みんなの議会

新得町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日

商工業の振興を

2018年3月13日、新得町議会の一般質問で、長野章議員が「商工業の振興を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
長野章 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 長野章

私は今回の一般質問では、一昨年の災害の復旧など、ほとんど29年度で終了すると伺っておりますので、今後ということで商工業の振興をどう図っていくかについて、町長と議論させていただきたいというふうに思います。通告書のとおり、商工業の振興をということで朗読して、通告をさせていただきたいと思います。1.商工業の振興を今日までの商工業の振興は、商店街活性化事業で新規開店支援、空き店舗再生支援事業などが行われましたが、大きく商工業の振興にはつながっていないのではないかと、私はそういうふうに思っているところであります。これらを踏まえて、これまでに行政として商工業に係る実態調査が実施されているのであればそれを基に、また行われていないのであれば早急に調査を行い、高齢化や後継者問題を抱える商業関係へどのような支援が振興につながるか検討すべきと思います。次に町内の買い物難民といわれるかたがいると思いますけれども、このような課題を解消するために、移動販売、配達業務を町内の商工業者の人たちの協力のもとに、行政とタイアップをして、地域おこし協力隊移動販売事業の実施を提案したいと思います。高齢化の中でますます増える買い物に行けない高齢者への大きな支援になるかというふうに思います。現在、「そばくる」、地域コミュニティバスでかなり買い物難民のかたも利用されているというふうに思いますけれども、しかし、まだまだバス停まで行けないとか、そういったかたが現在もいるというふうに思いますけれども、これからどんどん増えていくのではないかなというようなことから、こういった制度を利用しながら商工業の活性化を図ってはいかがかということで、ご提案申し上げたいと思います。いま一度、商工振興について考える必要があるのではないかと。雇用の情報提供、地域の食と農に根差した特産品開発、新しく商売を始める若い人たちへの支援、生産者と消費者、商店街と来訪者をつなげる仕組みづくりが必要と思いますが、町長の考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

長野議員のご質問にお答えいたします。はじめに町内商工業者の現状把握に関する調査を平成27年から28年にかけて実施しております。この中で経営者の年齢構成や後継者に関する調査も行い、結果、経営者の6割が60歳以上、また、7割以上の事業所で後継者が不在との実態が明らかになっております。これまでの間、町では商工業の活性化のため、商工業活性化事業補助金制度を活用し、新規開店支援、空き店舗活用支援事業などを実施しておりますが、後継者不在の事業所については、特に意識したものが現状ではないというふうに認識した中で、第三者への事業承継ということもあらためて方策の1つとして考えていく必要があるかなというふうに思っております。事業承継につきましては、国の事業承継補助金の活用が可能で、また、町の商工業活性化事業も一部活用できるところであります。次に、買い物がままならないかたの対応ですが、過去には移動販売や配達を行う事業者が町内で営業されておりましたが、現在は、生活協同組合による宅配事業がそれらに代わる手段となっているところであります。現在のところ、そうした買い物がままならないかたの人数や、どのようなものを望まれているかといった需要の把握ができていないのも現状であります。また、総合的な商工振興策についてでありますが、住民の皆さんが不便なくこの町に住み続けていくためには、一定の商店等が必要不可欠というふうに考えております。今後、提案をいただいたことを含め、商工会関係者とも協議を進め、将来を見据えた商工業の有り様を検討してまいりたいというふうに考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 長野章

答弁をいただきました。私もさきほどご提案申し上げたんですけれども、地域おこし協力隊販売事業で振興業を図ったらどうかということで、この方策を構築できないか、検討してはいかがかなというふうに思っています。この事業は長野県の町の一部で実施されています。地域おこし協力隊ですから、3年間しかないわけですけれども、その3年後にはできればその人に起業していただくというか、それまでの間は町内の商工業者の協力を得て、そこが事業主体になっていただいて、ゆくゆくは担っていただく人が起業できるような、そういうふうになればいいなという、それだけのニーズが今、町長からも話がありましたけれども、どのくらいのニーズがあるかというのは分かっていない。私も別に調査したわけではありませんからあれですけれども。ただ、やはりそういうことが、生活協同組合が移動販売をしているわけですけれども、それとは別に例えば配達業務を自分で行ってみて、帰り自分で荷物を持って来れないとかという人がやはりいるかなと。それらもそういう事業をやってはどうかということで、ご提案申し上げたいというふうに思いますので、ぜひ検討していただければなというふうに思っています。私もこの商工業の振興について、私が議員になってからいろいろ2011年の9月議会では商工業の活性化ということでご質問させていただきましたけれども、このとき町長は、「駅周辺再整備、町の将来構想が大きな課題であり、また北広場の有効利用についても、それらと検討していく必要があるのでないか」という答弁をいただいていますし、そのときにも、今日、さきほど答弁いただきましたように住民のかた、それから商工会のかたがたと検討していくというような話もいただいたわけですけれども。2013年3月議会には市街地の再開発をということで、質問させていただきました。このときも駅前再整備の必要性などを認識していると。関係機関に参画していただいて構想の策定を行いたいというような答弁もいただいているわけですけれども、このように前向きの答弁はいただいているわけですけれども。しかし、私が思うにやはりなかなか振興につながっていないんじゃないかというようなことで、どのくらい大きな事業をやればつながるかというのはそれはまたあれですけれども、しかしながら、こういった中で本当に新得の商工業者の人たちと話し合って、そして、どういうのが振興につながるのかということをぜひ行政として町主導というか、私は町長主導というふうに言うんですけれども、町長主導でやっていただけないかなというふうに思っています。そうしないと、なかなか私たちが一般質問して話をしてもそのときには相当前向きな答弁をいただくわけですけれども、実際的にはなかなかそういったつながっていかないというような現状かなというふうに思いますので、ぜひ振興策を策定していただいて、振興策を講じていただくように、町長の考え方を再度伺っておきたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。長野議員の話の中になかなか現状が変わらないといういら立ちも若干あるかなというふうに話を聞いていて感じたところです。その上で、行政の役割をあらためて話をさせていただきます。1つはやはりインフラだと思っています。これはやはりどうしても駅を中心としたインフラというのはやっていかなくてはならないというふうに考えております。しかし、反面、場合によっては個人のかたの財産をやはりどうにかしなくてはならないという問題、現実の問題として出てくるかなということでありまして、最初に行政が取り進めたときはそういったこともあるので、町有地だけということで話をスタートさせていただきました。その後、商工会の方も今、いろんな努力をされているというふうに聞いておりまして、早い時点で1つのたたき台が示されるというふうにも伺っておりますので、そういう意味でインフラというものについてもあらためて対応につきましても考えていきたいなというふうに思っています。もう1つはやはり経営でありまして、その経営の中で商工業者がどう黒字を出した中で持続的な経営ができるか、そういったことをわれわれ行政がどこまで応援すれば不安が少しでもなくなったような経営につながっていくのか、この辺がもう1つのポイントかなというふうに思っております。そういったことを踏まえた上で少人数のかたなんですけれども、何人かのかたと意見交換をさせていただきまして、自分の経営は黒字であると、しかし、後継者がいないのも現実と。第三者に承継が可能であれば町長、何かいい方法がありませんかという、そういう話もいただいているかたもいます。そういった中で、金融機関のかたを含めてどんなことができるのか、話をさせていただいたことがあるんですけれども、結果的にそれ以上進んでいないのが現状でありますけれども、やはりいかにしてまちなかの商工業全般の灯を消さない努力というのは本当に私も必要だというふうに思っております。長野議員からも話があった地域おこし協力隊の利活用についても選択肢の1つというふうに認識を持っておりますので、さきほど話しましたけれども、提案をいただいたことを含めて多くのかたと協議を進めながら今後につきましても考えていきたいなと思っております。以上であります。

質問 長野章

答弁をいただきました。私もこの商工業、かなり第一次産業の振興と同じようなあれですけれども、確かに難しいのかなと、そういう認識はしているわけですけれども。今、承継問題も出ましたが、農業ですと、新規就農事業であれですけれども、商工業の方にもさきほど話がありましたけれども、いろんな補助制度というか、そういったものを入れていただいて、そういうのはあるわけですけれども、実際的に承継というか、後継者のいない人たちが第三者に譲るときの、これが本町の承継の例えば支援策ですというのは私はないというふうに思っているんです。だから、そういうのを表に出してやっていったらどうかなというふうに思っています。今回、浜田町政4期目の公約の中でも16の重点施策の中でまちの活性化をということがうたわれていますし、商工業振興についても掲げられているわけですけれども、なかなか公約が4年間のうちで、1期の中で完結するとは私も思ってはいませんけれども。しかし、町長の公約の中でやはり4年間で例えばこれだけは実現したいとか、これだけは実現させるというものが私は必要でないかなというふうに思っているんです。ですから、それが商工業の振興策になるかどうかというのはそれはまた皆さんと相談してほしいですけれども、そういったことも含めながらぜひ考えていただいて私は4期目の最後まで4年間あるわけですけれども、その中でこれだけはというのがやはりあってもいいような気がしますので、後援会だよりやなんかでそういったのがうたわれているわけですけれども。しかし、その16項目とまた三十何項目の中ですから、たぶんできるものとできないものがあるのかなというふうには思いますけれども、ぜひそういったことで私はこの4年間にこれだけやるというのを、例えば私にしたら商工業の振興、これだけはやるというのがあればぜひそういうような中でやっていただければなというふうに思いますし、どういった形がまちの振興につながるのかというのはなかなか難しいというふうに思いますし、私もこれだというのはなかなかないのかなと思いますけれども、今まで町長から答弁いただきましたいろんな駅前周辺の整備ですとか、そういったのでやはりどこかで完結しないとなかなかこれはまちの活性化にはつながっていないのかと。その時期がどうなのかというふうにやはり私は今、結構急がれるのではないかなと思うんです。だから商工会さんの方でも検討はしていますし、町も検討しているのかなというふうに思いますけれども、町の検討具合が私はあまり見えておりませんので、商工会さんの方では何回か説明会があって、説明を聞かせていただきましたけれども、そういった中でぜひタイアップして早めの結論を出していただいて、ぜひ商工業の振興につなげていただければなというふうに思いますので、もう私最後になりますけれども、町民に約束するべき事柄があればぜひやっていただいて、それに向かって事業を進めていただけばというようなことで終わりたいと思います。町長の考えを最後にお伺いしておきたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

力強い宣言ができればいいのですけれども、いずれにしても行政の役割、さっき言ったようにインフラというのがやはり大きな問題だというふうに思っていますので、少しでも前に進むように努力をしていきたいとしか、今答弁できないですけれども。その上で、いろんなかたと話をするときに、やはり将来に対する不安、必ず出てきます。やはり一番大きいのは人口減少というもの、それからやはり消費の動向が、例えば大型店を含めて、心理的に昔と違うというものが結構根底にあるのかなというふうに、話を聞いていて思いました。消費の動向を新得町の商店街の中でできるかどうか、心をつかむことができるかどうか。これはやはり商工業者自ら努力をしてもらわなくてはならないのはもちろんでありますけれども、そこにわれわれ行政と一緒になった何かを入れることによって、少しでも満足度を高められるような方策というのはこれからもやはり勉強しながら努力していかなくてはならないかなというふうに思っております。その上で、人口問題の延長線上でありますが、サホロリゾート地区、ご承知のとおり極端ですけれども、その日によっては一晩で600人、700人、800人というかたが滞在しておりまして、極端なことをいれば人口の1割であります。そういった人たちが市街地に出て、少しでも消費をしていただきたいということで、足の確保を今、努めてきておりまして、その成果というのはわれわれ把握していないんですけれども、人の問題で消費が解決するのであればやはり身近なところに今、来られている人たちをなんとか消費につなげるような努力というのもこれからもしていかなくてはならないというふうに思っております。いずれにしても、灯を消さないよう努力をしていくとしか、今、答弁の言い様がないので、申し訳ないんですけれども、現状での答弁とさせていただきたいなと思っています。以上であります。[長野章議員 降壇]

出典:新得町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる