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士別市議会 令和3年第3回定例会 2021年10月26日

脱炭素化に向けて

2021年10月26日、士別市議会の一般質問で、谷守議員が「脱炭素化に向けて」について質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。

質問者
谷守 議員
答弁者
市長 渡辺英次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 9番 谷守

令和3年第3回定例会に当たり、一問一答にて一般質問をさせていただきます。私の今回の質問は、渡辺新市長がさきに行いました所信表明の事柄について、現時点でのお考えを確認したく取り上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。1点目は、脱炭素化に向けてというテーマからです。さきの国会、10月12日の衆参代表質問でも示されておりましたが、脱炭素化に向けては、50年カーボンニュートラルと整合的かつ野心的な目標について、30年度に温室効果ガス排出、対13年度比46%削減を目指し、50%の高みに向けて挑戦を続けていくとの新岸田内閣の答弁があり、前政権からの目標を維持する旨の表明がありました。気候変動予測モデルを開発した真鍋淑郎米プリンストン大上席研究員のノーベル物理学賞決定で関心が高まる中、世界的にも地球温暖化抑制に向けた脱炭素化の問題は、喫緊の課題であるところです。市長の所信でも、この件については国・道と歩調を合わせた施策の展開を進めていく旨の発言がありました。そこで、まずこのような背景の中、本市でのこれまでの取決めについて確認したいと思います。平成29年度まで、士別市新エネルギー導入促進事業がありました。平成20年度に策定した士別市地域新エネルギービジョンに基づき、本市における新エネルギーの普及推進を図るべく、住宅用太陽光発電システムモニター助成事業と木質バイオマス燃料ストーブ導入モニター助成事業の2事業であります。そこで、これらは29年度までの事業ということで、現在は助成事業としては終了しておりますが、これがなぜ廃止となったのかも含め、その経緯、経過などについて、まず説明いただきたいと思います。加えて、太陽光パネルなどは、固定価格買取制度の低価格化に伴い、一時の太陽光バブルは去ったものの、再エネ、市内経済への促進も考慮しながら事業の復活ということも、今後、視野に入れるべきと私は考えますが、その見解についても確認したいと思います。次に、国は、地域課題を解決し、地域の魅力と質を向上させる地域創生に資する脱炭素に国全体で取り組み、さらに世界へと広げるために、特に2030年度までに集中して行う取組、施策を中心に、地域の成長戦略ともなる地域脱炭素の工程と具体策を示す地域脱炭素ロードマップを本年6月に策定いたしました。これによると、各自治体の建築物及び土地などの公共施設への再生可能エネルギー、太陽光パネルなどの導入率を2030年度までに50%とする目標も掲げられております。これを受けて、まず本市での導入状況がどうなっているのか、分かる範囲でお答えいただき、その上で全公共施設での設置状況をどのように進めるのかも、答弁いただきたいと思います。前述しました士別市地域新エネルギービジョンによると、この件の行政の取組としては、公共施設の整備、更新の際には、新エネルギー利用の可能性を検討することが示されておりますが、可能な範囲でお答えいただきたいと思います。最後に、脱炭素化は、脱炭素を成長の機会と捉える時代の地域の成長戦略であり、自治体、企業、市民など地域の関係者が主役になって、今ある技術を適用して、再エネ等の地域資源を最大限活用することで実現でき、経済を循環させ、防犯や暮らしの質の向上などの地域の課題をも併せて解決し、地方創生にも貢献できるものと私は考えます。市長の所信でも、その重要性は伝わってくるところであり、本市としてのゼロカーボン社会実現に向けての今後の取組方などのお考えを確認したくお聞きするところです。あわせて、この分野は、今後の成長戦略に位置づけられるものと考えることから、また専門的知識も多く求められることから、できれば専担者、係等で進んでいくべきと考えますが、その見解についてもお答えいただきたいと思います。以上までの点について見解を求め、最初の質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、士別市新エネルギー導入促進事業の経過についてです。本市では、平成19年度に、太陽光やバイオマス、雪氷熱などの利活用に関する方針をまとめた士別市地域新エネルギービジョンを策定しました。また、このビジョンに基づく取組として、21年度から29年度までの間、個人や事業者に対して、木質バイオマス燃料ストーブや太陽光発電システムの設備費用を助成する中で、新エネルギーの普及及び温室効果ガスの排出抑制に努めてきたところです。こうした中、制度開始から26年度までは、年間で5件程度の助成申請が続いたものの、27年度及び28年度においては、年2件の助成にとどまり、さらに29年度には、助成を希望される方がいませんでした。このため、設備取扱事業者に機器の設置希望の見込み等を調査し、余剰電力の売電価格が下がったことなどにより、本事業に対するニーズが見通せない結果となったことから助成を終了したところです。助成制度等の再構築につきましては、今後のゼロカーボン政策の推進及び国・道の施策も注視しつつ、まずは本市が目指すエネルギー政策の構築を進める中で、総合的な観点から調査・研究を行ってまいります。次に、本市における太陽光パネル等の導入状況についてです。本市では、太陽光パネルを21年度に士別中学校、士別南中学校、あさひサンライズホール及びコスモス園の4施設に設置したほか、25年度には、バイオマス資源堆肥化施設に設置しています。また太陽光パネル以外の再生可能エネルギーに資する取組として、市役所本庁舎に地中熱エネルギーを利用したヒートポンプシステムを導入し、環境負荷、消費電力の低減に努めているところです。本市の公共施設における再生可能エネルギー等の機器導入に当たっては、議員お話の地域脱炭素ロードマップで目指している需要調整を可能とする蓄電池の導入や太陽光発電における初期投資ゼロのビジネスモデルの確立などを注視しつつ、総合的に検討を進めてまいります。次に、本市におけるゼロカーボン社会の実現に向けた今後の取組についてです。本市では、関係機関との連携の下、市民の皆様の御理解をいただき、家庭ごみの有料化をはじめ、マイバッグ運動の推進や生ごみ、下水汚泥の堆肥化活用など脱炭素の取組を推進してきました。また、これまでも事業者が自らの社屋内に木質バイオマスボイラーを導入するなど、資源の地域内循環に資する取組が行われてきたところです。本市には、森林バイオマスや畜産バイオマス、雪氷熱などのエネルギー資源があります。温室効果ガス排出削減に向けては、こうした地域特性を最大限に生かした自立分散型エネルギー事業の構築を目指す中で、様々な施策について脱炭素の視点からさらに踏み込んだ検討を進めていかなければなりません。また事業の推進に当たっては、ゼロカーボン北海道の旗印の下、本市における省エネの取組や再エネの導入によるCO2削減について、市民や事業者と連携した取組が必要です。本市では、庁内における横断的な体制を図る中で、市内の経済団体とも連携しながら、本市が取り組むゼロカーボン政策について早急に検討を進め、政策体系を構築してまいります。なお、専門的な係等の設置については、具体的な政策の方向性が定まった段階で検討してまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

出典:士別市議会 令和3年第3回定例会 2021年10月26日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる