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標茶町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日

合葬墓の建立に向けて検討されているか

2020年9月8日、標茶町議会の一般質問で、松下哲也議員が「合葬墓の建立に向けて検討されているか」について質問し、町長 佐藤䭾彦が答弁しました。

質問者
松下哲也 議員
答弁者
町長 佐藤䭾彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 松下哲也

私のほうからは、さきに通告いたしております2件の案件につきまして、一般質問をさせていただきます。まず、1番目の合葬墓の建立に向けての検討はされているかという件でございます。令和元年第3回定例会において、合葬墓を建立してはということについて質問をさせていただきました。そのときの答弁では、町として積極的に墓じまいを推進するものではないということを基本にしながらも、「お墓の継承や管理に不安のある方々、経済的事情から永代供養等も難しい方々に対して、あくまでも合祀という形であるならば、町で合葬墓を整備する意義はあるものと考えている」という答弁をされております。また、「地域墓地管理組合、宗教関係者と意見交換を図りながら、建立の可能性について検討を深めていきたい」とも答えられております。その後、元年の10月には合葬施設建設に関してのアンケート調査が行われておりますが、その後、約1年近く経過いたしましたけれども、その結果が発表されておりませんし、また、アンケート集計後の結果、認識と今後も検討を重ねていくのか、町長の所見をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤䭾彦

4番、松下議員の合葬墓の建立に向けて検討されているかとのお尋ねにお答えいたします。議員ご指摘のとおり、令和元年第3回定例会におきまして、議員の一般質問に対し、「建立するとした場合の場所、制度の運用方法、経費等について検討しているところであり、墓地管理組合や宗教関係者との意見交換を図りながら、建立の可能性について検討を重ねていく」との答弁をしたところであります。その前段としまして、令和元年10月に無作為抽出した町内700世帯を対象に合葬施設建設に関するアンケート調査を実施したところですが、回答世帯数は252世帯、36%という回答率になっております。当初の計画といたしましては、アンケート調査の結果を分析し、一定程度の方向性を定めた後、関係者との意見交換を行った上で結果について公表したいと考えていたところであります。しかし、今般の新型コロナウイルス感染症に伴う地域墓地管理組合総会などの中止や評価検討に傾注する人員の確保など、現状取り組める体制になかなか時間を割けなかったことから、もう少し時間をかけなければならないと思っております。アンケート調査の結果からは、「お墓を維持していく際に問題を感じていないか」との問いに関しまして、「感じている」が35%、「感じていない」が31%と、ほぼ差がございませんでした。しかし、「合葬施設について賛成か反対か」の問いに対しましては、「賛成」が62%、「一部疑問」「反対」が13%、「分からない・未回答」が25%という結果であり、賛成する方が多くなっております。賛成する意見の多くは、「継承する者がいない」「維持するにも経済的に不安」というものであり、反対についての意見は多くはございませんが、記載があった中では「町が個人のお墓の継承や管理に不安がある方のために少ない財源を使って新たな施設を造らなくてはならないのか疑問」という意見、一部疑問とする意見としましては、「費用や管理体制を知りたい」「子供たちの考え方もある」といった内容となっておりました。今回のアンケート調査において、単純ではない思いが多くあり、慎重な対応が必要であると再認識した中で、スピード感を持って、今後、検討を続けてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 4番 松下哲也

この合葬墓ということでは、あくまでも亡くなってからの埋葬のことですから、非常に私はデリケートな問題かなとは思っております。そういうことでは、より慎重な検討を重ねるということは、私は大変大事なことである。いろんな関係機関、宗教関係者の方もありますし、そういうことでは、本当に慎重な検討をお願いしたいのですけれども、ただ、一般町民の中では、昨年の10月のアンケート調査で、この中には基本的な考え方ということで2点書かれているのですけれども、「他の方と一緒に遺骨を埋葬する施設を考えています」。2番目には、「継承や管理不安のある方々や経済的に永代供養等が難しい方々にとって最善の施設を考えています」と、こういうこと、いわゆる基本的な考え方を述べてのアンケート調査を行ったわけなのですけれども、やはり町民の中には、私もいろんな方々からお話を聞くのですけれども、このアンケートを取ったということで、町では合葬墓を造ってくれるのだという認識を持っている方が結構いるのです。そういうことでは、いやいや、まだ決まってはいませんよということを私は今申し上げているのですけれども、もう町民の中には、いや、造ってくれるのだ、町で造ってくれるのだというちょっと間違った認識をされている方が出てきているものですから、これはよほど慎重にかかっていかなければならないなとは思っています。その中で、あくまでも政教分離ですから、町は自治体は一切宗教的なことには関わってはいけないという中で、なかなか永代供養という言葉も果たして使っていいのかどうかということもあります。かといって、やはり実際にいまだに両親のお骨を納める場所がないということで、自宅で抱えている方もおります。そういう中では、経済的な理由でもってお墓なんてもう今さら造れない、納骨堂を買うにもかなりのお金が必要だというふうにおっしゃられる方も、やはり数多くいるということも現実なのですよ。そういうことではやはり、かといって今のこういう状況の中で先ほどこのコロナの関係でいろんな会議等もなかなか開けないでいるという中で、検討することが遅れているということは理解できますけれども、やはり1人の人間の人生の中で、生まれたときから最後の最後の締めの部分、ごめんなさい、言葉がちょっと悪いです。最後の最後の状態で自分のお骨がどこに入るのか分からないという状態でいるということに対して不安を与えてしまうということでは、やはり安心してこの町に住んでいられるという状態をつくっていただきたいという思いはあるものですから、そういうことでは前向きな検討ということになるのかどうか、もう一度お伺いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤䭾彦

先ほど状況については、コロナ禍の中で本当は地域の墓地管理組合の意見を聞きながらもう少し詰めていきたいというのが実は正直なところと、あとアンケートの結果が非常に違いが明確になっていなかったというか、方向性がなかなか見いだしづらかったということと、やはりいろんな思いがあって、宗教上の問題とか、そういったことに行政がどこまで関わったらいいのかとかという部分を含めて、もう少し関係者の意見を聴いたり、少しコロナが落ち着けば地域墓地管理組合の総会等にも顔を出しながら意見集約できるのかなと思いますので、検討させていただく時間をいただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。

質問 4番 松下哲也

分かりました。ぜひとも前向きな検討というものをお願いしたいなと思います。

出典:標茶町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる