士別市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日
市長就任1年目の感想と成果、及び2年目での主要政策と展望について
2022年12月14日、士別市議会の一般質問で、山居忠彰議員が「市長就任1年目の感想と成果、及び2年目での主要政策と展望について」質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。
- 質問者
- 山居忠彰 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 14番 山居忠彰
令和4年士別市議会第4回定例会に当たり、通告に従い一般質問を行いたいと存じます。質問の主題、テーマは、市長就任1年目の感想と成果、及び2年目での主要政策と展望についてであります。師走に入り、今年も残り僅かとなりました。令和4年を振り返りますと、新型コロナウイルスのオミクロン株の流行や、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した原油・物価の高騰と歴史的な円安が私たちの生活に大きな影響を及ぼしました。岸田政権を揺るがしている旧統一教会問題は、悪質な寄附勧誘を規制する被害者救済新法が成立いたしました。しかし、その陰で政府与党は、防衛力強化と防衛費の大幅増や老朽原発の延命と新型原発推進といった最重要政策の大転換を国民の十分な理解を得ることなく推し進めようとしています。そこでお尋ねをいたしたいと存じます。まずは、渡辺市長就任1年経過での率直な感想についてであります。渡辺市長が就任なされて1年と2か月ほどが経過をいたしました。国の内外や地方自治体を取り巻く環境が怒涛のごとく著しく激変する中、士別市のトップリーダーとして熱い思いで駆け抜けてこられた今、感慨深いものがあろうかと御推察いたしますが、現在の率直なお気持ちや感想からお聞かせください。また、議員時代もそうでしたが、市長が生来持たれる誠心さと直観力、果敢な行動力と不屈の精神力には、改めて心からの敬意を表する次第であります。このたびは50歳未満での当選が条件の全国青年市長会のメンバーに名を連ねることができ、すばらしいことだと思います。とりわけ発信力に優れた他市の多くの若きリーダーたちから受けた刺激や影響、そして、本市においても新たに試みてみたいと感じたものについてもお聞かせください。さらに、今回初めて設けられた道北の旭川、名寄、富良野と士別の、いわゆる若い首長たちに若い代議士も加わった上川管内4市連携会議は、どなたの呼びかけによるものなのでしょうか。あわせて、設置の目的と議論の中心課題及び今後に期待できることについてもお聞かせください。次に、公約の進捗状況など、成果と反省についてお尋ねいたします。渡辺市長就任後も、新型コロナウイルス感染症が一層拡大する中で、多くの活動と事業や施策に制限がかかり、大胆で確実な実現にかなりの困難を伴ったことと思われますが、選挙戦で市民に誓った公約の数々の着手度や達成度など、進捗状況はどの程度で、どのくらいの手応えを感じていますか。また、特に声を大にして、自他ともに満足できる、あるいは胸を張って誇れるような成果が出ている事業や施策にはどんなものがありますか。さらに、当然のことながら、市民ニーズの高まりや緊急度合いによる優先順位もあろうかと思われますが、まだまだ不十分あるいは何かが不足していると反省する事業や施策にはどんなものがありましたか、お知らせください。次に、過疎化・少子高齢化対策と、地域経済好循環サイクルの確立についてもお伺いいたします。全国のほとんどの自治体の最大の課題は、人口減少による過疎化や少子高齢化と担い手不足であります。そこで、渡辺市長は、本市における2025年問題や2040年問題にどう対処すべきとお考えでしょうか。また、多くの自治体では、持続可能なまちづくりと地域創生の視点からも、長く深く疲弊する地場経済を活性化するために、地域経済好循環サイクルの確立に全力を挙げ必死で取り組んでございます。そこで、本市の推進状況はどの程度まで進んでいるのでしょうか。もう既に産業連関表の作成や地域経済構造分析、フロー、ストック、ポートフォリオなどは実施や実現ができたのでしょうか。さらに、正式に公約には掲げていなかったものの、実際に市政執行を強力に推進する上で必要と感じた点や、逆に障害となり不必要と感じた点があればお教えください。次に、2年目での主要目玉政策と懸念についてお尋ねいたします。市長就任2年目に入って、初当選時に宣言した渡辺市長の基本となる政治姿勢や政治理念及び行政執行方針に変化はございませんか。また、市役所職員の意識改革や組織体制の抜本的改変とか再編は考えておられるのでしょうか。また、来年度、令和5年度における特に強くアピールしたい大きな目玉となるような市長の主要政策、施策、事業や新たな取組は何でしょうか。さらに、来年度以降に市政を執行する上で懸念される事項や予測される状況の変化はございますか。加えて、渡辺市長の1期目在任中に、大きなエポックではありませんが、記念すべき士別開基125周年や旧士別市の市制施行70周年や朝日町と合併後の新士別市20周年を迎えますが、式典や祝賀会など何か節目となるようなことを計画していらっしゃるのでしょうか。次に、改革実現に向けた展望についてお尋ねいたします。渡辺市長は、市長選出馬表明のときより、従来の市政からの大幅な改革や変革を旗印に活動なされてこられたと思いますが、実際に明確にチェンジを実現できたものにはどんなものがありますか。また、国や道といった行政の区割りによる法制上の崩せない障壁に加え、今年に入ってからはオミクロンなど変異株による感染症の急拡大や、エネルギー、食品をはじめ、物価の相次ぐ高騰などが新たな障壁として立ちはだかっていますが、これらをどのようにしてはね返していこうとお考えでしょうか。さらに、今後とも改革や変革を計画的、段階的に続けていくための具体的な展望についてもお教えください。最後になりますが、財政健全化・行政改革と地方自治の充実についてお伺いをいたします。財政健全化については、昨日の西川議員、谷議員との質疑と重複するので割愛させていただきます。ただ、奥山議員の質問と少し関連いたしますが、行政改革として、士別市においても行政のスリム化、合理化、効率化にDX、デジタルトランスフォーメーションを導入いたしましたが、従来とは明らかに異なり、これまでに顕著となった効果と、今後さらにどう生かすかの方策についてお示しください。また、真の分権型社会の構築と地方自治の充実のため、財政面での自己決定権と自己責任の拡充に加え、住民が誇りや愛着を持って暮らせる地域の実現に向けて何が必要かについても明確にお示しください。さらに、士別市において世界平和統一家庭連合、旧統一教会に関わる理事者や議員は皆無だと思われますが、被害者救済新法が今月10日に可決、成立したのを機にお尋ねをいたしたいと思います。実際問題として、本市の一般市民からの深刻な相談や被害届などが過去にありましたでしょうか。なければベストですが、今後の行政としての対応や対処法を検討なされておられるのでしょうか、お教えください。加えて、北朝鮮による度重なるミサイル発射で、士別市のような一地方都市でも、核シェルターなどの避難場所が全くないのにもかかわらず、警報のJアラートに翻弄されました。我が国の安全保障環境に暗雲が立ち込めてきているとはいえ、政府展開の5か年で防衛費倍増、GDP比2%や、敵基地攻撃、反撃能力計画などに対する、市長の私的で結構ですので、御見解をお伺いしたいと存じます。結びの質問となりますが、総務省の自治体戦略2040構想研究会が、行政はサービスの提供主体、サービスプロバイダーから、地域づくりの場と関係をつくり保全する主体、プラットフォームビルダーに転換する必要があるとの提案をしてございます。これは、行政改革や行政職員の働き方改革にもつながると言われております。渡辺市長は、この構想をどう受け止めていらっしゃるのでしょうか。御所見をお伺いし、一般質問を終わります。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
山居議員の御質問にお答えいたします。初めに、市長就任から1年が経過をいたしまして、感想についてのお尋ねがございました。昨年9月に市民の皆様から御支援をいただきまして合併後3代目の市長に就任をさせていただいてから早くも1年余りが経過をいたしました。この間、市政のかじ取り役という重責を改めて痛感するとともに、公約の実現に向けて、議員各位、市民の皆様はもとより、多くの団体、企業に御協力をいただきながら無我夢中で走り続けてきたというのが率直の感想であります。また、所信表明で述べさせていただきましたとおり、積極的に各種会議や地域の行事等にも参加をさせていただき、時には他の参加者とともに汗をかきながら、現場の声を市政に反映させる、市民目線に立った行政運営を心がける中で、温かい励ましの言葉や、時には厳しい御意見もいただきましたことに感謝を申し上げる次第です。就任から1年余りが経過をし、改めて市民が豊かに、いつまでも安心して暮らせるまちの実現に向けて、市民目線で地域に寄り添いながら職責を全うする決意を新たにしているところです。次に、全国青年市長会についてです。7月11日から12日にかけ、青森市で行われました全国青年市長会北海道・東北ブロック会議では、移住・移農の促進に向けた取組をテーマに、参加した11市長による活発な意見交換が行われました。意見交換では、本市においても今年度から実施をしている体験型移住をはじめ、ワーケーションスペースの運営や移住者に対する支援金など、今後、本市においても実施を検討したいと思える取組も多くあり、非常に参考となったところです。次に、上川管内4市連携会議についてです。本会議につきましては、本年4月の富良野市長選後に4市長が集まった場において、多様化、複雑化する地域課題の解決には、これまで以上に各地域が連携して取り組んでいく必要があるとの共通認識の下、毎回1つのテーマを定め、各市の取組状況等について情報交換を行っていくことを目的に設置をいたしました。7月には地域通貨をテーマに名寄市で、そして10月には介護人材の確保について本市で開催をしています。会議には、管内選出国会議員である東国幹衆議院議員にも御参加をいただき、助言をいただくとともに、国政への要望活動を行いながら課題の解決の一助となるよう取組を進めています。次に、公約の進捗状況についてです。私は、市政運営に当たって大切にしたい8つの基本的な視点、それから、その実現に向けた38項目からなる公約を掲げ、当選をさせていただきました。公約については、市議会の皆様の御理解の下、今年度予算を御承認いただいたことを受け、その全てについて着手をしているところであり、34項目、およそ9割については既に実施または一部実施しており、残りの4項目についても次年度以降の実施に向け、現在、調査・検討を行っているところです。これまでの成果についてですが、新型コロナで影響を受けた企業や店舗などへの支援拡大や地域循環型住宅リフォーム促進事業の創設、高校の魅力化支援など多くの項目で既に事業を開始し、順調に成果を上げており、季節移住やゼロカーボンに向けた取組、利便性の高い公共交通システムの構築などの一部実施済みや、実施に向けて検討中の公約についても早期の実現に向け、現在準備を進めているところです。また、市長就任以来、関係団体や企業に対し、積極的にトップセールスを行うとともに、トヨタ自動車やレバンガ北海道などの企業との包括連携を締結し、様々な機会を通じて本市のPR活動にも努めています。一方で、介護職員の人材確保や在宅医療の充実など、取組を進めているものの、なかなか成果が上がらない事業があることも事実です。地方創生の基本となる、まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げるKPIについても、コロナ禍の影響があるとはいえ、目標値と大きく乖離しているものもあるため、今後、検証作業を行ってまいります。次に、2025年問題や2040年問題への対応についてです。団塊の世代が75歳以上となる2025年には、単身や夫婦などの高齢者世帯や認知症を発症する高齢者が増えることにより、医療費や介護給付費の増加が見込まれます。また、2040年には、団塊のジュニア世代が高齢者となり、生産人口の減少も見込まれているところです。こうした中、本市でも3年ごとに高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画を策定し、高齢化社会への対策として、認知症サポーターの養成などの認知症施策の推進、SOSネットワークなどの連携体制の構築、いきいき健康センターでの事業をはじめとした介護予防を通じた生きがいづくりを充実させていく必要があると考えています。また、担い手不足の対策としては、介護報酬の負担の在り方など、介護保険制度がしっかり運用できるよう、市長会などを通じ、他の自治体などと連携して国にさらに強く要請を行うとともに、介護従事者対策の取組について、事業所などの関係機関と連携、協議する中で、より効果的な方策となるよう検討を進めます。次に、地域経済好循環サイクルの確立についてです。私の最重要公約であります地域経済循環分析については、庁内にワーキンググループを設置するとともに、取組の趣旨や内容について広報等を通じて市民への周知を図っているほか、9月には循環の基礎資料となる産業連関表の作成や経済波及効果シミュレーションの実施のほか、アンケート調査への支援に関する業務委託を締結し、令和5年度中の分析結果の公表に向け作業を進めています。地域経済循環分析は、地域経済構造分析における3つのサブアプローチのフロー分析に該当するもので、他の2つのベースとなるものです。したがいまして、フローを生み出す源泉であるストックに関する分析、本市にとって一定の収益を維持しながらリスクを最小限に抑える産業の組合せを考えるポートフォリオ分析については、地域経済循環分析の結果を踏まえ、実施の有無を判断してまいります。次に、市政執行の上で必要と感じた点などについてです。市政を執行する上で何よりも必要となるのは、人材と財源であると考えています。どのようなすばらしい事業であっても、それを実施するためには基本的には人材とお金が必要となります。そのため、人材の確保、育成なしでは、まちづくり、行政運営はなし得ません。財源については、国や道の交付金や補助制度の動向を注視していくことが重要と考えています。一方で、行政特有の縦割りについては、事業を速やかに実施する上でブレーキとなることもあり、また、管轄意識により行政サービスが非効率に陥るケースもあることから、不必要とまでは言いませんが、改善していくべき課題であると認識をしています。次に、私の政治姿勢についてです。政治姿勢については、市政執行方針の中でも申し上げましたとおり、まちづくり総合計画に掲げる基本施策と第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の3つのプロジェクトに取り組みながら、市民が安心して暮らせるまちづくりを進めることを市政運営の基軸と考えており、私の政治理念である、政治の原点は人づくりと併せて、その考えに変化はございません。また、組織体制の改変等について、現在確定しているものはございませんが、これまで同様、市民の利便性を念頭に置きながら、人材育成と組織力の強化を目的として、その時々の状況に応じた機構改革等を実施していく考えです。次に、来年度における新たな取組についてです。11月1日に行われた予算編成説明会において新年度予算に関する私の方針を述べたところです。新年度においては、公共交通システムの再構築や高校の魅力化、農業生産基盤の強化といった進行中の事業について、社会情勢などを踏まえ、さらに深化した取組を進めるとともに、今年度策定予定の地球温暖化対策実行計画に基づく、ゼロカーボンへの取組や、70歳以上の郊外居住者に対する季節移住、アンケート調査の結果を踏まえた季節移住の検討を予定しているところです。現在は、各部から予算要求書の提出が終わり、財政課による精査が行われているところで、市長ヒアリングも年明けに予定していることから、具体的な事業内容については、今後、調整を図ることとなりますが、これまでの成果や検証結果を反映しつつ、より効果的な事業となるよう事業内容の検討を行ってまいります。次に、懸念事項や状況変化についてです。何よりも大きな懸念材料は、新型コロナの動向であります。感染の拡大はもとより、現在国が検討している感染分類の5類への引下げや変異株の発生、ワクチンの接種体制、それから特効薬の開発など、あらゆることが社会生活に多大な影響を与えることが懸念されるとともに、地方交付税や臨時特別給付金などの財源措置についても注視をしていかなければならないと考えています。また、水田活用の直接支払交付金の見直しや、てん菜の生産枠減少など、農業を取り巻く動向についても気を配る必要があると考えています。なお、各周年事業に関する式典についてですが、現段階では予定しているものはございません。次に、改革実現に向けた展望についてです。私が市長となって心がけたのは、私の市政運営に対する考え方をしっかりと職員に伝えること、それから、職員の話をよく聞くことです。職員は行政のプロフェッショナルでありますので、私が考える市政をどのように実現していくか、職員一人一人から意見を聞き、庁議等で議論をし、最終的に理事者が判断をするという手法を取り組んでいます。そのため、必然的に私が職員のもとを訪れる機会も多くなりましたし、職員が市長室に来て打合せをする機会も増えているところです。現時点では明確にチェンジを実現できたとまでは言えませんが、今後も自分の手の届く範囲から職場の改善を図ってまいりたいと考えています。次に、障壁への対応策についてですが、感染症や物価の高騰など、いずれについても本市だけで解決を図るのは不可能な事案ばかりであります。だからこそ、各管内市町村長あるいは市長会などを通じて国などにしっかりと対応を求めていくこと、これが重要だと考えています。あわせて、国会議員や民間企業、関係団体などと日頃から連携を密にし、あらゆるチャンネルを活用していくことも大切な取組と考えています。今後も、交流と対話を大切にし、市民の声に耳を傾けながら施策の優先順位をしっかり判断しつつ、計画的、段階的に、改めるべきは改めながら、よりよい市政運営に努めてまいります。次に、DXの活用についてです。本市においては、本年5月に決定いたしました士別市役所DX推進基本方針に基づき、デジタルトランスフォーメーション施策を実施しております。2040年問題を見据える中での業務の効率化については、ビジネスプロセス・リエンジニアリング、BPRと呼ばれる業務の在り方自体を見直す取組を徹底することとしています。BPRの取組は効率化に向けた見直しとチャレンジを繰り返すことで、その効果が徐々に表れるものと考えています。現段階においては、ロボティック・プロセス・オートメーション、RPAと呼ばれる自動化手段の活用、それから簡易的な自動プログラムの作成などで、業務時間を短縮した例があります。今後、行政手続のオンライン化を進めるに従い、業務の在り方を見直すBPRの取組の必要性、重要性がさらに高まり、生み出される効果もより高まっていくものと考えています。効率化の成果を最大限に引き出すために、今後も引き続き職員が一丸となってBPRの視点による業務改革の努力を重ねていく考えです。次に、自己決定権と自己責任の拡充と住民が誇りや愛着を持って暮らせる地域の実現についてです。地方分権時代において、自己決定、自己責任の原則に基づく地方公共団体の意思決定がなされるためには、一般的に地方議会の活性化や住民参加の拡大が必要と言われています。財政面においては、自主財源である地方税を基本として、国からの財源への依存度をできる限り縮減し、より自律的に財政運営を行うことが理想と考えています。また、郷土愛を育むためには、子供の頃から本市の豊かな自然や歴史、産業、そして地域の人とのつながりを教育資源として活用した体験活動を推進していくことが重要と考えています。このため、職業体験、文化芸術体験、自然活動や郷土の歴史を学ぶ土曜子ども文化村事業について、関係企業や事業所、社会教育団体の協力も得ながら、活動の充実を図ってまいります。さらに、こども夢トークや子ども議会を通じ、地域課題を共有することで、ふるさとの将来に対する当事者意識を持ち、たくましさや自ら考える力を身につける取組も進めてまいります。その上で、誰もが豊かにいつまでも安心して暮らせるまちの実現を目指し、公的なサービスはもとより、自助、互助、共助によりお互いが支え合える地域福祉の構築を図っていくことが必要と考えています。また、医療や介護の体制強化についても喫緊の課題でありますので、引き続き従事者の確保と環境の充実に努めてまいります。次に、世界平和統一家庭連合、旧統一教会との関わりについてです。これまでに、市民の方から旧統一教会に関する被害相談が市に寄せられた実績はなく、また、被害届については、把握し得る立場にはございません。今後の対応につきましては、被害者救済新法が10日に成立をいたしましたことを受け、市民からの相談があった場合には、法に基づき、国や道、関係機関と連携しつつ、引き続き消費生活相談を中心として対応してまいります。次に、防衛費等に関する私の私見についてです。ロシアや中国、北朝鮮といった日本を取り巻く他国の不安定な情勢を鑑みますと、日本として国民を守るための安全保障に必要な一定の防衛力を保持することは必要と考えています。また、防衛費の増額に充てる財源については、現時点で明確には示されていませんが、国債や増税という話も聞こえてきているところです。現在の日本社会、経済は、コロナ禍の影響で疲弊していることに併せ、医療や福祉の拡充や格差、貧困への対応は喫緊の課題であると考えています。私としましては、まずは、経済再生のための物価高騰対策や財政出動に十分な予算を充てるとともに、防衛費についても現下における増税については反対であります。最後に、自治体戦略2040構想研究会の提言についてです。福祉などの公共サービスを提供する側であるサービスプロバイダーから、公・共・私相互間の協力関係を構築するプラットフォームビルダーへの転換については、これまでにも様々な分野で同様の提言が出されており、例えば地域包括ケアシステムでは、社会福祉制度や生活保護制度といった公助ではなく、自分のことは自分で行う自助や、家族や近隣住民、友人などの個人的な人間関係の中で助け合う互助の果たす役割が大きくなることを意識した取組が必要とされています。行政として新たな公・共・私の協力関係を構築することは必要ではありますが、一方で、民間だけでは必要なサービス量を満たすことはできない実態もありますので、引き続き、サービスプロバイダーの役割を行政が担う必要があるものと現下では考えています。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 14番 山居忠彰
市長には、大変広範囲にわたる丁寧な御答弁ありがとうございました。1点だけ、再質問させていただきたいと思います。市長は、本当にお若い市長ということで市民の期待も大きいわけですけれども、士別市と姉妹都市のみよし市の市長、小山祐さんですね、この小山市長もお若いのですよね、私も初めてお会いしたときは県会議員でしたのですけれども、30代で驚いた記憶がございます。そこで、士別とシスターシティーのゴールバーンもございます。今コロナ禍で交流できていませんけれども、オンラインなんかで交流ができるのかどうかということと、みよし市との、特に市長が強調されます他市との連携強化ということで、この連携あるいは相互理解、そして発展に向けてということについて一言いただきたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 市長 渡辺英次
再質問にお答えいたします。まずは、小山みよし市長、たしか44歳ということで、私より随分若いのですけれども、また市議会議員、県議会議員を歴任されていまして、政治という部分では私の大先輩でありますので、情報交換を含めて今後さらに友好関係を築いていきたいと思っております。そういった中で、まずオンラインでの交流についてですが、公式的なものはまだやってはいませんが、実際やっている事例もございますので、今後のコロナの状況を見極めながら、オンラインがいいのか、その後また戻していくのかということも含めて、情報交換等していきたいと思っております。それから、他市との連携ということでいいますと、例えば今のお話のみよし市とお話をしたときに、みよし市は地方交付税不交付団体ということで、財政力が非常に高いまちでございます。そういったことからも、同じ市としての課題という部分では相違はあるのですけれども、行政運営をしていく上で、例えば行政内のシステムの問題であったりとか、いろいろな部分で参考になったりすることもありますので、何せ人との交流を大事にしながら、私自身も高めていくような取組を今後進めてまいりたい、精進してまいりたいと考えています。