標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日
標茶町の観光資源の将来性
2024年6月4日、標茶町議会の一般質問で、齊藤昇一議員が「標茶町の観光資源の将来性」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、企画財政課長 齊藤正行が答弁しました。
- 質問者
- 齊藤昇一 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦、企画財政課長 齊藤正行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 齊藤昇一
私も通告に従って質問させていただきます。私のほうからは、標茶町の観光資源の将来性についてということであります。内容に入っていきたいと思いますが、昨年全道 42 の無人駅の廃止を検討中ということで北海道新聞ではありましたけれども、釧網線では検討中ということで報道がありました。その中で釧網線では緑駅、美留和駅、茅沼駅の3駅が対象と報じられたのですが、そのとき去年の同僚議員の質問に対しては、JR北海道はそのような事実関係はないということで町長がお答えしております。ただ、先ほども同僚議員、町民の皆さんが大変期待をしておる愛称「ぽん・ぽんゆ」が、今年9月よりグランドオープンを予定しております。将来的にそういった茅沼地区において駅がなくなるということも懸念されるところではありますけれども、将来的に大変重要な問題と考えております。今後のJR北海道との茅沼駅の存続などについて、どのように進めていくのか伺いたいと思います。また、1989 年6月より釧路-標茶間において運行を開始している「くしろ湿原ノロッコ号」の老朽化による余命宣言なども出されており、釧路湿原国立公園に隣接するこの2つの塘路駅、茅沼駅は標茶町の観光の拠点として失うわけにはいかないもので、標茶町の観光事業に多大な損失を与えるのではないかということが考えられます。今後の標茶町の観光資源への対応策について、町長のご所見を伺います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
6番、齊藤議員の標茶町の観光資源の将来性についてのお尋ねにお答えいたします。1点目の茅沼駅の存続などについてどのように進めていくのかとのお尋ねですが、昨年6月 17 日に突然、新聞報道がされましたが、その後、JR北海道に確認をし、新聞報道はJR北海道の発信ではないことと、新聞発表によって既成事実化することはなく、現時点で茅沼駅を廃止することはないと確認しているところです。このことについては、昨年の第3回定例会の際にもご答弁申し上げたところですが、現在も状況は変わっておりませんので、ご理解をお願いします。釧網本線につきましては、平成 22 年から沿線自治体や関係団体によるJR釧網本線維持活性化協議会を組織し、利活用を促すことにより路線の存続につながる活動を行っております。釧網線は生活路線としての利用のほかに観光路線として重要視されており、茅沼36駅は、今後グランドオープンを予定している釧路湿原かや沼観光宿泊施設のお客様の利用も見込まれるなど、ますます重要視されることからも、その動向は今後とも注視してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いします。2点目のノロッコ号についてですが、4月 17 日、JR北海道は「スタートレイン計画始動」と題した計画を発表しました。その発表では、ノロッコ号をはじめとする車両は老朽化により、今後、継続的に運行できる車両が少なくなっているとされています。先ほども申し上げましたが、釧網線は観光面での特性を生かした路線として、くしろ湿原ノロッコ号やSL冬の湿原号は本町のみならず他の沿線自治体も観光振興に欠かせない存在となっております。JR北海道はノロッコ号について廃止することは明言しておりませんが、現に車両の老朽化という課題があることは事実であることから、車両の老朽化対策と継続した運行は粘り強くJRと協議あるいは要請していくこととしておりますので、ご理解を願います。議員、ご質問にありますように、塘路駅、茅沼駅あるいはノロッコ号など、釧網線は本町にとって重要な観光資源であり、財産であると考えております。これらを存続あるいは継続的に維持するため、関係する自治体と一体となって対応してきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 6番 齊藤昇一
4月にJR釧網本線維持活性化沿線協議会が開催されて、その中でいろいろと協議されているとは思います。ぜひとも、そのような協議を重ねて、湿原を中心とした標茶町のJR駅の存続、観光資源も含めてやっていっていただきたいと思っております。ただ、どう考えても、やはりJR北海道の中で釧網線は黄色路線という形になっています。それをどうやって標茶町が存続をさせていくのかというか、標茶町がJRに提案をして存続をさせるかということが大変重要ではないかと私も思っております。JR北海道から、こういった陳情等についてあったときに、私の聞いた話ですけれども、度々訪れた陳情者に対して、今日は交通機関は何を使われましたかと、まさか飛行機に乗ってきていませんよねとか、そのような話も聞かれるのです。だから、JRを使っていないのではないですかと大体この辺でもう皆さん腰を折られてしまう。JR北海道についても廃止の理由というか、あちこちしているのは、経営の効率化ということにしているのです。結局、人が乗ってくれないと商売になりませんよというのは、これはもうどこの会社、経営者も同じこと考えると思うのです。だからその辺、要するに誰が乗っているかとかという話ではないと思うのですけれども、ないよりあったほうがいいからJRは廃止しないでくれという話で進めていくというのは、もう全然話が違うと思うのです。だから、ぜひとも、JR北海道も経営者である以上はやっぱり効率化を強めているわけですから、要するにいかに標茶町がJRとともに多くの利用者を巻き込むかということに37ついては、どう考えても観光資源として利用していくしかないと思うのです。今、町長も答弁されていますけれども、この辺JR北海道に対して、ぜひとも提案をしてどんどん、要するにぽん・ぽんゆの利用の際もJRを利用してもらったときのプランを考えていくとか、本当に全道、全国、湿原の中の唯一の宿泊施設なので、ぜひとも塘路、茅沼駅中心に観光資源として創出するアイデアを、本当にいろんな団体もいますので、多く募って実現できるよう個人事業者へ各団体に働きかけを併せて進めていっていただきたいと思っているのですけれども、今後どのようにお考えか、併せて確認していきたいと思います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
今、齊藤議員のほうから、茅沼の駅含めて塘路、それから釧網線の標茶町の立ち位置については、基本的には考え方同じだと思っています。住民生活での利用、通学・通勤、それから観光が一番のメインであって、その中でもやはり、今、非常に注目されているのが、赤字で黄色い路線の中で8路線が挙げられておりますけれども、その中で特に観光で特化している位置づけになっているのが、釧網線と富良野線の部分でありまして、特にその中でも釧網線は、夏はノロッコ号、冬はSL冬の湿原号というこの二枚看板でこれまで釧路湿原の観光を支えてきたというのが現状であります。特にノロッコ号は今年でちょうど 35 周年を迎えるという、たしか平成元年からスタートした、標津線が廃止になった翌年から、このノロッコ号が釧路湿原の目玉となった事業でありまして、昨年の実績でも 6,500 人くらい乗客があって、それを単純に1人1万 5,000 円の運賃で計算すると、約1億円近い金がノロッコ号だけで収益を上げているという状況の中で、JR北海道にとってもこの金額をそんなに簡単に見捨てることができないだろうというような状況だと私は思っています。機会あるごとにということをお話しされましたけれども、今年もSL冬の湿原号でJR北海道の島田会長、それから綿貫社長が標茶に来町されていて、一緒に会食をして、そのときにもノロッコ号、SLの継続運行の話を、私、要請しております。さらに、今回、JR北海道の動きの中で、先ほど言った赤い星、青い星のスタートレイン計画の中では、確かに赤い星は釧網線の中を中心に回るという話なのですが、今のノロッコ号の本数からすると、かなり縮小されるのではないかなということが危惧されますし、ノロッコ号自体の客車自体、それから機関車自体が老朽化しているということもあって、その先どうするのかということが緊急の課題としてありますので、今回、釧路の開発期成会の要望の中に緊急的に入れていただいて、流域全体としてノロッコ号の維持継続を要請するという形になりましたし、これは通常であれば7月にSL冬の湿原号の誘致活動で沿線4市町村長とJR本社のほうに要請に行くのですが、それを待たないで今月、それとは別にノロッコ号だけ特別枠でJR本社に要請に行くということになっておりますので、引き続き、こういったことも観光サイド、それから北海道庁も抱き込みながら、この路線を維持活用していくということを訴えていきたい、そんなふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。38すみません。先ほど数字、僕言ったのは「6,500」ではなくて、一桁違います。6万……(「6万ですね」の声あり)
答弁 町長 佐藤𠮷彦
6万いくらですね。(「そう思っていました」の声あり)
答弁 町長 佐藤𠮷彦
という数字です。すみません。それでいくと約9億という……(「そうですね」の声あり)
答弁 町長 佐藤𠮷彦
すみません。1億円と言いましたか。訂正します。申し訳ありません。そのくらいの大きな収入が実はあるということで、ご理解をいただきたいと思いますし、それを維持継続させながら、さらにJR北海道が新しい豪華列車を走らせるということでありますので、それにも期待をしながら、特に釧網線の観光でのポテンシャルをさらに高めていくというのが地元にとっても非常に有益だ、そんなふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 6番 齊藤昇一
今、町長から将来性のあるような路線で頑張っていきたいということのご答弁がありましたけれども、1点、私、まだちょっとお答えいただいていないかなと思っているのは、最後、何度も繰り返しになりますけれども、要するに誰が、町長が多くJRに乗れば、これは改善するというわけでもないというのはもう当然の話で、誰がどうのこうのということではなくて、要するに自治体、標茶町がこの駅で何をしていくのかということを出していかないと、いくら観光列車だとか豪華列車が来ても地元は対応できないと思うのです。だから、その辺の部分をぜひとも、ちょっとお答えをもらえなかったので、もう一度。要するに、個人事業者を含めて各団体、この町でどうやって2駅でやっていくか、その辺をぜひとも連携しながらその駅を盛り上げていって、もうどう廃止しようと考えてもJRさんは廃止できないのですよねというぐらいのアイデアを含めて展開していっていただきたいと思っています。こういった釧網本線でも、JRでもこういったパンフレットも出していますし、中を見ると本当にこの中のニタイ・トのツアーとかレイクサイドとうろを回るようなところもありますから、ぜひともそれを愛称ぽん・ぽんゆでやっていっていただきたいと思っておるのです。よろしくお願いします。
答弁 企画財政課長 齊藤正行
担当からお答えさせていただきます。観光の部分については、先ほど町長が申し上げました。町長の答弁にもありましたとおり、生活路線の部分あります。観光ももちろん大事ですけれども、地元の人方の利用、それから地元の中の財産として観光資源である駅、よく言われる駅前をどう守ろうかというところを地元住民の方が一緒になって存続していかなければ、議員、ご指摘の観光で言う部分だけに特化するというのはなかなか将来的に維持39が難しいというふうに考えておりまして、観光も大事で、地元の方々の利用も大事、その両面から、いかに汽車に乗ってもらう、駅周辺のにぎわいも含めて活性化していかなければならないというふうに担当としては考えております。先ほどパンフレットをお見せいただきまして、私も広報しべちゃ、去年の9月号なのですけれども、去年、塘路の駅前では地元の方々含めましてマルシェというものを展開していただきまして、多くの方々にご利用いただいたという、これも地元の方々の発案でもって、そういったイベント、駅を中心の駅前のにぎやかしという点で盛り上がっていただいたという経過もございます。こういった活動、本当にありがたいなと思っておりますし、こういう活動一つ一つが駅、それから駅を中心としたにぎわい形成、JRの存続というふうにつながっていく活動の一つだと思っておりますので、こういった部分を大切にしながら進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 6番 齊藤昇一
私も本当にそのとおりだと思います。まさにまちづくりですから、これ今、私、湿原を中心とした2駅の話をしましたけれども、これのみならず、まちづくりとして標茶町どうやってやっていくのだという話も含めて、今、企画財政課長が言われたとおり、本当にまちづくりとしてどう考えていくかという流れになっていくと思うのです。たまたま私は今回、駅の話をしましたけれども、ぜひともそういった、今、マルシェ含めてみんなでまちづくりできるような体制、雰囲気をつくっていっていただきたいなと思っています。以上、終わります。