みんなの議会

標茶町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月6日

保育料無償化を徹底検証し、子育て支援の充実に資すべき

2020年3月6日、標茶町議会の一般質問で、類瀨光信議員が「保育料無償化を徹底検証し、子育て支援の充実に資すべき」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 石塚剛が答弁しました。

質問者
類瀨光信 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 石塚剛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 類瀨光信

それでは、次の質問に参ります。保育料無償化を徹底検証し、子育て支援の充実を図るべき。標茶町が保育料を無償化して、間もなく1年が経過します。多くの自治体は、昨年10月、保育料の無償化を実施しました。そして、早々と、制度自体の必要性に異論はないが、制度設計には未熟な部分もあり、期待した効果が実感できていないと分析しています。標茶町は、他の自治体よりも半年早く無償化に踏み切っている分、効果が把握しやすいと思われます。費用対効果も含め、保育料無償化についてしっかりと検証し、子育て支援のさらなる充実を図るべきと考え、次の点について伺います。保育料を無償化したことで、就労人口の増加などの具体的な成果はあったか。無償化の実施時期を早めたことと、対象を国より拡大したことの費用対効果をどう測定しているか。待機者の発生、保育の長時間化、保育士の業務量増加など、無償化によって問題が発生していないか。問題点があれば、その改善策と今後の課題について伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

2番、類瀨議員の保育料無償化を徹底検証し、子育て支援の充実に資すべきとのお尋ねにお答えいたします。本町の保育料無料化は、国の無償化に先駆け昨年4月より拡大実施してから、間もなく1年が経過いたします。これまでの定例町議会においても答弁いたしましたが、必要な人員の確保が難しい可能性もありながら、まずは無料化の実施をとの思いで、この1年実施してまいりました。また、よりよい子育て支援の充実をとの思いは、議員と考えを同じくするところであります。1点目の保育料を無償化にしたことで就労人口の増加など具体的な成果でありますが、昨年4月からの町全体の就労人口の統計などにつきましては、現段階で詳細な資料等は持ち合わせておりませんが、各地域において新規の保育園入園の申込みの増加などを鑑みますと、女性の就労進出、職場復帰等、一定の成果はあったものと考えております。2点目の無償化の実施時期を早めたこと、対象を国より拡大したことの費用対効果をどう測定しているかのお尋ねについてでありますが、無料化に伴い保育負担金など町の収入が年間数千万円ほど減収となりましたが、特に3歳児未満のいる家庭については、国の無償化により、本町の無料化を拡大し、実施いたしましたことから、特に女性の就業復帰等を早めることが可能になったほか、保護者の経済的負担の軽減が大きく図られたものと考えております。第3点目の待機者の発生、保育の長時間化、保育士の業務量増加など、無償化によって問題が発生していないかのお尋ねについてでありますが、無償化によって待機児童が発生していることにつきましては、議員ご指摘のとおりであります。保育の長時間化につきましては、パート保育士による対応などにより一部の保育士に負担がかかることのないよう努めてきているところではありますが、早朝保育、延長保育を希望する園児の増加などもあり、保育園によっては昨年度と比べて保育士が勤務する時間が延びた園も一部にはあります。また、一時保育希望者の増加や、昨今は保護者の要望等が多岐にわたることから、要望一つ一つについてきめ細かに、現場の保育士が対応を行っており、保育士の業務量等につきましては、増加してきているものと推察しております。4点目の問題点があればその改善策と今後の課題について伺うについてでありますが、保育士等の業務量増加に伴うメンタル面のケアなど、十分に配慮を行ってまいります。また、待機児童の発生につきましては、引き続き保育士の人材確保等について努力するとともに、昨年実施しました第2期子ども・子育て計画策定に伴うニーズ調査において、一部の保護者からは保育料を納めてでも利用しやすい保育体制を望むとの意見がありましたことから、今後、必要に応じ全ての可能性を含めて検証していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。いずれにいたしましても、子育て支援の充実につきましては、議員と意見を同じくするところでありますし、引き続き人材確保や保育環境の改善等に全力を尽くしてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 2番 類瀨光信

無償化に伴う、それを国よりも半年早く行ったこととか、範囲を広げたことによる、その費用対効果ということで伺いました。年間数千万円の減収、拡大した分はその後もですけれども、まず初年度において半年早めたことによって数千万円という言い方ですが、これ具体的にどのぐらいの金額だったのでしょうか。それを1点お伺いします。また、保育料の無償化というのは、子育て支援を充実させることによって移住も促進したいという、そういった思いもあったと思うのですね。就労人口のことを伺いましたけれども、ほかに例えば人口増があったかどうか、これもお伺いしたいです。それから、現場で起きている問題点について、それなりにいろんな問題点が出てきているということのようです。それに対しては必要なケアをしていきますということですけれども、ぜひこれは現場主義で目配り、気配りをしていただかなければならない部分でありますので、メンタルのケアなどというふうになっていますけれども、もう少し具体的にお知らせください。

答弁 保健福祉課長 石塚剛(保健福祉課長は2022年3月まで)

お答えいたします。もし答弁漏れがございましたら、後ほどご指摘いただきたいというふうに思います。まず、1点目の収入でございますが、平成30年度の調定額で申し上げますと、年間で約6,600万円ほどになっております。これを今年度に当てはめますと、半年分ということであれば、約3,000万円ほどが収入の減というふうになっているところでございます。また、2点目の人口増に関しましては、具体的な部分でいきますと、数値的な部分を含めて持ち合わせておりません。就業、あくまで保育所につきましては、入ってきた段階、町民になった時点での保育に欠ける子を預かるという部分でいっておりますので、直接的に人口増に貢献しているという部分はなかなか見えづらいのかなというふうに思っております。それから、3点目でございますけれども、メンタル面のケアなどというところでのご質問でございますが、これにつきましては、職員、非常勤、それから臨時職員を含めまして、毎年メンタルヘルスケアということで、個別にアンケートを聴取しておりまして、希望者全員回答することになっております。状況によりましては、医師の診断といいますか、医師と話をしながらケアにつながっていけるような、できるだけ早い段階でメンタル面的なサポートをしていくというようなことで対応しているということでございますので、ご理解願います。

質問 2番 類瀨光信

費用対効果ということで、具体的な費用についてはお伺いしましたが、町長の公約に基づいて半年早めたという部分だけでも3,000万円費用が、見ようによってはそれだけかかったということでありますので、今後も就労人口、それから、それに関連しての人口増があったかどうかということを年度が替わった時点でまたお知らせというか、そういうことがあったというふうに実感できることが大事かなと思います。3,000万円を投じての例えば移住対策とか人口増対策というのは、もしかしたらもっといろんなことができる可能性だってあるわけで、そこのところをぜひ、時間はかかるかもしれませんが、効果を出していくように、これからも努力していただければと思います。それと、現場の保育士さん、業務量は確実に増えていると思いますので、そういった点のケア、本当にメンタルヘルスケア、アンケートとか、講座とか、そういったことを充実させるのはもちろんですし、必要な人員の配置というものがきちんと行われるようにしていただきたいと、このように思います。

出典:標茶町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月6日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる