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新得町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日

脱炭素社会実現に向け生ごみ減量策としてディスポーザ排水処理システムの活用促進を

2021年9月15日、新得町議会の一般質問で、青柳茂行議員が「脱炭素社会実現に向け生ごみ減量策としてディスポーザ排水処理システムの活用促進を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
青柳茂行 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 青柳茂行

脱炭素社会実現に向け生ごみ減量策としてディスポーザ排水処理システムの活用促進を求めまして、質問したいと思います。1.脱炭素社会実現に向け生ごみ減量策としてディスポーザ排水処理システムの活用促進を新得町過疎地域持続的発展計画、令和3年から令和7年度に記されております生活環境の整備、廃棄物処理の項に、町内のごみの排出量は人口減少により、平成27年度の2,271トンから令和元年度には2,177トンに減少しているが、町民1日1人当たりのごみ排出量は、平成30年度において948グラムで、全国平均の918グラムを上回っていると記されております。その対策としてごみの排出抑制を推進するとも記されております。ごみの減量化には、さまざまな方法があると思いますが、1つの提案として、現在、十勝管内の各市町村でも活用されてきている、ディスポーザ排水処理システムの活用であります。ディスポーザーとは、キッチンの排水口に取り付け、生ごみを粉砕処理する電化製品です。粉砕された生ごみは水とともに下水の排水槽に流され、排水処理されます。しかし、多くの自治体では、ディスポーザー単体だけでは設置することができず、排水処理システムでないと設置できないとされています。つまり、固液分離装置とセットで使用することによって、生ごみを細かく粉砕し、生ごみと水を分離し、生ごみを回収、乾燥させることが即座に処理され、手間がかからない仕組みとされています。乾燥した生ごみは20分の1になり、生ごみの大幅減量になることが十分に考えられます。社会的にも、CO2の削減が課題となっています。現状として、生ごみについては、燃やすごみとして処理されておりますが、生ごみの水分含有量は80パーセントと高く、焼却炉の高温処理に負担がかかり、集積するためには化石燃料や人件費などの費用がかかり続けることになります。当面、CO2削減と生ごみの大幅減量策として、町内の公共施設の可能な施設から試験的にでも活用されてはどうか、ご検討を願います。ご所見を伺いたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

青柳議員の質問にお答えいたします。生ごみの減量策としてのディスポーザ排水処理システムの活用についてでありますが、ディスポーザーは生ごみを粉砕する機器であり、その設置のメリットとしましては、料理後すぐに生ごみを処理することができるため、悪臭の原因や害虫の発生を防ぐことのほか、水分が多い生ごみの減量が図られ、ごみ出しの負担が軽減されるなど、生活の利便性の向上も図られると言われております。一方、デメリットといたしましては、下水道管路内での堆積物増加による流下阻害や下水道終末処理場の処理量増加による汚泥処理費用の増加のほか、ディスポーザーの購入費、水道、電気などの維持管理費がかかることなどが挙げられております。本町では、ディスポーザー単体につきましては、流れ出る生ごみが下水道管の詰まりの原因となったり、悪臭や有毒ガスが発生する恐れがあるため、設置を不可としております。ご提案のありました、ディスポーザーに固液分離装置を付けたディスポーザ排水処理システムにつきましては、ろ過された処理水だけを流すため、下水道施設への影響が少ないと思われますが、下水道施設の処理能力、処理費用などにどのような影響があるのか、現状では承知しておりません。また、提案のあります公共施設での試験的な活用につきましては、現在、主に生ごみを多く出す給食センターや保育所などでは、町内の民間事業所を利用し、環境負荷の少ない堆肥化処理によりごみの減量に取り組んでいるところであります。現状での判断でありますが、提案についてはなかなか難しいのではないかというふうに考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 青柳茂行

町長の答弁の最後に、現時点では難しいのではないかという答弁でありました。私自身もこれを今すぐどうのこうのとなるとは全く考えていないんですけれども、答弁の中にも、各自治体の実態も見極めていきたいという答弁もありましたので、今後、十分研究を進めながら進めていただきたいなというふうに考えております。このディスポーザ排水処理システム、取り扱っている会社が帯広にあります。あったかホーミングという会社なんですけれども、ここは本来、このディスポーザー関係だけを取り扱っている会社ではなくて、もともとはリフォーム会社なんです。リフォーム会社が、併せてこういう下水処理、排水機を取り扱っているということなんですけれども、私もこれを取り上げるにあたって、ここの代表の考え方を伺ってきたんですけれども。まず1つは、先ほど長野議員の質問に町長もSDGsという言葉、答弁、ありました。ここの会社の責任者は、SDGsを家庭から広げていこうという考えを持っています。いわゆるCO2排出によって、地球温暖化がもたらす将来不安を解消していきたい、こういう考えを持って、この機器の取り扱いをしているということなんです。SDGs、あらためて申し上げるまでもないんですけれども、いわゆる持続可能な開発目標と言われています。これは17の幅広い目標がありまして、地球環境、自然環境に配慮しながら国や企業がその活動を取り組んでいくということで、世界中にある環境問題、それから差別、貧困、人権問題を2030年度までにということで、非常に厳しい、高い目標を持って取り組んでおります。これは、2015年の国連決議といいますか、加盟国が合意していますので、当然、日本もこれに参加しているということで、今、幅広く取り組まれている問題だということになります。それで、ディスポーザーと今、町長の答弁にあったように、単体だけで使うのは、この新得町の排水設備を考えた場合には使えないということで、私も説明を聞いていますので、これは現時点で理解するところなんですけれども、これから排水設備を変えていくということになれば、多額な費用もかかるし、相当な年数もかかるということで、これは今、現瞬間、非常に難しい問題ではないかなと思うんですけれども。併せて、排水処理システムを使えば、さっき言ったように、水と生ごみを分離させて生ごみは20分の1まで減らすことができる装置なので、活用すれば相当生ごみの分離を減らすことができるのではないか、運搬費用もそれだけ安くなるのではないかということで、ある程度、そういう予想はつくわけですよね。さらに、排水処理システムだけではなくて、ほかにもいくつか生ごみを処理する機械があるということで、次世代型生ごみ処理機というのがあって、これは、24時間で微生物の力で生ごみを完全になくしてしまう。生ごみを炭酸ガスと水に分けてしまって、生ごみを完全に消滅してしまう機械もどうもあるようなんです。これは、それぞれ大きさがいろいろあって、10キログラムを処理する機械あるいは30、50、100キログラムという、そういう機械があるんですけれども、10キログラムの機械を使えば、学校単位でいけば100名規模の学校で活用できると。さらに100キログラムになれば、1,000人単位の企業といいますか、学校でもそうですけれども、その単位で使える機械があるようです。ですから、これはほとんど業務用で活用される機械であるので、これを活用すれば、さっきの排水処理とは違って、全く機械そのものがそういう力を発揮するということのようであります。ですから、さまざまな機械がいろいろあるんですけれども、先ほど町長の答弁にあったように、今すぐ実現するのは難しいのだけれども、調査研究しながら、この町に合ったもので何を使えるのか、ぜひ進めていただければなというふうに思います。もう1つ、生ごみを堆肥処理する機械もどうもあるようです。ですから、さまざまな機械があるので、まだこれからいろんな機械が開発される可能性もありますので、長い目で見て活用されてはどうかなというふうに思っています。各市町村の例を見ますと、一番進んでいるところはやはりさすがに帯広なんです。ここで活用されているのは、いわゆる高層マンション、ここでは相当使われているようであります。それから、高齢者の施設でも使われておりまして、特にお年寄りの関係は、寒い冬にわざわざ外に出て生ごみを処理する心配がないということなので、かなり活用も進んでいるというふうに説明を受けております。あと、他の市町村では、音更町、更別村、陸別、浦幌です。本別も実証実験が始まったという説明を受けました。陸別町はさすがにくりりんセンターまで運んでいくのが、帯広まで約120キロメートルくらいありますので、かなり遠いし、運賃もかかるということもありまして、陸別町でも始めるという話であります。いずれにしても、十勝管内、各市町村で活用が始まっていますので、この新得町でもどこまで活用できるのか、あらためてお聞きしたいなというふうに思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

まず、私、経済の話、さっきさせていただいたんですけれども、それはそれで変わらないんですけれども。その上で、ごみの問題、日常の生活の中で今後のことを考えると、今、皆さんに負担していただいているお金、それから、それに伴って町が税として投入しているお金、相当額になっていまして、そういった意味で、このごみというのは極めて強い関心を持っています。どうやってやったら今のかかっている費用を下げることができるかというのがスタートラインで、環境問題も当然頭にはあるんですけれども、まずはやはりそこから入った上でどういうものがいいのか、やはりこれからも考えていかなくてはならないかなというふうに思っております。その上で、議員からの提案があった、これはこれで勉強させていただきたいなというふうに思っていまして、あと、やはり生ごみについて私も水分、相当量多いというふうに認識していますので、なんとかどこかの時点で限りなく水分をなくして、そして、最終的に燃やすなら燃やす、堆肥化なら堆肥化といった、そういったことができないか、担当のほうとも今、いろいろ勉強を始めているんですけれども。苦しい答弁になってしまうのですけれども、極めて関心のある事項ということだけはあえて答弁させていただいて、その上で、どういったことが町民の利益につながるか、それを切り口にこれからも勉強させていただきたいなというふうに思っています。以上であります。

質問 青柳茂行

今後、調査研究していくということで、町長の考え方は十分、分かったんですけれども。あらためて言うまでもないんですけれども、今の脱炭素社会、地球温暖化防止、これは国も、大手の企業も、盛んに取り組み始めているわけですよね。いつもマスコミ、その他で取り上げているのはトヨタ自動車ではないかなと思うんですけれども、トヨタ環境チャレンジ2050、それから2025年目標ということで取り上げられております。ここは先ほど申し上げた持続可能な開発目標、SDGsの実現に向けてというスローガンも掲げて、電気自動車あるいは水素自動車を2050年くらいまでに3,000万台くらいつくっていくという取り組みを今、開始しております。この脱炭素社会に向けて、私もこの質問を取り上げて、自分自身なりに考えたのですけれども、国やもちろん自治体だけで取り組むのは当然必要なんだけれども、そこだけで脱炭素社会に向けて進んでいくのかというと、たぶんそうではないと思うんです。特にごみの問題の関係で言えば、今、町長も言っているように、全世帯が活用して利用しているわけです。だから、各自治体の認識も変わる必要もありますし、住民の認識も変わっていって、当然、脱炭素社会、地球温暖化阻止に向けて、その一翼を担うというふうに社会全体がなっていかないと、この地球温暖化の防止はできないんじゃないかなと。ですから、はっきり言えば、町を挙げて取り組んでいく大きな課題ではないかなというふうに私自身も判断しております。ですから、そういう角度から、その観点でやはりこれから5年先、10年先の課題として、先ほどの町長の答弁も、長野議員の質問に答えておりましたけれども、この5期目の4年間の中で、ぜひとも、その土台くらいはつくっていただきたいなというふうに考えていますので、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。あらためてご答弁をお願いしたいなと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

脱炭素ということがあったので、私もあまり勉強していないので、細かな話をできない部分もあるんですけれども。経済活動の中でいかに排出している二酸化炭素を少なくするか、これはこれでやはりそれぞれが追求していって、われわれも協力しなくてはならないと思っているのですけれども、例えが悪いんですけれども、そこにかかる費用がこんなにもお金がかかるのかといったら、私はどこかで限界が来るんじゃないかなというふうに自分では考えている部分もあります。その上で、新得町としてどうあるべきか、あえてお話しするとしたら、私は逆に今あるこの環境の中で二酸化炭素を吸収しているという、そういう姿勢のほうが新得町にとって大切じゃないかなと、最近、思うようになっています。脱炭素という話があったので、今、あえてお話しさせていただきましたけれども。いずれにしても、両方バランスを取りながら、これからも努力していかなくてはならないのと、ごみもそうですし、いろんな意味で社会全体の中でどうやってやったら今以上に町民の方の負担がなくなるか、そういうものを視点に置きながら、提案のあった話も含めて勉強させていただきたいなというふうに思っています。勉強だけではなく、なるべく実行もできるように頑張っていきたいなと思っています。以上であります。[青柳茂行議員 降壇]

出典:新得町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる