標茶町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月6日
災害に対する今後の取り組み
2022年9月6日、標茶町議会の一般質問で、鴻池智子議員が「災害に対する今後の取り組み」について質問し、町長 佐藤𠮷𠮷彦、総務課長 齊藤正行が答弁しました。
- 質問者
- 鴻池智子 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷𠮷彦、総務課長 齊藤正行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 鴻池智子
では、通告に従いまして質問をさせていただきます。災害に対する今後の取り組みについてということで、最近、短時間で大雨が降り、川の増水や、小規模ではあるが、土砂が道路へ流出している。ここ最近はコロナ感染症対応のため避難訓練は実施していないようだが、これから台風等による長雨や道内でも地震が多く発生していることも考え、さまざまなことを想定した準備が必要と考える。そこで、1つ、感染防止を徹底した受付・誘導について。2番目、車中避難者への対応。3番目、地震による停電・断水により、水洗トイレが使用できなくなった場合の対応として災害仮設トイレの設置等。4番目、避難所設営に避難者もかかわる運営等について。以上4点についての町の考えを伺います。
答弁 町長 佐藤𠮷𠮷彦
11番、鴻池議員の災害に対する今後の取り組みについてのご質問にお答えいたします。議員、ご指摘のとおり、近年、雨の降り方が変化し、短時間に局地的に大雨が降るなど、毎年のように全国各地で甚大な被害が発生しているところであります。本町でも、本年7月27日には、磯分内地区で局地的な豪雨により道路の決壊などが起き、また、8月16日には、下オソベツ樋門で釧路開発建設部へ要請しポンプ車を稼働させるまでの水位上昇が見られたところであります。一方、コロナの影響により、令和2年度より総合防災訓練は実施できていないこともご指摘のとおりでありますが、昨年12月には千島海溝沖の巨大地震の被害想定も示されるなど、さまざまな災害に対する備えが必要と認識しているところであります。1点目の感染防止を徹底した受付・誘導についてでありますが、今もなお感染が収まらない中、いわゆる3密を防ぎながらの受付・誘導が必要であり、受付時における基本的な感染対策の手順を定める、体調不良者がいた場合どこに避難させるかをあらかじめ決めておくなど、いざというときの対応を定めておくことが必要であると考えております。そのため、各避難所において、受付や運営の際に使用するために必要な物品を一括そろえたボックスを準備しているところであり、今後、各避難所へ配置を進めるところです。ボックスには、受付事務用品はもとより、非接触式の体温計、消毒液、除菌ペーパー等の感染対策用品に加え、二酸化炭素濃度測定器やガウン、手袋、フェイスシールド等を用意しているところであります。また、昨年より、町内全避難所の平面図をもとに受付場所等の配置案を作成し、避難所の開設、運営に必要な物資あるいは配置図、開設のマニュアルもボックスに配備したいと考えております。避難所マニュアルは策定作業中でありますが、これにより感染対策も含め、迅速に避難所が開設できるよう整備していくこととしておりますので、ご理解をお願いいたします。2つ目の車中避難者への対応についてですが、令和2年3月には、コロナ禍ではありましたが、避難指示を発令しました。その際には、避難所での感染症のリスクを避けようと、避難所駐車場で車中にとどまる方が多く見られました。国でも多様な避難のあり方を推奨しているところであり、今後も車中の避難が多くなるものと思われます。そういった方へ食料や飲料水等の物資を届ける体制づくり、あるいはエコノミー症候群のご指摘もあることから、車中の避難者に対する健康面の配慮など、検討しなければならないと考えているところでありますので、ご理解を願います。3点目の停電・断水時の災害仮設トイレの設置等についてですが、本町では、町内リース会社との協定により災害時に優先して物資等の提供をいただく体制を構築してきたことにより、いわゆる野外仮設トイレは備蓄しておりません。避難所におけるトイレ環境については、極めて重要な問題であり、東日本大震災の事例ですが、排せつを我慢することで健康を損ね、場合によっては命を落とすこともある、いわゆる震災関連死と言われていますが、その多くが60歳以上の高齢者と言われております。そのような事態に陥らないようにするために、水や食料の備蓄を行うのみならず、快適なトイレ環境の整備、運用を行う対策が必要であると認識しております。令和2年度には、トレセン、ふれあい交流センターのトイレ改修、オストメイト設置を行いましたが、今後につきましても、これらの協定に基づき、実際に仮設トイレの提供が可能かどうかなどの確認を行うとともに、国からは「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」も通知されており、避難所において健康を害することがないよう、より快適な避難所の整備充実に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。4点目の避難所運営に避難者もかかわる運営についてですが、本町の事例で申しますと、過去3回の避難勧告あるいは避難指示の際には、翌日には解除となったことにより、一部ボランティアの皆さんのお力も借りながら、その多くは町職員によって運営してきました。しかしながら、全町に及ぶ災害あるいは長期となる場合は、町職員だけで運営については困難と考えております。町内会の役員の方あるいは避難された方の協力を願いながら、避難所運営をしていかなければならないものと認識しております。これにつきましては、市街町内会長との防災に関する協議の中でも、町内会長さんからのご意見として承っているところであり、先ほど申し上げた避難所開設あるいは運営のマニュアルの中でも、町内会の皆さんにお願いすることなどの役割分担を整理しているところであります。先月27日には、第2回目となるコミュニティタイムラインの検討会も開催させていただきました。今後も町内会の皆さんと一緒に、本町の防災力を高める取り組みを進めていきたいと考えておりますので、ご理解を願います。
質問 11番 鴻池智子
ただいまの町長の答弁では、本当に前向きにいろいろと取り組んでいただいているということがわかってはいるのですけれども、車中避難者の中には、まれに犬、猫、ペットを連れてきているがために車中避難をしているという人も、前回避難したときに私もそういう場面を見たのですけれども、ペットを連れてきている避難者に対する町としての取り組みというものを、もしありましたら教えていただきたいなと思います。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
ペットの避難のあり方といいましょうか、そういった対応についてのお尋ねだと思います。以前からのアンケート等、それから国のほうからも、中にはやはりペットを飼っている方の多くが家族同様で一緒にということ、そういう要望もあり、一部ではやはりペット、犬、猫のアレルギーを持った方もいらっしゃるのも事実でありまして、それを同じところに避難所というのは、やはりちょっと問題もあるというご指摘も一方ではあります。そこで、本町では、町内ではありますが、ふれあいプラザゆうをペット用の避難をする場所として、公に指定ということではありませんけども、そこを想定して、ペット用のケージ等は備蓄品として整備をしてきた経過がございまして、台数は限られていますし、コロナのこともありますから、利用者についてこれからあるのかどうかわかりませんけども、以前も防災訓練の際にそういった案内も参加者にはさせていただいたというふうに記憶してございますし、あらゆる機会を通じて、ペット用の避難、ここは避難所ですということはお伝えしていきたいなというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 11番 鴻池智子
それと、3番目の災害用の仮設トイレの設置等については、野外については考えていないというか、準備されていないというような答弁でしたけれども、幸い標茶町としては1日、1晩か2晩ぐらいの避難で今のところは落ち着いているとは思うのですけれども、これが地震等によって、本当に断水した停電になったというときは、避難所だけではなくて、各家庭のトイレも使えないという状況も考えられると思うのです。それで、避難所であれば組み立て式のトイレとかというのも考えられますが、これが全世帯となったときには、町としては仮設トイレ、ちょっと公園とかに置いてあるトイレを、それを避難所の近くに置くとかというのも考えられるとは思うのですけれども、各家庭に対するところまでというのは、ちょっとどのように考えているのかというのをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
災害仮設トイレについてのご質問でありまして、避難所について私どもは想定として備蓄品は持っていないという想定を、町長から答弁をさせていただいたところでありまして、今、私どもでも課題となっているのが避難所、先ほど、それから車中避難者のトイレのありよう、こういうのも国からの通知の中では、避難所に避難した方だけのトイレではなくて、そういう車中避難、いろんな避難のあり方が、今、国からは推奨されていますけども、そういった方々へのアプローチも含めて、そういったキャパで災害用トイレのことを考えるべきだという提言も、国のほうでは受けているというふうに認識しております。ただし、実際に議員ご指摘の、全町の方が利用できるキャパでの災害用のトイレというのは、なかなか現時点でハードルが高い。それが理想というのは私もわかります。ただし、実際の部分として、備蓄をそれでするかどうかということになりますと、かなりハードルが高いというふうに認識しておりますので、今ここでできるかどうかという部分については、かなり困難だろうというふうに考えているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 11番 鴻池智子
各家庭については、本当にこれは不可能に近いことではないかとは思いながらも、ちょっと質問をさせていただきました。本当にある程度避難が落ち着くと、やっぱり人間というのは、生理現象としてトイレに行きたくなるというのが常でありますし、先ほど町長も言われましたけれども、落ち着いてくるに従って、トイレの回数が増える。また、それも、避難所のトイレがちょっと汚れてきたりなんかすると、使いたくないということもあって、水分を控えたりということで、体調を崩すという避難者も出てこないとは限らないというふうにも考えております。先ほど町長もおっしゃいましたけれども、さまざまな点でいろいろな取り組みをされているということでありますので、町としてもそういう対応を、町民の一人一人の命を守るために、安全を確保するために、災害に強いまちづくりというものをこれからもどんどんと進めていっていただきたいなというふうに考えております。質問は終わります。