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新得町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月18日

子育て支援条例の制定を

2019年9月18日、新得町議会の一般質問で、貴戸愛三議員が「子育て支援条例の制定を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
貴戸愛三 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 貴戸愛三

通告にしたがいまして、1項目、一般質問させていただきます。子育て支援条例をつくりませんかという質問であります。1.子育て支援条例の制定を平成16年、北海道は「北海道子ども未来づくりのための少子化対策推進条例」、通称「北海道子ども未来づくり条例」を制定いたしました。現在は第3期計画の最終年度となっており、来年第4期計画が始まる予定であります。この条例は4つのライフステージ、それを支える5つの地域環境ステージを設定し、官民一体となった計画推進を目指したものであります。しかしながら、北海道の市町村では、資料的に古いものしか手に入らなかったのですが、平成23年段階で、4つの市町しかこの条例を制定しておりませんでした。私はこの条例はかなり完成度の高いものだと思っております。わが町においても、この条例に習い、この地域の子ども、子育て家庭に対する町・地域の在り方を明確に示す条例制定が必要と考えます。北海道がいくら良い条例を制定しても、実際にそれを実行していくのは各地方の市町村、自治体であり、地域住民であります。新得町がこれから子育てにどのように取り組んでいくか、町民の皆様に知ってもらうためにも、子育て支援条例の制定が必要と考えます。町長の考えをお伺いします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

貴戸議員のご質問にお答えいたします。この「北海道子ども未来づくりのための少子化対策推進条例」は、社会全体で少子化対策を推進するため、基本理念を定め、安心して子育てができる環境を整備し、子どもの未来に夢や希望が持てる社会の実現を目的としております。この条例のアクションプランとして、「北の大地子ども未来づくり北海道計画」が策定され、5年を1期として運用しております。今年度は第3期の最終年度となっております。この計画は、「結婚」、「妊娠・出産」、「子育て」、「子育ち・自立」の4つのライフステージとそれを支える地域の環境づくりの5つのステージを設定し、各ライフステージに盛り込まれた少子化に関連する施策や事業について、官民一体となった取り組みを総合的かつ計画的に推進することとなっております。本町は、ご質問の「子育て支援条例」の制定はございませんが、北海道の計画に関連する5つの計画のうち、市町村で策定が義務付けられております「子ども・子育て支援事業計画」を策定し、子どもとその家庭に関わる施策を体系化し、「保健医療」、「福祉」、「教育」、「住宅」、「労働」、「まちづくり」などのさまざまな分野にわたり、総合的な展開を図っているところであり、本年度は、この計画の改正を行うこととしております。また、少子化対策事業として、「特定不妊治療費助成」や「不育症治療費助成」事業、子育て支援事業として、「子育て相談」や就学前児童および保護者を対象とした「ひろば」の開設、小学生児童を対象とした「放課後児童クラブ」の設置や「子どものショートステイ事業」、「養育支援訪問事業」、「ファミリーサポート事業」や、18歳までを対象とした「乳幼児医療費助成事業」など、各ステージに添った、さまざまな事業を実施しているところであります。以上のことから、町としては、条例の制定について現状においては考えておりませんが、引き続き各種事業を実施する中で、町民の皆様の理解をいただき、子育て支援の充実を図ってまいりたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 貴戸愛三

北海道がつくった条例がいい条例だから、新得町もつくりませんかという単純な話じゃなくて、平成23年の段階で内閣府が調査した結果として、この子どもに関する条例を制定している都道府県は日本全国で18しかない。しかもその大半が子どもの権利擁護とか、非行、有害、環境対策、この辺に限定されているところが非常に多い。北海道と同じレベルで条例を制定しているのは、石川県、秋田県、それから富山県、このくらい。そして、全国でこの子どもに関する条例を制定しているのは、98の市町村しかない。しかもその大半がやはり権利擁護とか、非行、有害対策というふうになっている。要は北海道が平成16年ですから、私が議員になる2年前にもうこういういい条例をつくっていて、勉強不足だったんです。そして、北海道でこの条例を制定しているのは24年段階で、奈井江町、滝川市、幕別町、芽室町、この4つしかなかった。奈井江町は北海道が制定する2年前にもうこの子ども条例を制定している。そして、幕別町と芽室町は北海道がこの条例を制定した後に、この条例に準じた形で子ども条例を制定しています。町長、何が言いたいかというと、子育てをやるという、それを支援するというのは1つの課、部局だけではできない。ただ今回、子育てだということで、児童保育課が担当したけれども、これが成長すれば、当然教育委員会が担当しなくてはいけない部分、北海道が決めたステージの中には出会い・結婚という部分があって、昔、産業課が出会いのためのステージをつくってやったことがある。それで、なんとか地元で結婚して住んでほしいと。そうすると、産業課も関係する。それから、今、町長の答弁にある不妊に対する支援事業うんぬんということになると、保健福祉課が担当する。要するに複数の課がお互いに協議しながら、PDCAをやっていかなければ本当の意味での子育て支援というのはできない、そう思っています。この条例が根拠法としてなければ、役場の中でもいっぱい縦割り行政ができていて、ほかの課のものに対しては物を言わない。自分の課のことだけやっていればいいという発想では、これからの子育てというのはできないということを言いたいんです。例えば定住促進、子育てが新得町、これだけ充実しているから、新得町で子育てをしたい、そう思うようなまちづくり。そうすると、住宅が足りないということになれば、地域戦略室、施設課、これもマッチングしなかったらやっていけない形になる。その根拠法としてこの条例をつくりませんかという質問。町長、もう1回。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。まず、条例をつくるという意味、私が考えるのは、1つは姿勢の問題なんです。それからもう1つは、義務を課して権利を制限する、それが私はやはり条例だというふうに思っております。そういう条例制定の基本を踏まえた上で、あえてまた答弁させていただきます。全ての施策において、横の連携を取って実効性をどう高めるかと、これはもう昔から言われている、ある意味組織として常に反省しなければならない課題。とりわけ縦割り行政と言われている。そういったことを、最近特に横の連携の重要性というのは、それぞれの職員も十分認識してきているとは思っております。そういった中で、これからも執行する側として、横の連携を取ってきちんと対応していきたいと、これはもうあらためて言うまでもなく、当然のことというふうに思っております。その上で、本題に戻ります。私は条例の制定というのは決して否定はしていない。しかし、今のわれわれの新得町の現状の中で、この条例に頼るというよりも、北海道の持っている条例の中で物事を進めていこうというのが、今回の整理の仕方になりました。それで、最後の答えになるんですけれども、あらためて貴戸議員の提案も含めて、われわれ内部のほうでもきちんと発言されていることを踏まえた上で、もう一度きちんと議論をさせていただきたいなというふうに思っております。以上であります。

質問 貴戸愛三

今回、議長のお許しをいただいて、北海道子ども条例の抜粋を皆さんのお手元に配布させていただいています。これ、ものすごい中身的にはいい中身だと思う。ただし、北海道が実際やるのかといったら、違うんです。この内容について多いのが、整備、推進、情報提供、支援、充実、要はそういうことをやる自治体に対して、北海道は応援します、情報提供します、簡単に言えばこういうことなんです。とすれば、どういう支援の内容があるのかも含めて、自治体は考えていかなくてはいけない、そう思っています。それで町長、役場の職員の方から頂戴した部分なんですけれども、平成27年の国勢調査の調査結果なんですけれども、ほかの町から新得町に働きに来ているという人間の数が534人、逆に新得町からほかの町に働きに行っているというのが442人、要するにおおむね100人近くの人間は、ほかの町から新得に働きに来ていると。これは新得町にとっておかげがないんです。住民税も入らないし、町場の消費にもほとんどつながらない。これを解消するためにどうしたらいいのかという1つの考え方に、私はこの子育て支援があるんじゃないかと。実際の話、その5年前の平成22年の段階で、ほかの町から新得町に働きに来ている人間が581人、簡単に言うと50人ぐらい少なくなっている。それは恐らく定住促進のために民間が結構住宅整備をやってくれた結果だと思っているんですよね。だけれども、まだ100人近くは外から来ていると。だから定住促進はそんなような町場の。ところが、今度定住促進、例えば移住定住という部分も、それを促すためにはこの子育てが1つの大きいアイテムになるんじゃないかなというのが私の考え方。町長、要するにこれを制定することでどうなるかというのは、子育て家庭に対する支援、それから子どもが育つ環境をきっちり整備する。そして、その上で、その新得町で子育てしたいという、移住定住につながる。これをコンセプトにこの条例を制定することがこれからの新得町の在り方を代表する、そう思っているんです。ですから、これで新得に移住定住する人が増えるなんて思っていません。だけれども、その結果として、住むところも確保しなくてはいけない、子育て世帯が住める住宅の確保も必要になるので、そういうふうにいろんなところに波及していって、最終的に新得町に住んで良かった、新得町で子育てして良かったと、環境を整備する。そのためにも、複数の課が、財源の問題もありますから、そうなれば絶対総務課も関係してくるわけです。そのための根拠法として、この条例制定というのは、私は絶対必要だと。しつこいようですがもう1回。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。先ほどの数字、きっと国勢調査の数字だというふうに思っておりまして、その数字については私も気にしている1人でありまして、その数字をもとになんとかしたいなというのを思いながら、住宅政策を含めてこの間もやってきたというふうに思っています。その上で、切り口は子育て支援ということでありまして、それはもう否定もしません。問題は先ほど言った実効性をどう高めるかといったときに、姿勢の問題としてやはり条例制定だというところに行き着けば、貴戸議員からお話しがあったように、私も条例制定が必要だというふうに思っていますので、それは先ほど言ったように、あらためて貴戸議員の思いも含め、内部できちんと整理をした上で、どの段階でどういうことができるのか、あらためて勉強させていただきたいなと思っています。以上であります。[貴戸愛三議員 降壇]

出典:新得町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月18日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる