下川町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日
(1)社会保障について/(2)除雪対策について/(3)生活の安全対策について
2017年12月13日、下川町議会の一般質問で、斉藤好信議員が「社会保障について」「除雪対策について」「生活の安全対策について」について質問し、町長 谷一之、保健福祉課長 栗原一清、副町長 武田浩喜、建設水道課長 桜木誠、森林総合産業推進課長 宮丸英之が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤好信 議員
- 答弁者
- 町長 谷一之、保健福祉課長 栗原一清、副町長 武田浩喜、建設水道課長 桜木誠、森林総合産業推進課長 宮丸英之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。
質問 3番 斉藤好信
それでは、60過ぎて若干声変わりしてますけども、よろしくお願いいたします。まず、社会保障について。7 年後の 2025 年に全国で認知症高齢者が約 700 万人に増加するとの試算が出ています。認知症施策推進総合戦略…新オレンジプランというものですが、ここの 7 つの柱の 2番目に、認知症の容態に応じた適切な医療・介護等の提供とあります。この施策の促進を図るため、来年度より「認知症初期集中支援チーム」が全国の市町村で立ち上がります。下川町として地域性に応じた取組をどのように考えているのか伺いたいと思います。併せて、医療・介護人材の確保などの支援策も喫緊の課題であります。介護人材の確保に向け、より一層の処遇改善を進めるべきと思いますが、町長の見解を伺いたい。また、町民に、将来自分も含め、親の施設入居を希望すると同時に不安の声がありますが、改めて「高齢者向け快適移住空間創出具現化事業」の進捗状況を伺います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
御質問の「社会保障について」お答えしたいと思います。既に本町の高齢化率は 39%を超えており、高齢化に伴う様々な課題に対し、限られた地域資源を効果的に活用しながら取り組んでいるところであります。御質問の 1 点目、認知症初期集中支援チームについてでありますが、国の示す「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」では、認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進、認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供、若年性認知症施策の強化等、7 つの柱が示されているところであります。このうち、適時・適切な医療・介護等の提供につきましては、早期診断や早期対応のための体制整備の一つとして「認知症初期集中支援チーム」を平成 30 年 4 月までに設置することとされております。本町におきましては、チームの構成に必要な認知症サポート医や、一定の経験を有する医療や介護の専門職のチーム員を平成 27 年度から順次養成しているところであり、現在、町立下川病院の医師 2 名がサポート医となり、保健師 1 名、看護師 3 名がチーム員研修を修了しているところであります。これまで、在宅医療・介護連携をはじめとする医療介護体制により、認知症の方の支援を行っているところでありますが、今後につきましては、認知症初期集中支援チームの普及啓発や、特に支援が必要な対象者にはチームでの対応を行ってまいりたいと思います。また、御質問 2 点目の、医療介護人材の確保につきましては、平成 27 年度から実施しております福祉医療連携会議において、継続的な人材確保策を議論してまいりましたところ、平成 28 年度から、まず嘱託職員の手当等を拡充し、資格取得に係る助成制度も開始するとともに、積極的な人材募集活動や研修による人材育成等を実施しているところであります。この結果、平成 28 年度に 8 名の医療介護人材を町外から確保するなど、一定の成果を得たところであります。しかしながら、各施設で離職される方も少なからずおり、引き続き人材確保に向けた取組が求められていることから、今後も福祉医療連携会議において、処遇改善も含め、より効果的な方策を検討してまいりたいと思います。御質問 3 点目の、高齢者向け快適居住空間創出具現化事業についてでありますが、これは高齢者向けの施設やサービスに対するニーズが高まる中、国や道の動向や、将来の人口推計等を踏まえながら、本町に合った施設やサービスのあり方を検討するものであります。これまでのところ、本町には高齢者を支える施設やサービスが一定程度充足しているとの考えから、既存の施設やサービスを更に効率的に運営し、関係者の連携強化を図ることによって、不安の声を取り除くことができるものと考えているところであります。また、新たな施設やサービスを検討する場合においても、厳しい財政状況の中では、財源の捻出が必要となることから、一部施設の経営分析を実施し、収支改善に向けた取組を始めているところです。いずれにいたしましても、今後も社会情勢の変化に対応しながら、長期的な視野に立って必要な福祉施策を検討してまいりたいと思います。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。以上です。
質問 3番 斉藤好信
今ですね、町長の答弁にあったように、今回の認知症の初期集中支援チームというのは、正に認知症の早期診断、それから早期対応に向けた支援体制を構築していくというものなんですが、私は…今国で進めている消費税の拡大に伴って、いろんな施策を打ち出しておりますけども、私はこれはある意味、高齢者だけじゃなくて、子育て世代も含めた全世代型の社会保障だというふうに捉えているんですね。例えば今私が質問した認知症に関することも、このへんのチームが来年度から発足して、努力して力を発揮していけばですね、あと7年後に700万人という統計が出ていますけども、これは早い段階で発見して対応すれば、例えば発症より2年早く対応した人はですね、かなり発症した人から比べると進み具合がまったく違うんですね。例えば認知症の症状が出たときから約5年後に発症するというふうにお医者さんは言われております。5年後に発症した時点で、薬の投与とか治療して治るのかというと、これは治らないと。止めること、なるべくこの症状が軽く出るように抑えることはできても、治すことができないというふうに言われています。それでМCIという認知症の…軽度認知障害というのがあるんですが、これは私も含めて65歳以上の5人に1人がなっているというものなんですが、発症の遅延…発症を遅らせる、2年間発症を遅らせたら約2割の人が認知症になる人がいないと。5年間発症を遅らせることができたら5割の人が認知症にかからないで天寿を全うするという、そういう研究者の推計も出ております。それで、この発症遅延をするために、やっぱり早期発見、早期対応をしなくてはならない。今までは、下川も包括の方で認知症の相談とか生活の相談などを受けておられますけども、これからは非常に難しいんですが、このチームだけではもちろんできないし、中には町内会、近所、民協…そのへんも含めて、そういう家族の対応とか相談を受けながら、その方がもしそういう症状が出たというときに、どう対応するのかというところが、お医者さんにいろいろお聞きすると非常に難しいそうなんですね。啓もうをどうやってするか、まだかかっている、かかっていないの…調べるいろんなテストみたいなのがあるんですけども、そこの場に来られて、例えば5問出されて、2問ぐらいしかできない場合は「初期症状あるよ、気を付けてね。」という感じで言えるんですけど、その場にも来ない、それからこれはプライバシーに関係することで、個別には言いませんけども、やはり下川町の中にもそういう方がいらっしゃいます。これはヘルパーさんとか、現場に向かい合って対応している人が一番よく御存知だと思うんですけども、そういう方のお話、意見等もよく聞いてあげて、そして対応する。この認知症初期集中支援チームというのは、来年の4月1日から全国的に展開するわけなんですが、今までもモデル事業として全国で何箇所かやっているところがあります。対象者の大多数は一人暮らしや高齢の御夫婦の取組によって、多くのケースで入院または入所をせずに、そこの育った地域で生活が続けられたという実証実験も報告されております。一方で、そういう方がいらっしゃるということで、医療従事者の方が訪問して生活の状況等を聞かなくてはならないんですが、この訪問に抵抗を感じる、それから受診を頑なに拒否する、そういう方が当然いらっしゃいます。自分では自覚症状ということはないんですが、なんとなく物忘れが激しくなったとか、認知症に薄々気付いていても、今の生活を続けていくことができなくなるという恐れで診断を受けないという場合も、これは現場で起こり得ることなんですね。ちょっと長々しゃべりましたけども、このМCI…軽度認知症障害、それから認知症の方ですね、これは昨年の10月現在で全国の65歳以上の方は3,459万人、高齢化率27.3%ですけども、これに下川を…数字上ですけども当てはめていくと、有病率の推定というのが、先ほど言った軽度認知症障害の方で約13%ぐらいです。それから、認知症になる方を含めて、先ほど2025年に700万人と言いましたけども、大体これが有病率というのは推定で約15%。2020年ですから、あと2年後では410万人という…推計ですけども、これに当てはめてみても下川の場合は高齢化率約40%、午前の一般質問の中でも高齢者の基準みたいなお話がありましたけども、先ほど述べたように、65歳以上になると5人に1人が軽度認知症障害というものが出てくるんだという、そこを一つの基準でやっていくと、認知症初期集中支援チームというものが発足して、取組の中で様々な問題も出てくるし、それを一つ一つクリアしながらどうやってそういう方を早期発見して、早期対応して、そして認知症にかからないようにもっていくかということが、これは下川だけじゃなくて全国の市町村で取り組む大切な部分だというふうに思うんですね。それで、先ほどの答弁の中では、おおむねスタッフのこととかありましたけども、このへんはどのような取組を今後していくか伺いたいと思います。
答弁 保健福祉課長 栗原一清(保健福祉課長は2019年6月まで)
今の斉藤議員からの質問に対してお答えしたいと思います。認知症初期集中支援チームの活動をまずはどのように行っていくかということでございます。これは、認知症初期集中チームは相談を受けた対象者を把握し、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族の状況の把握、評価をして、初期の支援を包括的、集中的に行い、自立支援のサポートを行うということでございます。下川町では、チームを地域包括支援センターの方に配置しまして、先ほど町長が申し上げたとおり、サポート2名おります。そして保健師、そして介護事業者…ケアマネ等も含めて各関係者と連携しながら情報を共有できる仕組みといたしたいと思っております。また、訪問する場合は、医療系、介護系の人材をチーム員として、関係者が2名以上で対応していく予定でございます。また、訪問対象者は認知症の診断を受けていない人、医療を受けていない人、介護サービスに結び付いていなかったり中断している人、対応に苦慮している人をチーム支援の対象として、医療に結び付くまでの支援やサービス利用や体調管理、環境調整など、状態が安定するまで支援を行う予定でございます。今、包括支援センターの方で把握している下川町内の認知症の方については、要介護認定を受けている人で日常生活に支障のあるレベルの認知症自立度が2ランク以上の方なんですけども、包括で把握しているのは141名です。うち、在宅で生活している人、または入院されている方が56名ということで把握しているところでございます。また、斉藤議員が心配していた、潜在して相談に来ない人に対してはどのようにということでございますけども、これも民生委員さんや公区長、また地域の人達と連携をしながら、また私どもの方で保健・医療・福祉・介護関係による包括ケア会議も毎月行っておりますので、その中で情報交換をしながら、そういう認知症の方の対応をしてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
今お話あったとおりですね、一般的な対象者の条件というのは、40歳以上…これは若年性アルツハイマーの部分ですけども、また、在宅で生活をしていると、それが認知症の疑いがある…こんな感じなんですけども、これを今答弁あったとおりですね、潜在で…家族の中にいた場合ですね、相談する場所ですね、今は包括の方で予約制でやっておりますけども、これはもう少し僕…例えばですね、下川には町立病院ありますけども…そこの中にですね、いろんな…今現在、退院に向けての今後の生活とかいろんなことは師長さんあたりが相談にのっているらしいですが、師長さんは師長さんで難しいお仕事がある。そんな中で、そういう方の対応とか、家族の…例えばAさんの奥さんが、今こんな感じなんだけどもどうでしょうか、どういう対応をしたらよろしいですかという相談をした場合ですね、もちろんスタッフのお医者さんも当然相談を受ける立場ですけども、ワンクッションおいてですね、そういう相談の窓口というものが病院の中にあればいいというお話も…ある自治体のところから聞いてきました。一般的にいわれるソーシャルワーカーの仕事に当てはまると思うんですが、これ小さい町だからあまりお話するとあれしますけども…ちょっと相談を受けたんですね。それで、一応その方は町立病院にもかかっている方なので、相談された方には、病院に行って御家族の生活状況をお話して、アドバイスを受けて、中から対応した方がいいんじゃないかということで相談を受けました。そういう方がまだまだいると思うんですね。ただ、これプライバシーがあるんで、若干見た感じとか、行動なんかを見て、あの人認知症じゃないのという…こういう部分がちょっと怖い部分もあるんですけども、それはどうしてもそういうものは出てくると思いますけども、そのへんを含めて、潜在的になかなか相談にのれない方を早期発見して、早期対応できるような取組を…いろいろなこともあると思いますけども、そういうのを一つ一つ課題を乗り越えて、安心してこの町で、そういう方が住めるような状況に持っていくようにですね、よろしくお願いしたいというふうに思います。続いてですね、2番目にあった介護、それから医療の人材の確保ですけども、これは私が27年9月、第3回定例会でも、あけぼの園、それから町立病院、山びこも含めて、施設の臨時職員または嘱託職員の処遇改善を求めてまいりました。28年度からは、例えば、あけぼの園の介護職員…嘱託職員に関して、手当の拡充なんかもされておりますけども、この中に期末手当という部分が入っていますか。
答弁 保健福祉課長 栗原一清(保健福祉課長は2019年6月まで)
この処遇改善の中には、期末手当の拡充も含まれてございます。嘱託職員でございます。
質問 3番 斉藤好信
臨時は入っていませんね…頷くだけでいいです。今、全国的に約37万人の介護職員が不足しているといわれてます。それで、まだ確定はしてませんけども、以前のヘルパーさん…初任期研修の内容ですね、例えば今130時間でしたか…研修の時間帯なんかも軽減する、短縮してですね、多くの方が以前のヘルパーさんの資格を取りやすくするとかですね、それと併せて認知症の講習もそこに取り入れてやるという取組が出てきています。その中に、外国の…研修制度を忘れましたけども、そういう方も入っておりますけど、まずは日本の中におけるヘルパーさんの資格を取るための軽減を今取り組んでいるところなんですが、この下川でも…あけぼの園も含めて、職員はなんとか回っているといっても、やはり人が少ないと職場環境というのは悪化するんじゃないかというふうに私は思うんですね。午前の話にもありました…保育士さんの話でしたけども、やはり地元に資格者がいてもなかなか入ってくれないというのは、もちろん賃金体系の問題もあります…これは大きいと僕は思います。その中でも職場環境というものが、やはり地元ですから耳に聞こえてくると思うんですね。そういうものがネックになって地元に勤めない。中には下川から名寄の職場に通われている方もいらっしゃいます。そういうものを含めて、先ほど嘱託職員だけ手当を改善されたようですが、臨時も含めて処遇改善というのは図っていかなければ、なかなかみつからないし、それから町で取組をした資格の助成…これも昨年度は3名の方がされているそうですが、これは本当に素晴らしい取組だと思います。こういうものも含めて、臨時、嘱託の方が、仕事内容は本当に…ここにも担当の方がいらっしゃいますけども、ほとんど仕事内容は変わらない。ただし、責任の部分では重たい軽いはあるかもしれませんけども、人間を対象としてやる仕事というのは本当に大変だと思います。介護職員になぜならないかというと、他の業種の所得から比べてかなり差があるんですね。今、国でやっているのは2020年ですか…介護職10年勤めた方を月7万円でしたか…という話もありますけども、これはまだ先のことですけども、やはりこのへんの嘱託、それから臨時の部分を含めて、下川はどうしても人数多いんですから、このへんの処遇改善を僕は進めるべきだというふうに思いますが、この点はどうでしょうか。
答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)
福祉医療に携わる人材の確保について、それぞれ実施をしてきているところでございまして、先ほどお話があったとおり、平成28年に嘱託職員等の処遇改善を図ってきたというところでございます。いっぺんにそういったかたちで処遇改善ができれば、それに越したことはないですし、人材の確保にも繋がるかもしれませんが、一気に改善をしていくということはなかなか困難な状況になってございますので、28年度に改善をし、さらに今人材確保に向けて様々な取組を実施してきてございますので、それらの検証も含めながら、どういった方法が有効かということについて検討していきたいというふうに考えております。以上です。
質問 3番 斉藤好信
前向きに取り組んでいくというふうに理解してよろしいんでしょうか。
答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)
人材確保を進めるということに関しては取り組んでいかなければならないと思っておりますので、処遇改善すれば人材確保できるかどうかというのもございますから、それを総合的に判断をして取り組んでまいりたいということでございます。以上です。
質問 3番 斉藤好信
いつも時間配分がうまくいかないんですが…是非ですね、下川の中に多くの資格を持っている方がいらっしゃいます。そういう方が地元に勤めていただけるような、そういう処遇改善に向けて取組をしていただきたいと思います。次に、答弁の中に…施設の関係ですが、高齢者向け快適居住空間創出具現化事業ですね、これは前回の決算認定でありました…可能性としては低いと、それで今ある施設の拡充とかうんぬんとありました。そして、先ほど町長の答弁の中で、一定程度充足している、また、不安の声を取り除くことができるものと考えているというふうに答えられましたけども、これはある意味…町民の…現場の声を担当課が知らないのか…そのへんは把握されていないのか知りませんけども、もう少し町民の声を聞くべきだというふうに思うんですね。現実に、80代の方ですけども、自分の持ち家に住んでいて、維持管理ができない。まだなんとかヘルパーさんの協力を仰ぎながら自活しておりますけども、将来的には北見にいる…札幌にいる…遠くにいる子供さんのところを頼って、そこの近くの施設に入らなくてはならないという…だけどできれば下川に住みたいという方もいるし、それから、私たちが聞いた町民の声では、地方から出てきて今下川に住んでいる世代の方が、将来的には親をこちらに呼びたいけれども施設に入れないと…そういう声も数多くあるわけなんです。だから充足しているという部分は、これはどういう意味で言っているのか。現在だって、あけぼの園に入れなくて、一定期間、旭川とか西興部とかいろんなところに入られて、空いたらこっちに戻ってくるという方だっていらっしゃるのは知っているとは思うんですが…そういう方もいらっしゃいます。それで、私が27年の第4回定例会で質問した時には、町長の答弁の中に、共生型住まいの場のような住宅を希望する高齢者が今後も増加するものとして認識していると。ただし、財源的に維持費も…例えばぬく森の場合は1,000万円ぐらいかかっていると、そのへんも含めて取り組んで…研究していく…協議していくという答弁がありましたけども、これはそんな生半可にゆったりとやっている研究じゃなくて、例えば既存の施設を使ってやるかとか、先ほど言った時に…私は建設の課長に聞きましたけれども、例えば今ある住宅のように…あまり格好つけたものでなくて、下川の業者が造れる平屋建ての、そしてある程度の…ぬく森ぐらいの空間があって、共同で住んで、見守りそして生活相談ができるような…安否確認ですね…そういう人がいらっしゃって、そして住めるような…そういう場を僕はつくるべきだというふうに思ったんですね。そして、当時の課長に、そういうものを下川の建設会社の方がやろうとしたら…確かぬく森の場合は2億3,000万円ぐらいかかったと思いますけども、コストダウンはできますかと言ったら、ある程度…本筋を離れないような感じでつくれば、コストダウンは図れるという答弁もありました。そこも含めてですね、これは僕は非常に大事だというふうに思うんです。町民に不安の声もあるという部分を話しましたけども、その部分をもう少し幅広く…座ってても誰も言ってくれませんから、そのへんはいろんな…そういう方に対応している方の…現場の声を聞くということをして把握していただきたいと思います。そこを含めてですね、その1点伺いたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
共生型の施設については、前回もそういうかたちで答弁をさせていただきましたけども、老人クラブの皆さんや社会福祉協議会の役員の皆さんとも何度となく意見交換をさせていただいて、本当に一番声の大きかったのが、このへんの施設の要望でありました。しかし、現実にイニシャルコストとランニングコスト…イニシャルについては今言いましたように2億3,000万円、ランニングについては1,200~1,300万円ということで、実は一人当たりにかける年間の費用が100万円かかるわけです。これを単純に次の施設も…10人の施設をつくるとしたら毎年1,000万円ランニングコストがかかっていくという、こういうカウントがされていくわけです。ですから、私たちも希望としてはそういう施設をつくって、多くの人達の期待に応えてあげたいというのがあるんですけども、現状はそういう財政、財源の問題、そして運営する上での人材確保という、様々な問題がありまして、なかなか直ぐにそういう計画を実施することができないというのが実態であります。ですから、斉藤議員が言われていることというのは、斉藤議員以上に実は私どもの方で考えて、増設はどうなのかとか、あるいはまた民間事業者の方が参入することができないのかとか、いろんなことをリサーチして、そして条件整備が整うかどうかということを今考えているところでございますので御理解をいただきたいと思います。また、介護施設については、今町の直営で特養を運営してございますけども、他の施設等はかなり民間にシフトして、民間事業主体でやってられるところが多くなってまいりました。そういう意味では、人件費等については、単独での運用というのができると思うんですけども、なかなかこういう公的な…行政がやる場合には、全体のバランスがございますので、そのへんを加味していかないと、全職員を臨時から嘱託にする、嘱託から正職にするという…そのへんのバランスが難しくなってくるんじゃないかなと考えてございますので御理解をいただければと思います。以上です。
質問 3番 斉藤好信
今ですね町長から答弁があったとおり、確かに本当に難しい政策だというふうに思いますけども、そのへんも含めて、そういう施設運営している事業所などの企業誘致なども含めた幅広い…担当課の方がいろいろ研究されて、なるべく早い期間に…下川の既存の施設を使うのか、目に見えるものを町民の方に示す取組をしていただきたいというふうに思っています。次に、除雪対策についてということで、現在、市街地の中に流雪溝の投雪口が、町道、道道、国道、合わせて 330 か所。歩道を挟んで隣接する住宅、商店の住民の高齢化に伴い、雪の処理の作業困難な状況が起きているが、今後の対策としてどのように考えているか伺います。また、個人の除雪事業者が将来に向けて確保されるように、担い手対策の中で、作業機械の貸与、またはリース化も含め、検討すべきではないか。考えを伺います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
御質問の「除雪対策」について、お答えしたいと思います。本町の流雪溝は、昭和 60 年に北海道開発庁が快適な冬の生活環境づくりと道路の交通安全確保を目指し、「ふゆトピア」と称して各種の事業を展開する中、同年 2 月に北海道開発局、北海道、下川町からなる協議会が設立され、流雪溝整備の事業採択を受け、国道、道道、町道に係る総延長 3,540mを整備しまして、平成 2 年 12 月から供用を開始しているところであります。流雪溝の雪処理につきましては、道路に面している住民、会社等及び団体で組織する「下川流雪溝管理運営協議会」で投雪に関するルール等を決めて、それぞれが責任を持って雪処理を行うことになっておりますが、御質問にありましたとおり、近年は住民の高齢化や空き店舗の発生等によりまして、十分な雪処理ができていない箇所が見られるところであります。これらの問題を解決するために、先般開催されました、下川流雪溝管理運営協議会総会で協議してございますが、十分な解決策を見い出せない状況にあります。しかしながら、流雪溝本来の目的である、快適な冬の生活環境を確保するため、流雪溝管理運営協議会と協議を重ねるとともに、町民全体に係る除排雪事業も含め、関係者と協議してまいりたいと思います。次に、個人の除雪事業者の担い手対策についてでありますが、建設会社等を兼ねる除排雪事業者の担い手対策も併せて、建設業協会や、昨年 6 月に設立されました「下川町除排雪対策連絡協議会」等と情報交換を行いながら、総合的な施策について調査・検討を進めてまいりたいと思います。また、除雪に必要な作業機械の貸与やリース化等についても、それぞれのメリットやデメリットを検証しながら担い手対策とともに調査・検討を進めてまいります。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 3番 斉藤好信
この件は同僚の議員の方が、昨年…第4回定例会で質問されています。その中で、町長の答弁の中に、投雪…雪を投げるのが困難な高齢者に対する支援のあり方を検討するというお話を1年前にされています。当時の担当課長も、高齢者の方については、今後について影響が益々深刻になってくるだろうと、投雪作業の困難者を支援するなんらかの仕組みが必要だというふうになっているんですが、1年経って、それがまだ出てきていない。私たち議会と町民の井戸ばた会議の中でも何人かから…先ほどお話ありましたとおり、除雪の組合があって、個人でもやっている方がいらっしゃいます。ところが、数がまだそんなに多くなくて、今やっている方は頼まれている方がいっぱいいっぱいで、ほかに手が回らないと思いますが、そういう方が増えた場合、今現在でも…頼んでもいないと…それで押していっても投雪溝に入れること自体がなかなか難しい。先ほど言った同僚議員の答弁も…いろいろ読ませていただきましたけども、やはり雪山ができているという部分があります。その中の町長の答弁の中で、いろいろ国とか道にお願いして、そこの部分の除雪をやってもらってはいるというふうにありますけども、さっき言ったとおり330あって…330か所の中で今現在利用されて…流雪溝としてちゃんと利用されている方、利用されている箇所というんですか、分かったらお願いします。
答弁 建設水道課長 桜木誠(建設水道課長は2018年9月まで)
ただ今の御質問にお答えしたいと思います。流雪溝の投雪口につきましては、先ほど申しましたとおり330か所。その内訳としまして、町道が37か所、道道が135か所、国道が158か所という内容になってございます。そういう状況の中、全体で利用されている方、11月17日に流雪溝の管理運営協議会総会を開催いたしました。その段階で112件と申しますか…個と申しますか、112か所の方達が使ってらっしゃるということで、112とはなりませんが、330のうち…正確に数字は把握してございませんが、半数以下の投雪口の利用状況かと認識してございます。以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
流雪溝の管理運営協議会の中で、いろんなルールがあって、もちろん流雪溝に雪を投げる時間帯も決まっています。この時間帯が…これがまた大変なんです。この時間に出てきて、その時間の中で投げるということがなかなか厳しい方がだんだん多くなってきているんですね。いつでもいいという訳にもいかないと思うんですけども、こういうところなんですね。例えば福祉サービスの中に、除雪サービスとか、町民に対して排雪の助成とか出てますけども、流雪溝に関しての助成はありません。町民の公平さを保つ中で、こういう部分の助成…同僚議員の中では公費を使って…という質問がございました。これも含めて、この部分もやはり助成をしていくという、これはある意味、町民サービスの公平性を保つという部分で是非やるべきだというふうに考えますが、いかがですか。
答弁 建設水道課長 桜木誠(建設水道課長は2018年9月まで)
ただ今の御質問にお答えさせていただきます。助成制度については、具体的なものは現在まだ協議、検討はしてございませんが、先ほどお話のありましたとおり、昨年の12月、同じような内容の御質問があったかと思います。その中では、空き地、空き家、空き店舗という部分も言ってらしたかと思いますが、そういう話を受けまして、平成29年度の予算で流雪溝の排雪手数料100万円を予算計上させていただいて、御議決をいただいております。今年度はその100万円を利用しまして、根本的な解決には至りませんが、緊急的な措置として、例えば地域の事情…先ほど言いました高齢で全然投げることができないとか、歩道の雪が溜まって処理ができないという…そういう状況を把握しながら対応していきたいというふうには考えてございます。以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
正にそのとおりで、1年前と同じ質問かもしれませんけども、そういう投雪困難な方が…これからも増えていくでしょう。でも立派な流雪溝が下川にあるということは、一つの大きな財産だと思います。これを是非有効に使ってもらうために、そういう困難を訴える方に対応できるように…1年経ったわけですから、今お話がありました、そこも含めてもう少し、今現在困っている方に対応できるようなかたちで進めていっていただきたいというふうに思います。それから、従事者ですね、オペレータというか…資格を持っている方は結構いらっしゃるんですが、小型だったら普通乗用車でも運転できますけども、そういうことも含めて…ただ作業機械というのは御存知のとおり高額なものです。これをディーラーから町がリースで借り受けて、それをやっていただく方に貸与するという…こういうやり方もあると思うんですね。除雪ですから、冬期間の大体4か月ぐらいですか、その間に自分で機械を買ってまでやるといったって、これは価格を知っていると思いますから…あえて言いませんけども、なかなか難しい。そのへんをもう少し研究されて、しっかり把握されて、メリット・デメリットどういう感じがあるかという検証をしながらとありますけども、今個人的にやっている方でも結構高齢な方もいらっしゃいます。やめたと言った時にさあと言うのではなくて、ある意味、早め早めにそういう対応も考えていくべきじゃないかというふうに思うんですが、一言だけ答弁いただきます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
それについても、他の市町村の情報も集めながら、今いろいろと検証しているところであります。いずれにしても、除雪だけをやる方と、例えば建設事業者の方が夏にそれを運用していくとなると、目的がまた違ってきたりするという…そういう課題も出てきますので、そういうところは十分留意しながら、どういう方法がいいのかというのを少し考えていきたいなと思ってます。また、流雪溝の問題…ちょっと前段に戻りますけれども、あまりにも空き家、空き店舗が出てくる、あるいはまた住民の方々の高齢化によって投雪が厳しくなってくる、そうなってくると流雪溝の存亡がかかってまいります。果たして、流雪溝をなくして従来の排雪事業に切り替えていったときに、その沿線の方々というのは他の地域と同じような状況になってまいります。そのへんを十分に考えて、公平な住民の除排雪対策というのは考えていかなければならない。流雪溝の沿線の方だけを優位にするというわけにはいかないんですね。そういう意味では、流雪溝の存亡がかかるということであります。というのはですね、屋上屋で、昨年も国道の一部のところの歩道が投雪することができなくなって、要するに連続して空き店舗が出てきたところ…ここは歩道が埋まってしまったわけでして、ここの排雪を国の方にお願いしたという経緯があります。そういうところが連続して沿線の中に出てまいりますと、流雪溝本来の機能を失ってしまうというのがあります。そういう意味でも、十分この協議会の方々も意識を持っていただきながら、町としてやれるところはしっかりと担ってまいりたいと思いますけれども、そういう運用の仕方を今後も考えるべきではないかなと思っていますので御理解をいただければと思っています。以上です。
質問 3番 斉藤好信
それでは最後の質問ですけども、生活の安全対策についてということで、近年、下川町内でも住宅街で熊が目撃されることが増えており、農作物被害も確認されています。記憶に新しいところでは、今年の春に白い熊が中学校周辺に出没し、テレビ・新聞等で大きく報道されました。町はその場合、地域の猟友会に駆除依頼をし、会員が熊を射殺することで、人間や民家、畑などの被害を食い止める。その猟友会が、今深刻な人手不足と高齢化に悩んでいる現状であります。2008 年に施行された「鳥獣被害防止特別措置法」に基づいて、下川町でも鳥獣被害対策実施隊が設置されています。狩猟免許を取得し、現場で対応できるまでには、ベテランの方の指導・訓練と、多くの時間が必要であります。町民の命と暮らしを守るためにも、隊員の確保と育成に町としても本腰を入れて取り組むべきであると思いますが、町長の見解を伺います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
御質問の「生活の安全対策」についてお答えしたいと思います。道内の野生鳥獣の被害につきましては、農林業の分野に加え、人身被害や交通事故の発生など、広域化、深刻化している傾向にあります。本町では、野生鳥獣による総合的な被害対策を適正かつ円滑に実施するため、平成 25年度より「下川町有害鳥獣被害対策協議会」を設立するとともに「鳥獣被害対策実施隊」を設置し、国の財政的支援を受けながら対策を強化してきたところであります。御指摘のとおり、これらの対策の実施につきましては、地元の猟友会に大きな役割を担っていただいていることから、猟友会組織の強化と人材育成及び技術継承が重要な課題となってございます。そのための対策としては、猟友会組織の運営強化策を実施するとともに、新規捕獲従事者の狩猟免許の新規取得経費への支援や人材育成を目的とした春熊駆除を実施することにより、人材の確保・育成に取り組んでいるところであります。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 3番 斉藤好信
大体現状は把握しました。現在、下川町の猟友会の方は6名…間違っていれば訂正してください。その中で、若いというふうにいわれる60代、70代前半の方が2名で、あとは本当に年齢の高い方がいらっしゃいます。そういう熊とか出たときに、そういう方が将来的にいなくなった場合に、他町に頼むとかいう場面も出てくるんじゃないかと思うんですね。環境省がやられた中で、この40年間ぐらいで狩猟免許…要するにこういう猟友会のメンバーですけども、52万人から20万切っちゃっているんですね…全国的にも。一つは、自治体の例を出しますけども、どういう取組でそういう人材の確保をしたかというと、狩猟免許…例えば散弾銃とかライフル銃…これは第1種ですか、それから空気銃の…これは第2種に入ります。あとは罠をかける免許もありますけども、ほとんどこの散弾銃、ライフル銃の第1種免許ですけども、この狩猟免許を持っていれば…熊が出てきたからお願いしますと…行けるかといったらこれは行けない。やはり場数をどれだけ踏んで…鉄砲が当たって即死していればいいけども、行ったらまだ騒いでいるときに、自分でその熊を…鹿を始末できるような…そこまでできなかったら、やはりものにならないというんですね。それで、今話した中に、例えば長野県の小諸市こ も ろ しでは、ICT…情報通信技術を使って、罠にその技術を使って、そこに熊とかが入ったら、猟友会のメンバーのスマートフォンに連絡が入って、そしてあるところのボタンを押すとバタンと閉まるとか、その実験もやっています。それから、秋田県では、狩猟免許は現在…平日に行われているんです…都道府県では。これを秋田県では、休日に行って、免許の取りやすいようにしたとか。そういうことで、秋田県では年々増加して…今108人ぐらいの若者が狩猟免許を取ったというふうになっています。それから、ここが大事なんですけども、これも秋田県ですけども、3年前から今の猟友会のメンバーの方が、若者に狩猟の魅力とか、やりがいなど…特別フォーラムを開いて、どんなに人のために役に立つのかとか…それも含めたいろんなお話を今のメンバーがしていくと…そういう場をつくってあげる。その中で、私も狩猟免許を取ってそういうふうになりたいという方が増えてきているんですね。要するに社会貢献性を訴えるというんです。それと、実際にたくさんの場数を踏んだ猟友会の体験を聞かせてあげる。そういう場をつくっていくことも非常に大事だと思うんですが、どうでしょうか。
答弁 森林総合産業推進課長 宮丸英之
お答えいたします。現在の猟友会組織等の現状についてでありますが、現在の下川猟友会の会員の人数につきましては、14名でございます。過去5年間の経緯を申し上げますと、平成25年が12名でありました。現在2名の増員となっております。一方、下川町が実施隊として任命しているのは6名でございまして、その6名は猟友会の方になっております。この猟友会の14名の内訳といたしまして、狩猟免許を持っている方は12名ございます。そのうち、ベテランとして活動していただいているのが実施隊として任命している6名の方でありまして、それ以外で免許を持っている6名の方については、現在、ベテランの方々から技術の継承をしていただくように様々なかたちで活動していただいております。そういった現状がございます。また、狩猟免許を持たれた方につきましては、町長の答弁にありました、狩猟免許新規取得の経費援助…町からの援助、こういったことを活用した方が5名いらっしゃいます。そういった様々な支援対策などを用いて、今後もそういった技術継承に取り組んでいきたいと考えております。以上です。