みんなの議会

猿払村議会 平成24年第2回定例会 2012年6月27日

森林の大切さ、効果、効用について

2012年6月27日、猿払村議会の一般質問で、太田宏司議員が「森林の大切さ、効果、効用について」質問し、村長 巽昭、建設課長 松谷厚が答弁しました。

質問者
太田宏司 議員
答弁者
村長 巽昭、建設課長 松谷厚

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 太田宏司

次の質問に入ります。質問事項の3番目、森林の管理、活用について質問いたします。森林の大切さ、効果、効用については、前回の議会において同僚議員の森林づくり事業についての質問に答弁されておられますので、森林の管理、活用について質問いたします。当村の総面積の約80パーセントを占める森林の管理、活用についてお尋ねいたします。産業としての林業は安い外材、住宅着工数の減少等により厳しい状況にあります。また、猿払村では林業に携わっている方は少なく、第6次総合計画の中にも地域産業として林業の記述はなく、これからの林業をどうするべきかの記述はありません。自然環境、観光の項目の中の森林の多様な機能の活用、拡充ということで、森林資源の適正な管理の推進、無立木地への造林、森林所有者への造林PRの実施となっています。政府は平成21年から、森林・林業再生プランを策定し、10年後の木材自給率50パーセント以上を目指して、平成22年には、公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律を策定し、森林、林業の再生計画を進めております。今後、公共建築物の木造化、木質バイオマスのエネル ギー利用等で木材の需給が高まり、林業を取り巻く環境も変わっていくことが期待されます。そうした中、猿払村森林整備計画が変更されましたが、当村の森林の管理、整備をどのように進めていくのか質問いたします。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただ今の質問にお答えいたします。本村の山林のほとんどが大所有者が占める中、森林を大きく分けますと、天然林と人工林になっております。この度の、猿払村森林整備計画の策定に当たりましては、今後、村民の民有林施業を計画することを念頭に置いて、森林所有者と協議しながら森林整備計画を樹立したところでございます。まず一つ目は、本村は漁業が盛んなことから、環境保全として水に係わることが重要視されており、正常で適度な滋養を含んだ水をつくり出す源が森であり、そこから川を通じて海に流れ込んでいることから、長期的な視野で、天然林につきましては特に、水源涵養性を高める意味からも保全の推進をしてまいります。二つ目としましては、人工林につきましては、比較的森林の齢級構成が7齢級以下と若い林で占めており、また過去の山火事や、冷涼で厳しい気候条件で、天然更新が難しいことなどのことから、無立木地があります。さらには近年の木材市場の低迷による生産流通事情の悪化や、本村の厳しい自然環境などから、植栽後の森林管理整備を勘案しながら安定的な木材生産機能の確保のため、森林所有者を中心に団地の再編成の計画から集約化をし、さらには効率化を図りながら、保育、搬出、間伐の推進を進めてまいります。また、森林害虫の駆除や予防、火災予防の啓発を含めて森林を管理してまいりますので、御理解をお願いいたします。以上です。

質問 太田宏司

今、村長の答弁いただきましたように、猿払村の森林は若い樹が多い。したがいまして、製品にするにはまだまだ永い年月が必要かなと思います。森林は林産物の供給、水源の涵養、住民が自然と触れ合う場や子どもたちの環境教育の場など、木材生産に留まらない多面的な機能を有しています。今、村長が答弁いただいたとおりです。このような森林の有する多面的機能を発揮していくためには、間伐や枝打ち等の保育を積極的に行い、多様で健全な森林づくりを進めることが重要であると思います。水源となる森林を始め、環境面についても視野に置き、長期的な視野で整備を進めていくべきと考えます。その整備の基となる林道についてお伺いいたします。林道管理規程についてお伺いします。この規程は、補助金交付を受けて開設した林道に関し定めたものです。その中に、「管理主体は逐次林道を巡視し路面の整備に努めるものとする。」、「林道の当初の築造、形態を保持するため毎年必要な感じに計画を樹立する。」、「前項の管理計画を実施するために必要な経費は毎年これを予算に計上する。」とありますが、林道の管理計画は立てられているのか。また、林道を維持していくため、どのぐらいの費用が掛かっているのか、お尋ねいたします。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただ今の質問にお答えいたします。本村が管理する道路は、307キロメートルであります。そのうち村道の延長は、10路線で64キロメートルあり、全延長の約 20パーセントとなっております。森林資源の循環利用を促進し林業生産性を高めるためには、森林整備計画に合った林道網の整備や管理をしていくことが重要なことと思っております。林道の維持管理計画は立てられているか、との御質問でございますが、林道の維持管理計画はございませんが、過去に整備された林道は年々老朽化しており、その維持管理において費用の増加が見込まれる現状でございますので、本来の機能が常に発揮されるよう適切な維持管理が必要と考えております。また、林道の維持費、費用につきましては、村道維持補修工事の中に含めての計上をしておりまして、毎年パトロール車による巡視や砂利道の路面補修、路肩の草刈りや樹木の枝払い等を主に維持管理をしております。林道に関しての維持費は年間約160万円程度で行っておりますが、路線延長が長く、路盤は砂利道が主であり、維持費用が嵩むことから、管理に苦慮しており、林業生産業者が施業に当たっては、その業者が補修しながら利用している実態であります。放置すると施設の機能に悪影響が及ぶことのないように、近年では利用頻度が多い路線を優先的に、交付金事業を活用しての砂利敷き、危険箇所の補修等や、大型トラクターを導入し幅広く笹刈りする作業を実施しております。なお、道路パトロール等による巡視では不十分なこともあり、損傷が著しく危険な箇所等がありましたら、利用者からの一報をお願いしております。以上でございます。

再質問 太田宏司

再質問をいたします。維持、補修は、建物を作る、道路を作ると、必ず付いてきます。建物は村民が常時利用し、目に付きます。村道や農道は住民の方々、又は農道の利用者から苦情が届きます。林道の維持管理費は、先ほど村長が答弁されたとおり、一般会計予算の道路橋りょう維持費、村道維持補修工事費、 1240万円に含まれています。その中の 160万円が林道のほうに回ってるということですが、どうしても目に付く、あるいは苦情の多い村道の維持費に回るのではないかと考えますが、毎年これだけは村道の管理に回す。これだけの費用は掛かると、補修計画を立て、予算を確保する必要があると思いますが、どのように考えますか。

答弁 建設課長 松谷厚(建設課長は2012年12月まで)

それでは私のほうから、太田議員の質問にお答えしたいと思います。林道の整備計画が、なかなか立てられないという部分では、施業が始まると、その道路に関してはかなり傷められて、砂利補修が多くなるという現状がございます。春先とか、そういう部分においても、融雪によって、かなり傷む所と、傷まない所という路線がありまして、傷む所に関しては、かなり砂利補充という部分になりますので、今現在160万円と、先ほど村長が林道に関しては 160万円程度掛かっているという部分ですけれど、今、砂利の補修よりは、笹が被ってきてる現状ではないかなという林道に関しては、維持管理に、ちょっと力を入れている感じでございます。トラクターを利用して幅広い笹刈りを今、実施している最中です。この工法については去年、試験をやりましてですね、なかなか良いものだなという部分でやっております。先ほど言いました64キロメートルという路線は、林道では相当長いと。砂利道だという部分では、砂利の補充というのが掛かりますので、交付金とか利用してですね、砂利を何立米、概ね私ども欲しいのは、やはり今現在の倍ぐらいの砂利補修をして、穴埋めをパッチングして、それで何とか維持していきたいなという考え方でおります。財政企画課財政係のほうにも、いろいろと予算査定のときもそういう説明をしながら、林道も含めて、若干でありますが維持費のほうは伸ばしていただきたいというような要望をしておりまして、そのような形で何とか維持していきたいなと思っております。簡単ですが、このような答弁をさせていただきます。

再質問 太田宏司

(聞取不可)

答弁 建設課長 松谷厚(建設課長は2012年12月まで)

一応ですね、林道、農道、村道も含めて全線を、土木係のほうで一括管理しているということもありまして、予算的に、仮に分けて組んでも、草刈りが一応、村道の草刈りに行ったついでというか、その路線の延長で 入っていくとか。費用は分けられるかもしれないですけれど、作業上なかなかできない部分がありまして、一括計上のほうが私ども、今のところ仕事しやすいのかなという状況でありまして、村道維持という部分の中で計上をさせていただいて、そのあたりも含めて独自で予算計上するかどうか、ちょっと検討させていただきたいなという考え方でございます。以上です。

再質問 太田宏司

財政的に厳しい、なかなか予算が回ってこない、というのも理解するところでございます。私も、この質問をするに当たり林道を車で走行してみました。場所によっては、路肩から、先ほど説明を受けたように笹や雑木が生い茂り、通行に支障を来たす箇所も見受けられました。インターネットなどで猿払の林道が紹介されていたり、ただひたすらバイクや車が林道を走る場面が流されていたり、観光資源としても期待できるのではと思います。林道は、森林を管理していく上での原点だと思います。計画的に維持補修を行っていただきますよう、お願いいたしまして私の質問を終わります。

出典:猿払村議会 平成24年第2回定例会 2012年6月27日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる