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新ひだか町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日

財政健全化について

2020年3月11日、新ひだか町議会の一般質問で、阿部公一議員が「財政健全化について」質問し、企画課長 柴田隆、総務部長 坂将樹、町長 大野克之が答弁しました。

質問者
阿部公一 議員
答弁者
企画課長 柴田隆、総務部長 坂将樹、町長 大野克之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 阿部公一

それでは、通告に従いまして、2点についてお尋ねいたします。まず、財政健全化についてであります。今年は、国勢調査が実施される年であります。この結果は、令和3年もしくは4年以降の交付税の算定に影響があるものと考えます。そこで、従来の結果から財政当局としてはどの程度の人口を見込んでおりますか。また、現在の算定方法からですと、どの程度の交付税が見込まれますか。次に、歳入についてお聞きします。現状では、既に町民個々からの増収は当面見込めないのではないかと思います。そこで、新たに増収につながる事案を検討しているかということになります。検討はするが、諸般の事情により導入は難しいものとしても、テーマとして考えてみる価値はあると思いますが、いかがですか。道内でも議論されております宿泊税や観光税もろもろなどですが、当町が独自に導入できる地方税として検討されるものはありますか。次に、中規模企業を対象とした企業誘致です。誘致事業ですが、当町の財政安定化に貢献する規模の企業誘致は難しいと考えますが、全国的な視野で検討したことはありますか。さらに、国を対象とした誘致を検討したことはありますか。1つには文部科学省関係、2つには厚生労働省関係、3つ目には農林水産省関係、私の勉強不足なのですが、補助事業でいろんな部分あるのですけれども、地方の財政負担の伴わない、特に維持について伴わない部分を私がちょっと見つけられておりませんでした。さらに、4番目の法務省関係としては過去に管内において刑務所の誘致の話題がありました。2年前の報道によると、富川高校の総合的学習の成果の発表の中で、町を活性化する施策として国の財政支援が得られる施設として刑務所誘致というテーマを協議されていました。この案件について議論がなされたという経緯はありますか。さらに、防衛省関係では、20年ほど前になると思うのですが、国防の関係から北の地に何らかの施設を配置したいとも話を思い出しています。数年前のことですが、この関係についてはある種の訓練基地、当時話に出ていたのは国レベルでオスプレイの訓練基地の配置を考えているのではないかと思われる節があります。刑務所や国防におけるオスプレイ配置については、町の財政面及び町の経済効果からしても大変大きなメリットがあると思います。このことは、町長の高度な政治判断が求められます。財政の安定化という面から考えることはありませんか、お聞きします。今後、人口減少に伴い、普通交付税の減少が想定されるわけですが、それに匹敵する経常経費、すなわち財政支出額の削減は難しいとのお考えのようですので、町民に負担を求めるだけでなく、財政安定化に向けた国の財政支援を期待し、地方自治体の負担が伴わない歳入確保に努力すべきと考えますが、そのようなお考えはありますか、併せてお聞きします。次に、2番目ですが、アイヌ政策交付金事業の進捗状況についてお聞きします。昨年5月に施行されたアイヌ施策推進法があります。我が町では、これに基づきアイヌ文化の保存継承事業として予算化し、古式舞踊の映像保存、生活館の改修等を上げておりました。その事業の進捗状況についてお聞きします。これについては、それぞれの保存の内容だとか事業の詳しい中身はお聞きしません。また、9月にはアイヌ民族の文化振興策を策定し、同月末には国の認可もされていると認識しております。その後の報道によりますと、アイヌ施策振興法に伴い策定するアイヌ施策推進地域計画に関してアイヌ施策懇談会を11月に開設するとしていました。この懇談会は、11月28日を皮切りに、2回目を12月25日に開催しております。その後の開催状況をお聞きします。第2回開催時における報道では、2か年度に業務委託により基本構想の策定、構想内容を検討し、2021年以降に設計工事での拠点空間の整備を進める方針であるとしていますが、具体的には静内真歌の地にアイヌ民族の英傑シャクシャインを中心としたアイヌ文化の拠点空間を設計する考えであると報道ではしています。今年2月の報道では、公園内に新設する多機能型の複合施設、「(仮称)新ひだかアイヌミュージアム」を創設するとしていました。その報道の際にも手書きデッサンが掲載されておりました。しかし、3月7日の報道では、この案が挫折し、変更されたと報じています。そこで、この変更後の計画の進捗状況とこの事業に係る財政関係についても併せてお聞きします。また、この事業は5年間の事業だと聞いていますので、それまでに、令和5年が5年目かと思いますが、それまでにこの多機能複合施設のオープンが間に合うのかどうか。これから構想等々の設計等々協議をしていくというふうになると思うのですが、その辺について時期についてお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

阿部議員からのご質問にご答弁申し上げます。初めに、財政健全化という表題でのご質問でございましたが、事前通告の内容では企画政策に関する項目が多いように見受けられましたので、私、企画課のほうから総括的にまずは答弁させていただきます。財政健全化に向けて収入確保に向けた戦略はということで4点のご質問をいただいておりますが、まず1点目の本年の国勢調査結果をどう見込んでいるかという点につきましてですが、精度の高い予測というのはなかなか難しいものがございますが、近年の人口動向を踏まえますと前回調査よりも減少することは確実であり、直近の住民基本台帳人口が2万2,000人台前半まで落ち込んでいる状況を踏まえますと、今回の国勢調査では2万1,000人台に突入する可能性も十分あるものと考えてございます。正式には令和3年にならないと結果が出ない状況でございます。続きまして、2点目の何らかの地方税を考えたことはあるかというご質問でございますけれども、壇上でもお話があった町独自の税の創設について考えていないのかという趣旨でございますが、現在のところそのような検討をしているものは具体的にはございません。次に、3点目の中規模企業を対象とした誘致事業の可能性についてでございますが、企業誘致につきましては企業立地促進条例を制定した平成25年度頃より積極的に情報発信を行いながら、脈のある事業者がいればこちらから足を運ぶなど、トップセールスに励んでまいりましたが、現実は厳しく、なかなか成果を出すことができない状況が続いてございます。そんな中、まちづくり推進課によるピュア1階への誘致活動のかいもあり、昨年9月には軽自動車専門店が入店するなど前向きな話題もございましたが、それ以降具体的な誘致事案はございません。4点目の国を対象とした誘致事業の可能性についてでございますが、過去には国による地方創生事業の目玉の一つとしまして、政府省庁や出先機関の地方移転が国と道府県の間で積極的に検討されていた時期があり、当町としても誘致先になることへの意欲を北海道側に示してきたところでございますが、地方移転にはそれぞれの省庁別にクリアしなければならない課題が非常に多いようでございまして、地方移転の方向で現実的に話が進んでいるのは、文化庁を京都府内に移転するという話1件のみと伺っておりまして、北海道への移転が検討されている事案は現在のところございません。今後もチャンスがあれば誘致先として手を挙げていきたいと考えておりますけれども、現在のところそのような可能性は極めて低い状況にありますことをご理解いただきたいと存じます。続きまして、大きな2点目のアイヌ政策交付金事業の進捗状況についてご答弁申し上げます。初めに、1点目の着手している事業の進捗状況についてですが、令和元年度につきましては古式舞踊の伝承に係る音源・映像の保存事業、アイヌ文化拠点空間整備事業に係る基本構想の策定業務、生活館の改修整備業務を実施しておりまして、全ての事業ともに今月末にて完了となる見込みでございます。2点目のアイヌ施策懇談会の開催状況につきましては、先ほどお話あった昨年11月、12月の後さらに2回開催しておりまして、現在までに4回開催しております。また、今月末にも再度懇談会を開催する予定をしておりまして、そこでこれまでの議論を踏まえたアイヌ文化拠点空間整備事業に係ります基本構想の大枠を決定する予定でございます。3点目の報道による、仮称でございますが、新ひだかアイヌミュージアムの進捗状況と完成年度についてでございますが、令和元年度末までに完成させる基本構想を基に、令和2年度中にソフト事業を中心とする具体的なアクションプランをまとめ、令和3年度に設計、令和4年度から5年にかけて建設工事を行ってまいりたいと思っておりまして、目標とする完成年度は令和5年度末というところを目指しているところでございます。最後4点目の1点目及び3点目における事業費と財源等の状況の詳細についてでございますけれども、1点目の現在着手している事業の事業費につきましては、古式舞踊の伝承に係る音源・映像の保存事業で総額24万2,000円、アイヌ文化拠点空間整備に係る基本構想策定業務で1,000万円、生活館改修整備業務で5,568万9,000円、以上が今年度の事業費として掲載しているところでございます。また、これらの財源につきましては、全体の8割を国からのアイヌ政策交付金で調達し、残り2割につきましては有利な起債などを活用しながら、町の単独負担を1割以内に抑えるようにしているところでございます。3点目のアイヌ文化拠点空間整備事業に係る事業費につきましては、令和元年度に完成予定の基本構想を基に協議を続けながら、今後の事業及び事業費を決めていきたいと考えております。また、財源につきましては、アイヌ文化拠点空間整備事業につきましても先ほどと同様となっておりますが、今後の施設整備に係る事業費につきましては、アイヌ政策推進交付金の範囲内で整備を考えていることをご理解いただきたいと存じます。

質問 9番 阿部公一

一応ありがとうございます。国勢調査の人口云々は、2万1,000人ぐらいだと見込んでいるから、それはそれでいいのかなとも思いますが、私の考えからいくと、前回の国勢調査から推計するともしかすると2万1,000人は切る。合併前からずっと推計を見ると、大体1回の国勢調査で2,500人ぐらい減っているのです。前回が2万三千百何ぼだったかな、なので、当然2,500人でいくと2万1,000人を維持できるかどうか微妙というよりも非常に難しいのではないかと思っています。これ何で聞いたかというと、財政健全化について、交付税の計算方法はいろいろあるのですが、国勢調査の人口がある程度重要視されるという部分があるので、お聞きしました。結果ですからどうなるか分かりませんので、これはそのようにしたいと思います。それから、2番目、3番目については、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、これらについてもやる、やらないというよりも、財政再建という部分でいくとこれらの部分の誘致に関してはそれほど町としての大きなメリットはないと思うのです。ただし、法務省関係と防衛省関係については、建てるのも国、その後の維持の大方も国という部分がありまして、当然人口、収容者・従事者等々も流入すると。そうすると、人口減にもある程度効果はあると。人口減に効果があるということは、財政状況においても相当効果があるだろうと思います。法務省の部分については、昔たしか新冠町だと思うのですが、刑務所という部分の誘致があったのですが、住民反対でこれ消えていました。次に、防衛省関係という部分でいきますと、先ほど質問の中で言っておきましたけれども、これは古い話ですから、今はそんなことないのだと言えばそれまでなのですが、20年ほど前に内々で視察に来ていたという話も聞いていました。そのときもオスプレイの訓練基地ということで、状況はどうなのだということで見に来たようです。北海道の中は、静内を含めて3か所を見たいということでしたのですが、天候等々の関係で本質的には視察は行われなかったと。特にその2つ、法務省や防衛省の関係というのは、財政的にも経済的にも地元にとっては結構大きなメリットがあると思うのです。ただ、これをやるためには町長の非常に高度な政治判断がないとスタートラインにも立てないということが想定されるので、あえてお聞きしました。町長のお考えはいかがですか。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

お答えします。今阿部議員おっしゃった過去の10年前、20年前のお話は、ごめんなさい、今手元に何もないので、ちょっとご説明できないのですけれども、現状の仕組みを申しますと地方創生の取組の中で行っております取組の一つとしまして、政府・省庁並びに関係団体の地方移転、これは東京一極集中を是正するという観点からの取組として、国と道府県の間で協議する仕組みができております。市町村が直接国に伝える流れではないものですから、我々は北海道にそういう受入れ先としての意欲がありますということをお示しして、それに基づいて北海道が国に当然受入れする意欲の表明をすると思います。その中で、具体的にこの省庁を北海道に移転できないか、しようかというお話になったときに、次に北海道の中でどこがいいだろうという議論になってくると思います。その中で、やっぱり手挙げている団体と挙げていない団体では差が出てくると思っておりますので、当町としましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、今後も積極的に手を挙げていきたいと考えているところでございます。

質問 9番 阿部公一

防衛省の関係、積極的に手を挙げていきたいということなのですが、積極的に手を挙げる前に、前にです、いろんなことを考えなければいけない。そこで僕が言っているのは、町長の高度な政治判断をしてからでなければ手を挙げれないと思うのです。手を挙げたわ、一月たったら没でしたといった話では、町長の政治責任という部分でいくと非常に問題がある。そういう意味で、本当に水面下で探っておいて、手を挙げたらどうなりますかというところまで詰めておかないと、なかなか実施はいろんな部分で反対運動等々、町として受けるための条件、それは内部でやらなければいけないですし、防衛省からもどういう条件で受けてもらえますかという部分があるので、道に対して手を挙げる前にまずその辺の地ならしをしておかないと、手を挙げたわ、町長さんそれ駄目よ、一月たったらチャラでしたという話は非常に町長の政治姿勢としていかがなものかと考えていますので、担当課長の話だとなかなかそこの部分、町として財政再建、安定的な財政という部分で収入を増やすという部分、あえて言うならば札幌、東京あたりの僕の情報をちらっと聞くとオスプレイ1機で家族含むと100人ぐらいの人が来ると。それで、訓練基地が来たらどうなるのだと聞いたら、最低で5機から10機。それは、企画課長がデータがないのは当たり前なのです。正式に視察に行きますよという話はなかったから、資料がないのは当たり前なのです。だから、ここで資料があってどうのこうのということではなくて、道のそういう部分だとか国のそういう方向でもなくて、町として手を挙げる前のいろいろな検討を町長が言葉を発した中で、やるのか、やらないのかという町長の政治判断はいかがかと聞いている。担当課長の話ではない。

質問 9番 阿部公一

総務部長が話してもしようがない。あくまでもデータとかなんとかないから、町長としての政治判断はどうですかと聞いている。

答弁 総務部長 坂将樹(総務部長は2022年3月まで)

企画課長が申し上げているのは、国の機関をこの新ひだか町に誘致するという総論的な部分については、積極的にそういう話があればということです。それで、今、阿部議員から防衛省の関係でオスプレイの話が出ていましたけれども、この個別の事業というのは、当然考えないとならないとは思います。考えないとならないというのは、それを誘致するかどうかというところを今全然協議してございませんので、そのもの自体を協議するかどうか、誘致するかどうかというのは全然今の段階では考えておりません。ですから、そういうものが具体的に話で出た、うちの町に来たときには、そういう協議というのは当然しないとなりませんけれども、あくまでも企画課長が言っているのは総論的に国の機関が新ひだか町に来るという話があれば、うちのほうとしては前向きに検討したいというところを申し上げているので、その点についてはご理解いただきたいと思います。

質問 9番 阿部公一

総論的にどうのこうのという話は分かっているのです。国からいかがですかと言われたら検討しますということも、今までのルールからいくとそれもありなのでしょうけれども、今財政が非常に厳しいと。歳出は抑えられないとしたら、歳入増やすしかないのです。そうすると、そこの点について町長の判断はどうなのですかと。国から受けてくれと言ってきたら考えてやるよと、そういう部分の話ではなくて、もっと町長としてもし来たときにはという心構え、要は国から言ってくるということはスタートラインに立つということですから、今の時点で僕が聞いているのはスタートラインに立つのか、立たないのかという話をしているわけではない。スタートラインに立つための準備をしなければいけないのではないのですかと言っている話で、それは先ほどからしつこく言っている町長の高度な政治判断がないと、そこのところのスタートラインに立つ前の準備もできないと思っているので、町長にとしつこく聞いているのはそれです。

答弁 町長 大野克之

財政の問題から波及しまして、いかにして歳入を増やすかと。その一つとして、国の対象機関ですとかいろんなものを誘致してきたらどうだというお話であろうかと思いますが、そのご質問の中で政治判断というお言葉がありましたが、今、私が阿部議員がおっしゃっている例えばオスプレイですとか刑務所の誘致ですとか、そういうものについて今の段階で明確に政治判断するような場面ではないのかなと思っているところでございます。いずれにいたしましても、歳入の確保という面では魅力的なものもあろうかと思います。おっしゃるとおり、国の機関が来れば、国が全部建物を建てて、その中に働く方も国の職員、維持管理も国のお金でやるということでございますので、まるっきり私は否定するものではございませんけれども、阿部議員が私に今答弁として求めておられる政治判断という意味で言いますと、今この場で判断するようなものではないと思ってございます。

質問 9番 阿部公一

僕も本会議で町長の具体的な政治判断という部分はなかったのですが、いずれはどこかで、上から来るかどうか分からないですけれども、財政という部分を考えると当然国調で人口が2,000人から2,500人ぐらい減るということになれば、いろんな計算方法があるのでしょうけれども、少なくても1億円か2億円ぐらいの交付税は減るというふうになりますから、そういう部分で、何回もしつこく言いますが、今から町長の政治判断という部分で、上から来ないにしても心構え的に政治判断をする必要はあるのではないかなと思っています。再度その辺で政治判断をするとしたらどの段階ですかということをお聞きします。

質問 9番 阿部公一

いや、同じような質問だけれども、中身違うでしょう。

質問 9番 阿部公一

今聞いていて、僕は中身は違うよと言っているのだけれども、それがそうではないよと言うのであれば、そういう指示がありますので、一応これで質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

出典:新ひだか町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる