みんなの議会

猿払村議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日

再生可能エネルギーの推進施策について

2014年3月11日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「再生可能エネルギーの推進施策について」質問し、村長 伊藤浩一、住民課長 小林勝彦が答弁しました。

質問者
小山内浩一 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、住民課長 小林勝彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 小山内浩一

一般質問通告書に基づき、2項目、6点ほどについて質問させていただきます。まず初めに、猿払村においての再生可能エネルギーの推進施策について、ということで質問させていただきます。この再生可能エネルギーにつきましては、一昨年も私、この場で質問させていただきました。皆さんの記憶にも新しいかと思いますが、昨年の1月の北海道新聞の一面に、下川町での取り組みが大々的に報道されてました。下川町市街地の1400世帯を2020年度までに、熱、電力と燃料を全部、自給自足するという壮大な計画が、新聞紙上をにぎわせていました。猿払村では、平成18年度より猿払村地域新エネルギービジョン策定委員会が設置され、今まで、この約7年間にわたり、様々な形で委員会が設けられたり、地域協議会が設定されております。今までの経過と、今までの成果、また、これからの計画についてお聞きいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただ今の小山内議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。議員のおっしゃるとおり、平成18年6月、猿払村地域新エネルギービジョン策定委員会設置条例が制定され、あわせて猿払村地域新エネルギービジョン策定検討委員会設置要綱により、庁内の委員会が設置されました。委員会設置後、4回の策定委員会と、先進地視察、啓発セミナー等を開催し、平成19年2月に猿払村新エネルギービ ジョンを策定するに至っております。この部分につきましては、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助金をいただいております。この新エネルギービジョンは、村における新エネルギーの賦存量や、新エネルギー導入の方針やCO2の削減目標、また、新エネルギー導入に当たっての事業展開における重点プロジェクトとして7項目のポイントを示し、その推進体制の進め方をまとめております。このビジョンの策定により、平成19年6月に猿払村地域新エネルギービジョン推進検討委員会条例を制定し、新エネル ギービジョンに基づく重点プロジェクト等の計画推進に関すること、バイオマスタウン事業に関することなどについて推進してきました。この猿払村地域新エネルギービジョン推進検討委員会では、猿払村地域バイオマスタウン構想を策定し、地域のバイオマスの効率的な利活用を図る上での具体的な方策として、水産系バイオマスを始め、5項目の事業に着目しております。その後、平成21年3月に猿払村地球温暖化対策地域推進計画を策定。これにより、バイオマスの利活用と地球温暖化対策について検討し、同年9月に猿払村地球温暖化対策地域協議会条例を制定し、新エネ・省エネ対策等について本地域協議会で協議、検討がなされてきました。新エネ・省エネ対策としましては、太陽光発電、省エネ給湯設備、LED照明設備、木質系燃料ストーブの購入等、4項目の対策を補助制度化し、CO2の排出量の削減対策を図ってきております。また、バイオマスの利活用の促進にあっては、家畜ふん尿を利用した再生可能エネルギーの製造施設として、村内の有限会社北の大地で取り組みを進めていただいております。今後も、この協議会を基に、新エネ部会、省エネ部会などの活動を生かし、再生可能エネルギーの推進を進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 小山内浩一

今までの取り組みは、今、村長のほうから説明していただいたとおりの流れで、私も村のホームページ等で確認しております。地球温暖化対策。非常に重要な課題でありますが、私たち人間が、この地球上に生きてる間、終えんを迎えることのない課題でございます。今、目に見える事業としては、今、村長が説明した、昨年から始まったLED、太陽光発電、その他、まきストーブ等のバイオマス燃料系への助成、それと最後に説明があった、北の大地でのバイオマスでの発電施設と。6年前からやってるにしては、私個人の意見、思いとしては、事業展開が、少しスピード感を持っていないのかなという気がしております。また、成果のほうでは、目標として、平成22年度末に公共施設で温室効果ガスを10パーセント削減するという目標が掲げられ、平成24年度に温室効果ガスの10パーセント削減達成年度と。これは村全体だと思うんですが、この目標に対して、実際に村として達成できたのか、できなかったのか。できてないとすれば、何パーセントの温室効果ガス、CO2の削減量が見込めたのか。 パーセンテージでもいいですし、トン数でもいいとは思いますが、やはり、こういう事業は、なかなか目に見えないと、村民も理解することが非常に難しいと思います。私個人も、この猿払村で生活していて、地球温暖化を実感できるというのは、なかなか難しいです。北極、南極の氷が溶けている。だんだんと地球の平均温度が上がってるといっても、日々、1日、1か月、1年いても、その変化は、なかなか人間として感じることが少ないと思います。そのような形で、目に見える効果として、村民にそれを投げ掛けるのは、非常に重要と考えます。この削減効果についての、数量の答弁をお願いしたいと思います。

答弁 住民課長 小林勝彦(住民課長は2015年3月まで)

ただ今の小山内議員の質問でございますけど、私が今、理解してる範囲では、まだ目標には達しておりません。詳しい数値については手持ちの資料がないものですから、今、資料をそろえまして、今現在、何パーセントぐらいのものになってるのか、後ほど御説明をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 小山内浩一

今、課長の答弁のとおり、私個人も、こういう目標数値だとか、何トン削減したっていうのは、難しいと考えております。なかなかCO2の削減量を猿払村全体で何トン出してて、1年間に村民の努力や公共施設の努力によって、っていうのは難しいと思います。ですが、やはりこれは数値化してですね、村民に知らせる義務が行政にはあると、私は考えます。やはり地球温暖化対策は、地域の人間、一人一人、私たちが取り組まなければならない義務と考えてますし、私たち大人の世代から、この地球温暖化対策というのは、未来に残る将来の子どもたちのためである、というふうに考えるときには、今、小学校、中学校に通ってる子どもたちも、こういうことを認識していただけなければならないのかなと。今までの経過の話を聞いていますと、やはり子どもたちに、そういう思いを伝えてるのは、標語を募集して、標語で表彰をしてと。なかなか目に見えないというか、ソフト面から一つずつやっていくというのは、評価するところではありますが、実際に体感をして、温暖化が、こういうことを起こしてるんだよと。こういう行動をしたら、温暖化が少しでも抑えることができるんだよ、というような取り組みも、私は必要じゃないかと考えております。2番目の質問に移りますが、北海道は元より、全国で、様々な地域で、新エネルギーとして、木質バイオマスが注目されております。また、公共施設、温泉施設等では、実践されています。猿払村においても、今、林業政策が非常に停滞している中、新しい産業の創出や、環境負荷の低減、化石燃料に頼らないバイオビレッジの実現等、多種多様な可能性が、バイオマスエネルギーに よって考えられると思います。村の、これからの計画、考えについて、お聞きいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

2番目の答弁に入る前に、1番目の答弁で、ちょっと追加をさせていただきたいと思います。CO2削減の目標については、京都議定書を基にですね、猿払村独自で削減目標というのを、きちんと決めております。その中で、庁内では、公用車、また、各部屋の電気、そういうものを削減した中で、CO2のトン数に応じて、何パーセントの削減という形の中で、きちんと数値化したものがございます。この部分については、住民のほうに、きちんと周知をしてないというか、知らしめてないという部分については、改めておわびを申し上げて、数値化したものを、今後きちんと村民のほうに、広報等を通じて、周知してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。2番目の、ただ今の御質問でございますけれども、新エネルギー対策に木質バイオマスエネル ギーを活用して、まちづくりに取り組んでいる先進地町村は、道内各地で、私も分かっております。上川管内の下川町などは、昭和28年、国有林の払い下げを受け、4500ヘクタール以上の町有林を確保し、毎年約50ヘクタールの伐採と植林が60年間、リサイクルで無限に繰り返すことができるというふうに聞いております。持続可能な循環型森林経営を確立し、平成16年度から、製材の端材や木くず等を原料とする木質ボイラーの導入によるエネルギー転換に、北海道で最初に取り組まれた町と私も認識しております。本村においては、これまでの新エネルギービ ジョンや、バイオマスタウン構想の成果として、森林整備の歴史が浅く、村有地は育成林保有が主となっているため、林地残さいの利活用をする安定的な資源はないと報告されております。このような状況も十分理解し、今後も、森林の整備計画は、長期的な観点に立ち、山づくりを推進していかなければならないというふうに思っております。一方、環境の負荷の低減を目指し、化石燃料に頼らないバイオビレッジの実現についても、地球温暖化対策を進める上で、避けては通ることのできない最大の課題であり、子どもたちの安心して暮らせる将来を、私たちが約束してあげなければならないと思っております。先の下川町では、バイオマス資源の一貫システムの構築を、バイオマス産業都市構想の中で取り上げ、柳などの生育の比較的早いものの資源作物栽培の事業化など、手本となる取り組みがされております。猿払村においても、このような先進的な取り組み等を、よき手本として、地球温暖化対策地域協議会の中で、猿払村の地域環境に合った手法を今後、積極的に検討してまいりたいというふうに 思っております。

質問 小山内浩一

村長が答弁の当初にですね、CO2の削減量について、村民に周知するというお話がありました。より具体的に周知をしていただきたいという思いもあります。ただ何トン、何パーセント。何によって何トンが減ったのかと分からなければ、村民の行動にも、い ろんな差が出てくるのかなというふうに思いますので、より具体的な削減量の表示というかですね、どのような形で今回、猿払村は10パーセントの削減に向けて行動を起こし、実質6パーセントなのか、7パーセントなのか、ちょっと今、把握するところではないですが、その7パーセントの削減は、このようなことになって7パーセント削減できた、というような、より具体的な周知をお願いしたいと思います。また、2番目の質問の、バイオビレッジの実現等に向けてですが、なかなか一朝一夕にいくことではないと思います。ちょっと、なかなか調べるのは難しいと思いますが、猿払村の森林面積は、村の面積の78パーセントを占めております。約80パーセント、8割。その中で、今、村長が答弁した、早期に育つ柳だったり、松類だったりとして、様々な村有林も持ってます。実際、私がこの何年か見てるときに、村有林は非常に今、使用されてないというのが現状です。これからの猿払村の地域のバイオマスを考えるときに、家畜ふん尿の調査等も必要ですが、森林に対する資源量の調査っていうのは、不可欠だと考えます。その森林の資源量の調査や、森林の利活用についてもですね、これからの村の考え方について、すいません、一言だけ村長からいただければと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

前回に作りました新エネルギービジョンの策定の部分については、木質の部分と、それから、クマイザサを利用した部分についての検討もするという形で書いてございます。そういう部分では、村有林は78パーセント、日本国土でいくと70パーセントが森林だという形になっておりますけれども、そういう部分で今後、林道整備もしなきゃならないのかということも検討しながらですね、クマイザサ、又は木質の部分についても検討していきたいというふうに考えております。また、木質系バイオマスについては、山から切り出してくる間伐材。それから、製材工場などから出る残さい。それから、建設廃材。大体この3種類が主なものだろうというふうに思っております。そういった中で、森林の利活用も含めた中で、木質系のバイオマスについても必ず検討してまいりたいというふうに思います。

質問 小山内浩一

このバイオマスも含めて、太陽光エネルギーや、様々な新エネルギーと言われる分野。3番目の質問に移りますが、エネルギー問題というのは、私の考えとしては、まず行政、自治体が率先して取り組まなければならない問題だと考えます。住民一人一人も取り組まなければならない課題はございますが、民間企業としても取り組まなければならない課題はありますが、行政が率先して、住民、企業と一緒に なってやっていかなければならない事業だと考えます。ここで、村には各公共施設、この役場庁舎だったり、学校、病院、保健施設、各集落には自治会館等も保有しております。今、100パーセント化石燃料に頼っている各施設のエネルギーの転換についてお聞きしますが、エネルギーの自給という考えについて、村長はどのようにお考えでしょうか。私は、エネルギーを自給するということは、この村にとって、災害にも強いまちづくりにつながると考えます。二、三年前に起きた停電のときのことを考えますと、今、私たち人間生活の上で、電力が不可欠です。その電力が、昔から比べて、5時間、10時間と止まったときに、今の猿払村の災害対策としては、非常に、ぜい弱なものを感じます。エネルギーの自給で、災害にも強いまちづくりを目指す。そのようなところに関しての、村長の考えをお聞きしたいと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

ただ今の御質問にお答えさせていただきたいと思います。エネルギー問題については、村民の安心、安全で豊かな暮らしを守る自治体の最も重要な課題であると、私も考えております。近年の地球環境の変化に伴う温暖化対策において、環境の負荷低減を目指す様々な新エネルギーの開発が進められております。太陽光や風力などは、その最たるものであり、本村においても、村民や事業者の皆さんが自ら太陽光や風力など、新エネ・省エネ対策を積極的に取り入れられておりますことに対し、心より感謝とお礼を申し上げます。村としましても、一事業者として、各施設の省エネ化の推進に、推進をできることから、予算の範囲内で進めてきておりますが、環境に優しい負荷の低減が図られるエネルギーの転換についても、猿払村地球温暖化対策地域協議会や、庁内推進会議の中で、平成26年度に各施設の営繕計画も計画しております。このときに、どんなエネルギーを、どのような方向で自給することが可能になるのか、調査も含め、その中で協議、検討を進めてまいりたいというふうに考えております。

質問 小山内浩一

この新エネルギー、省エネに関しての質問を通してですが、先に、ここで村長のお話しから話題の出た下川町の場合のきっかけは、平成16年に、下川町にある公共温泉、五味温泉のエネルギー転換がきっかけだそうです。そのときに、木質バイオマスボイラーの北海道での初の導入により、下川町が今の新エネルギー(聴取不可)。やはり、公共施設のエネルギーの転換によって、その町のエネルギー状況が変わるのかなと。各企業、エネルギーを供給してる業者さんも村内にはおりますので、その業者さんとともに、官民、手を取り合いながら、エネルギー問題に対して。この問題は、止まることができない問題です。村民一人一人にとっても、行政にとっても。私は、冒頭にもお話ししましたが、終編を迎えることのない対策をしなければならないと考えてますので、結果や結論が出るのは、なかなか目に見えませんが、一歩一歩進んでいくことを願って、次の質問に移りたいと思います。

出典:猿払村議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる