士別市議会 令和3年第3回定例会 2021年10月28日
(1)所信表明の中の「市内経済の活性化による財政基盤の強化」について/(2)所信表明の中の「子どもや高齢者、障がいのある方が暮らしやすいまちへ」について
2021年10月28日、士別市議会の一般質問で、十河剛志議員が「所信表明の中の「市内経済の活性化による財政基盤の強化」について」「所信表明の中の「子どもや高齢者、障がいのある方が暮らしやすいまちへ」について」について質問し、市長 渡辺英次、健康福祉部長 田中寿幸が答弁しました。
- 質問者
- 十河剛志 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、健康福祉部長 田中寿幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
市のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 十河剛志
令和3年第3回定例会に当たり、通告に従い一括方式により一般質問を行います。通告では、住宅新築・住宅改修助成事業についてと、冬期間における一時的な住まいの提供については、一昨日の西川議員と谷議員、昨日の苔口議員との質問が重複しておりますので、取下げをさせていただきます。改めまして、渡辺新市長には、平成22年初当選組としてお祝いを申し上げます。市民が豊かに、いつまでも安心して暮らせるまちづくりに向けて頑張っていただきたいと思います。1つ目に、市民の声の聴取についてお聞きいたします。所信表明では、これまで実施されている市長とのふれあいトークやこども夢トーク、市長への手紙を継続するほか、直接市民の皆様からの声を伺える新たな仕組みを創設し、まちづくり基本条例の原則である市民が主役のまちづくりを推進するとあります。士別市まちづくり総合計画では、地域力を高め地域力で進めるまちづくりとして、地域力でまちづくりを進めるに当たって、対話、調和、市民の輪で地域力を支え進めるとあります。対話では、市民・議会・行政は対話を重視しながら、市民一人一人の声を大切にしてまちづくりを進めますとあります。11年前、私が議員に当選し、最初の一般質問で、牧野前市長に市長室開放事業の提案をさせていただき、実現をしていただきました。事業自体は今はありませんが、士別市役所のトップである市長と市民が直接市長室を使い対話をすることにより、市役所へも気軽に相談しやすくなり、市民が市政に望んでいる気持ちを的確に把握することにより、目配り、気配り、心配りによって、よりよい信頼関係を築き、このような取組こそが真の協働のまちづくりにつながっていくのではないでしょうか。直接市民の皆様からの声を伺える新たな仕組みを創設するとありますが、どのようなものなのか、現状考えている範囲で構いませんので、お考えをお聞かせください。また、パブリックコメント制度ですが、ここ数年パブリックコメントの意見がありません。意見がないということは、その条例や計画に賛成したのでしょうか。パブリックコメントの実施する時期、段階の検討や最終案の段階で行っている案を企画立案時に意見を出してもらうなどの検討をしてはいかがかと考えますが、お考えをお聞かせください。パブリックコメントの意見数が少ないから市民参加意識が低いとは判断できません。賛否を把握することは難しいと思いますが、表に出ない賛成意見や反対という意見もあると思います。そこで例えばですが、渡辺新市長の得意のフェイスブックなどのSNSを活用して、ホームページ上でフェイスブックのような、いいねをつける形で参加してもらえる仕組みを考えてはいかがでしょうか。2つ目の項目は、子どもや高齢者、障がいのある方が暮らしやすいまちへの中から、市民ニーズにマッチした買物支援や除雪支援などに対応可能なボランティア制度の考え方についてお聞きをいたします。先日、谷議員から買物支援や除雪支援についての質問がありました。できるだけ重複しない形で何点か質問をさせていただきます。まず、除雪支援についてお尋ねいたします。除雪サービスについての概要は、谷議員の答弁でもありました。高齢者アンケートで困り事では、除雪が常に上位であることから、今ある除雪サービスの対象範囲を広げるお考えなのか、また除雪サービスの内容を変更するお考えなのか、考えをお聞かせください。そのための新たなボランティア制度の確立なのか、お知らせください。また、除雪支援や買物支援などに対応可能ボランティア制度は、有償ボランティアで行うお考えなのか、無償ボランティアで行うのかをお聞かせください。次に、地域助け合い活動協議体についてお尋ねをいたします。地域助け合い活動協議体は、平成28年より第2層協議体として、各種研修会に参加し、他地域の活動を研修、勉強し、高齢者の居場所づくりや困り事などを話合い、月1、2回行って、9月で86回に及んでおります。今までの活動としては、買物サポート事業や地域食堂を行ってきました。買物サポートや地域食堂の課題として、活動や運営に対する予算が少なく、買物サポート事業に係る経費については、全額が利用者の負担となり、利用者の負担が大きく、住んでいる地域によっては金額が変わるなど、利用者が利用しにくい状況になっていると考えます。今後、少子高齢化が進む本市において、市民の皆様が連携、共同し、みんなで助け合う地域共生社会には地域助け合い協議体の活動が重要になってくると考えますので、利用者が負担に思わない金額で利用できるように支援をするべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。3つ目の項目は、障害者福祉での就労支援の考え方についてお聞きをいたします。令和2年の障害者雇用状況の集計結果では、民間企業で雇用障害者数、実雇用率共に過去最高を更新しました。雇用障害者数では前年比3.2%の増加、17年連続で過去最高となり、実雇用率でも9年連続で過去最高の2.15%で、前年対比0.04ポイント増加です。公的機関の雇用障害者数も前年を上回りました。国では、実雇用率2.83%で、0.52ポイント増加。都道府県では、実雇用率2.73%で、0.12ポイント増加。市町村では2.41%、増減はありませんでした。教育委員会では、実雇用率2.05%で、0.16ポイントの増加となっています。なお、令和3年3月1日より障害者の法定雇用率が引上げになっております。民間企業で2.2%から2.3%へ、国・地方自治体は2.5%から2.6%へ、都道府県の教育委員会は2.4%から2.5%へ引上げとなっております。士別の障害者雇用状況をお聞きいたしますと、市役所で0.87%、教育委員会で2.05%となっております。障害者雇用を推進していく上で、士別市が率先して法定雇用率を達成しなければならないのではないでしょうか。本市の考えをお聞かせください。士別市障害者福祉実行計画の中に、障害福祉に関するアンケート調査から見た課題の中にも就労支援の推進で4人に1人は仕事をしたいと思っていることから、就労支援を積極的に進めていく必要があると思います。また、仕事を見つける方法は、ハローワークの紹介が1割程度であり、知人の紹介が多いことから、ハローワークや関係機関からの情報を提供し、就労につなげる支援が必要となってきております。本市は就労支援体制の確保として、自立支援協議会の就労支援部会を中心に、士別地域障がい者職親会と連携し、就労の機会の拡充や定住を図っており、水道量水器分解作業をはじめ清掃作業などの委託をし、利用額も年々増やしてきております。今後も市内に所在する施設などからの物品、または役務の積極的な調達を行っていくのか。各施設では新型コロナウイルス感染症による感染拡大の影響で、感染対策にかかる経済的な負担やサービスの利用控えによる運営上の問題、さらには各種活動の自粛などで厳しい環境に置かれております。本市の障害者施設などへのさらなる支援をお願いし、私の一般質問を終わります。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
十河議員の御質問にお答えいたします。最初に私から、市民の声の聴取について答弁申し上げ、子どもや高齢者、障がいのある方が暮らしやすいまちへについては健康福祉部長から答弁申し上げます。本市では、市民参加による開かれた市政を目指して、市長とのふれあいトークや市長への手紙、メールなど様々な公聴活動に取り組んでいます。そこで、新たな仕組みの創設については、まずはこれまで実施してきた事業を継続することを基本として、現在の手法の検証や新たな仕組みづくりについて検討を進めているところです。私個人として、これまでフェイスブックなどSNSを利用した情報発信に取り組んでいますが、市長就任以降は投稿の閲覧者が増加し、また多くの方々からメッセージなどをお送りいただくようになりました。このことから、例えば本市の公式フェイスブックページに直接市長として投稿することによって閲覧者の増加が見込まれ、メッセージ機能を活用することで気軽に御意見や御要望をお寄せいただけるようになるのではないかと考えています。また、各団体の総会や自治会の集会などへ可能な限り出席をして現場の声を伺うことに加え、SNSなどの活用など、あらゆる機会を捉えて、市民の皆様から幅広い御意見、御要望をいただき、それを施策に反映することで、まちづくり基本条例の原則である市民が主役のまちづくりを推進するとともに、士別に生まれて、育って、学んで、働いて、暮らしてよかったと思えるまちの実現につなげてまいります。パブリックコメント制度については、市民参加条例に基づき市民の市政参加を推進するとともに、多様な市民意見を市政に反映させるための一つの手法として実施しており、パブリックコメント制度実施要綱に基づき、資料や概要版などにより内容を分かりやすくお示しして、御理解いただけるよう努めております。また、パブリックコメント実施の旨を広報誌などに加えて、生活情報アプリしべつ暮らしナビで配信するなどしておりますが、近年は応募がない状況が続いています。御提言いただきました企画立案時の意見聴取についてですが、本制度は、政策の立案に当たり、あらかじめ案を公表し、広く市民から意見を求め、これを考慮して意思決定を行う手続であり、最終案の段階であっても、いただいた意見はしっかりと反映をさせてきたところです。またホームページでのSNSを活用するなどの仕組みづくりについては、機能的に不可能な現状にございます。しかしながら、より関心を持っていただき、応募しやくするための検討は必要と考えており、ホームページやフェイスブックなどでの発言など、仕組みづくりについて、しっかりと調査、検証するほか、引き続き手法や時期、情報発信方法を含めて検討を進めてまいります。以上申し上げ、私からの答弁といたします。 (降壇)
答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)
私から、買物及び除雪支援制度の確立と障害者福祉での就労支援の考え方についてお答えします。初めに、除雪支援についてです。一昨日の谷議員への答弁のとおり、除雪サービスは少子高齢化により除雪労力の確保が課題となっていくと考えています。そこで新たな除雪支援体制については、限られた財源の中、まずは現行制度の実施体制やその内容などについて検証するとともに、全体の支援体制を見据えた中で、新たな仕組みやその内容なども含め、除雪事業者や社会福祉協議会など関係機関と十分な協議を行いながら今後検討を進めてまいります。次に、除雪支援や買物支援を有償または無償で行うのかについてです。具体的な制度設計については両支援とも現時点で未定ですが、内容によっては車や機械の燃料代など一定の経費がかかることが想定されます。仮にそういった支援を有償で行う場合には、支援活動への動機づけや責任感にもつながる効果が期待されますが、一方で支援活動は無償で行うべきとの声も多くあることから、今後、関係団体等の御意見もいただきながら、有償か無償かを含め制度の内容について検討してまいります。次に、地域助け合い活動協議体についてです。国が、地域全体の生活支援体制の強化を目指すため、生活支援体制整備事業の取組を進める中、市には生活支援コーディネーターの配置と協議体の設置が求められています。協議体は、互助を中心とした地域づくりを住民主体で進めていくために、助け合い活動を共に創出し充実させていく重要な役割を担っており、本市では平成28年2月に設置をしています。これまでの協議体活動は主に市民の困り事を拾い上げるとともに、その困り事をどのように解決するかを模索する政策集団的な活動が中心でしたが、令和元年からは買物サポートや地域食堂など、実際の事業運営にも関わっていただく機会が増えています。買物サポート事業につきましては、居宅支援事業所などからの買物時の寄り添いを求めている高齢者が多いとの情報提供を基に、楽しく買物をしてもらえるようにと協議体が中心となり支援策を策定し、社会福祉協議会が実施主体となって行っています。具体的利用に当たっての利用者負担としては、年会費として500円、1回の利用ごとに500円としています。また、お店までの御自分の交通費、さらには公共交通機関等にサポーターの同乗を希望する場合には、サポーター分の交通費も利用者の負担としています。このため、状況によっては、利用料が1,000円以上になる場合もあり、十河議員お話のとおり、利用をためらわせる一因となっている可能性はあるかと存じますが、一方で、この事業は互助によって成り立っておりますことから、公金の支出については他の事業との整合性などを含め、慎重に判断していく必要があると考えます。したがいまして、まずは協議体とともに現在の事業内容を検証し、課題の洗い出しを行うとともに、併せて互助では対応し切れない部分について、市としてどのような支援ができるか、新たな制度の創設も視野に入れつつ検討してまいります。次に、障害者福祉での就労支援についてです。障害者雇用を推進していく上で市が率先して法定雇用率を達成しなければならないとのお話がありました。本市の障害のある方の実雇用率は、法定雇用率が2.6%のところ、本庁部局は0.87%となっており、法定雇用率を達成するためには6人の障害のある方を採用する必要があります。なお、教育委員会の実雇用率は2.05%で法定雇用率に達していませんが、採用しなければならない障害のある方は、計算上1人未満の端数となり、0人となります。本市は、令和2年4月に策定した障害者活躍推進計画に基づき、令和6年度までの計画期間において法定雇用率の達成を目指すため、これまで障害のある方の就労体験による社会復帰の促進を目的とした委託業務などとの調整を図りつつ、障害の特性に配慮した職務の検討などを進めてまいりました。今後におきましても、障害のある方の特性に応じた多様な働き方の確立に向けて採用方法等についても、さらに検討を進める中で計画達成に向けた取組を進めてまいります。障害のある方への就労支援体制については、議員お話のとおり、市が設置し、障害者団体や障害者施設などで構成する自立支援協議会の就労支援部会と、市内事業所や個人で組織する士別地域障がい者職親会の事務局を、市が障害者相談支援業務を委託している基幹相談支援センターが担っており、各関係機関と連携しながら、それぞれの特性に合わせた就労の相談や支援に当たっています。また、市では毎年度、障害者優先調達法に基づき、物品等調達方針を策定し、障害者就労支援施設等が供給する物品及び役務の調達に全庁的に取り組んでおり、今後も障害者施設と連携し、推進してまいります。障害者施設などへの支援については、先ほど申し上げた基幹相談支援センターが各施設からの相談窓口も担っているほか、自立支援協議会に各施設長にも参画いただいていることから、今後も関係機関連携の下、情報の共有を図りながら様々な課題解決に当たってまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)