士別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日
自然災害に対する対応について
2024年9月10日、士別市議会の一般質問で、佐藤正議員が「自然災害に対する対応について」質問し、市長 渡辺英次、市民部長 丸徹也が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤正 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、市民部長 丸徹也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 佐藤正
通告に従いまして一般質問をさせていただきます。自然災害に対する対応についてであります。近年の異常気象は、地球温暖化が背景にあるとされ、水害については、線状降水帯のように一部の地域にゲリラ豪雨が発生する場合が多くなるなど、いつどこで水害が起こるか予想しにくい状況になっています。本市においても、水害被害についてお伺いしたいと思います。これから秋にかけ台風シーズンが到来します。自然災害が少ない本市においても、去る7月23、24日に大雨洪水警報が発令され、士別市で125.5ミリ、朝日町で140.5ミリの降雨があり、朝日町のペンケヌカナンプ川が氾濫し、広範囲にわたり農地が浸水したことにより農作物に大きな被害が出ました。最初に被害状況をお知らせください。ペンケヌカナンプ川は度々氾濫しており、昨年8月にも洪水被害があり、道管理河川ということもあり、道に対し河川の整備に関する要請活動を行ったと聞いております。伐木工事をしたと聞いていますが、堤防のない河川であるため、大雨が降ると氾濫しやすく、今までと同じ対策では対応し切れなくなってきているのではないでしょうか。抜本的な対策の在り方を検討する必要があります。河川の水位を下げるしゅんせつ工事や掘削工事、護岸工事などの対策を考えるべきではないでしょうか。道の管理河川ということで道との協議が必要だということで、管内選出の道議会議員や国会議員を通じ要請はしていると思いますが、これまでの内容と過去の経過も含め、今後の対応をお知らせください。本市においても過去に温根別川や犬牛別川が氾濫し農作物に被害をもたらしました。近年は気候変動の影響もあり、道内の河川でも氾濫危険水域を超える事例が多発しております。河川の安全度は確実に下がっています。特に川幅が狭く、底の浅い中小河川の氾濫が極めて深刻な被害を呼んでいることから、本市の中小河川の整備と監視、現状の対策についてお知らせください。また、田畑に入った泥や砂利、流木などを取り除く農地等の復旧事業も重要になってきていると思いますが、取組の考え方をお聞かせください。以上でこの質問を終わります。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
佐藤議員の御質問にお答えします。初めに、ペンケヌカナンプ川の氾濫による被害状況についてです。浸水面積は約17.4ヘクタール、河川の決壊、河岸損傷等の被害箇所数は15か所に上ります。また、氾濫及び大雨による農地災害は農業者9戸、約20.7ヘクタールであり、朝日地区全体では農業者14戸、約41.3ヘクタールの農地が冠水したところです。次に、北海道とのこれまでの協議内容と今後の対応についてです。河川管理者である北海道に対する要望については、毎年、社会資本整備の要望で河川改修整備を継続しているほか、近年では平成28年2月に要望をしています。29年4月には、地域の農業者を中心とするペンケヌカナンプ河川整備促進期成会が同様に要望を行っているところです。また、令和5年第3回定例会の真保議員の一般質問でお答えしたとおり、北海道に対して5年8月には、温根別川、犬牛別川と併せて、大雨被害の緊急要望としてペンケヌカナンプ川の早急な改修整備要望を行っています。また、本年も8月には北海道に対して要望したところであり、併せて管内選出の国会議員、道議会議員への要請も行っています。北海道とは、これまでも被災箇所の復旧や河川整備について協議を行ってきていますが、さきの大雨被害後、意見交換の場が設けられ、被害状況や復旧工事の日程等について情報提供されているほか、市からは、早期復旧についての要請をいたしました。地域の農業者に対しては、情報をフィードバックすることで情報共有を図ったところです。これまでの北海道によるペンケヌカナンプ川の整備の内容としては、流下能力向上のため、部分的な土砂の撤去を行ってきたほか、昨年度から河川内の伐木を実施しています。また、今年度は、応急工事対応後に下流側からの伐木を実施するほか、河川横断測量を実施すると伺っています。議員のお話にもあったとおり、市としても、維持管理的な手法は被災対応策の効果は極めて限定的であり、しゅんせつや護岸工事といった抜本的な河川改修が必要と考えており、引き続き、河川改修整備を北海道に対して要請してまいります。次に、本市の中小河川の整備と監視、現状の対策についてです。本市が管理する中小河川の整備及び対策については、地域からの要望、被害状況、被災地周辺の土地利用状況を総合的に考慮し、整備の優先順位を定め、計画的に実施することで安全確保を図っています。河川の監視体制は、旭川地方気象台や関係機関の防災担当部門との情報共有を図り、大雨などが予想される場合には、過去の被害状況を踏まえ、特に対応が必要とされる箇所を重点的に巡視します。最後に、農地の復旧作業についてです。今回の大雨により、朝日地区では、広範囲にわたり圃場への土砂や流木の堆積、畦畔の崩壊など、農地が被害を受けたところです。農地の復旧に当たっては、被災状況から、士別市、あさひ集落、被災農家と協議をした結果、中山間地域等直接支払制度の地域型農業基盤改善事業を活用して対応するものとしました。現在、事業の実施希望調査を行っており、11月をめどに事業を完了する予定となっています。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 8番 佐藤正
ただいまの答弁について再質問したいと思います。この川は道の管理だということで、道も緊急度の高い河川からいろいろ対策を講じていると思いますけれども、ペンケヌカナンプ川の道の位置づけといいますか、どの程度になっているのでしょうか。また、地元の農家の人たちは毎年のように洪水被害を受けて、抜本的な河川の改修が望まれているということで、市としても抜本的な改善をしてくれということで、道、国のほうに要請はしていると思うんですけれども、やはり一日も早く抜本的な河川の改修をしてもらいたいと思います。また、農地の復興につきましても、予算があるといいますか、その予算でやっていきたいということなんですけれども、これも早急に来春の作付に間に合うようにやってもらいたいと思います。
答弁 市民部長 丸徹也
再質問にお答えいたします。まず、お話にありましたペンケヌカナンプ川、道管理河川ということで、北海道のほうにも再三にわたって私どものほうからも抜本的な改修をいただきたいということでこの間要請をしているところでございますし、また、管内選出の道議会議員、国会議員にも要請をしながら、この間対応はさせていただいてるところでございます。それを受けて当然私どもも北海道に対しての要請も行っているわけでございますが、昨年もペンケヌカナンプ川に対しては、北海道のほうも補正予算も対応していただきながら伐木等の作業も緊急的に行っていただいたという経過がございます。そういった部分では、全く北海道のほうとしてもペンケヌカナンプ川に対してという部分は考えてはいないものだと思いますけれども、基本的には、これは北海道が判断する形になりますので、私ども、そういった形で、今後とも、引き続き北海道のほうには要請するとともに、北海道のほうでの対応は期待したいと考えているところでございます。また、抜本的な改修のお話がございました。この間も、先ほど申し上げたとおり、様々な形で要請活動を行っておりますけれども、そのたびに、やはり答弁の中でも申し上げたとおり、維持管理的な手法でいきますと、どうしても大雨が降るたびに、なかなか抜本的な改修にならず大きな被害があるという状況ございますので、そういった部分で言えば、しっかりとした河川整備、こちらについて早期での改修を望むものであり、また、こちらについても引き続き要請活動を行っていきたいと考えているところです。それから、農地の復興の部分についてですが、こちらについても、当然私ども、被災の対応については速やかな復旧に向けた対応が第一ということで考えております。特に農地の場合は、道路、河川と異なって、どうしても一部について受益者負担、こちらが生じることもございます。そういった部分から、被災の状況から判断いたしまして、地先とも協議した中で対応している現状がございます。今回につきましては、答弁でもお答えしたとおり、中山間の事業メニューであります地域型の農業基盤改善事業、こちらを活用して対応することになっておりまして、11月めどにも対応は可能ではないかということでお話もいただいているところです。農地の部分については、現状の状況、また来年以降の耕作にもつながることですので、そういった部分、引き続き、地先の方々とも御相談しながら、できる限りの対応をしてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。