標茶町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月6日
釧路湿原かや沼観光宿泊施設の愛称は「憩の家」とすべき
2023年12月6日、標茶町議会の一般質問で、類瀨光信議員が「釧路湿原かや沼観光宿泊施設の愛称は「憩の家」とすべき」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、副町長 牛﨑康人、観光商工課長 三船英之が答弁しました。
- 質問者
- 類瀨光信 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦、副町長 牛﨑康人、観光商工課長 三船英之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 類瀨光信
3番目の質問です。釧路湿原かや沼観光宿泊施設の愛称は「憩の家」とすべきについてであります。町は、来年9月開業を目指す釧路湿原かや沼観光宿泊施設の愛称を「ぽん・ぽんゆ」にしたいというふうに言っておられます。しかし、この案がいつ、どのような経緯で浮上したのか、多くの町民は知らないでいます。40年以上にわたり「憩の家」として親しまれてきた同施設には、町が提案している愛称はふさわしくないという町民の反応を把握していますか。また、他の公共施設の名称に関する町の方針と矛盾するのではないでしょうか。来週、認定こども園となる予定の「さくら保育園」「みどり保育園」については、愛称を設けないとしています。その理由として、「さくら」「みどり」という名称が町民に深く浸透しているため、あえて愛称をつけないと説明を受けました。「憩の家」もまた「さくら」「みどり」同様、多くの町民が愛着を感じていることから、今後も生かすべきではないでしょうか。営業戦略上も対外的に認知度の高い「憩の家」という名称を使用することが最善と思いますが、町長の所見を伺います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
11番、類瀨議員の釧路湿原かや沼観光宿泊施設の愛称は「憩の家」とすべきとのお尋ねにお答えいたします。まず初めに、名称選定の経緯でありますが、愛称候補として「ぽん・ぽんゆ」につきましては令和3年12月号の広報しべちゃでお知らせをし、令和3年第4回定例議会において松下議員にご質問をいただいてお答えしておりますが、釧路湿原国立公園内にある唯一の宿泊施設として新しい名称で再出発したいと考え、標茶町内の小中学校及び標茶高等学校の児童生徒の皆さんにご協力いただき、3つの候補からアンケートを実施し、「ぽん・ぽんゆ」が最多投票数でありました。3つの候補につきましては、宿泊施設の再生に当たっては新たなブランド、アイデンティティーの形成が不可欠であり、実施設計時からデザイン設計業務に関わっていただきました株式会社日本デザインセンターにサイン計画、客室、レストラン、温泉、ロビーのスタイリングとともに、施設の存在が一目で覚えられるネーミングとして、誰もが覚えやすく、言いやすくというコンセプトを基にネーミングの提案とロゴの作成をお願いし、幾つかの候補の中から3つを選定したものであります。また、東京銀座に勤務する会社員にぽん・ぽんゆ」「ぽん・こたん」「標茶ホテルかや沼」の3つの愛称でアンケート調査を行った結果でも「ぽん・ぽんゆ」が約半分の45.3%を占める支持があり、その選考理由として、最も強い発信力、親しみやすさ、覚えやすさ、愛着の持ちやすさ、好感度、何だろうと想像をかき立てる等の感想があり、営業戦略的にも対外的にも認知されやすいものと考えております。議員からは「憩の家」とすべきというご質疑をいただいておりますが、これまでもお答えしているとおり、施設の再生のためにも名称もリニューアルすべきと考えておりました。また、認定こども園への移行に際しての名称の取扱いを引き合いに出されておりますが、特に釧路湿原かや沼観光宿泊施設は、町民の健全な保養とレクリエーションの場を提供するという役割のほかに地域観光の振興という役割も担っており、さらに観光開発公社破綻の検証においても、経営収支上、安定した宿泊者の確保が重要であり、それは町民以外に頼らざるを得ないことを明らかにしています。つまり、認定こども園と釧路湿原かや沼観光宿泊施設は、営業や集客という視点を持った命名が必要である点で性質を異にするものと考えております。条例上の正式名称については、先日議会のご意見により決めさせていただいておりますが、愛称につきましては、今後いろいろご意見も踏まえながら最終的な判断をしていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 11番 類瀨光信
まず、このぽん・ぽんゆという名称が今ご答弁にあったように何だろうという想像力をかき立てるような、そんな名称かどうかというのは、私は多少違和感を持って今の答弁を聞いたところです。それと、さくら保育園、みどり保育園の名称変更とは性質が違うのだと、だからそこは一緒に考えないでほしいということなのですけれども、そもそもそれ自体が、町民としては、憩の家はさくら保育園、みどり保育園同様に町民のための町民の施設という思いでいるわけです。答弁にあったように、経営のことを考えるとよその方に頼らざるを得ないから、そこに受けのいい名前というか、そういったものが必要なのだということ自体がこの施設が町民のためではないのだよと言っているように、これ、もし町民が聞いていたらそのように聞こえてしまうのではないかと思うのですが、いかがですか。
答弁 副町長 牛﨑康人
決してそのようなことはないというふうに思います。
質問 11番 類瀨光信
あと、この件に関して言うと、令和3年12月の第4回定例会の予算審査特別委員会で松下議員の総括質疑の答弁に答えているわけです。「ネーミングについて、知名度につながる非常に大事な要素と考えており、フリーハンドで町民の皆さんから募るというのがどうなのかというようなところで、逆に危険性もあるというようなところで、一定程度こちらのほうで決めさせてもらったほうがいいという判断で来ている」というふうに答弁されている。その結果が日本デザインセンターの提案、そしてそれに基づく銀座の会社員や町内の小中高生へのアンケートによって絞り込んでいっているということでありますから、これ、危険性という言葉を答弁で使っていることを考えると矛盾しないでしょうかね。なぜ東京銀座に勤める会社員なのか、何人の方にアンケートを実施して、その大半がぽん・ぽんゆがいいと言ったのかということを、ちょっと数字でも示していただけないでしょうか。
答弁 副町長 牛﨑康人
お答えいたします。まず、時系列で言いますと、アンケート調査をこちらのほうで行わせていただいた後に松下議員からの予特での質疑をいただいたということであります。それから、先ほどもお願いしたのですけれども、関連するところの議事録を読んでいただければなというふうに思ったのですが、先ほど引き合いに出された危険性という言葉については、後刻、深見議員からご指摘をいただきまして、おわびかたがた訂正をさせていただいているところであります。先ほど町長の答弁にもあったとおり、経営という観点でも名前を考えなければいけないというふうに考えていたところ、意図せぬ形になっていくというところはどうなのだろうか、そこはしっかりこちらのほうで考慮を入れながら進めたほうがいいのではないかというようなところで、つい言葉の選択を、ボキャブラリーが乏しいがゆえなのですけれども、誤ってしまったというところでありますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。それから、アンケートの数字のほうについては担当のほうからご説明をしたいというふうに思いますけれども、名称についていろいろ町内の中でも議論があるという、そういうことを踏まえて日本デザインセンターのほうで東京においてアンケートをやってみようとの結果であります。別に東京を市場として考えているとか、そういったところではありませんので、議員ご指摘のような矛盾ではないというふうに考えております。
答弁 観光商工課長 三船英之(観光商工課長は2025年6月まで)
東京銀座でのアンケートに関するご質問ですけれども、銀座に勤務する会社員20代から60代の75名に対してアンケート調査を実施したものでございます。以上です。
質問 11番 類瀨光信
いずれにしましても、議会の中にも私を含め、このぽん・ぽんゆという名称には納得していない人間はいるわけです。ましてや、町民にとっては首をかしげたくなるという人や、これまで施設整備そのものの経過に疑問を感じながらも応援してきた人たちにとっても、なぜ憩の家ではないのだという物すごく単純なそういう感情というものを持っている方が多いと思います。町民は特に、今後の財政負担に対する不安もありながら、この事業を静かに見守ってきているわけです。そういった心情も酌んで、このぽん・ぽんゆという名前に関しても今一度慎重に考えていただきたい。そうでなければ、3月定例会で設置条例を改正した際にこの名前をあえて盛り込まなかったことというのが議決を要しない愛称とするためというような、そういううがった見方をされてもしようがないのではないかなと思うのですね。だから、そうではないということを今後きちんと示していく必要があると思いますし、今後、館の内外はもちろん、国道沿いに大型のサインも造らなければいけないわけですから、その関連予算に関する審議の場だけではなくて、現行の釧路湿原かや沼観光宿泊施設に愛称を加えた名称を条例改正して定めることを私は提案します。条例改正の過程で施設にふさわしい名称が何であるのかというのをしっかりと議論し、同時に誰のための施設かというのを再確認して町民に示せるようにすべきではないかと考えるところですが、いかがですか。
答弁 副町長 牛﨑康人
お答えいたします。これまでぽん・ぽんゆということが全員協議会など、あるいはこの議場でも出させてもらっておりますけれども、理由が先ほど町長が述べたような形である中でご説明をさせていただいております。議員おっしゃるように、実際私はこの議場におられる議員の皆さんの中からもいろいろな批判の声もいただいておりますけれども、7,000人の町民全員が反対しているわけではないのかなというふうに思っております。議員おっしゃるネーミングについては、先ほど町長から答弁があったように、今後、最終的な判断をしていくということであります。議員からのご提案ということで受け止めさせていただきたいと思います。
質問 11番 類瀨光信
最後に、これは答弁は要らないのですけれども、憩の家という名前に関して、憩の家の存在そのものを負の遺産であると言い続けてきた方もいます。しかし、私も含め多くの町民はそういうマイナスのイメージを憩の家には持っていませんので、ぜひ、しかるべき場所で新しい施設の名前が何がいいのかということを議論していただくようお願いして、質問を終了いたします。