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標茶町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日

上下水道の耐震状況

2024年3月4日、標茶町議会の一般質問で、鴻池智子議員が「上下水道の耐震状況」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、水道課長 油谷岳人、総務課長 齊藤正行が答弁しました。

質問者
鴻池智子 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、水道課長 油谷岳人、総務課長 齊藤正行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 鴻池智子

それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。上下水道の耐震化状況について伺います。1月1日に起きた令和6年能登半島地震から約2か月が過ぎようとしておりますが、いまだ数万世帯が断水している状況です。以前にも関連した質問をしておりますが、改めて災害時の断水が避難した方々に大きな心身ともの負担をかけていることがわかりました。特にトイレが使えないことによる負担が体調不良にもつながります。災害時にいつも懸念されるのは、水や電気のライフラインの確保です。今この積雪寒冷時に巨大地震が発生したらと考えると大変怖いものがあります。そこで、災害に備えた水道管の耐震状況について、町の現状、進捗状況、マンホールトイレの設置状況をお伺いいたします。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

5番、鴻池議員の上下水道の耐震状況についてのご質問にお答えします。本町の水道事業は、市街地を給水区域として管理する上水道地区と山間部を給水区域として管理する簡易水道地区があります。災害に備えた水道管の耐震状況についての町の現状についてですが、令和6年1月末時点で上水道地区の管路、延長約 51 キロメートルの耐震化率は約7%になります。続きまして、簡易水道地区の管路、延長 431 キロメートルの耐震化率は4%になります。市街地の上水道地区及び山間部の簡易水道地区を合わせて本町全体の管路、延長 482 キロメートルの耐震化率は約4%になります。次に、進捗状況についてですが、上水道地区では、中長期的な更新計画として標茶町水30道事業経営戦略を策定しており、配水管布設替事業にて老朽管更新時に耐震管への布設替えを進めております。簡易水道地区につきましても、同様に中長期的な更新計画として標茶町簡易水道事業経営戦略を策定しており、道営農村整備事業を活用し、管路の耐震化整備を進めております。次に、マンホールトイレの設置状況についてですが、町では、避難所の収容人数をもとに避難所必要トイレ基数の検討を行い、既存トイレ基数で充足する結果となっていることから、汚水管渠が被災した場合でも、バキュームカーでくみ取りにより流下を確保することで、マンホールトイレの設置は行わなくても対応可能であると考えております。ただし、あらゆる場合も想定されることから、必要に応じてマンホールトイレについても検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

質問 5番 鴻池智子

ただいまの答弁ですと7%とか4%、これは多分相当低いのではないかなと私、個人的には思うのですけれども、今、町長もおっしゃいましたけれども、老朽化しているところから順次やっていくという方法が言われておりましたけれども、こういう災害というのは本当にいつ来るかわからないというところもありますので、これを何らかの方法をちょっといろいろ、経費のことも考えられるとは思うのですけれども、その作業を前倒しをして何か進めるという方法は町としては考えていないのでしょうか。

答弁 水道課長 油谷岳人

まず、先ほど町長からも述べておりますけれども、耐震化率が低いという部分は、例えば上水道事業でいきますと、町長が答弁したとおり約 10%以下ということになっております。また、簡易水道につきましても、同様になっております。状況としましては、議員、前倒しというお話もあったのですけれども、一気に工事をやることは可能でございますけれども、やはり企業会計上、水道料金も含めて総合的に判断して進めなければなりませんので、その辺は平準化しながら古い老朽管から進めているのが現状でございます。上水道につきましては、平成 30 年度に上水全体的な漏水の調査をやりまして、川上・開運地区が主にちょっと漏水が多いというデータが出ておりますので、今はその川上・開運地区のほうから順番に更新の作業を進めているところでございます。また、簡易水道につきましては、やはり延長はかなり多いものですから、単独でという考えというよりは道営事業を活用しながら更新をしていきたいというふうに、今、担当のほうでは考えておりまして、昨年来から既に北海道とは、少しずつでございますけれども、協議を進めさせていただいて、道営のほうで順番に古い管から整備をしていくということで内々では進めているところでございます。タイミングを見ながら予算づけしていきますけれども、そのときにはきちんとご説明できるかと思いますので、ご理解いただきたいと思います。31また、ちょっとご安心、更新とはまた関係ないのですけれども、例えば今回の能登半島地震のような例えば何か月もああいう断水が起きるということでいきますと、今、私ども所管のほうで考えてございますのは、今年も一部資材の購入でちょっと整備しておりますけれども、まず被災した管を、壊れている管を切って、そこに蓋をして、蓋と蓋の間に管をつないで、仮設でとにかく末端まで水路を確保していくという、まずそれを先にやりながら、末端まで仮設作業で水を届けながら、資材が整い次第、本復旧を進めていくという考え方でおりまして、そういうふうにしていきますと、最初から 100%全部きれいに直していくのではなくて、まずは仮設で末端までつないでいく、水路を確保しながら資材が整い次第、本復旧を進めていくという考え方で今のところ私どものほうでは考えておりますので、管が完全に更新するまでは時間がかかりますけれども、その間もし例えば大きな災害が来た場合は、まずは水脈を確保していくということに重点を置きながら進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 5番 鴻池智子

今の説明ですと、壊れたところを順次直していくということをずっと繰り返していって、全部もし作業が完了するとして、どのくらいの期間がかかって、大体どのくらいの予算がそこに見込まれるというふうにお考えでしょうか。

答弁 水道課長 油谷岳人

期間的に言いますと、恐らく 30 年から 40 年はかかるのかなというふうに思っております。また、金額的なものにつきましては、まだきちんとした把握したものがございませんので、何とも申し上げることはできませんけれども、説明できる段階が来ましたら更新計画とあわせましてご説明したいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 5番 鴻池智子

まず、この作業をしている最中に、万が一そういうような震度4、5なりの地震が来たとします。先ほどの町長の所信表明の中にも、断水が起きたときのために防災井戸の活用を阿歴内地区にというふうな文章も書かれておりましたけれども、そういうことが万が一起きた場合に、防災井戸とか掘り抜きの水とかというのは、どのくらい有効的に災害時に活用ができるというふうに考えていますでしょうか。ちょっと質問の仕方、難しかったですか。まずかったですか。(何事か言う声あり)(「そのぐらい答えてやりなさい」の声あり)

答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)

どのくらいという部分でございますけれども、今年、かねてからこの場でもご質疑、ご指摘いただきました阿歴内地区の防災井戸、昨年調査を行いまして、塘路湖の南側に位置しますパルマイ集会所の付近、それから北片無去集会所の付近、32この2か所について地質の調査を行いました。結果的には、北片無去の集会所のちょっと奥、林道のところですけれども、そのほうが可能性がある、浅いところでとれるということで、以前、旧阿歴内小中学校、それから旧阿歴内第二小学校の、それはおととしになりますけれども、調査を行いましたが、そのときよりも結果が、浅いところで水の可能性がある、阿歴内地区で申しますと北に行くほど可能性があるという調査結果でありました。今年については、そこにボーリング調査、仮の調査を行いまして、水をくんで水質、それから水量について、その前段の電気調査では水量とか水質について全くわからないものですから、今年、仮設の井戸とボーリング調査を行って、それを調査するということを当初予算で盛り込ませていただいております。議員ご指摘の、どのくらいというお話なのですけれども、平成5年、6年の地震の際に町では、町内市街地ではありますけれども、要は井戸水を所有しているお宅の調査を行った経過がございます。それでリストアップをしています。今ちょっとその状況が、今も使われているのかどうかまだ不十分なところはありますけれども、そういった部分、それから今の防災井戸、そういった資源を活用しながら、やはり当時、私も記憶ありますけれども、自衛隊さんに先導していただきながら給水活動をした経過もございます。事前にそういう個別の各ご家庭に井戸があって、それが飲用できるのであれば、今回みたいな、能登半島地震で経験したような、そういった部分はかなり軽減できるのではないかというふうに期待していますし、やはり個々でそういった給水が身近にある、そういうところを事前に、平時に調べておいて、そういうことができれば災害が起きたときには隣近所から水をもらってくることが容易になろうかと思いますし、そういったことについてはかなりそういった負担軽減にもつながるのではないかということで、数字的にどの程度という評価はできませんけれども、かなり私どもにおいても災害対策には十分役立つものとして理解しているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 5番 鴻池智子

掘り抜きの水とか防災井戸の活用というのは十分可能な限り使えるということで、町民の方々もそれを知っていれば、相当安心する部分があるのではないかなというふうに思っています。私たちは本当に常に最悪の状況を考えて行動していかなければいけないというふうに思っていますし、そういういろいろな情報をやっぱり町民の皆さんと共有をしていかなければいけないというふうにも考えております。先ほども伺いましたけれども、30 年、40 年という長い期間がかからないと、この水道管の耐震化というのはなかなか難しいということもありますけれども、少しでも早く、スピード感を持ってやっぱりこれは取り組んでいっていただきたいなと思います。そういうことをきちんとやっていることによって、やっぱり避難所に避難した方々が別な意味で体調を崩して災害関連死とかというふうなことが起きないように、しっかりとこれからも取り組んでいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。質問は以上です。33

出典:標茶町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる