猿払村議会 平成24年第2回定例会 2012年6月27日
人口増対策について
2012年6月27日、猿払村議会の一般質問で、野村雅男議員が「人口増対策について」質問し、村長 巽昭が答弁しました。
- 質問者
- 野村雅男 議員
- 答弁者
- 村長 巽昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 野村雅男
一般質問をいたします。1番から3番まで質問をしたいと思います。最初に、人口増対策について、というタイトルでございますが、村長は先日、佐藤 裕司(さとうゆうじ)氏の宇都宮賞受賞祝賀会の席上で、猿払村の漁業や農業には豊富な資源があり、今の倍の人口になる可能性がある。こういうふうに言われました。それは具体的に、どのようにすればなるのか、お示しをいただきたい。資料として、過去5年間3月末の猿払村の総人口を調べさせていただきました。平成20年の 3月末では、2,873人。本年の3月末では、2,763人。110人の減少でございます。18歳以下の人口も同じく一緒に調べさせていただいたのですが、いわゆる、まだ高校3年生ぐらいまでですね。女性が272人。そして、今年の3月末が278人で、プラス6人という、本当に微かな望みがあるのかな、という感じはします。男の子どもさん方につきましては、平成20年の3月末は288人。今年の3月末は258人と、30人減少していると。いずれにしても、18歳以下の子どもさん方につきましては、人口の減り幅が少ないなと、そういう感じを持っております。しかし、総体的に見ますと110人減少していると。村長は、村長になりまして3回、当初予算を組まれておりますし、村長になられる前は議会の議員として、いろいろと村政の中で、そういう提案をしてきたのではないのかと、そういうふうに考えております。村長になられてから、この3期、どういうふうにこの人口増に対して取り組まれてきたのか、具体的にお示しをいただきたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただ今の御質問にお答えいたします。議員御指摘のとおり、佐藤氏の祝賀会の席上で、そのようなあいさつをしているかと思います。また、この席ばかりでなく、今年に入りましてから様々なあいさつをする機会においては、おそらく似たような話をしていると思っております。これは、あくまでも可能性の問題を今、言っているわけでございまして、人口減少、過疎化の中で、それを当たり前と思わないで、うちの村はこれだけの資源があって、これを生かせば、まだまだ発展の可能性があるということを住民に周知したく、意識的にそのような話をしているところでございます。今、猿払村では水産資源としてホタテを中心として5万トン、酪農資源として、生乳を中心に4万トンの資源があります。さらに再生可能資源として、10万トンの牛糞尿、3千トンほどのウロを持っております。しかし、これらを原料として、村内で最終消費材として製造されている製品は半分以下であります。再生可能資源は効率的には使われておりません。したがいましてですね、これらの資源を全て村内で付加価値を付ければ人口は倍になる可能性がありますよという、お話を皆さんに常々お話ししております。これはGDP、国内総生産の考え方を地域生産力として捉えた考え方で、現実的には無理がありますが、地域の潜在力として、その可能性がある地域であることを住民に広く周知したく、そのようなあいさつをしております。2倍にはできなくても、私はやり方次第では1.2倍にはできるのではないかと思っております。具体的に1.2倍にするにはどうしたらよいか。それは、地域の資源を活用した積極的な投資を促すことであり、行政は、その積極的な投資の一環を担うと共に、民間の積極的な投資を妨げるリスクを軽減させる施策が必要かと考えているところでございます。以上でございます。
質問 野村雅男
今の答弁でありますと、資源的には沢山ありますけれど、それをいろいろな形で加工していくと。あるいはまた、再投資、再生可能な資源、そういうものを、いろいろな形でカウントしていくと、そういう形になりますよと。何とか1.2倍にはなるのかなということでございますが、しかし私も昨年の4月、議会に出てこられましたから、私もかつては議員だったこともありまして、今の村の現状、どうやったら、そういう形で人口は増えていくのか。考え方は何も村長と同じ考え方でございます。ですけど、今の時代というのは、なかなか複雑な絡みがありまして、私も明快な、これだというようなものはありません。しかし、いろいろな形で研究していくと、例えばですね、今、水産加工の関係もですね、中国の研修生、実習生の方々が来ております。しかし、これも一応、人口の人数には入っております。住民台帳の中に入っているはずです。しかし、3年経ったら交代をしていくと。中には何人か数は少ないかもしれませんけど、村内で結婚されて次の世代の方々を育てている方もいるのも事実でございます。しかし、猿払村に根付いてですね、そういう水産関係の、そういう方々をですね、増やしていくと。それには一体どうしたら良いのだろうと。子どもさんがいたり、あるいは旦那さんの仕事ということもありますけれども、子どもさん方が猿払村に来たときに、そういう働いて預かってくれる所があるのか。あるいはまた、冬の間の仕事はどうするのかと。そういうことで来れない方もいらっしゃるのではないのかなと。そういった場合にですね、例えば冬期間、どこか1か所の工場でも開けていただいてですね、何人になるか、それは分かりませんけれども、例えば10人になったとしまして、その掛かった経費を全額持つということではなくて、そこに掛かるですね、例えば電力確保のための金利の負担の部分とか、あるいはまた、冬期間、工場を10人ぐらいのために開けるために、民間の工場でありますから、そういう形で経費が余計に掛かる。そういうものをですね、助成をすると。夏の間につきましては一緒の操業でいいと思いますけど、例えば12月から2月まで通年で開けるということは、やはりいろいろな形で経費も増大になると。そういうことも一つの呼び水と申しますか、そういうことは考えていらっしゃるかどうかは、水産関係の方、加工関係の方、考えていらっしゃるかどうか分かりませんが、そういうのも一つの手だと思いますし、それと、私、去年も質問しましたけれど、子どもの教育ということにつきましては、やはり高校生の通学費の補助、今、現行では7割というふうに聞いておりますけれども、これを所得の制限は当然かけなければいけないかなと、そういうふうには思いますが、それも3年間は通学の全額援助というのも一つの手でありますし、あるいはまた子育ての支援施設ということで、今、現存のものを利用しましてですね、保育所の休み。あるいはまた、年齢等におきましてですね、やはり預かり易く、受け入れてあげるというのも 一つの行政のほうのできることではないのかなと、そういうふうに考えますけれども、そのほかにもまた、村長はいろいろなことを考えておられるとは思いますが、そういうのが今まで私1年間、こういう形で村長といろいろなやり取りをやってきて、少し言葉は悪いかもしれませんけれど、積極的に欠けるなと、そんな印象でございます。いろいろな形で、自分自身でいろいろ考えて村のプランの中でいろいろ検討しているというのは、私達も聞いておりますが、そこにトップとしての、これをやるぞという、そういう決断が必要ではないのかなと。それが一つの柱になりましてですね、人口のこともですね、他の政策のこともですね、やはり、そういうものが一つあるのではないのかな、というように思いますので、もう一つ村長のやる気というか、こういうふうにやるんだ、というものをお示しをいただきたい。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただ今の質問にお答えいたします。先ほど申し上げたとおり、水産業に関しましても、水産資源の半分以上は、猿払以外の地域の委託工場は地元ではないという換算をしますと、やはり半分近くの原料が猿払以外で加工されているという状況でございますので、それらの原料が全てこの地元で加工できれば、そしてまた、酪農に関しましてもですね、生乳ということではありますが、様々な加工品がこの地元でできれば、まだまだ雇用を増やせる可能性はあるのではないかなと思っているところでございます。先ほど研修生のお話、企業の研修生のお話も出ましたけれども、この人数に関しても今、様々な法的な縛りがございまして、その法的縛りを解くために何とかできないかと、今いろいろな機関と様々な請願、お願いなどをしているところでございます。せっかく地元に資源があるのに労働力がないということで、加工できないわけでございますので、その辺のことは何とかクリアできるように、今、頑張っているところでございます。先ほど積極性が見えない、人口を増やすために積極性が見えない、という御指摘もございましたが、私といたしましても現状でも村の財政を考えますと、なかなか積極的になれないというのが現状でございました。簡単に申しましても、実質的な話ししますけど、15億円ぐらいの貯金があって、30億円ぐらいの借金があると。実質15億円ぐらいの借金がある会社を運営しているわけでございますから、決して豊かな体制だと私は感じておりませんので、その辺は現実を見ながらやっていかねばならないと思っておりましたけれども、ただ、就任当初から言っておりますとおり、実質公債費比率18パーセントをクリアしようと。これが当面の私の目標でございましたので、本年度中、間違いなく18パーセントを切るという予想がついておりますので、今後につきましてはですね、先ほども言っていました通学費の補助とか、子育て関係の経費とか、そういうものに対しては積極的に施策を打ちたいなと思っているところでございます。
質問 野村雅男
何を、どういう形でするのかというのと、予算がなくて今はできないというのは、私は違うと思います。確かに、18パーセントにする。そういうのも、私も同じように考えておりますし、しかし、やはりそこに気持ちとしてね、あるいはまた、お金が伴うものについては、なかなか大変なことだと思いますけれども、やはり根本的な考え方というのは、また違うと思います。そこを巽村長は、どうしたいのかという素朴な質問でございます。今、たまたま水産加工の、それはやってみなければなかなか増員する、しないは分かりません。猿払村にはそれだけの、たくさんの資源があって、半分以上は地元では加工していないのだということでございますが、水産関係の方々もですね、そういう補助的な要素があればですね、それなら冬の間もやってみようか。あるいは村も、そういう中国の研修生の方々も3年間で帰ってしまうわけですから、やはり猿払村に残ってですね、家庭も持ったり、あるいはまた子育てもしていただいたりと、そういう方々を今後増やしていかなければですね、やはりなかなか簡単に増えないと思います。そういうのを村からいろいろ御提示して、そして水産関係、あるいはまた、そういうふうになればですね、やはり漁業関係の方々もですね、それなら冬場のそうことについては村が先導してやるということについて言えば、協力をしていただけるのではないのかなと、そんなふうに私は思うわけです。それと、農業についても同じですけどれも、ヘルパー対策ですとか、花嫁対策ですとか、やってはいるのかもしれませんけれど、形には今のところ残念ながら見えてきていないと。それと、道内では何か所かがやっていると思いますけど、集落の少なくなった所、あるいはそういう所にですね、地域おこし協力隊の導入。喜茂別町さんだとか、どこか、テレビで見ただけで私はお話しておりますので、中身についてはそちらに座っている方々のほうが詳しいかなと思いますけど、そういうのもですね、積極的に取り入れて、そして限界的な、大変な小さい集落もありますのでね、そういう所にそういうものを導入していって、それがまた2年という期限だというふうに 思っていましたけれども、そこの中で2年という期限の中で、今度3年目には独立して、5人の中のうちの3人ぐらいまでは地元で職を探して残ったと、そういうような例もあります。そういう形でですね、何かそういう積極性の柱になるものを、やはり村長自らいろいろ起案をしてですね、是非、私たち議会のほうにぶつけていただきたいなと。そんな気持ちで今質問いたしておりますので、もう1回、御答弁をいただきたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
先ほどの加工場の冬場の仕事に対する助成に関してでございますが、ただ、各工場は努力していますよ、冬場の仕事を。夏の原料を凍結しておきまして、それを解かして冬やると。そういう仕事は、やはり各工場が今、努力してやっておりますし、何でもかんでも行政に頼れば良いということでは、私はないと思います。それは各企業が企業努力の中で、やはり解決していかなければならない仕事ではないのかなと私は思っているところでございます。そのように住民の皆さんもですね、行政に頼ると、こういうことでなく、自分たちから。私が一番言いたいのは、この村はそういう可能性がある場所なのだと。あまり後ろばかり振り向かないでですね、みんなで前に進んで行こうと。やりようによっては、いくらでも、いろいろな方法がある村なので、住民の意識の中でね、もっと前向きに、みんな、人口が減っているなら何とか自分たちで人口を増やしてやろうよと、そのような気迫が持てるような、そのような村にしたいな、というのが今、私の思いでありますし、具体的な方法につきましてはですね、これから順次提案してまいりますので、期待して待っていていただきたいなと思っております。
質問 野村雅男
村長もいろいろと、たくさんの苦労されてきたのだと思いますし、今、何とか新しく施策も出したいなと、こういうことでございますので、期待をして待っていきたいなと思います。