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標茶町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月2日

防災力強化に取り組むべき

2025年12月2日、標茶町議会の一般質問で、鴻池智子議員が「防災力強化に取り組むべき」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、総務課長 長野大介が答弁しました。

質問者
鴻池智子 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、総務課長 長野大介

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 鴻池智子

それでは、先ほどの松下議員ともちょっとかぶるところもありますけれども、防災力強化に取り組むべきということで質問をさせていただきます。7月30日に発生したカムチャツカ半島沖地震に伴う津波警報発令より、約4か月がたちました。発生当日、近隣自治体の釧路市、釧路町から標茶町へ避難された人たちがいました。災害時に内陸に位置する標茶町の役割は、非常に大きいと思います。その後、11月4日に災害時広域避難連携協定を釧路町、弟子屈町、標茶町で結びました。今後も様々な災害を想定した訓練も必要と思います。そこで、以下4点について質問をいたします。1つ目、7月30日当日、何名の方が避難をしてきたのか、そのとき、町としてどのような対応したのかを伺います。2つ目は、災害時広域避難連携協定を結ぶに当たっての経緯と具体的な内容を伺います。3つ目は、事前防災では、より実践的な訓練も必要と思います。今後どのような内容を考えているかを伺います。4点目、災害別、被害の大小、時間帯、季節等、様々な状況を想定した事前復興まちづくり計画についての取り組みの状況を伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

5番、鴻池議員の防災力強化に取り組むべきとのお尋ねにお答えいたします。1点目の7月30日当日、何名が避難してきたか、また、町はどのような対応をしたのかのお尋ねですが、阿歴内公民館に6名、茶安別公民館に7名と、茶安別公民館駐車場に10台の車両が避難されたことを確認しております。阿歴内公民館に避難された方は、短時間での立ち寄りでしたので、公民館の和室の利用はしておりませんでしたが、茶安別公民館に直接避難された方たちは、和室を開放して休んでいただきました。2点目の災害時広域避難連携協定を結ぶに当たっての経緯と具体的な内容についてのお尋ねですが、釧路管内8市町村では、平成24年9月に防災基本協定を締結しております。この協定は災害時等に相互で連携して助け合うというものでありますが、具体的にどのまちが被災したときにどのまちに避難するのか、どのまちの避難者を受け入れるのかなどという個別の行動指針までは定めておらず、いざ大規模災害が発生したときの行動についての具体的な優先先という具体感は、各自治体で持っていたところであります。そのような中で、7月30日のカムチャツカ半島地震による津波警報発令により、標茶町に釧路町の方が避難されたことが大きなきっかけとなって、協定に向けた具体的な協議が進められました。結果、具体的な内容につきましては、それぞれの町での大地震による津波や河川氾濫などによる水害、火山噴火など、大規模な災害があったときに、避難所への受入れや輸送手段の確保、備蓄物資の相互融通を連携していこうという内容となっております。3点目の事前防災の具体的な内容についてのお尋ねですが、本協定の締結に当たり、それぞれの町の避難所の立地や規模の確認をするため、まず本町の避難所の視察を行っております。今後それぞれの町の避難所の視察し、情報共有を行うことを予定しております。また、机上では、各町の避難所の概要、避難所マニュアル、避難物資の共有、ハザードマップ等の共有を行っております。今後は、町民への周知などをはじめとして、災害発生を想定した3町共同による広域避難訓練を行っていきたいと考えております。4点目の事前復興まちづくり計画についてのお尋ねですが、本計画については自治体があらかじめ想定される災害の規模や分布に基づき、復興後の町の空間を計画するものであり、阪神・淡路大震災と東日本大震災の経験と教訓によって、被災後に早期かつ的確に復興まちづくり計画を策定できるよう、国土交通省がガイドラインを作成し、取り組みを推進してきたものであります。阪神・淡路大震災では、甚大な被害の中で復興に非常に時間を要することになったことや、東日本大震災では、被災前から進行していた人口減少に伴うコンパクトシティ化や津波被害を受けない高台移転などの課題もあり、被災後の復興に当たっての計画策定までに多くの時間を要したという教訓を踏まえ、各自治体で発生し得る災害による被害の分布や規模を想定し復興後の空間を計画するもので、復興まちづくりの目的や実施方針、目標の実現に向けた課題及び課題解決の方策を取りまとめたものです。本計画の策定状況は、令和6年7月時点で全国の地方公共団体で33団体、策定率は2%となっております。本町においても、現状では事前復興まちづくり計画は策定していません。例えば、津波被害を受ける可能性のある低い土地に市街化形成しているまちや住宅密集地での道路幅員が狭い地区などは、将来の都市構造を見据えた盛土や高台移転による復興計画や道路幅員を広くするなど、被災前よりも災害に強いまちづくりを目指して具体的な計画を示されている事例もありますが、本町の大規模災害を想定した場合には、将来の町の在り方は現状と大きく変わるものではないと考えているところであります。しかし、復興の手順や進め方については、今後、検討していく必要があると感じております。事前復興まちづくり計画に基づく計画の策定がベストな手法なのかも含めて、本町の地域防災計画の災害復旧計画をベースに被災後の復旧事業が迅速に着手できるような取り組みについて、今後、研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。

質問 5番 鴻池智子

先ほど松下議員のほうからも言われましたけれども、当日やはり釧路市、釧路町の方々が標茶町に、数名とはいえども避難をしてきました。そのとき、先ほども言いましたけれども、やっぱり運送関係の人たちも来たということで、夕方になりまして、町のお店から食品が品薄になったということも町民の方から聞いております。これはやはり当日、釧路町とかでお店が全部閉まってしまったことによって、要は食べるものが帰っても売っていないという状況に陥ったということがあり、それを調達するために標茶町から買物して帰った。実際、町民としては、そういうことになっているというのは知らないといいますか、そこまでなっていると思っていなくて夕方買物に行ったら、要は食料品が品薄になっていて、こういうことでなったのだねということもありました。そのときに町としてそこまでは考えていなかったと思うのですけれども、町の中の避難所もちょっと一部開放というか、そういうことをして、そのときにあった食べるものの備蓄品とかを提供することというのは、その時点では多分考えていなかったとは思うのですけれども、そういうことも今後あり得るということもあるので、そこら辺、町として今後どのように取り組むというか、進めていくか。本当に災害はいろんな状況が起こるということを前提として、町が取り組むことというものは多々あると思うのですえけれども、特に食べるもの、そういうものが品薄になったという状況、これは町民も外から来た人に対しても非常に大変なことだったと思います。そのことに対して、町として今後ちょっと何かこういうふうに対応したいということがありましたら、ひとつお伺いします。

答弁 総務課長 長野大介

お答えしたいと思います。まず、今回のカムチャツカ半島沖地震の関係でございますけれども、茶安別のほうに避難された方が多かったのですけれども、時間的に言うと2時間半程度ということで、食料品を出さなくても間に合う時間帯だったということが1つあります。夕方ぐらいまで時間が長引けば、当然ですけれども、そういった対応、食料品を提供するだとかというような対応というのはしていきたいと思いますし、今後も同じような対応で考えていきたいと思っているところでございます。

質問 5番 鴻池智子

では、続きまして、このたびの災害とはちょっと違うかもしれないのですけれども、共助についてなのですが、大分県の火災があったときに、あれだけの火災がありましたけれども、けがをした人が、亡くなった人というのが、非常に少なかったというのは、それは隣近所、皆さんが声かけをして避難をしたということで共助の部分というのが非常に大切であると考えております。万が一、今後そういう大きな災害があったときに、他町村の方も避難してくるかもしれませんけれども、町民もその場にいるということも考えられます。よって、その共助の取り組みというのも、今後、防災訓練とかの中で最大限取り組むべきではないかと思っております。今も町で行っている防災訓練等は、役場の方々がある程度、避難所を設置しており、そこへ私たちが避難をして、その場でベッドとかを設置する、そういう訓練なのですけれども、より町民が主体となってできるような訓練方法も今後検討するべきではないかと思っておりますけれども、その点についてはどうでしょうか。

答弁 総務課長 長野大介

お答えしたいと思います。まず、1点目の共助の部分でございます。こちらのほうは、まず町内会というのを中心に、今、町内でも自主防災組織というのをつくっているところもございます。ただ、現実的にはなかなか動いていないようなところもあると思いますので、そこの部分はしっかりとサポートをしていきたいと思っています。それと、防災訓練の部分ですけれども、今年も、去年とベースは同じではあるのですが、より自主性を高めるような訓練もやっております。訓練というのは、やっぱり継続して反復してやるということが一番重要なところでございますし、あと、昨日、町内会連合会の中では研修などをやっておりますので、そういったところも含めて意識づけをしていきたいなと思っているところでございます。以上です。

質問 5番 鴻池智子

これは質問ではないのですけれども、いろいろなことを想定して訓練をして、やはりそういうときにすぐ行えれるような体制というのが非常に重要だと思っています。そこで、全て、私たちもそうなのですけれども、ソフト面、ハード面をあわせたしっかりした取り組みというものも今後行っていっていただきたいと思っておりますので、本当に町民から被害を出さないということを常に考え、それをやっていくためには、やっぱり平時の訓練、平時の備えというものが非常に大切になってくると思っておりますので、今後もしっかりとした取り組みをお願いいたします。質問は以上です。

出典:標茶町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月2日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる