猿払村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日
猿払村の介護保険事業の現状について
2024年9月10日、猿払村議会の一般質問で、庄崎裕史議員が「猿払村の介護保険事業の現状について」質問し、村長 伊藤浩一、保健福祉課長 石田博史が答弁しました。
- 質問者
- 庄崎裕史 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一、保健福祉課長 石田博史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 庄崎裕史
次に2点目の猿払村の介護保険事業の現状について質問します。今年の3月に第9期猿払村介護保険事業計画高齢者福祉計画が発表されました。印刷して読ませていただきました。この介護保険というのは、平成12年4月にスタートしました。40歳から保険料が社会保険の中に組み入れて徴収されたり、第1号被保険者の多くは年金から保険料が引き落とされています。この計画の中になぜかというのは出ていますけれども、これまで家族の高齢化など介護高齢者を支えてきた家族をめぐる状況も変化してきており、介護予防の重視や地域密着型サービスの創設、地域包括支援センターの設置による地域中心の新たなサービス体系が求められてきたと、そういう背景をもとに第9期の計画が策定されたとお聞きしています。第9期計画中に高齢者を取り巻く現状があります。その中からいつか質問させていただきます。一つ目、制度がスタートした平成12年から令和5年までデータ化を図っております。平成12年の人口は2980人、令和5年は2700人、24年間で280人程度の人口が減っております。この人口には技能実習生もカウントされているのでしょうか。きっとされていると思うのですけれども、お願いします。
答弁 村長 伊藤浩一
いずれの年度におきましても外国人技能実習生を含んだ人口となっております。
質問 庄崎裕史
換算するときの仕方が技能実習生を含めてやっているのか、全部の自治体でそうなっているのだろうと思います。ところが分母が大きいとパーセント提示が小さく出てくる。そうすると、例えば高齢化率は、このデータによると、令和5年度で65歳以上670人、高齢化率は24.何%とされていますけれども、実際に2700人が、機能実習生200人程度が引くと2500人になるわけです。単純計算しますと高齢化率が27%前後になるわけです。そうすると23%、24%と27%えらい違いです。ほぼ30%ではないかという、村の実態が見えてくるのではないかと思うのです。結構、高齢化率が高いと思います。75歳以上の高齢者後期高齢者は325人で48.5%、要介護要支援認定者120名となっております。40歳から保険料を払って、65歳から年金で引き落としとなりますけれども、40歳から65歳までサービスを受ける方は特定の病気でないと。例えば認知症が進むとか、特定の病気でないと受けられない現状がありますけれども、要介護要支援認定者120名のうち、この第1期の計画がスタートして2期目になりますが、そのときは何人ぐらいいて、120人が多いのか少ないのか、その辺りをお知らせください。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまの質問にお答えさせていただきたいと思います。第1期の計画期末の時点で平成15年3月末になりますけれども、この時点で126名の認定者でありました 。 65 歳 以 上 の 人 口 629 人 に 対 し て 、 認 定 率 は20.0%となっております。この部分が高いか低いかの詳細を押さえておりませんけれども、ただ高齢化率に関しては、北海道全体の市町村から比べると、下から3番目か4番目の高齢化になっているかと思います。若い村かと思っています。
質問 庄崎裕史
ありがとうございます。高齢者の問題が出まして、高齢者の希望だとか生活状況がアンケートでまとめられているのですけれども、65歳以上の高齢者、一人暮らしの高齢者の実態把握はどのように行われているのか、お聞きしたいです。今のお答えの中に人口が減少しているのに認定者が125人、令和5年度は120人。高齢者は増えているけれど、横ばいということだと思います。これをどうやって考えたらいいかと思います。健康な高齢者が多いのかと思います。高齢者の実態把握はどのように行われているかと。確か、月1回、地域ケア会議というのが開かれているとお聞きしています。消防生活安全対策係だとか保健福祉課、国保病院、やすらぎ苑、民生委員の方々で構成されていると思いますけれども、会議の中で支援対象を絞り込むとか、一人暮らしの実態把握などをそこで行われていると思うのですけれども、それでよろしいでしょうか。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。65歳以上の方の全員を対象にしたアンケートは、この計画の3年ごとに実施しています。要介護者の方は毎年、アンケートしているような状態です。また、ケア会議については、介護度や地域の課題、問題とか、また保健センター、包括支援センター、国保病院、消防、やすらぎ苑などのサービス事業者も含めての連携会議になります。個別の介護度の認定とかそういうところも話しているところです。以上です。
質問 庄崎裕史
わかりました。その中で対象者を絞り込んでいって、要介護、要支援の方々をどうケアするのかも計画を立てられると思うのですけれども、そこから外れた方々の見守りというか、支援は何かされているのでしょうか。お聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。地域の見守りということですけれども、猿払村はボランティアだとか、補完するサービスだと思います。外出支援とか見守りでは、社会福祉協議会とかの窓口でいろいろなボランティア募集しているところですが、なかなかボランティアもいない現実もあります。最近ですと、高齢者も元気ですから高齢者と言ったら失礼ですけれど働いていると。ボランティアがなかなか見つからないというところでは、行政が中心になっているというのが、猿払村の現状と思っております。地域の事情で進めていくところが少しずつ進んでいるところもあるし、またボランティアをやっていただいている方々が高齢化してきているというところでは、ボランティアをやっていただける人の世代交代も必要かというところがうちの大きな課題と思っています。以上です。
質問 庄崎裕史
先ほどの対象から外れた高齢者の一人暮らし高齢者の実態がわからないとボランティア活動もできないと思うのです。令和5年度で670人の65歳以上の高齢者がいると。670人ぐらいだったらそこの地域に誰がいるかと全部把握できます。この人は働いている、この人は一人暮らしなどリストをつくれると思うのです。そうすると、この人はやすらぎ苑にいる、この人は楽楽心に通所しているとかも全部わかると思うのです。そうすると、何で困っているだろうかとか、あるいは、この人を見守っているのは、この民生委員なのか、保健師が定期的に訪問しているのかということも、全部わかってくるのではないかと思うのですけれども、そういう体制をとるのは難しいですか。お伺いします。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。うちの人口は2500人ぐらいですけれど、よそのところは高齢化が進んでいますので、他町村はもう少し多いです。そういうところでは、例えば、75歳以上の方、後期高齢者の保険証の更新、年に1回全部うちのほうで回ってたり、ある程度状況は把握できていると思っております。その中ではいろいろ相談がそれぞれきます。毎日のようにいろいろな問題が出てくるときもありますし、保健センターというところでは、全体の福祉をやっていますし、楽楽心と地域包括支援センターでは高齢者、介護とかの関係ですので、村民の中では保健センターに来たりや楽楽心のほうに行ったりと同じようなことを話しながら、こちらのほうで自分の気持ちとちょっと合わなかったら楽楽心に行って、同じようなこと言われると、本人も少し納得するところもありますので、二つ、村民の方には大きな相談場所としては、社会福祉協議会も含めて、保健センター、楽楽心がありますので、二つあるところで、うまく協調していければいいかと、連携しているつもりでは、私たちのほうでは思っております。以上です。
質問 庄崎裕史
基本的には介護支援サービスを受ける方の相談は、本人や家族から進んで行って相談を受けると。ところが、中にはコミュニケーションがうまくいかないとか、あるいは頑固者がいたり、自分から進んでということができない高齢者が多いのです。そういう方々に相談に来なさいと言っても、こちらから提案してやらないと無理かと思います。実は私の叔母もそういう方で、家に行くたびに生活支援あるいは生活介護を受けたらいいのではないかと言うのですけれど、本人は絶対、保健師とかに行かなかったと。結局、息子が東京から帰ってきて、強制的に施設に入れたというようなこともありますけれど。そういう高齢者もいることを押さえて、高齢者の立場になって75歳以上だと保険証の申請がありますので、その時に実態とかもつかんでいると思いますけれども、高齢者に寄り添った相談をお願いしたいと思います。第9期計画で猿払の介護保険料は月額6900円で、全道で3位タイ、第1期は3260円でした。24年間で2倍以上になっています。いくつかの要因があると思いますが、なぜこんなに高くなったのか教えてください。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えをさせていただいたいと思います。令和6年4月時点における第5段階での月額の介護保険料は、全国平均が6225円、道内平均が5738円となっており、本村の6900円と比較しますと、全国平均より1割増、道内平均より2割増となっております。介護保険制度や介護報酬は3年ごとに見直され、これまでもさまざまな改正が行われていますので、単純な比較が難しい面もございますが、本村の特徴として大きく二つの要因が考えられると思っております。まず1点目は、本村は高齢化率が低い一方で、施設入所者が多いことが挙げられます。令和6年1月における高齢化率は26.9%であり、全道で下から3番目の数値となっておりますが、やすらぎ苑をはじめ、全道各地に計45人が入所しており、介護費用全体の約半分となる1億円以上がかかっている状況でございます。2点目は、やすらぎ苑や小規模多機能型居宅介護施設の楽楽心といった介護施設が村内に整備されていることが挙げられます。近隣では4千円以下の介護保険料となっているところもありますが、入所施設などがほとんどなく、周辺の市や町にお世話になることもあり、さらに最近では都市部や周辺の市や町においても介護人材不足から入所者の定員に対応できない状況が見られます。村としましては、村民が住みなれた地元の施設で、介護保険サービスを受けられるよう、財政的な支援や人員確保などに努めておりますので、介護保険料が少し高いかもわかりませんけれども、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 庄崎裕史
村民の皆さんと介護保険の話したときに6900円は高いというのは事実です。高くてもサービスをきちんと受けられれば、それに越したことはないと思いますけれども、施設サービスを受けると施設の介護報酬が増えて、介護保険からの支出も増えます。保険料が高くなるのではないかというのは推察できることです。村長がおっしゃいましたように、そうだと思っています。それから120名の要介護要支援認定者のうち、村内の施設サービスを受けているには何人いるかということで言えば、施設利用者が45名とお話ししていましたので、やすらぎ苑の定員が30名、単純に全部村民だとすると、15名の方が村外の施設を利用していると捉えていいのかと思いますけれども、間違いないですか。お聞きします。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。やすらぎ苑には25名ほど入所しています。稚内に何人かおります。あと宗谷管内には10名ほど、旭川、札幌には10名ということで計45名となっております。以上です。
質問 庄崎裕史
ありがとうございます。私も文書を読んで調べてみたのですけれども、介護保険サービスというのは、いくつかあります、猿払村は細かくサービスがあって、村民にわかれば利用しやすいのではないかと思います。在宅サービス、施設サービス、地域密着型サービス、地域包括支援センターもあるということで、先ほど石田課長が言われましたように、保健福祉総合センターに相談したり、あるいは、包括支援センターに行って相談したりと、両方で相談できる利点があると思います。ただ、先ほども言いましたように、相談の申請は保険者や行政ではなく、自ら進んで本人あるいは家族が相談に行かないと答えてくれないと。相談をして申請をして、申請の第一段階でコンピューターにおいて、実態調査して、はじき出してとかがあると思うのですけれども、介護サービスを受けなければならないだろうとなるまでに介護保険サービスには、こういう制度があるという周知はどのように行われているのかをお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。私はこの介護保険制度が平成12年、40歳になる歳で、ちょうど第2号被保険者として、保険料をずっと払い続けるというのは、おかしいですけれど、昭和35年生まれはずっと払い続けてきているような状況で、来年は第1号被保険者になりますけれども、その時点で私たちもいろいろ勉強もさせていただきましたけれども、議員おっしゃったとおり、介護保険制度は非常に難しいところもあって、第1号の方と第2号の方と受けられるサービスというのは当然変わってきますので、そういう介護保険サービスの利用の手引きなどパンフレット等で窓口に置いてございますけれども。また村のホームページも掲載しておりますけれども。ここをしっかりと、相談窓口として、楽楽心にある地域包括支援センターだとか、保健福祉総合センターに保健福祉課がありますので、そこに相談に来てくださいと言っても難しいこともあるでしょうから、あらゆる会議だとか、そういう場面も利用しながら、また改めてこの介護保険制度について、楽楽心と保健福祉課と連携をとりながら、勉強会を開催していくことが必要だろうと思っておりますので、また猿払村にどういうような支援施設、介護施設があるかというのも村民の方々に理解していただくところも改めて必要だと思いますから、そういう企画を検討したいと思っております。
質問 庄崎裕史
介護保険料が取られたのは私が45歳のときです。65歳からは年金から天引きされるという。ただでさえ少ない年金が減ることにびっくりして、介護保険制度は何、という認識になるのですけれども、そういう方が多いのではないかと思うのです。当然、認知症が進んだり、あるいはそういう疑いがあったときに家族が大変ということで相談に行くという、切羽詰まった方々は相談に行くのだろうと思いますけれども、そこに行くまでに、介護保険サービスはこういうものだということを周知するということは、機会あるごとに勉強会を開いたり、あるいは広報で連載したり、そういうことは必要と思います。お聞きしますと、高齢者の集まりで説明するということも聞いておりますし、集会等々、村民が集まるところで一口講座みたいなことをやってもいいのかと思います。40歳から徴収されるわけですので、40歳から65歳までの間に、繰り返して学習する機会があってもいいのでは。例えば、企業にお願いして40歳過ぎて介護保険料が徴収されるときに、それは何かというようなところもあってもいいのかと思います。先ほど、難しいところがあるとおっしゃいましたけれども、例えば、やすらぎ苑と楽楽心を比べたときにデイサービスが両方にあるのです。短期入所も両方にあるのです。どっちがいいのか、片方は施設型ですし、片方は居宅型ですので楽楽心は、ショートステイもありますけれども、送り迎えがあったり、自分の足で行って、デイサービスを受けると。やすらぎ苑で今は人数が減って、両方で同じことをやっているのが重複しているのです。そうすると、どっちがいいのかというのは、ますますわからなくなるのではないかと。おまけに地域包括支援センターがあって、一緒に併設されていて、保健福祉センターではなくて、楽楽心でいいのかとか、ますます村民がわからなくなると思うので、機会があれば、村民に対して説明が必要かと思います。といいますのも、私と同年代あるいは若い方々がよく分からないと口々にいうものですから、わからせるようにすることが必要かと思います。その点いかがでしょう。
答弁 保健福祉課長 石田博史
お答え申し上げます。議員さんのおっしゃったことは確かだと思います。私も話を聞いたりしていますし、議員さんもよく勉強されているというところは私も感じました。そういうところでは、事業者が今まではやすらぎ苑一つだったというところで、サービスは少し競合する。違うところもあるのですけれども、競合するところもあるのですけれども、村民にとっては選べると思っていただければと。施設の事業者としては一つは村ですけども、お互い良いライバル関係であればと考えているところです。あと、保健センターと楽楽心、民生委員さんとかにもよくそういう話も伺うのですけれども、先ほども言ったり、両方でということでは、例えば、家族でいえば長男のほうに行って、厳しいこと言われる、と次男のほうに行くと、同じことを言われるなら高齢者も少し納得するところもあるので、そういうところでは、そういう関係でいろいろな支援があると考えていただければというところでは考えていますが、わかりづらいというのは確かですので、何かと少しわかりやすいような工夫が必要と思っているところです。以上です。
質問 庄崎裕史
介護保険料が安ければ、低所得の方々も、ありがたいとに思うのですが、それでも利用料は低所得の方には安くなっておりますので、負担割合が少なくなっていますので、いいと思いますけれど、課長さんに言われたように、いろいろサービスを選べると。そういうところが、猿払村の利点だと思います。そういう意味では、どのサービスを選べるのかをというところまで、介護保険サービスを理解できるように周知を図っていただきたいと、機会あるごとにいろいろな場面を利用して、周知していただきたいと要望して、私の質問は終わります。