斜里町議会 令和4年6月会議 2022年6月22日
(1)宿泊税導入の進捗状況は?/(2)魅力ある斜里高校を目指して!
2022年6月22日、斜里町議会の一般質問で、今井千春議員が「宿泊税導入の進捗状況は?」「魅力ある斜里高校を目指して!」について質問し、町長 馬場、教育長 岡田が答弁しました。
- 質問者
- 今井千春 議員
- 答弁者
- 町長 馬場、教育長 岡田
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 今井千春
私も質問する前に、本当に今回の海難事故、本当に残念だな、そんなふうに思っている1人でございます。亡くなられた方々のご家族様、ご遺族の皆様、本当に心よりご冥福をお祈りしたい、また、いま捜索中の方々、1日でも早く、何かしらの手がかりが見つかればいいなと、そんなふうに願っております。それでは、一般質問させていただきます。今回は2点に絞って質問させていただきますが、まず第1点は、宿泊税導入の進捗状況のことについて、お伺いをしたいというふうに思っております。先般、令和元年の6月定例会において、宿泊税導入に関して質問をさせていただきました。その後のコロナウイルス禍により、懸案が足踏み状態になっています。最近、全国のコロナ感染状況を見ますと、ご承知のとおり、かなり下方気味になってきているのが現状です。そこで、国も道もこの現状を踏まえ、宿泊関係などに関しての施策を展開しています。斜里町としても、今日まで2015年から観光振興計画を基本にさまざまな事業を展開してきましたが、この計画も来年2023年までとなっております。今後のさらなる事業展開のためにも、早急に関係機関と協議を進め実現しなければならないと考えますが、現時点での進捗状況および今後の方策等々について、町長の所見を伺います。それから2点目では、魅力ある斜里高校を目指して、ということで教育長にお尋ねを申し上げます。近年、斜里高校の入学状況を見ますと、ご承知のとおり、令和元年は36名、2年には31名、3年27名、今年は何と26名となっておりますが、この入学数が少子化により適当か、それとも少ないか、今後の斜里高校入学数のことを考えると、非常に危惧してなりません。今日まで、時代に合った教育システムを取り入れて、小中高と連携を取りながら進めてきたのではないかと考えます。町長の執行方針の中にも、子どもは「地域の宝」「未来を担う宝」であると言っておられますが、今後のことを考えますと、ここで大胆なてこ入れが必要かと思っており、さらなる魅力ある斜里高校を目指すためにも、確実的に実績を出している各高校の情報を入手しながら構築してはいかがと考えますが、教育長の所見を伺います。以上2点です。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 馬場
今井議員のご質問にお答えいたします。はじめに、1項目めの「宿泊税導入の進捗状況は?」についてお答えいたします。宿泊税の導入に関しては、平成30年9月定例議会の全員協議会で観光振興財源の必要性について協議したことを皮切りに、令和元年5月頃からは宿泊拠点をもつ道内市町村および道庁において宿泊税の導入協議が加速したことを踏まえ、斜里町としてもこの動きに遅れまいと検討を急ぎ、令和元年12月および令和2年3月定例会議の全員協議会において、町としての基本的な考え方や、観光関係者との協議状況をご説明するとともに、条例素案を提示していたところです。そのような中、令和2年2月下旬からコロナ禍の影響を受け始めましたので、宿泊税の導入による観光需要への影響を考慮して、令和3年4月を目標としていた導入日程をいったん見送り、各種コロナ関連対策に注力してきたことは議員ご承知のとおりです。一方、昨年2月に道庁との意見交換を再開し、道として宿泊税の導入が当面ないことを確認した上で、昨年7月に総務省とオンラインで協議を行ったところ、コロナ禍の影響を受けた地域の観光関係者、つまり特別徴収義務者との再協議の必要性や、納税者の視点で応益性の確認、使途の精査などを深めるよう指導を受けたところです。また、宿泊税の導入を前向きに検討している自治体との情報交換を図り、基本的な方向性やスケジュールを確認しながら、同じ制度スキームにより連携できないかも並行して調整しており、コロナ後の北海道観光にふさわしい観光振興財源について研究を深めているところです。今回の海難事故の影響を強く受けて、知床観光の安全点検を求められている状況下ではありますが、議員ご指摘のとおり、ようやく旅行市場の本格的な回復の動きが見られ始めていますので、将来の知床観光のあり方を見据えて施策の準備を進めることが重要と考え、財源対策についても鋭意検討を進めてまいることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。2項めについては、教育長からお答えいたします。
答弁 教育長 岡田
次に2項目めの、「魅力ある斜里高校を目指して!」のご質問については、私からお答えいたします。議員ご指摘のとおり、斜里高校の入学者数は徐々に減少傾向で推移し、平成25年度に3間口から2間口に、平成30年度には2間口から1間口になり、本年度の入学者数は26名となっています。この間、町といたしましても、斜里高等学校振興会助成事業を通じた、進学・キャリアアップや特色ある教育等への支援のほか、町内・町外遠距離通学者への通学費の全額助成や下宿代への助成など、高校支援の拡充を図ってきたところですが、生徒数の減少、進路選択の多様化という大きな流れの中で、入学者増につなげることができていない状況であり、進学先として選ばれる魅力ある高校づくりが大きな課題となっています。ご質問の、実績のある高校の情報を入手し、必要な支援策を構築していくことにつきましては、これまでも視察や研修のほか、日常的な情報収集をする中で、さまざまな先進事例については承知をしているところですが、例えば公設民営塾の運営や学生寮の整備など、多額の費用が見込まれる事業については、財政面や運営上の課題のほか、事業効果なども含めて慎重な対応が必要と考えているところです。いずれにいたしましても、先の小暮議員への答弁でも申し上げましたとおり、高校の魅力そのものを高めていくことを中心に据え、そのために必要なことを、ひとつひとつ積み上げていくことが重要であると考えておりますので、引き続き情報収集を行うとともに、斜里高校、関係団体とも協議を深めながら、今後の支援策を検討していくことを申し上げ、今井議員への答弁といたします。
質問 今井千春
一番目の宿泊税導入、これはコロナ禍で足踏み状態になって本当に苦慮している部分であるというふうに私は認識をしているのです。これが順調に進んでいるのであれば、本当に財源関係も確保できて、いろいろな分野に対して国の補助金もさることながら、この中から支出をしながら、いろいろな観光に対しての対策ができたのかな、そんなふうに思っているのですが、結果論としてそれが足踏み状態で今になってしまっているのですが。私が思うには、今やらなければならないその対策の部分と、それから将来的にわたってこれから、櫻井議員も言っておられましたけれども、観光振興計画、来年の2023年度でこれが終わりですから、もう既に着手しているかなというふうに思うのです、次の計画を。その中にも入ってくるかなと、いろいろな事業展開、ますます知床をより盛んな魅力のある知床にしなければいけない、そういうような部分で取り組んでいかなければならない、そんなふうに思っている1人なのですが、その喫緊の課題、何が言いたいかと言いましたら、もし財源がそのとき、このときあれば、今回もこの海難事故で非常にキャンセル等が増えている、これはホテル関係の経営者からも聞いております。それから、経営、小型船、クルーザー船、これに関してもかなりの今回の申し合わせ事項の規制、縮小関係、またはキャンセル等を考えましたら、何かしら昨年出したコロナ対策で宿泊はもとより飲食、それから船にも使えるクーポン、出したことがあるのですが、何かしらそういうような対策もできるのではないだろうかな、そんなふうに思うのです。であるからそういう部分については、もしこういう財源があれば早急的に手当てができたのではなかろうかというふうに思うのですが、そこら辺は町として喫緊の課題かなというふうに思うのですが、そこら辺はどうかというふうに思うのですが、町長の答弁をお願いいたします。
答弁 町長 馬場
さまざまな観光の課題に対して、財源があればいろいろ手を打てるのではないかというお話でありますが、そもそも宿泊税というのは、来られた方がお支払い、納付いただいて、それをホテルのほうで収集し、私どものほうに納めていただく、その中で活用していくという、こういう仕組みです。ですから、まずお客様に来ていただかない限りはこの財源は生まれてこない。そして、来ることができないような状況がここまで続いてきたということです。これはもう厳然たる事実でございまして、そういう意味で宿泊税というものは順調にいくときには当然のごとく、さまざまな振興策等々やれる財源としては重宝なものだと思いますけれども、まずはお客様に来ていただけるような、まあ鶏と卵になるかもしれませんが、そういうことを今、特に厳しい状況の中ではすぐやれるという状況に至っていないと私は認識しているところです。
質問 今井千春
そうですよね、私もそう思います。しかしながら、地元の観光業者関係のことを考えますと、また観光客の方々から考えますと、今までにも、先ほどエコツーリズムの関係もありましたけれども、船に乗らないで宿泊と自然体験をするという、このセットだとか、または船と宿泊をセットにして来られるお客様、観光客の方々、いらっしゃるかなというふうに思うのです。今回のこの海難事故で、知床のイメージアップをするためには、すぐに回復できるかといったら、私はそうではない、そんな甘いものではないというふうにとらえているのです。ですから、本当に悩ましい問題ですが、財源があればいくらでも手当てができる、そんなふうに私も思うのですが、何とかそういう部分を協議いただいて、手当てができれば。観光振興計画、これからの将来的な観光事業の展開、出来上がる部分までの間、知床のイメージアップが何年かかるかちょっと計り知れませんが、状況を見ながらそこら辺の協議、判断をしていただければと、そんなふうに思います。いかがですか。
答弁 町長 馬場
さまざまな観光振興の財源、これを確保することは本当に大事なことだというふうに私も捉えております。今のお話のように、状況を見ながらどうすればいいか。決して宿泊では諦めたとかいうことではありません。しっかりとその状況を見極めながら、今できることをやっていくことだろうというふうに思っております。現実問題として、この先、特に7月8月がどんな状況になるかは正直全く見えません。全く知床を避けられる可能性もありますし、一方で頑張っている知床を応援したい、こういう声を寄せられている方がいらっしゃるのも事実であります。どちらになるのかはわかりませんけれども、私どもはこの議会でもお話、先ほどからしていますように、安全に対する取り組みをしっかりすることが、安心して行ってみようかなというふうにつながる大前提だというふうに思っていますので、そのことにまず力を注いでやっていきたいというふうに考えているところです。
質問 今井千春
観光税、宿泊税の件については難しい部分もあるというふうに思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。それから次の質問ですが、教育長の答弁の中にもありましたように、例えば公設民営塾の運営や学生寮の整備など多額の費用が見込まれる事業については、財政面や運営上の課題のほか、なかなか対応ができないというふうに答弁がされているのですが、私はやはりこれほどまでに入学数が下がってくると、本当に危機感を、もう議員もそうですけれども、行政も一緒になって、やはり危機感をこれは乗り越えていかなければいけない、そんなふうに思うのです。今朝の某テレビ局のニュースにも出ていました。それは宮城県の三陸のほうの高校なのですが、見た方もいらっしゃるというふうに思います。本当に入学生が目減りした。そこで町長は、これは大変だと、すごい危機感を持った、それで無料塾を高校の中に作った。無料塾ですよ。それで、放課後から夜の9時ぐらいまで開設して、部活動が終わった子どもは終わった時点で、そこに進学しようとする子どもたちが集まって一生懸命勉強する。そして非常にそれも効果として、親御さんたちにも喜ばれて、進学率も上がってきた。そういうようなニュースをちょっと見たのですが、私はやはりこの辺が一つのネックなのかなと。教育長が最後のほうに今後も一つ一つ積み上げていくことが重要である。これは毎回答弁しているような気がするのです、毎年ね。この1年1年が、本当に何かしらの大きなアクションをしていかないと、入学数は減ってしまうのではないだろうか。それともう1点は、もう少しそのPRの方法、ホームページを見ても分かるのですが、いろいろな科目、総合学科でできているのですけれども、途中で進学しようとする子どもたちにはそれなりの、子どもたちを集めて先生が教えていく、ここにもやはり手厚い部分、例えば1人がいいのか2人がいいのか、先生が進学に対してその子どもさんたちの教育に対して、先生が1人でいいのか2人でいいのか3人がいいのか、そこら辺はもう少し、やはり手を加えてやっていかないと私は進学率という部分を見てみますと難しいのかな、増えていかないのかな、そんなふうに思うのです。現実的にはっきり言いますけれども、地方に行ってしまうじゃないですか。網走だ、北見だって。だからそこら辺の歯止めをするためにどうしたらいいのか、本当にそういうところの危機感を我々が持たないと、入学数はこの少子化の部分で人口は減ってしまいます、だけれども、やはり自分で生まれた子どもをそのまませめて高校までは行かせてあげて、何かそういうような思いがあるのです。だからそういうことをちょっと強めに言いましたが、いま一つ、てこ入れ、お金もかかります、財源も必要です、それから簡単に進めるというのは難しいかなというふうに思うのですが、そこら辺の協議をしながら進めて、早急的に対策をとって進めるべきではないだろうかな、そんなふうに思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 岡田
今井議員からいろいろご指摘をいただきました。議員からは、今が正念場だと、今ここで大きねてこ入れが必要だ、ということがありますけれども、大胆なてこ入れをするためには、もう大胆な予算が必要になってくるというところで、それをどう組み立てるかというところは、恐らく何でもやれば、なりふり構わずやればいいということではないと思っていますので、やはり先ほど小暮議員への答弁の中でも申し上げましたけれども、やはり町、高校そのものを、また関係する方々地域も含めて、この方向性で頑張っていこうという、やはりそういった合意形成がないと、何を進めるにしても、例えば箱を作って終わりということにならない、やはりそれを維持する、有機的に機能させるためには、作った後もさまざまな方々のご協力、ご支援がないと、せっかく作っても有効に活用されるというふうにならないと思いますので、やはりそのためには多くの方々の、いわゆる一致した方向性、合意形成、それに対して町も必要な支援をしていくというようなことがまず基本になるのかなと思います。先ほど私の最初の答弁で、とにかく一つ一つの積み上げが大事、やはり高校の魅力そのものを高めていくということを確認して、そのために何ができるかということを一つ一つ積み上げることが大事で、それは毎年言っているのではないかというようなご指摘もありましたけれども、ただやはりここに来て良い流れができてきているというふうに私は思っています。それは地域留学生の受け入れ、これを一つの起爆剤というとあれなのですけれども、この事業に取り組んだことで、やはり地域コーディネーターさんの配置もできました。高校の魅力化に何が一番必要か、それはやはりこの豊富な、この地域にある地域資源、これは環境も人的なものを含めて、これをやはりしっかり活用して高校教育の中に、教育課程の中に取り組んでいくということは、もう何よりも斜里高校が輝く一つの大きなポイントだと思っています。ただそれを転勤族である先生方に、しっかり地域の資源を活用して教育を進めてくれと言ってもこれなかなか難しい。そのためにやはり専門の担う人材が職員室にいるということが大事で、この部分が今実現しています。ということで、そういった地域の資源を今まで以上に活用できる形というのはできてきています。そしてありがたいことに、いろいろな方々がまた外部講師として町内外含めて協力していただいているというその部分は、ここ数年で多分大きく加速してきていると思いますし、トークフォークダンスと、新しい斜里高校生が地域の方々と、意見交換をざっくばらんにするような取り組み、これも非常に好評で、軌道に乗ってきているというところです。それと地域の方々の支援体制という意味では、この事業を契機にコンソーシアムが立ち上がって、さらには斜里高校がコミュニティスクールにも移行して、学校協議会もできたということで、さまざまな知恵を出し合って、どうやってここを良くしていこうかという場は格段に増えてきていると思います。ただ一方でコロナの状況があって、なかなかその場がうまく機能させられないという歯がゆい思いがありますけれども、確実にそういった意味ではステップアップをしていると私は思っていますので、そういった多くの方々のご支援、知恵もお借りしながら、どうやって斜里高校の魅力化、もっともっと図っていけるのかということをしっかり議論して、それを踏まえて町としても何ができるのか、何をすべきか、いつすべきか、どうすべきか、ということも含めてしっかり検討していきたいなというふうに思っています。
質問 今井千春
ぜひとも、これ以上掘り下げてどうのこうのは言いませんが、せっかく斜里高等学校振興会という組織があるのですから、この組織ともいろいろ深掘りをしながら今後の教育システムの在り方ですとか、進学率を上げるとか、やはり斜里高校の魅力をもっともっと魅力化に持っていくいだとか、そこら辺も協議しながら、せっかくの振興会ですから、協議をして良い方向に持っていただければなというふうに思います。回答はいいです、終わります。