猿払村議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
子育て支援・少子化対策について
2023年9月12日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「子育て支援・少子化対策について」質問し、村長 伊藤浩一、保健福祉課長 石田博史が答弁しました。
- 質問者
- 小山内浩一 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一、保健福祉課長 石田博史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 小山内浩一
一般質問通告書に基づき、2項目5点について質問をさせていただきます。はじめに、子育て支援・少子化対策についてということでご質問をさせていただきます。国では、少子化対策として、少子化対策推進基本方針が策定され、2000年代から、さまざまな方針に基づく重点施策実施計画を立てて、法律等も立案し、第2期の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中でも、「結婚、出産、子育ての希望をかなえる」を含む基本目標を抱え、地方創生とともにさらなる充実・強化に取り組むとありますが、いまだ解決の糸口すら見えない状態です。猿払村の出生率は、他の市町村と比較すると、高い数字ではありますが、これからも少子化対策は非常に大事な施策と考えます。現在、猿払村での子育て支援制度についてお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
全国・全道的な合計特殊出生率について説明をさせていただいて、あと村のほうの取り組みについて答弁させていただきたいと思います。まず1人の女性が生涯に子どもを産む見込みの数を示す合計特殊出生率は、昨年、全国では過去最低の1.26、北海道では全国で3番目に低い1.12となっている一方で、村ではおおむね2.0前後で推移している状況になっております。昨年度はコロナ禍もあり、14人の出生にとどまりましたが、例年は20人以上となっており、今年度も既に10人以上の新生児が誕生しております。村の子育て支援に関しましては、令和2年3月策定の第2期猿払村子ども・子育て支援事業計画に基づき、各種の施策を進めておりますが、子育て支援は村の重要な政策の1つであると考えておりますので、特に妊娠期から切れ目のないサポートが必要と考えております。主な施策としましては、各種手当や費用の助成などの経済的な支援のほか、サービス面では、保育所の子育て支援センターや保健福祉課の子育て世代包括支援センターで各種事業を実施しているところであり、これらの事業では、子育てに関するさまざまな情報の提供や交流、さらには悩みなどを相談することができる場やアプリ、各種ひろばや講座などの事業を展開しております。また第2期猿払村子ども・子育て支援事業計画の策定の際に行ったアンケート調査では、最も要望が高かったのが、子どもの遊び場や機会の充実、次に母子保健サービスや小児救急医療体制の充実、3番目に経済的な支援の充実となっていることから、これらのご意見を重視し、毎年度の予算に反映できるように努めてまいりたいと思っております。
質問 小山内浩一
村長のほうから、合計特殊出生率の話もございました。私も猿払村の出生率が高いのは常々知っておりましたが、私の印象です。印象で大変申し訳ないですけれど、猿払村の出生率が高いのは1次産業が安定していて、所得面で非常に安定している経済活動とか、経済の循環があって、多分、出生率が高くなっていると感じております。それにプラス、村長がおっしゃったとおり、各種手当やソフト面のサービスの充実が、私はいまいち施策として、実際、その保護者の方々に響いているのかなというのは疑問を感じるところです。その経済的基盤がしっかりしている中で、さらにハード面、ソフト面の子育て支援をさらに充実することによって出生率のさらなる高み、子どもたちは猿払村の未来の宝ですし、国の宝です。そのことを考えるとさらなる施策が必要だと思いますが、今の私の意見になりますが、特段、施策で出生率が高いわけではないことと、これからの施策について、さらに出生率を高めるためにという、この2点について村長のお考えをお聞きいたします。
答弁 村長 伊藤浩一
僕は現状としては、基幹産業がしっかりしていただいているというところの中で、この合計特殊出生率が、いいときには2.5とかという時代もありましたので、ただ現状としては、議員のおっしゃるとおりだというふうに僕も思っております。人口減少問題だとか移住・定住にも関わってくる問題だと思いますけれども、村としても、今まで関係人口の創出だとか、移住・定住事業、今、現在も進めておりますけれども、そこは、のどから手を出して、どんどんどんどんするのではなくて、私としましても、足元をしっかりしていかなければ、なかなか子どもも人も定着しないだろうというふうに考えておりますし、そのために平成25年に村長に就任させていただいてから、平成27年に今の漁業関係の後継者問題、それから船に乗っていただく人数を増やしていただいたと。これは、組合員の方々に非常にご尽力いただいて、ご納得をいただいて、後継者を増やしていただいたというところもありながら、議員おっしゃるとおり、所得がある程度ある中で、子どもさんの家族計画していただいて、そして、保育・教育のほうにお金をかけていただいたというところがあるのだろうと思います。僕は基本的には、国のほうで異次元の少子化対策だとか、こども家庭庁も創設しましたから、本当はもっと国のほうでしっかりやっていただきたいというようなお話も国のほうにはお話ししてきたのです。その1例として、適切な発言かどうかわかりませんけれども、首長選挙がある中で、どうしてもこの子育てだとかいろいろなところの政策をどんどん上げていくのです。給食費を無料にしますだとか、学校の云々かんぬん無料にします、何を無料にしますというところを争点になっているような気がどうしてもするので、僕は国がこれからしっかりと少子化対策に取り組んでいくのが当たり前だろうと思っています。その中で、当然、国でできるところ、それから各市町村でできるところ、どうしてもできるところとできないところの自治体の差が出てくるのです。だから全体的に少子化対策で結婚していただいて、子どもを産んでいただいて、育ててもらうというところについては、これは難しい。だから、サービスをしっかりできる自治体は、どんどんそこに、子どもさんが親と一緒に移住していく、これはただ市町村間の人の取り合いだけであって、根本的な人口増にはつながらないのだというようなお話も、国のほうにはしているのですけれども、そうした中でもしっかり取り組んでいかなければなりませんので、議員からいろいろなお話がありましたけれども、今後引き続き少子化対策、子育て支援のほうにはしっかり力を入れていきたいと思っております。その中で今後、少しずつやらしていただいておりますけれども、ハード、ソフトを含めながら、令和4年度、令和5年度、令和6年度以降も含めて、予算のほうも確保しながらやっていきたいなと思っています。
質問 小山内浩一
村長の答弁をいただきまして、同じような考え方で、私も国がもっと、1丁目1番地の施策として、そういう話をして進めているという話ですけれど、いかんせん、スピード感を持って、成果がつながっていないというのが実感でございます。それで、国がやらなければならないということもわかりますが、国より各自治体がスピード感を持ってやれるのは事実です。なので、猿払村としてもできる範囲で私は、1番目の質問で村長が答弁した各種手当だったりサービス支援というのはもっと充実するべきだと思いますが、具体的に今も持ち寄っている資料でいいです。猿払村において、各種手当助成だとかを行っている項目について、あればお教えいただければと思います。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。さまざまなものがありますが、最近、平成30年代から進めているものの1つとしてすれば、例えば、新生児の聴覚検査の助成だとか、これはほかの町村に先駆けて行っておりますし、妊産婦の安心出産支援ということで道の事業とうちの事業で、道とうちの負担で、通院費の助成だとか、そういうのも行っております。あとは救急のほうでは、出産、急に妊婦さんが出産である場合は、うちの病院通さないでそのまま市立稚内病院のほうに運ぶような制度もとっております。それで利用した方も最近おります。あとは、消防と連携しながらの通院支援の「さるふつキッズサービス」というのも行っておりますし、母子手帳も、ほかに先駆けてアプリで相談できる。ほかの市町村からお嫁さんにきた人もいらっしゃいますから実家のほうで出産する人たちとアプリでつないだりするようなことも行っております。令和3年度には、産後ケアということで産後回復の不安の方は何日か病院のほうに泊まるという制度もつくっております。令和4年度は、乳幼児の聴覚の異常をいち早く知るということで、国の2分の1の補償をもらって、そういう検査、機器を100万円ほどしますけれども、そういうのも買っておりますので、あといろいろな予防注射だとか、そういうのはいち早く助成とか、無料とかというふうにしております。全体的にわかりづらいところもあるとは思うのですけれども、このような助成制度は、ほかの市町村から来る人から見ると、いち早くやっているというふうに評価をいただいているところもあります。十分ではないですが、いろいろな冊子にも保育所のほうの冊子にも全体像が書かれていたりしておりますので、そちらも参考にしていただければと思います。十分でないと思いますが、以上です。
質問 小山内浩一
ありがとうございました。実際、この質問するに当たり、私も子育て終わっている世代ですので、もう一度、いろいろな情報元を使って調べてみました。基本的に養育費、教育費、あわせて子育てのかかる費用だと考えて、いろいろなアンケートだったり資料を調べたら、基本的には0歳から中学生になるまでにかかる費用が大体1800万円から2千万円くらいという、アンケート結果、また高校では500万円から600万円、大学へ行くと900万円から1千万円、全体では、大体2千万円から3千万円くらいの費用がかかると、現代で言われているという資料を見つけて、自分が思っているよりかかるものだなというイメージがありました。さらに、猿払村までいくと高校もない、大学もない、まして地方に子どもを出すなど、この費用より、仕送りという面では多大な費用が。たとえ4年間でも、高校から出れば7年間の費用がかかると考えると、非常に子ども1人1人にかかる費用は多大なものがあるのだなという感じがしました。課長のほうから、他の町村から比べれば、さまざまなサービスをやっているということも聞きました。私もこの質問に当たり、猿払村の支援事業を実は調べました。ソフト面ではいろいろなものが、ブックスタートから始まって、妊産婦の119番子ども医療費助成だったり、インフルエンザ予防接種の費用の助成だったりと、いろいろあると思いますが、基本的には、他の町村と比べて群を抜いてよかったなというものが私には感じられませんでした。私はさらなる施策として、費用面での助成を強く望むところでありますが、村長、その点についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
答弁 村長 伊藤浩一
確かに小さいうちから、予防接種やいろいろな健診をやりながら、保育所に上がれば保育料もかかってくる、給食費もかかってくる、学校に上がれば、いろいろな教材がかかってくる。いろいろな形の中で今、正直いって即答はできません。教育委員会だとか保育所とか内部で検討をさせていただいて、どういうところが、今後、家族計画をしていただく上で、ご家族の方、ご両親が必要なのかというところも検討させていただいて、煮詰めさせていただきたいと思います。
質問 小山内浩一
すみません。私の質問内容が理解しづらくて申し訳ありません。ここにはないのですが、この日本で子育てをする場合、費用面がかかるということは事実で、猿払村で子育てにするということで私が気づいた点に行くと、この質問項目がないので、お答えは求めませんが、給食費も無論かかっています。保育所から中学生までかかっている。保育料も一般児の方々は国の施策で令和何年からただになっているのですけれど、未満児に関しては、収入によって3歳児まではかかっている。次の質問にも関係するのですけれど、こういう地方ですから、医療関係で交通費とかかかるものも、基本的な自己負担で行っているということがあるので、その辺の費用面を村長おっしゃったとおり、教育委員会だったり保育所だったり病院だったりと、横断的に情報を集めていただいたり、さらに先ほどの質問でもありました。村長、いろいろなお母さん方の意見を聞いて、子どもの遊び場を充実、この3年間で充実をしてきた経過もあります。次はソフト面でも、お母さんのご意見、子育てをしている方々の直接の意見を聞いて、そういうことの情報収集、またできる施策については実施していっていただきたいと思います。2番目の質問に移ります。子育てをするに当たり、先ほども、この質問中で言わせていただきましたが、何千万円というお金が1人の子どもを育てるにかかります。特に医療費に関して、病気やけが等に関しては、医療費用の負担が大きいとよく耳にします。村では子どもの医療費について、15歳までは無料というか村が負担をしていただいています。それを高校卒業の18歳まで引き上げる考えについて、村長のお考えをお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
先ほども述べましたけれども、子どもへの医療費助成ということであれば、本来であれば、国が全国一律で実施すべき制度であるというふうには、心の中では思っています。とはいえ、議員さんから非常にお金もかかるということもありますので、国のやることを待っていても、待たないということなので、来年度から村単独事業として、対象年齢を18歳到達年度末までに拡大をさせていただきたいと思っております。
質問 小山内浩一
すいません。前向きに検討しますという答弁を予測したものですから、来年度から単独でやっていただくすごく力強い答弁をいただきましたので、この件に関しては令和6年度からよろしくお願いします。次、3番目の質問に移ります。令和4年4月より、不妊・不育症の治療費が保険適用になりました。猿払村のような都市部より遠い地域では、不妊治療に対して、交通費や宿泊費等も負担が大きいと思います。村として治療費への全額助成や交通費等の助成金についての考えをお聞きします。2700人という小さな村ですから、こういう事例が実際、何年間の間に置いてあったかないかというのもなかなか情報収集は厳しいとは思いますが、子どもが欲しくてもできない家庭もある中で、非常に重要な施策と考えます。この件について村長のお考えをお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
現在、北海道において、この先進医療費や交通費を含めた新たな助成制度を検討しているということでありますが、今のところ、注視しているところであります。これを踏まえて、村としても、早ければ、令和6年度から助成制度を実施していきたいと考えております。その一方で、議員からもお話ありましたとおり、不妊や不育治療されている方の中には、このことを他人に相談できないという方も少なくないとお聞きしておりますので、経済的支援と並行し、治療等における精神面のケアや担当する保健師の育成についても、対応を強化していく必要があると考えております。
質問 小山内浩一
村長のおっしゃるとおり、この事例は非常にプライベートな面だったりデリケートな面であったり、個人情報の面だとか複雑に絡んで、知られたくない方や公にしていろいろな助成をもらいながらという方もいると思います。ただ、こういう小さな自治体とはいえ、そういう事例があったときにはソフト面でも、迅速に受け入れる体制が必要と思います。保健師等と対応するという村長のお答えもありましたけれど、基本的には保健師さんの中で、こういう不妊治療や不育治療に対する専門スタッフやサポートスタッフする研修とかも道とかでも行っております。ぜひ、そのようなところにも派遣していただいて、こういう方々が村内にいる、いないかかわらず専門スタッフ、サポートスタッフの研修等を保健師の方々に受けていただきたいと思います。その点に説明については以上です。令和6年度からやっていただくということで、大変ありがたい答弁をいただきました。