みんなの議会

標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日

町営路線バスの昼の便をデマンド化してみては

2024年6月4日、標茶町議会の一般質問で、松下哲也議員が「町営路線バスの昼の便をデマンド化してみては」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、教委管理課長 神谷学、管理課長 山崎浩樹が答弁しました。

質問者
松下哲也 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、教委管理課長 神谷学、管理課長 山崎浩樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 松下哲也

では早速、通告に従って質問をさせていただきます。町営路線バスの昼の便をデマンド化「してみては」と書いてあるのですけれども、「しては」ということでちょっと訂正をお願いいたします。現在、町営路線バスは6路線で運行されております。これはそれぞれ自治体バス、いわゆる廃止代替バスとして町営軌道標茶線、町営軌道の沼幌支線、あと民間バスの2路線、あと旧国鉄バスの2路線の廃止に伴い、地域住民の交通の手段として長年にわたって大きな役割を果たしてきました。特にオソベツ線というのは、昭和 46 年の8月に運行を開始しておりますし、沼幌線は翌年の 47 年の5月に運行を開始しております。46 年といいますと、もう 50 年以上にわたってこの町の路線バスというものは、通学や通院等、地域住民の安心できる生活環境の形成に貢献して今まで運行してきたということに対しては、本当に敬意を表するものであります。その中で、週1回、各路線ごとに昼の便を固定の曜日に運行しております。運行日が祝日に当たる場合は、昼の便を別の日に臨時運行をしているという状況になっております。非常にきめ細かい対応をしていることは評価いたしますが、最近、地域住民のほうから、昼の便の乗客の数が非常に少ないと、何かしらの対応をしてはいかがなものですかというご意見をいただきました。3050 年が経過して、人口減少、交通の手段は大きく変化してきております。ここ近年の昼の便の各路線ごとの乗客数はどのような状況になっているのか、お伺いいたします。特に、この中で固定されている乗客であるのであれば小型の車両、例えばスクールバスの活用等ができないのか、そういういろんな形での細かな対応ができないのかという中で、近年デマンド型交通を導入する自治体も出てきております。本町でも、とりあえず昼の便の乗客数の動向を検討し、地域住民と協議した中でデマンド化してはと考えますが、この所見をお伺いいたします。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

9番、松下議員の町営路線バスの昼の便をデマンド化してみてはとのお尋ねにお答えいたします。1点目の昼の便の各路線ごとの乗客数についてですが、令和5年の実績で申し上げます。オソベツ線が平均で 0.1 人、最大1人、沼幌線が平均 1.4 人、最大7人、阿歴内線が平均0.5 人、最大3人、中茶安別線が平均 0.6 人、最大3人、虹別線が平均で 0.4 人、最大2人、磯分内線が平均 2.2 人、最大で6人となっております。2点目の固定化されている乗客数であるなら小型の車両で対応できないかとのご質問にお答えしますが、先ほどお答えしましたとおり、乗客数も限られているという状況であり、車両を用意できれば可能だと考えておりますので、経費を比較して、より有利な選択をしてまいりたいと考えております。3点目のデマンド化についてのご質問でありますが、通学生が利用する朝便、夕方便につきましては、これまでどおり定時定路線での運行が望ましいと考えておりますが、昼便につきましては、議員、ご指摘のとおり予約があった区間のみの運行とすることも十分検討に値すると考えております。ただ、実現に当たっては、予約という手間が増えるということや、事前に予約しないとバスが来ないことについての地域の理解を得る必要に加え、その便の運行区間、時刻をどのように利用者に伝えるかといったような実務上の課題の解決に向けて検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 青木悟

引き続き、教育委員会に関する質問にお答えいたします。小型の車両、例えばスクールバス等で対応できないのかとのお尋ねですが、本町のスクールバスは、既に住民利用の許可を取り、児童生徒と住民が混乗する形で一部有償運行をしております。ただし、これは児童生徒の通学時間帯における活用であり、登校便と下校便の間の時間帯は学校の総合学習等に行事バスとして利用する必要があることから、現在の車両を定期的、定時的に路線バスとして活用するのは難しいと考えます。

質問 9番 松下哲也

今、スクールバスのほうについては、ちょっと難しいということは理解いたしました。現実に今、スクールバスとの混乗方式というのが、これは過去には31磯分内線がそういうような形を取っていたということですけれども、今現在はどこの線でしょうか。

答弁 教委管理課長 神谷学

お答えいたします。現在は、沼幌線、磯分内線、オソベツ線、久著呂線の4便を利用しているところでございます。

質問 9番 松下哲也

分かりました。そういうことなら、スクールバスを昼の便に活用するというのはちょっと難しいということは理解をいたしました。その中で、デマンド化ということで、非常に先ほど前向きに答弁を、可能であるのではないかという答弁をいただいたのですけれども、先ほどメリットとデメリットという部分では、確かにデマンド化というのは乗客の需要に応じて運行するシステムを指しているということで、いわゆる予約を取って、時間帯がどのようになるかは分からないのですけれども、ある程度の時間的な余裕といいますか、希望する時間帯で来てほしいと。早く言えば、ちょっとタクシー的な感覚に陥ってしまうのですけれども、それにしてもそのようなことで利用ができるというのがデマンド化。ただ、やっぱりデメリットとしては、あくまでも予約を取らなければならない。この予約の仕方がやっぱり地域住民に対して、きちっとした周知をされなければ非常に難しいものなのかなと思ってはおります。確かに乗客数を本当に見たら、昼の便は必要なのか、かといってこれをなくすといったら地域住民、非常に不便なものになる。この昼の便を利用して所用を足しに市街地に出てくるということを定期的にやっている方もおられると。ただ、やはり平均で 0.1 人とか 0.5、最大でも7人ですか。早く言えば、本当にワゴン車程度で十分ではないのかなと。こういう意見を地域からいただいたということは、やはりあの大きなバスを、誰も乗っていないのに、ただ指をくわえて運行させているのかと。何ら対策を取らないのかということが反対にこういうふうに見られてくるということが、私は非常に怖い部分があるので、やはりそれは何らかの対応を取っていかなければならないのではないのかなと、そういうふうに思っていますし、やはり経費節減とかといって、これをデマンド化して地域住民の行政サービスの低下につながるかといえば決してそうではなく、反対にサービスの向上になるのではないかなと考えているのですけれども、そこら辺どのように感じておられるか、ちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 山崎浩樹(管理課長は2025年3月まで)

お答えいたします。デマンド化について町長からの答弁にもありましたとおり、メリット、デメリットがございます。よく昼便に関しては特に空気を乗せて走っているとご批判いただくこともあります。その解決する手段として議員からデマンド化にしてはどうかというご提案をいただいたこと、非常にありがたく思います。32ただ、よく他市町の事例にあるデマンド化というのが、予約に関してはスマホアプリ等を使うという事例が多いです。というのは、特にあったのですが、今で言うと決まった時間に決まった場所にバスが来てくれるという利便性はあるのですが、デマンド化にすることによって、そこが曖昧になってしまう。ですので、スマホアプリを使うと、予約がこれだけあるから、今日はこことこことこことをこの時間で回るよというのを双方向で発信できるのですけれども、残念ながら我が町については、現在点でそれをやるのはちょっと難しいと考えております。そうすると、デマンド化するとしても、同じ時間帯で回ると。ただし、例に出しますけれども、磯分内線で言うと、標茶から磯分内までしか予約がないのであれば、標茶から磯分内まで走って、残りの区間は走らないということでは十分経費節減になると思っておりますので、当面はそのような形でのデマンド化を検討することになるのかなと思っておりますので、ご理解願います。

質問 9番 松下哲也

この路線バス、年度初めには運行コースについては、毎年、変更したときには関係機関にきちっと申請をしなければならないですよね。デマンド化ということであって必要なところだけ走ればいいといったときには、陸運というか、関係機関との調整は可能なのですか。そこら辺非常に、この辺ちょっと検討していただきたいということと、あとそれがクリアできるのであれば、これは非常にデマンド化というのはいいことなのかなと、私もぜひやっていただきたい。無駄な経費をかける必要はないと思います。また、市町村生活バス路線運行費補助事業というのがありまして、これも多分平成 31 年に 190 万円ほどの補助金をいただいております。これがデマンド化することによって、この補助金のほうに影響はないのか、そこら辺も含めて、多分ちょっといろいろとうなずく説明員の方もおりますので、ここら辺のことをきちっとクリアした中でできるのであれば、ぜひデマンド化を進めていただきたいと思うのですけれども、もう一度ちょっとお願いいたします。

答弁 管理課長 山崎浩樹(管理課長は2025年3月まで)

お答えいたします。運行時間や区間が変わることについての手続について、ご質問いただいたと思います。デマンド化については、どのような手続が必要なのかということで私どもも運輸支局と協議をしております。区間が変わる場合、それから料金が変わる場合については、これはしかるべき会議に諮って、そこで決議が必要です。ただ、変わらない中で区間を短く運行するですとかということに関しては、これは届出で済みますよという見解を得ております。ただ、運輸支局さんが心配しておりますのは、例えば先ほどの磯分内線の例でいきますと、磯分内まで行ってその後ぐるっと回って、それからまた磯分内の町から標茶に帰ってくるという路線であります。ここに、例えばふだん乗らない観光客の方が乗ろうとした場合に、何で来ないのだというようなトラブルになっても困ると。その点については、しっかり考える必要があるということで、運輸支局さんから、こういう形ではどうでしょうか33というご提案いただいたのは、最初から、例えば昼便に関しては、標茶-磯分内間は間違いなく走ります、それ以外のところは予約があった場合のみ走りますということにしておいて、走る路線も変わらないのであれば、それは届出で済みますよという見解を得ておりますので、それについてはご報告いたします。

質問 9番 松下哲也

これ、朝と夕方のこのバスに関してではない、あくまでも週1便、各路線、週1回1日だけが昼の便を走っているということですので、そこら辺もきちっと十分理解した中で、関係省庁とか役場内部の中できちんと議論した中で先ほど空気を運んでいるだけという表現、ちょっと適切かどうか分からないのですけれども、非常に乗客が少ない中でバスを運行するということが、やっぱり一般町民からは非常に無駄な運行の仕方をしているのではないかと、もっと小さい車で運行してもいいのではないかというお話を聞いておりますので、そこら辺を今後とも十分検討して新たな動きを行っていただきたいなということを申し上げまして、

出典:標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる