下川町議会 令和3年6月会議 2021年6月15日
(1)ふるさと資料館・ジャンプ台のライトアップについて/(2)2拠点生活について
2021年6月15日、下川町議会の一般質問で、小原仁興議員が「ふるさと資料館・ジャンプ台のライトアップについて」「2拠点生活について」について質問し、教育長 松野尾道雄、町長 谷一之、保健福祉課長 市田尚之が答弁しました。
- 質問者
- 小原仁興 議員
- 答弁者
- 教育長 松野尾道雄、町長 谷一之、保健福祉課長 市田尚之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。
質問 7番 小原仁興
6 月 25 日にスズキ株式会社の株主総会が予定されております。今回の株主総会で、鈴木す ず き修会長は、会長職並びに取締役を退任し、相談役となる提案がされております。当該経営の柱である自動車事業の一端を、本町としてもテストコースの実走データや耐久テストのデータ収集という形で関わっており、その結びつきは非常に強いものであると認識しているところであります。世界のスズキにまで昇華させたカリスマ経営者に敬意を表するとともに、時代が移ろっても、本町の気候的特色である価値を提供することで、更なる発展をしていただくことを願うところでございます。本日は、本町の象徴的な建物である、ふるさとタワーとジャンプ台のライトアップと、2 拠点生活について、行政としての考え方を伺ってまいりたいと存じます。本町の象徴的な建物として、ふるさと交流館に併設されている通称「ふるさとタワー」と、冬期利用施設である「ジャンプ台」がございます。この議場からもこの二つの構造物は確認することができるのですが、ふるさとタワーは落成当時、かなり大きい印象がありましたが、今では周辺の森のほうが成長しており、おとなしい印象となりました。ふるさとタワーは、ライトアップができる設備となっており、お盆やお祭りなど、時を選びながらライトアップができる設備を有しております。そのことを踏まえ、質問をしたいと考えております。一つ目は、町のふるさと交流館を作ることとなった経緯、経過を伺います。二つ目に、ふるさとタワーのライトアップをする明確な基準・ガイドラインが設定されているものなのか伺います。三つ目は、本町のジャンプ台を条件によりライトアップすることは、町内外に向けてジャンプの町であることのメッセージとして有効ではないかと考えますが、そのような考えはないのか伺います。最後に、町民有志の意思により、これらのライトアップをすることができれば、自発的な利活用ができるのではないかと期待するところでございますが、そのような利用の権利を提供はできないものか伺います。
答弁 教育長 松野尾道雄(教育長は2021年6月まで)
ただいまの「ふるさと交流館・ジャンプ台のライトアップについて」の御質問にお答えをいたします。1 点目の「ふるさと交流館を作ることになった経過、経緯」でございますが、主な経緯を御説明いたします。昭和 63 年度に、ふるさと創生論に基づき、「自主的かつ主体的な地域づくりへの取組みに対して中央が支援し「ふるさと創生」の起爆剤となるよう期待する事業」として、全国市町村に一律 1 億円の財政措置がされ、ふるさと創生事業として施設の建設が検討されたところであります。平成元年 1 月の第 1 回町議会臨時会において、昭和 56 年度から実施中のふるさと運動の実績を踏まえ、「開かれた都市住民との交流ネットワークを形成するためのセンター」と「住民要望が強く補助制度が弱い郷土資料展示施設」を併せた機能を持つ施設の建設を議会に説明したところであります。その後、ふるさと創生町民代表者懇談会を設けて意見集約を行い、設置目的を「生活、産業、教育文化等の資料を展示することにより、その発展過程を理解し、郷土愛を高めるとともに、都市と山村の交流を深める。」施設として、「ふるさと交流館」建設が決定しました。施設のデザインは、町民代表者懇談会での議論を踏まえ、国内の著名な建築家である毛綱も づ な毅曠き こ う氏に決定し、平成元年 12 月の臨時会で工事請負契約が議決され、建設工事が始まり、平成 3 年 7 月に完成し、同月 23 日にオープンセレモニーが行われました。建設事業費は 5 億 4,800 万円、財源内訳は、ふるさと創生資金 1 億円、北海道振興補助金 1 億 3,900 万円、地域総合整備事業債 2 億 3,900 万円、寄附金 2,400 万円、町費 4,600万円であります。2 点目の「ライトアップする日の設定、基準はどのようなガイドラインで点灯されているのか」につきましては、ふるさと交流館は、アイスキャンドルフェスティバルなどの町の大きなイベントに合わせて点灯しておりましたが、現在は点検のための点灯だけとなっております。ジャンプ台のナイター照明につきましては、雪が降り地元選手が雪上トレーニングを始める 11 月末から 3 月の雪解けまでで、シーズン中は特別な事がない限り、学校が終わる16 時頃から練習が終わる 19 時頃までとなっております。なお、週末と冬休みについては、ほぼナイター照明を使用することはございません。また、ゲレンデについては、お客さんがいない時には部分的にナイター照明を消して経費節約に努めております。3 点目の「ジャンプ台を条件によりライトアップをすることも町内外へ向けてのメッセージとして有効かと考えるが、そのような考えはないか」につきましては、11 月末、雪が積もりジャンプ台にナイター照明が灯ると、「いよいよ冬のシーズンが来ましたね。」と町民からよく言われることがあり、冬の到来を感じさせるまさにランドマークとして印象深いものとなっております。しかし、夏季のライトアップについては、現在、考えてはおりません。理由としましては、現在設置している水銀灯でライトアップをした場合、いくつか心配されることがあります。冬であれば雪面に光が反射し綺麗に見えるジャンプ台ですが、夏は赤い鉄骨と雑草が生えている斜面に光が吸収されてあまり綺麗に見える様子ではありません。さらに、現在、町内の街灯につきましては、LED照明が多くなっており、街灯に集まってくる害虫が極端に少なくなっております。ジャンプ台の照明を点灯した場合、森林が近いため、周辺から沢山の虫が集まるとともに、これを狙ったカラスが集まり、糞や死骸で施設全体が汚れるなどの課題が考えられ、既に近隣のジャンプ台においては課題となっているところであります。4 点目の「一般の方へライトアップする権利を提供することにより、自発的な利活用ができる」ことにつきましては、点灯に伴う害虫問題や電気の浪費と考える方もおられると思いますので、現在実施する考えはございません。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 7番 小原仁興
私もこの質問…議会の方から各担当課に回す前に…いろいろ葛藤がございました。自分の中でもいろんな想定問答をしていると、これは駄目だ、これは難しいだろうと、行政側の対応だとか聞いていったらどんどんどんどん自分の頭の中で変に消化しちゃう…物分かりが良すぎることになっちゃうんです。私の思いも追々…町長、教育長にお伺いしてまいります。私の身近なところでこんな事がありましたということを…あらかじめ…ちょっと話が逸れちゃって申し訳ないですけど、つながってくる話なので、ちょっとだけ言わせてください。私が農場に毎朝行きます。その時に僅かに新聞がはばけている。何でかといったら、存命中だったんですけど…祖母が毎朝テレビ欄をチェックするんです。ある日突然、ピシッとした新聞になりました。目が薄くなったんです。そんな時にですね、町の方で花火がありまして、どうしてもこういうのって…見てる人、見てない人という部分に触れがちですが、「花火上がってきたね」と言いながら外に出ると、祖母が「音がした」って…見える見えないじゃなくて音がしたと。山の奥にちょっとだけ花火見えたねというようなことがあったりして。なかなか私も…いろんな事が…仕事が重なって…天候から天候の間で、町の行事になかなか出られないという事情がございます。しかしながら、祭りに参加していないわけではない。花火が上がれば外に慌てて出て、「花火が上がってるね」と愛でてる方がいるということは、行政マンそれぞれが心に期していただきたい。それと似たようなことを今回提案するという意味で、今回の話は上がっております。階下の…今これを聞いている職員の方も、これと似たようなことで何かができないか、みんなでちょっと考えてもらいたい。一議員としてお願いしたいと思います。それで、今、ライトアップについての話なので、それについての話をしばらく…答弁としてはかなり塩っぽいような…しょっぱい内容の答弁は頂いておりますが、続けていきますので、お付き合い願いたいと存じます。ふるさとタワーを俯瞰で見ますと、本町の地形上、ふるさとタワーは意外と奥まった所にございます。どっちを先に見つけれるかといったら、やっぱりジャンプ台の方が先に見つけれるんだと思います。それは何でかというと、入り江に例えると何なんですけど…森が間に出張ってまして、ふるさとタワーがあって、ジャンプ台があって、お互い引っ込んだ場所にあるからでございます。ふるさとタワーはどちらかというと、名寄側の方に向かって広く視認性が高まっております。一方、ジャンプ台というのは、下川町民が歩いてスキー場まで行けれるという…こういう特殊な立地も我々にとっては当たり前のような文化でございますけど、町を見下ろすように見える人が…町の中からも…もちろん国道を走っていても見える訳でございます。そういう意味で、町のライトアップにジャンプ台…という部分は、町民に対してのメッセージとして有効であるということは、この質問を投げかけた時点で、各担当課の人も「ああ…何となく小原の言っていることというのは、こんな単純な発想で言ってんだろうな」という、そこらへんは理解していただけるんだと思います。一方、本町で今何が起きているかといったら、現下の状況からいうと各種イベントが軒並み中止になっている。今回の不用額でもイベントの中止…何点かございます…もう非常に残念な事。町民はどうしても話題性が乏しい状態であります。それは今まで登壇してきた同僚議員も同じような事を言ってございました。良い情報ほど町民で共有したい、何とかして良い話題というのを…それこそ良かったねと言えるようなことをしていきたいと思って、今回の提案をしております。例えば本町の町民が本日増えた…例えば子供が生まれて本町の戸籍に登録されただとか、町外から本町に移住された時に、特定の時間に一定時間…これ 1 時間も 2 時間もという話ではございません…15 分で十分です…ライトアップして、たまたまそのライトを見た人は「下川の人口が増えたんだ」と、そんなモールス信号的な合図で十分なんだと私は思っております。仮にライトアップが見れなかった人も…さっきの話に戻りますけど、実家の方に行った時に「ああ、そういえばね…昨日ライトが点いてたわ」って、そこから町民同士の会話の中で、何か良い事が起きたんだということを話し合う、そういう仕掛け…フックになってほしいというのが今回の話の趣旨でございます。ですので、ライトアップにこだわっている訳ではございません。サイレン鳴らすでも、号砲鳴らすでも、何でもいいんです。だからみんなで考えてほしい。特に今回みたいに塞ぎ込むような…ちょっと精神的におかしい気分になりがちなんです。私だってちょっとしたことでカチンとくる…「おかしい…俺…何か変だぞ」と。みんなが経験していることだと思います。そういうところで、何かの良い情報を…みんなで話のフックになりながら、話し合ってもらいたい。そういうようなポジティブな精神状態を醸成することで話をつなげていく…そういうふうなことを考えておりますが、そのようなことはできないのでしょうか、回答を求めます。
答弁 教育長 松野尾道雄(教育長は2021年6月まで)
ただいま小原議員から話を頂きまして…この質問の趣旨などを深く理解させていただいたところでございます。仰ったとおり、コロナ禍において、地域コミュニティがなかなか図れない、促進できないという状況が、昨年の 2 月以降継続しております。特に本町の場合は、春夏秋冬それぞれにおきまして、地域コミュニティを図る目的がある大きなイベントがございます。春には万里長城祭であったり、夏にはチェンソーアートであったり、そして秋にはうどん祭り、冬になったらアイスキャンドルということで、特に冬期間は閉じ籠もりがちなんですけれども、寒さを逆手に取った…アイスキャンドルという素晴らしいものがあります。あの灯りが点くと、何か温もりを感じるというのは私だけではないというふうに思います。そういった観点からも、何か光ですとか、音であるとか、そういったもので喜び、嬉しいものなどを共有し合おうという御提案でないかなというふうに思います。小原議員のおばあ様…私もよく存じ上げております。そういった花火の音であるとか、そういったもので地域のイベントを感じ取っておられたんだなと、本当に目に浮かぶ思いでおります。こういった時代だからこそ何かできる事はないか、まだ今現在…私も具体的に申し上げることはできませんけれども、やはり地域コミュニティが破壊されていくというのが大きな問題だと思います。ですから、コロナの状況にもよりますけれども、そういったものを早く回復、あるいは工夫をした中での開催、こういったものに結び付けていければいいなというふうに感じております。具体的な答弁になったかどうか分かりませんが、いろんな思いがここにあるんだということを理解させていただくつもりでございます。以上です。
質問 7番 小原仁興
言葉を重ねるようで…何なんですが、先ほどもう答弁いただいてますけど、同じような答弁を頂くことを覚悟の上で、もう一回同じ質問をしたいと思います。先ほどから何回も言っているけど…違う方法でも構いません。私の趣旨としては、良い話題づくり…これだけです…目的は。たまたまライトが…照明できる機材があって、そこがランドマーク的な形である…ふるさとタワーのことを今指してはいますけど…そこのライトアップさせる権利、これもまた幸せづくりという意味では…ちょっと行政頑張んなきゃいけないけど、行政が汗をかくって…もうみんな覚悟の上で…町長も先ほど来、意思を示していただいてますが、そういうことでライトアップさせる権利を与えるという提案も私はしたいのです。ほかの地域の事ではありますが、寄附金によって電波塔にライトアップがされている地域がありまして、公費を使わずに町の風景に彩りを与える…そんな取組みに非常に感銘を受けました。そこで、例えばですね、ファイターズが優勝したらライトアップをしたいという希有な方が…いるかどうかはちょっと分かりませんが、特別な日に頑張ってライトアップをするお金を有志で集めて、その人にとっては意味のあるライトアップをしたいだとか、これからの季節で考えていったら、例えばオリンピックで金メダルを取ったのを見て、熱くなった気持ちを共有したい、そうやってライトの照明代を積むことでみんなで喜びを分かち合いたいとか、平時であれば…平時という言葉が正しいかどうかというのは先ほど来いわれてますけど…コロナ前であれば、ちょうどこの時期はおしなべてビールパーティーが多い時期ですよね。そんな時にちょっと外を見たらライトアップがされていたとか、そういうことを有志が応分の負担をしながら…だからこれは町費でやれと言っている内容ではございません。みんなが身銭を切りながら、何か良い事あったという時にちょっとだけ意思表示をする、厚かましくない範囲で意思表示をすることで…ライトアップすることで、例えば誰々さんが来たことを歓待して…それを表現したいといってライトアップして、「いや実はね…あなたのために寄附金募って今回のこの照明、点灯することができたんですよ」と言ったら、私ちょっと…言われた方だったらグッとくる…もちろんこれお金がかかるから…お金を取るといってわざわざ…例えば 4,000 円、5,000 円かかるというところを喜んでお金を積む人なんてそうそうあるとは私は思っておりません。しかしですね、これを見た人が「何か良い事あったんだ」というメッセージになれば、見た人見た人が心のどこかで「何か良い事あったのかな」って、良い事探しが始まるんじゃないか。これってちょっとした…ボールをポーンと投げて波及する力というのは、案外大きいんじゃないのかなと…実は期待しております。これってなかなかやる人いないですよ。いないからこそ見つけた時に希少性があって、何か良い事あったかもしれない、良い事探しを始める…「そういえばあの時、誰々さん結婚したかもしれないよね」、「赤ちゃん生まれたかもしれないね」…という良い事探しが、次の日になって見てない人に「あのライトの意味って何なんだろうね」って、何でもないライトの光が意味を持って物語をどんどんどんどん作っていくんですよ。ここらへんの仕掛けづくりというのは行政の知恵とちょっとした情熱で何とかなるんじゃないのかと、私はそういうことをすることによって、町の独自色に段々なっていくんじゃないかとそういうふうに思うのですが、これは町長の答弁を頂きたいと存じます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
長い間…私も若い時から住民運動として青年活動に従事してまいりました。私のモットーは、この社会的な活動、特に住民運動というのは、民間が自主的にやっていくという…そういう思いを持っております。下川町の四大イベントでございます…先ほど教育長が申しましたけども…冬のアイスキャンドル、万里長城、そしてうどん祭りと…ずっと携わってまいりましたけども、やはり民間主導で…しかし町のサポートを頂きながら実施してきたところでございます。今、町では、このライトアップも含めて、少しずつ縮減傾向にございまして、上名寄と中名寄の境界にございます下川町の大理石の看板もライトアップを今消灯している段階でございます。フレペの所は今…点灯してございますけども…。そういう中で、今日の答弁は一定程度…やはり成果・効果が見られないと、そういう中での答弁でございましたけども、もしこれが民間活動…住民運動として積極的に団体や住民の皆さんの集まりの中で、そして申し入れがあり、規制がどの程度緩和されていくか…このへんは申し入れがあってのこちら側の対応になると思いますけれども、そういう運動がこれから本町にとって非常に必要なものではないかと考えております。それはライトアップに限らずですね、様々な社会活動というのがこれから必要不可欠であると考えてございますので、御理解いただきたいと思います。また、住民の皆さんの学習の機会というのを…教育委員会中心に文化活動や体育活動を支援してございますけれども、今、日本の社会というのは、社会人になってから…大人になってからの学習の機会というのが…アジアでは本当に最低限のシェアでございます。そういう意味では、本町においてこの社会活動というのを少しでも高めて、生きがいづくり、生涯学習の環境整備、こういうところを本町が少し特化してやっていく必要があるんではないかと思ってございますので、この点についても併せて御理解いただければと思っています。以上です。
質問 7番 小原仁興
できれば本当は逆なんですね。経済が停滞して沈んでいく気持ちが出てくるからこそ、町の案内看板とかにはライトを点けていくだとか。何か変わった事が起きたなという部分の変化っていうのを出していかなきゃいけないんじゃないのかなと…これは私個人的な意見でございます。本町には木質や畜産由来のバイオマス発電や水力発電など、再生可能エネルギーと呼ばれるバイオ発電がございます。これらのライトアップ…再生可能エネルギーで賄えているのだという論拠や根拠付け…発信することというのはできないのでしょうか。SDGsのSの部分…サスティナブルという本町の持続可能性の取組というものは、積極的に発信することもこれまた大事なことだと考えております。ライトアップに限らず、スキー場・ジャンプ台・運動施設等の照明は、先ほど来、消費電力も大きく、今回の提案も含めてそのことが公費の無駄遣いや環境に負荷をかけるだけといった印象を根強く植え付けているんだと…私も思っております。そのようなことから、この照明は持続可能な再生エネルギーで賄われているのだというメッセージ、電気って…これが再生可能、これは再生可能でない…色分けできないこと…もちろん承知の上で質問をしております。だがしかし、ここの部分は再生可能なんだ…胸を張って言えるような論拠付け、根拠付けというのはできないのでしょうか。これはどこに聞いたらいいんでしょうね。一応町長にお尋ねいたします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
本町で今、再生可能エネルギーとして電気を創出してございますが…約 3,100kw ございます。これは全てがFITで…いわゆる固定価格買取制度でございまして、他の事業に使用できないことになっております。本町でも実は…災害の際に、この電気を利用することができないかということで、関係機関にかなり働きかけをしたり、また研究をしてきたところでございますが、現状の中では非常に厳しいものがあります。そういう意味では、バイオマスの電気を…今の段階では別用途に使うということは非常にハードルが高いというものでございます。しかしこれについては、諦めずにですね、関係機関、特に関係省庁に働きかけを今後もしてまいりたいと思っておりますので、御理解を頂ければと思います。以上です。
質問 7番 小原仁興
根気強い働きかけをしながら、胸を張って再生可能エネルギーで…ジャンプはゼロカーボンでやるんだというような取組につながっていくようになっていただきたい。これは話が質問の本題からちょっとずれたかもしれないけれど、それもセットでSDGsの概念であるということを今一度認識していただきたいと思います。次に、2 拠点生活についてでございます。女優の柴咲コウさんが、北海道にも生活拠点を持ちながら、東京を活動拠点とする 2 拠点生活をされているとのことでございます。コロナにより、労働形態が大きく変化する中、活動拠点を 1 か所に定めない「ワーケーション」という新語も出てくるなど、社会構造に大きな変化が現れております。そこで 2 拠点生活について質問いたします。最初に、2 拠点生活という居住形態を町長はどのように受け止めているのか伺います。2 点目に、2 拠点生活をする方で、「住民票を移さないで居住する形態」と、逆に「住民票を置いたまま他地域で居住をされる形態」があるかと思いますが、それぞれ 2 拠点生活をすることで行政にとってどのようなことが想定されるのか伺います。最後に、労働形態がフルリモートでできる方が本町で中期滞在を希望された場合、本町でどの程度施設の提供ができるのか伺います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
「2 拠点生活について」の御質問にお答えしたいと思います。新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、全国的にリモートワークが加速し、また、働き方改革の一環として、自然豊かな地方で休暇を取りながら仕事をする「ワーケーション」を取り入れる企業があるなど、労働環境が多様化しており、ライフスタイルの多様化と併せて、社会の変化が新たな常識となりつつあります。1 点目の「2 拠点生活をどう受け止めているか」についてでありますが、2 拠点生活は、豊かな暮らし方が可能になるとともに、都会から地方への人の流れを生み出すことで、人材不足の解消や他地域における情報発信効果による関係人口の拡大など、地方創生の一役を担うものと考えております。2 点目の「2 拠点生活をすることで想定されること」についてでありますが、住民票を移さないことによる行政サービスの制約などの課題がある一方で、1 点目で申し上げたとおり、関係人口の増加やサテライトオフィスへの発展、企業誘致などが期待され、地方創生に資するものと考えているところであります。3 点目の「フルリモートで滞在を希望する町外者がいた場合、提供できる施設はどの程度あるか」につきましては、「地域間交流施設 森のなかヨックル」や「まちおこしセンター コモレビ」などの活用が可能であると考えております。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 7番 小原仁興
最近この言葉…ワーケーションという言葉は、頻度よく北海道新聞等々…マスコミで取り上げられるようになって、それこそ耳なじみがついてきた新語でございます。行政にとっては、ワーケーションや 2 拠点生活を歓迎する自治体も実際存在しており、定額料金サービス…いわゆるサブスクによる地方滞在アプリに自治体として登録することで、居住喚起を促すということをしているようでございます。また、ワーケーションとして、キャンプ場を軸とした滞在型の運用を模索している自治体もあり、ほかの自治体の動きを見ておりますと、このような動きはしばらく続くものと私は考えてございます。町長はこのような動きをどのように捉えているのか。また、何らかのアクションは考えられているのか伺います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
テレワークという言葉も…別にございますけれども、実は本町でも平成の早い時期からテレワーク事業等に取り組んで、いろいろ実証をしてきたところでございます。その延長上になるのが、この「ワーク」と「バケーション」の造語であるんではないかと考えております。今、下川町は観光事業等にも観光協会中心に力を入れてございますので、そういうようなワーケーションの視点なども今後は更に加速化していく必要があるのではないかと思っております。自然豊かな下川町でございますので、条件は相当数揃っているんではないかと思っております。今、社会の中では、第三のプレイスという言葉…「サードプレイス」という言葉がございます。一つ目は家庭であります。二つ目は職場でございます。そして三つ目がサードプレイスでございまして、家庭ではない、そしてまた職場ではない、そういう潤いをもたらされる、生きがいを感じられる、そういう場づくりというのが求められてきてございまして、まさしくワーケーションというのがその一つに入るんではないかと思っております。さらに、下川町では、サテライトオフィスの取組み等も…まだ小規模ではございますが進めておりまして、そういう環境もしっかりと作りながら、ワーケーションが広がる…そういう可能性に力を注いでいきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。以上です。
質問 7番 小原仁興
2 拠点生活やワーケーションの中、中・長期滞在をされている方が仮に…現況いたとして、地方都市又は首都圏に頻繁に往来する方がいた場合…今ワクチン接種をしてますよね…その方がワクチン接種をしているかどうか、これは町民の安全を考える時に…本当はそういうことは言ったらいけないのかもしれないけど…ワクチン接種しているかどうか…これは大きな関心事だと思います。本人がワクチン接種の副反応を恐れてやらないというのだったら…これは個人の自由ですから…それ以上立ち入ることは原則無理なんでしょうけれど、本町でワクチン接種を受けたいんだとなった場合は…これ微妙な話なんだと思います。なぜなら、受けることによって町民の安全が図られ…とはいいながら住民票はここに移っていないということが発生するのでございます。このようなことが起きた場合、住民票が無い居住者に対して、どのような対応を想定されているのか伺います。
答弁 保健福祉課長 市田尚之(保健福祉課長は2023年3月まで)
お答えさせていただきたいと思います。基本的には、住民票を置いている所での接種となります。ただ、例外的に…例えば大学生であったり、または単身赴任であったり…そういった場合、その先で打つということも可能ですので、原則は住民票を置いている所での接種が原則となっておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 7番 小原仁興
ということは、可能性はゼロではないという理解で話を受けさせていただきました。話はいろんなところに飛び火します。各課の方で…ちょっと申し訳ありませんが。2 拠点生活と…結局小原はこの話かというところに落ち着くんですけど…農業というものは、実は親和性が高いものであるようでございまして、芸能人をはじめとして…著名人でいえば…それこそ地方に行って農業をやりながら仕事を首都圏で…という芸能人の方、非常に多くございます。滞在しながら「短期農業」や「夏だけ農業」などと土を触りながら時間を過ごす形態を求めることも…これは少数ながらあるんだと私は理解しております。本町の農業道場の規定を緩和して、滞在型のワーケーションや 2 拠点生活にも対応した施設にはならないのでしょうか。基本としては、農業道場で施設が作られたこと…これが本旨でございますので、その活動拠点とすることがもちろん基本ではございます。しかしながら、現在、農業道場として十分な機能がされてないことが実態でありまして、残念ながら稼働率の悪い施設となっているといわざるを得ません。補助金の関係上、運用用途が指定されていて難しいとの回答は今まで何度も耳にしております。しかしながら、監督官庁に相談や提案…こちらの方からするんですよ…をしながら、しっかり掛け合って、そういう部分を打開していく、これもまた行政マンの使命だと私は考えております。そうしなければ将来ともに運用効率の悪い施設になってしまう可能性が…私は高いように感じてございます。農業道場としての入居枠はもちろんしっかり確保する…しっかり確保するんだけど、滞在型居住と農業の融和性の高い滞在施設とすることで入居枠の多少のすそ野が広がるんじゃないか、これは小さいながらも可能性があるんじゃないかと思って提案しております。そのように働きかける、踏み込んでいく、そういうような考えはないのでしょうか。回答を求めます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
初めての質問でございまして…ちょっと戸惑っておりますけども、基本的には農業道場につきましては、新規就農者を対象とした道場でございまして、住民票をしっかりと下川町に移していただいて、そしてフルに研修していただくということが条件でございますので、現段階ではなかなか滞在だけで道場を利用するというのがかなわないところであります。そのへんは次の展開として、そういうのも…模索の一つではないかと考えておりますので、そのへんはまた担当者と協議をしながら、しかるべき時にまた回答してまいりたいと思います。以上です。
質問 7番 小原仁興
これは積極的に…果敢に攻めていって、打開していかなきゃいけない案件だと私は思います。残念ながら…今は農林課ですけど…農林課が説明員として来た時に、「稼働率はどうなんだ」、「入居率はどうなんだ」、各委員会のたびに言われて、担当課長…うんざりしていると思います。本当にかわいそうというか…何とかしてあげたい。しっかりここらへん打開策…みんなで知恵を出し合いながら、良いかたちを作っていただきたいと思います。今回は町民の精神衛生上にプラスに働く共通話題となる仕掛けとして、ライトアップというのを題材にしましたが、何度も言います…職員全員でこれに代替するものであればいいんだと思います。投げたボールですから、そこから先…膨らませてほしい。みんなで議論したら本当に何か良い仕掛けが出るんじゃないか…そういうふうに期待しております。今回、一般質問で…そんな感じで取り上げましたが、端的に申し上げると、先ほどから言ってるとおり、何とかして気持ちが上向く発信ができないか、私の長々…1 時間に近い話をしていて…言っていることはたった 1 点だけでございます。ほかの行政区に行きますと、赤ちゃんが生まれたら音の出る花火をボーンと鳴らして…「ああ、人口増えたんだ」って認識する地域もあるとのことを伺っております。そのようなプラス思考になるきっかけづくりは、今…こんな時代だからこそ特に必要なんじゃないかな…若干危機感を覚えながら訴えさせていただいているところでございます。2 拠点生活については、本日の議論では、その当事者から見れば…「小原…何言ってんだ」と、「本筋から離れてるぞ」と言われてもおかしくない案件でございました。なぜなら、既存の行政区の枠組みに収まる話ではないからです。おそらくビットコインのような仮想通貨が出てきたように、行政区も戸籍も住民票も医療も行政サービスも度外視した枠の超えた考え方が…もしかしたらそこにあるのかもしれません。だからこそ行政としてでき得る想像を働かせて、想定外を想定の内側に収める、または対応する必要が出てくるのだと私は思います。これはコロナが収まったから元に戻る…そういう認識では駄目なんじゃないのかなという部分は一議員として感じております。最後に、今回の議論で町長の所見などございましたら伺いまして、本日の質問は閉じたいと存じます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
ライトアップにいたしましても、ワーケーションにいたしましても、時代はいろんなものを求めている中で、その選択肢の一つではあるということで考えてございます。町では、例えば誕生され…そして 100 日経ったお子さんに、お膳セットをプレゼントいたしまして、そしてこれを町民みんなで共有しようということで、IP電話で発信をさせていただいているところでございます。また、他の町では、子供用の椅子をプレゼントして、そしてこれも町民、市民で共有しているという…こういう方法を取っているところもございます。それぞれ地域によっては手法が違うと思いますが、本町にとってそのやり方…お膳セットを配っているというところに今至っているところでございます。また、2 拠点でございますけれども、まさしく今、都会を離れたい若者がたくさん出てきております。これはヤングエイジばかりでなくて、ミドルエイジについても非常に…アンケートの中では都会を離れて地方に住んでみたいと。その一つに、やはりデジタル化が進んできているということになります。本町でも早いうちに光ファイバーを取り入れましたけれども、さらに今はGIGAスクール等でタブレットを全児童・生徒に持たせてですね、そして教育環境を都会と同じようにしようということで汗をかいているわけでございます。そういう環境が育ってまいりますと、段々と他の地域から下川町に居住してみたいという方も増えてくるんではないか、さらに 2 地域として…夏だけ都会、冬はスキーをやりに下川へと、その逆もあるんではないかと思っています。横浜の子供たち…戸塚区の子供たちは、やはり下川町と長年付き合いをさせていただいておりますけども、冬の北海道に憧れを持っております。また、下川の子供たちは、夏の都会の環境に憧れを持っております。そういうところを相互に共有しながらですね、そして関係人口というのを少しでも増やすことができたらということで、今模索をしているところでございますので、御理解をいただければと思います。以上です。