどんどんどんどんやることを更新しながら、行政でもやっていっていただけたらなと思うんですけれども、毎年のDX推進計画というのは、どのようにお考えになっているのか、最後、町長にお伺いしたいなと思います。
答弁 町長 湯浅真希
DXなんですけれども、これから本町は必ず人口が減っていきます。そういった中で業務の効率化というものを図りながら、人的資源を行政サービスにさらなる向上につなげるためのものであるというふうに私は考えております。DXというものは、初期費用というものもランニングコストもかなりかかってきます。一気に私も進めたいなというふうには思うんですけれども、やはり毎年度、毎年度見直すということは重要ですし、これから本町の将来のサイズ感、人口減少に伴ってどういったサービスが必要なのか、どういったサービスをDXに置き換えられるのか、そういったことも加味しながら、毎年度、毎年度見直しはかけていけたらなというふうに思っております。DXというものを入れて私が目指すところなんですけれども、いつでも頼りになる役場というものを私は目指したいと思っておりますので、町民のため、そして、職員の業務改善のためにこういったものを毎年見直しながら進めていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 櫻田郷史
ありがとうございました。だいぶ前向きなご答弁だったかと思いますので、ぜひ毎年DX推進のほうをいろいろ変えながらやっていってほしいと思いました。以上です。[櫻田郷史議員 降壇]