みんなの議会

標茶町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月2日

増加する紙おむつは炭化によって資源化を

2025年9月2日、標茶町議会の一般質問で、類瀨光信議員が「増加する紙おむつは炭化によって資源化を」について質問し、町長 佐藤□彦、町民課長 三船英之が答弁しました。

質問者
類瀨光信 議員
答弁者
町長 佐藤□彦、町民課長 三船英之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 類瀨光信

2点目の質問に入ります。増加する紙おむつは炭化によって資源化をということでございます。これはどういうことかと申しますと、人口は減少しているさなかではありますけれども、本町の生活ごみというのはなかなか減っておりません。中でも、生活ごみの約7%を占めると言われる紙おむつの処理に世間では注目が集まっています。ほとんどの自治体が焼却処理をしているわけですが、中には再利用や燃焼以外の方法で処理することによって、温室効果ガスの排出を抑制しているという事例があります。特に、紙おむつを汚物ごと炭化させ、炭素といわゆるバイオ炭が混ざったハイブリッド炭を製造して土壌改良剤として使用している例に私は注目をしています。プラスチック由来の炭素による土壌改良の効果は既存の農業技術として目新しいものではありませんが、バイオ炭に関しては、その中に含まれている窒素、リン、カリの肥料効果との融合によって野菜等の増収が報告されているところです。いまだに地球温暖化防止に関する基本の計画が定まっていない本町の状況からすると、こうした新しい発想について迅速に研究して取り入れる余地があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。以前、バイオ炭を圃場に施用することとバイオ炭を製造する炭化炉が国の補助対象になることは説明していますけれども、ハイブリッド炭についても同様の扱いであります。深刻な財政難のさなか、燃焼によらない生活ごみの処理が貴重な資源を生み、さらには焼却施設の延命と農業振興につながるとしたら朗報ではないでしょうか。少子化により子供の紙おむつは減少しているかもしれませんが、高齢化によって大人の紙おむつが増加の一途をたどることは想像に難くないわけです。お金をかけて燃やして焼却炉の寿命を縮めるだけの処理から、温室効果ガスの排出を抑えて、資源をも得るという炭化処理に取り組んではどうでしょうか。

答弁 町長 佐藤□彦

11番、類瀨議員の増加する紙おむつは炭化によって資源化をのご質問にお答えいたします。本町のごみの排出量は、議員ご指摘のとおり、人口減少が続いておりますが、ここ10年間は、ほぼ横ばいの排出量となっております。子供用紙おむつ、成人用紙おむつ、尿取りパットなどおむつ類については、汚物を取り除き、中身の見える袋に入れていただければ無料での回収を行っておりますが、週に1回1袋程度であり、ほとんどが可燃ごみと一緒に排出され、数量については把握できない状況です。現在、塵芥車と資源収集車でごみの収集を行っておりますが、おむつの炭素化に当たっては、町民の皆さんに分別していただき、資源収集車での収集になりますが、現状、資源収集車の積載スペースの余裕がなく、収集するには新たな収集要員とトラックの確保が必要となり、現時点では難しいと考えておりますが、紙おむつを含むごみや林地未利用材等の有機物由来の炭化物の農地への施用につきましては、土壌改良効果のほか、本町が取り組むべきゼロカーボンの推進にもつながる可能性もあることから、引き続き研究を行うとともに、焼却炉の延命を図るため、ごみの減量化、分別について周知を行っていきたいと考えておりますので、ご理解を願います。ゼロカーボンの状況といたしましては、地球温暖化防止実行計画(事務事業編)を策定し、公共施設のLED化、ごみの分別排出の徹底など、温室効果ガス排出目標達成に向けて全職員が積極的に取り組んでおります。標茶町全体についての区域施設編につきましては、まだ策定には至っておりませんが、いろいろな課題を解決していきながら進めていきたいと考えておりますので、ご理解を願います。

質問 11番 類瀨光信

まず1つお伺いしたいのは、一般論として生活ごみの7%が紙おむつであるというふうに言われております。この割合を本町の塵芥処理の金額に当てはめたときに、本町では紙おむつの処理にどれぐらいの金額がかかっているかというのは試算されていますか。

答弁 町民課長 三船英之

お答えいたします。町民課のほうでは、そういう試算はしてございません。

質問 11番 類瀨光信

そこら辺、試算していただける可能性があるかなと思って7%という数値を質問に通告に入れていたわけですが、それにしても処理費としては結構な金額になると思うのです。7%ということになると、かなりまとまった金額になります。本町としては、農業廃プラの処理にも1,500万円、1,600万円かかっているということですから、これらの炭化によって処理できる排出物、それをこれからどうするのかということを現状で温室効果ガス削減目標を達成するための計画の中にぜひ取り込んでいっていただきたいなと思います。この紙おむつに関して言うと、今、質問した中には、結局、子供用、大人用の紙おむつのことにしか触れていませんけれども、コロナ禍になってペットを室内で飼う人というのは随分増えています。だから、ペット用の尿シート、そういったものも相当な量になっていると思います。要するに、一般ごみに占めるこういった吸水ポリマー系のごみというのは、恐らく7%にとどまらないし、今後、さらに増えるということ。これをぜひ資源として利用していけるよう、そして特にバイオ炭あるいはハイブリッド炭に関して言うと、今、標茶町の大根農家さんでは、シストセンチュウの被害に大変苦慮しています。こういったバイオ炭あるいはハイブリッド炭を畑に施用することによって、シストセンチュウの天敵となり得る微生物が増殖するかもしれないという、そういった期待もあります。そういった農業振興の面からも、このことについて、今後、積極的に検討していただければよいかなと思います。

出典:標茶町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月2日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる