みんなの議会

士別市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日

成果と課題についての総括

2022年3月10日、士別市議会の大綱質疑で、国忠崇史議員が「成果と課題についての総括」質問し、企画課長 大橋雅民、経済建設課長 岡田詔彦、副市長 法邑和浩が答弁しました。

質問者
国忠崇史 議員
答弁者
企画課長 大橋雅民、経済建設課長 岡田詔彦、副市長 法邑和浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 国忠崇史

最後の質問ですが、天塩岳・天塩川魅力発信プロジェクトはなぜ終わったかと題してお聞きしたいと思います。まず、決算審査でも聞いたところですが、成果と課題についての総括はいかがでしょうか。いわゆるプロジェクトという決められた予算枠があるというよりは、単なる寄せ集めだったのか、本市における天塩岳・天塩川の地位というのは、もっと高いものではないでしょうか。この点答弁をお願いします。そして、結局コロナ禍でも毎年8月初旬に開かれている天塩岳速登競争への具体的支援はありませんでした。士別市からの参加者も増えているにもかかわらずです。朝日のリファインドのカレーが参加賞になったくらいでした。今後は天塩岳の魅力発信ではなく、一般的なスポーツ振興の一環として天塩岳速登競争を考えればよいのでしょうか、お答えください。最後に、本プロジェクトで、岩尾内湖白樺キャンプ場管理棟の整備も行われたので、私は岩尾内地区も行く行くは再整備していくんだろうと考えていました。地区内各地に点在するテニスコートや球技場を撤去し、時代に合った施設を造るためのプロジェクトではないのかと思うのですが、どうも中途半端で終わったプロジェクトのように感じるが、こと岩尾内についてはどうなのか、言及を求める次第です。

答弁 企画課長 大橋雅民(企画課長は2022年3月まで)

私のほうから成果と課題の総括などについて答弁させていただきます。天塩岳・天塩川魅力発信プロジェクトは、本市の貴重な地域資源として全国的にも名高い天塩川や天塩岳など豊かな自然環境を生かして、魅力を高めながら情報発信に努めることで、地域ブランド化の推進と交流人口の拡大を図ることを目的に各種事業を展開してきたところです。また、プロジェクトは、平成26年度から庁内組織を設立して取組を開始しました。プロジェクトとして予算を大枠で確保するものではなく、あくまで総合計画に掲げた目的を達成するために、2021年度を終期、期限に、必要な個別事業を位置づけて進めてきたところです。これまで実施した主な事業は、士別の水のボトリング化、天塩岳登山道及び岩尾内湖周辺の環境整備、天サイダーの製品化、つくも水郷公園の再整備、松浦武四郎関連事業として博物館での特別展示や講演会、天塩岳・天塩川流域の鳥瞰図の作成を実施してきたところです。検証の結果といたしましては、これまでこのようにプロジェクトとしてブランド化や魅力向上のため期限を定める中で共通の目的意識を持って多くの事業を実施してきたところです。今年度で終期を迎えるに当たり、昨年の9月に庁内関係部署において8年間の実績に対する検証を行い、事業ごとの実績それから今後継続すべき事業などの整理、検討を行ってきているところです。実施した8事業のうち、士別の水と水郷公園再整備の2事業が完了しておりまして、残りの事業についてはプロジェクト終了後も所管部署で継続していくことにしています。総括といたしましては、プロジェクトにおける8年間の歩みと成果は、市のホームページで公開をさせていただいているところであります。羊と雲の丘観光株式会社による天サイダーは、本年度翔雲高校のビジネス科の協力もありまして、ラベルと味をリニューアルし、コロナ禍においても道の駅等での販売が順調でありまして、製造から初めて年内に完売ということで、2月に追加製造を行ってきております。また、昨今のキャンプブームということもあって、整備を行ったつくも水郷公園、それから岩尾内湖キャンプ場でも利用者が増加しているところです。天塩岳・天塩川の冠をつけたプロジェクト事業には、多くの市民が参画したことをはじめ、市外からも交流人口の増加に一定の効果があったという総括をしているところです。また、天塩岳・天塩川の地位についてでありますけれども、北海道遺産である天塩川、河川の源流を発する天塩岳については、議員のお話のとおり全道、全国的にも知名度が高くて、潜在的な価値も十分にあると思っているところです。今後はプロジェクトの実績による推進力を有益に活用しながら、これまでの取組も参考にする中で、特色ある特産品開発や観光と連携したまちづくりなどについてさらに進めていきたい、深めていきたいと考えているところです。私からは以上です。

答弁 経済建設課長 岡田詔彦

私から天塩岳速登競争への支援、それから岩尾内地区の整備と撤収、これらについて御答弁申し上げます。天塩岳速登競争につきましては、令和元年度から開催されて、3年度が第3回目ということであります。2年度から士別市、それから士別市教育委員会が後援ということで行ってきております。この大会につきましては、旭川市の企画運営団体が大会事務局となり開催しているところなんですけれども、そちらの事務局のほうから大会の運営がなかなか厳しいというお話をいただいていまして、過去には市の支援を受けたいとの御相談もございました。これまで国忠議員のほうからもその支援について議会の場でいろいろと御提言いただいておりましたが、これまでは各スポーツ団体が主体となり開催する大会が多くあり、全てに対しての支援、それから特定の団体やイベントに対して支援をしていくことはなかなか難しいということと、あと今後も市ホームページなどで大会についてのPRをしていくほか、大会事務局と協議しながら市として協力できることはしていきたいということで御答弁させていただいております。この天塩岳・天塩川魅力発信プロジェクトでは、天塩岳の山開きの開催に対する補助でありますとか、そういうことをやっておりまして、天塩岳速登競争への支援という形では、これまではあまりやっていなかったということはありますけれども、このプロジェクト終了後も引き続き天塩岳に関する部分というのは朝日支所が窓口となって行っていくことから、速登競争の大会事務局と連携し、市として協力する中で天塩岳の魅力発信や山岳スポーツの振興ということにもつながっていけばいいなとは思っております。続きまして、岩尾内地区の整備に関することであります。このプロジェクトの中で進めてきた整備のほか、岩尾内観光施設管理事業によりましてキャンプ場内の施設の修繕でありますとかキャンプ場管理棟の管理業務委託などを行ってきております。プロジェクト終了後も朝日支所が担当ということになりますので、引き続き岩尾内周辺の環境整備や周辺施設の維持管理を行っていこうと考えております。時代に合った施設を造るなど岩尾内地区の再整備ということでありましたけれども、近年アウトドアが注目されて、たくさんのキャンプ客でここ近年はにぎわっているところですけれども、財政的に見ましても新たな施設の整備というのはちょっと難しいかなと考えております。岩尾内地区にはキャンプ場、それから展望台、テニスコートやテニスコートの隣に休憩所として利用できるクラブハウスという建物があるんですけれども、こちらのほうのテニスコート、そのクラブハウスにつきましては老朽化してきておりまして、現在利用がほとんどない状況であります。今後につきましては、それらの施設の廃止も含めて検討していかなければならないと考えています。キャンプ場利用者からの御意見としましては、岩尾内は自然の豊かさを全身で感じられる、手が加えられていない自然のままがいいなど様々な声もありますことから、できるだけこの自然を生かした整備が望ましいと考えております。キャンプ場内の施設には、管理棟のシャワーなどの設備の一部に修繕、更新をしなければならないというものもございます。現在のこの施設の中で、より利用しやすい施設となるよう利用者の御意見も参考にしながら、引き続き整備を進めていきたいと考えております。以上です。

再質問 12番 国忠崇史

再質問です。まず、岩尾内地区の答弁がありました。テニスコートだとかいろいろあるんですけれど、どうもあまり使われていないということで、これを何とかしたいということですけれども、実は士別市には2つ、いわゆる古い言葉で今言わないですけれどもリゾートがあるんです。岩尾内地区とそれから多寄の日向地区にもある。日向地区のキャンプ場は今回廃止の条例案が出ていますけれども、どちらをどうするのかと。つまり、岩尾内のこれからの帰趨が日向地区にも波及するだろうと思うんです。だから、市としてはどちらに力を入れるのか、こちらが士別のリゾートで、日向温泉は残るしてもほかのその設備がなくなっていくと。一方で、岩尾内にはキャンプ場も充実していくし、それからいろいろ付随する設備も充実させていくのか、そういうような方向性のないままに何だかこちらはテニスコートどうしようかということじゃなくて、力を入れるなら入れる、入れないなら入れない。日向地区に力を入れるんだったら入れるという、言ってみれば取捨選択が必要になるんじゃないかと思うんです。岩尾内のほうはスキーリゾートではないのでキャンプのほうで頑張ると、日向はスキーで頑張ると、そういうような何というか2つに分けた考え方でもいいですし、何か実はそういうのが欲しいんだというのが私の質問に取り上げた主眼です。それで、そのことについてちょっと一言いただけないでしょうか。それからもう1点ですが、これは何度も言っていることですけれども、天塩岳は2015年、2016年に林道が壊滅したんです、台風で。それを何億円かかけて登山口まで行く林道を直した。それでいて、やはりそこで行われるイベントに本気で注力していないというのは、ちょっと私に言わせれば人がいいというか、ちょっとアンバランスじゃないかなと思うんです。やはり天塩岳速登競争は、リファインドのカレーこそ出ましたけれども、入浴の補助券なんかは愛別町の温浴施設です。そこにどうして和が舎が入らないのかなという疑問があります。やはり自分たちで直した登山道なんですから、やはりそこで行われるイベントは自分たちのいい意味で縄張意識を発揮して、朝日の温浴施設の補助券をつけるだとか、そういう方向をどんと打ち出すべきではないかなと思います。この2点についてコメントをお願いします。

答弁 副市長 法邑和浩

再質問にお答えします。国忠議員のお話では、一応2か所士別にリゾート地があると、見いだせるということで、その岩尾内地区と多寄地区があるんだというお話でした。それで、今の岩尾内地区のプロジェクトにつきましては、これは士別の魅力の大きな一つでありますので、そこをさらに発信するといったような意味で、プロジェクト化した事業においてブランド化ですとか魅力向上のための取組をいろいろやってきました。その中に岩尾内地区のその管理棟の整備だとか、そういったシャワーの整備だとかもしてきました。キャンパーが岩尾内地区には多く訪れておりまして、私も朝日の所長をやった経験ありますので、当時やはりたまに行くと、本市のほうからもキャンパーが訪れていまして、やはりここは何もないのがいいんだというお話があったり、それが魅力でそのリピーターというんですか、毎年訪れていただいているといったような方も多くいらっしゃいました。それで、そのどちらかをもっと絞ってやったらどうかというお話でありますけれども、そういうことではなくて、やはりそれぞれ岩尾内なら岩尾内の特色、多寄は多寄の特色があると思いますので、そうしたそれぞれの地域における特色を生かす取組、これをやはり今後進めていく必要があると考えております。多寄地区では今回バンガローですとかキャンプ機能を廃止するという考えを提案しているところでありますけれども、今後においては多寄は多寄としてスキー場なり日向温泉ありますので、そういった部分を中心に魅力を発信するような取組をしていきたいと考えております。

答弁 経済建設課長 岡田詔彦

天塩岳速登競争の支援につきましてですけれども、これまでも国忠議員のほうからいろいろと御意見いただいておりまして、先ほどお話にありました入浴施設の関係、愛別町の入浴施設の割引券が配られていたということにつきましても、以前この議場の場でもお話しいただきました。朝日地区でいきますと和が舎という入浴施設がありますけれども、その割引券を天塩岳のヒュッテに置いてはどうだとかという御意見もいただいております。そちらにつきましては、過去にはその割引分の負担というのがどうなるのかという部分もあったりですとか、そういう部分も今後調査していきますということなんですけれども、その後ちょっと具体的な調査には至っていないんですけれども、引き続き、どういうことができるのか、市としてどういう協力ができるのかということは今後も引き続き検討していきたいと考えております。あと、大会事務局のほうから市に対する支援の要請があったということですけれども、天塩岳の速登競争に対する参加者を増やせば、参加料で大会運営を賄っているという部分がありますから、参加者を増やせば大会運営も楽になるということでありましたが、場所の問題というのもございまして、駐車場の問題があり、たくさんの車が止められないというのもあります。それで、マイクロバスでありますとかそういうものをチャーターして、運行して輸送すれば駐車場の問題も解決できるということでお話しいただいて、その部分の支援をということでお話がありました。それにつきましても、なかなかそこまでたどり着くまでの道路が狭いという部分があって、マイクロバスでピストン輸送というのもなかなかちょっと危険があるということで、それにつきましても難しいということでお答えしております。今後も市としてもちろん協力していく考えはありますので、大会の事務局のほうと連絡、調整を図りながら今後も進めてまいりたいと考えております。以上です。

出典:士別市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる