標茶町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月7日
実効性ある防災・減災の整備を
2025年3月7日、標茶町議会の一般質問で、深見迪議員が「実効性ある防災・減災の整備を」について質問し、町長 佐藤𠮷彦が答弁しました。
- 質問者
- 深見迪 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 深見迪
2つ目の質問に入りたいと思います。実効性ある防災・減災の整備を。石川県輪島市は、2024年3月22日、避難生活に必要な食料などの物資を備蓄していたのは指定避難所48か所のうち22か所だったと、このほど明らかにしました。それを受けて、内閣府が全国の全ての自治体の備蓄状況を取りまとめて公表しました。各自治体の災害用備蓄は不充分なところが多く、国は十分な量の確保を働きかけることにしています。気象庁によると、東日本大震災以降、この14年間で日本では震度6弱以上の地震が31回、これは東日本大地震も含むのですが、発生しています。能登半島地震を含め、そのうちの15回の地震は、這わなければ立っていられない震度6強の地震でした。千島海溝沿いの大地震や巨大地震の今後30年以内の発生確率は10%から20%程度に引き上げられています。これらの災害の予測について、本町はどのように捉えていますか。2024年度補正予算で「新しい地方経済・生活環境創生交付金(地域防災緊急整備型)」が新設されました。市区町村は4,000万円が上限額で、補助率は2分の1となっています。新交付金1,000億円のうち約100億円が3月下旬に交付決定されると聞いていますが、本町は交付申請を行ったでしょうか。「新しい地方経済・生活環境創生交付金」の令和7年度の概算決定額は2,000億円となっています。小規模自治体も新交付金を十分に活用できるよう、申請に際しては、国が徹底的にサポートすると言明しています。7年度の予算が決まった場合、この交付金の申請を積極的にして、災害対策を含め、住民福祉や産業振興に役立てるべきと考えますが、いかがですか。本町には、標茶町防災会議による標茶町地域防災計画がありますが、本町の防災計画は見直しの必要があると考えますが、いかがですか。計画の見直しに当たっては、特に食料、トイレ、女性に焦点を合わせた避難所計画が重要であると考えますが、いかがでしょうか。以上。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
1番、深見議員の実効性ある防災・減災の整備をとのお尋ねにお答えいたします。1点目の千島海溝沿いの大地震等の発生確率が10%から20%程度に引き上げられているが、これらの災害の予測について本町はどのように捉えているのかとのお尋ねですが、政府の地震調査委員会は、千島海溝沿いで発生する十勝沖地震の発生確率を「20%程度」と引き上げました。これは、従来の「10%程度」からの大幅な見直しであります。この引き上げについては、地震の発生メカニズムの過去の地震データに基づいて行われたものであり、今後の防災対策において重要な指針となります。本町としては、この情報を真摯に受け止め、地域の防災対策を一層強化する必要があると考えています。具体的には、住民への情報提供や避難訓練の実施を通じて、防災意識を高めていくことと考えているところです。また、地震発生時の迅速な対応ができるよう、関係機関との連携を強化し、住民の安全を守るための取り組みを進めていきたいと考えております。2点目の「新しい地方経済・生活環境創生交付金(地域防災緊急整備型)」が新設され、本町は交付申請を行っているかとのお尋ねですが、本交付金は、令和6年度に発生した能登半島地震を踏まえ、避難所環境の改善や防災資機材の整備を目的としているもので、支援対象メニューの主な例としては、トイレカーやキッチンカー、キッチンコンテナ、シャワーカー、仮設入浴設備などとなっています。例えば、キッチンカーを導入する場合には、平時にはキッチンカーで子供食堂を運営する団体が、災害発生時には避難所での炊き出しを支援・実施するため、自治体と災害時の応援協定を締結するなど、子育て支援等の地域創生の取り組みを行う事業者が災害対応を行うための車両購入費について補助するというように、平時の利活用と災害時の活用が見込まれるような事業に限定されております。自治体が災害のみに活用するための設備の導入については認められていないことから、現状では平時の利活用が見込めないため、本町では交付申請は行っておりません。3点目の「新しい地方経済・生活環境創生交付金」についてのお尋ねですが、交付申請をサポートするためのデジタル実装伴走支援事業に本町は申請しているところです。本事業で採択いただければ、令和7年度中に内閣府から委託を受けた専門的な企業のサポート等をいただきながら、本町にとって最適なデジタル技術を活用した地域課題の解決、改善の取り組みについて、翌年度の交付金事業の活用に繋げていきたいと考えております。4点目の地域防災計画の見直しについてのお尋ねですが、本計画は災害対策基本法に基づいて各地方自治体が策定する計画となっており、地域特有の災害リスクを考慮し、住民の安全を確保するため、具体的な業務や対策を定めています。地域防災計画については、災害の発生状況や社会情勢の変化に応じて見直す必要があり、特に近年の気候変動や高齢化の進展による避難行動要支援者の増加と避難支援関係者の減少など、人口動態の変化により新たなリスクが生じているため、定期的な見直しを行うことで地域の防災力を向上させることができるものと考えております。5点目の食料、トイレ、女性に焦点を当てた避難所計画が重要であると考えるがどうかとのお尋ねですが、国は、災害発生後の避難所で確保すべき生活環境を指針として定めた国際基準「スフィア基準」を踏まえつつ、避難所の在り方を見直すこととしております。その中で、議員ご指摘の食料、トイレの確保についても焦点が当てられております。また、トイレの整備とプライバシーの確保については、避難所内の特に女性や子供にとって重要ですので、男女別のトイレを設置し、プライバシーを守るための工夫が必要と考えております。女性や子供を含めて全ての町民が安心して避難できる計画の策定に当たっては、様々な立場や幅広い世代から実際のニーズを把握することで、より実効性のある計画を策定することができるものと考えておりますので、ご理解を願います。
質問 1番 深見迪
最近の日本国内で起きている災害を見ると、本当に待ったなしの課題だと思います。ぜひ、議会も力を合わせて防災・減災の取り組みをしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。