みんなの議会

猿払村議会 平成22年第4回定例会 2010年12月16日

行政方針について

2010年12月16日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「行政方針について」質問し、村長 巽昭が答弁しました。

質問者
小山内浩一 議員
答弁者
村長 巽昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 小山内浩一

2番目の質問で、行政方針についてということで、巽村長が誕生して1年が過ぎました。就任1年が過ぎ、所信表明のときに村長が掲げた5つの村づくり方針があります。基幹産業の充実。商業・観光業の振興。人づくり・教育。わかりやすい村政。永住できる地域。5つの項目を掲げて、所信表明の中でもこの5つを重点項目として、お話しを1年前にこの場でお聞きしました。本当は3月の議会でというのが本当なのかもしれませんが、村長に就任して1年という区切りがつきました。この1年を過ぎた段階での1年間の総括と来年度に向けての方針は3月にお聞きすればいいのかとも思いますが、1年を過ぎた村長としてのざっくばらんな感想と、またこの3か月をかけて執行方針等も作ると思いますので、方針をお聞きしたいと思います。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。この12月3日をもちまして、就任1年を経過することとなりました。何とか1年を経過することができましたのも、村民・議会・職員皆様のご協力のおかげと深く感謝するところでございます。1年間の総括といたしましては、一言で申し上げれば、申し訳ございませんが、戸惑いの一言でございました。最近菅直人総理が似たようなことを申し上げてひんしゅくを買っておりましたけれども、ざっくばらんに正直な気持ちとしては戸惑いの一言でございました。就任する前にある程度想定はしておりましたが、今までとはまったく違う環境の中に飛び込んでまいりましたので、覚悟はしておりましたが、私にとりましては覚悟以上の混乱がございました。もっと勉強しておけばよかったなというのが率直の感想であります。したがいまして、住民の期待に応えるだけの成果が上げることができなかったと私なりに総括しております。ただ、任期がまだ3年ございますので、その中で皆様が納得できる成果を必ず出してまいります。昨年12月の所信表明で、5つの方針を出しております。わかりやすい村政、永住できる地域、基幹産業の充実、観光・商業の活性化、人づくり・教育を掲げております。わかりやすい村政につきましては、私自身が実際の村政をよくわかっておりませんでした。この1年間は仕組みを覚えるのに必死でございました。したがいまして村民にわかりやすく説明できませんでした。もう少し時間をいただきたい。永住できる地域では、3月の執行方針で喫緊の課題のひとつとして、高齢者福祉施策を掲げ、5月よりプロジェクトチームを作り、毎月検討していただきましたが、残念ながらまだ結論が出ておりません。一般の方からはやすらぎ苑増床の声は聞こえるのですが、専門家の声としてはそれがベストの今の猿払村における高齢者対策ではなく、別の対策方法もあるようですので、多額の金額もかかりますので、慎重に進めてまいりたいと考えているところでござます。基幹産業の充実につきましては、昨年度政権が替わり、それとともに政府の方針が変わり、当初の農業に関する事業が採択されず、本年度採択に向け最大限努力をしてまいったところでございます。漁港整備につきましては、進捗整備が遅れながらも新規計画に向け努力してきたところでございます。観光・商業の活性化につきましては、さるふつ観光の中心基地であるホテルさるふつふるさとの家のこれからの運営方針につき、議論を重ね、ある程度の方向性ができたと思っております。今後協議を重ねながら計画的な修理・改築等ができるものと考えております。人づくり・教育につきましては、これも執行方針の喫緊の課題として、各種交流を掲げ、地域間交流・異業種交流の土壌づくりを行ってまいりました。総括としては、以上でございます。来年度に向けての方針につきましては、これから来年度予算の査定に入る段階で、熟慮中でございますが、ただいま申し上げました執行方針に掲げました3つの課題には目に見える成果を上げなければいけないと思っております。そして、5つの方針を成し遂げるための職員の意識改革をまず第一に推し進めてまいりたいと考えております。皆様に約束いたしました24年度までに、実質公債費比率18%を切るという条件の中で、積極的に住民の福祉向上に役立つ施策を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 小山内浩一

方針等については3月に聞くのが妥当なのかもしれませんが、聞いて、できれば喫緊の対策として昨年12月に上げていただいたかたちは、答弁の中で目に見えるかたちにするという力強い発言がありましたので、ぜひ来年度に向けてより具体的な施策を出していただいて、目に見えるかたちにしていただきたいと思います。1番目の質問と2番目の質問と絡むのですが、2番目の質問に、人づくり・教育について、より具体的に来年度の施策についてお聞きしますと。今の答弁にも、人づくり・教育については村長は最重要課題だと、喫緊の課題であるとありました。所信表明の中に、繰り返しになりますが、人づくり・教育という欄があって、猿払の最大の資源は人材(財)と言われるのを目標に、生涯学習を目指し、子供たちの「確かな学力の向上」、「豊かな心の育成」、そして村民の皆様が夢と誇りの持てる教育環境を推進しますと。そのためには、豊かな心を創るためには、異なる価値観を認めなければなりません。その下に、今村長がおっしゃった様々な交流・国際交流・地域間交流・村内の異業種交流というような具体的な施策を挙げております。この場でも私も何回にわたってサハリン・オジョールスキイ村との交流をと、今朝の道新を見た方もおられるかと思います。非常に村民としてうれしい記事が道新2010ニュースを振り返る、ある拓中卒業生の話しが載っておりました。ああ、あれが猿払村の姿なのだなと。これが人材・人づくり教育なのかなと思ったところでございます。そのようなかたちの村民、村のOB・OGが出ることを願って、さらに具体的な施策を私は巽村政で行っていっていただきたい。この1年間、村長がおっしゃるとおり目に見えるかたちでの人づくり教育、私はできたのかなとなると、頭の中は疑問符になるところでございます。まだ3年間という長い任期がありますが、ぜひ人づくりというものは、1週間や10日、1か月でできるものではないと考えます。この豊かな孫の代まで安心して暮らせる元気な地域づくりをスローガンに挙げている巽村政として、人づくり教育について、今一度来年度に向けての具体的な施策についてお聞きしたいと思います。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。繰り返しになりますが、この人づくり・教育についても、来年度は必ず目に見える成果を上げていきたいと思っております。それでは、具体的施策ということでは、昨年から検討している地域間交流の実現を目指しておりました。なかなか地域間交流を行うとしても、きっかけがなければはじまりません。議員が言われたとおり、オジョールスキイ村との交流は来年より再開いたします。しかし、私は当初より国内交流をやりたいと思っております。それを求めまして、来年5月ぐらいに当村と歴史的縁があります内灘町に訪問したいと思っております。今月12月1日の全国町村長大会で内灘町長とお会いし、来年度5月頃に行く約束をしてまいりました。また、前にも述べましたが、東京都文京区との交流もまだあきらめてはおりません。上京の折には都議会議員との交流の方法をまだ検討したいと思っているところでございます。また、1月にも韓国にまいりますので、交流につながる縁ができればよろしいかと考えておるところでございます。また、議員が以前指摘しております日本で最も美しい村連合等、あらゆる方向から交流先を来年度は探したいと考えているところでございます。なぜ交流にこだわるかと申しますと、こういう地域に住んでおりますと、なかなか他の地域の方と交流する機会がございません。特に中学生ぐらいの生徒には、たくさんの他の違う環境のもとで住んでいる生徒と交流をさせてあげたい。生まれ育った環境、風土により、人の考え方もかなり違います。それを身を持って体験させたい。そして違う考え方の人を受け入れることのできる人間になっていただきたい。先ほど議員もおっしゃいましたが、昨年オジョールスキイ村の一行が当村を訪れた折、本日の新聞にも載っておりましたが、今稚内にいる拓中卒業生に通訳のお手伝いをしていただきました。議員もよく御存じの方でございます。私も子どもが同級生でございますので、久しぶりにお会いいたしまして、随分頑張っているなと声をかけたら、彼女はこう答えてくれました。自分はだめなんだと。だって、世界中にはすごい人がたくさんいるんだよと。このように答えてくれました。このような大きな視野を猿払の子どもたちに持たせてあげたい。シンク・グローバリー、アクト・ローカリー、国際視野で地域で貢献せよということでございます。大人の方には猿払という地域をもっと愛していただきたい。自分もここを離れた時期がかなりありましたから、逆によくわかります。猿払村は決して住みにくいところではありません。もし、住みにくいと感じているのならば、自分たちが自分で住みにくくしております。今、村の中ですべての地域、すべての業種の人が集って行う行事がまったくなくなりました。来年からこのような異業種間の交流、全村的な行事を具体的に行ってまいります。運動会・ソフトボール大会などを検討しております。村がひとつになって、地域を創りだす、そんな地域になるための仕掛けを来年から必ず行ってまいります。来年度、浜頓別町で100Kmマラソン大会が行われます。実は、猿払村にも業者から共同開催のお誘いがございました。なかなか難しいと専門的なアドバイスも身近な方よりもいただきましたが、それ以上に開催する自信が私にはございませんでした。開催には住民の盛り上がりが1番であります。住民の気持ちをひとつにまとめるのでしたら、ちょうどいい機会でございましたが、まだそこまで私には自信がありませんでした。マラソン大会に限らず、福祉政策・観光政策等で自分たちがNPO、ボランティア等を積極的に仕掛け、村行政のおしりを叩いて施策を行わせるような地域にするための仕掛けを来年度から積極的に行いたいと思っておりますので、議員におかれましても、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

質問 小山内浩一

今の村長の答弁に、非常に力強い思いを持ち、また、一緒に感銘を受けたところでございますが、私も村長と同じく一時期猿払村を離れ、俗に言うUターン組と言われる人間で、村長の言うとおり少しは猿払村を外から見た人間として、いいところ、悪いところ、違う価値観で見れるのかなと思っております。そのためにも、今村長がおっしゃった地域における運動会だったり、野球大会だったりというのが昔は各地域でも行われたと。それが住民の心をひとつにしたり、飲んで騒いだり、それがまた地域の賑わいを創出していたと。私も村長の思いと一緒です。ぜひ来年度、再来年度に向けて、このような行事が40年前に行われたような行事が、この猿払村で行われて、地域がひとつになって村のことを考える、また各自治体が競い合って地域をよくする、そのような村になっていただくことを願っております。また、本議会に提出された猿払村まちづくり基本計画の中にも、将来像として基本理念の中に3つ、「自然」、「ひと」・「むら」ということで、「自然」は豊かな自然と共生する循環型の村づくり。「むら」、村長がいつもおっしゃっている、だれもがいつまでも快適に暮らせる村づくり、最後に「ひと」、心豊かなひとづくりと人々の交流が活発な村づくりとあります。ぜひこれを基本理念として将来像、夢だけではなくてこれが実現できるような村になることを願って2番目の質問を終わりたいと思います。

出典:猿払村議会 平成22年第4回定例会 2010年12月16日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる