みんなの議会

猿払村議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日

地域間交流について

2008年3月12日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「地域間交流について」質問し、村長 森和正、教育長 上島賢司が答弁しました。

質問者
小山内浩一 議員
答弁者
村長 森和正、教育長 上島賢司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 小山内浩一

次、地域間交流について。昨年の6月にも私はこの件についてこの場で質問をさせていただきました。過去にも同僚議員がオジョールスキイ村との交流事業が終わった段階の12月議会でも質問はしています。それで私が2回も質問をするのは、基本的に厳しい見方をしますと行政として昨日、村長・教育長共に国際交流対策、国際理解教育についてという執行方針も見させていただきました。その以前に19年度の執行方針も共に昨日読ませていただきました。基本的には2ヶ年かけて前向きな執行方針の書面がここに書いてありましたが、現実具体的にここでは19年度、今19年度この月で終わろうとしてますが、猿払村での地域間交流、国際交流の実績はどうだったのか。具体的に何があったか教えていただきたいと思います。

答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)

お答えしたいと思います。猿払村での地域間交流、国際交流の実績等についてのご質問でございます。国際交流といたしましては、19年度4月の26日にアメリカにある国際自然保護事務局ワイルドサーモンセンターの要人が来庁して猿払村流域の自然環境及び、IUCN登録のイトウの絶滅品種関係についての話し合い交流をもっているところでございます。また、これらの関係につきましては、独自でまたイトウの生態系等を調査する為に入ってきている経過もございますし、その方達ともまた話しは今年度19年度はしておりませんでしたけれども、交流もしていきたいという感じも持っているところでございます。また、恐らく20年度においてもアメリカの方からワイルドサーモンセンターの方達が来庁されるというような話しも聞いているところでもございますので、十分なその点の議論も交流として進めていかなければならないだろうと思っているところでございます。また、6月の14日でございます。北海道フォーラムこれにつきましては、議員もよくご存知のことと存じます。この北海道フォーラム要するに、強制労働者戦前戦後の戦前戦中の強制労働者の遺骨発掘調査、これらの関係についての北海道フォーラム、主に韓国・中国・台湾の方達、また北海道の方達、他地域の北海道の方達も一緒になってこのフォーラムに参加して事業を行い交流を図ったというような経過がございます。また、9月22日には中国、札幌の胡総領事との懇談会が稚内で行われ、翌日本村へ来庁されて交流・懇談をしている経過がございます。それと地域間の交流の関係につきましては8月28日に東京中央高等学院高校生との体験修学旅行で来村し、村の歴史と環境なりを私説明し、一次産業の体験交流をしているところでございます。9月18日には滋賀県水口高等学校生徒らが来村いたしまして、これはホームスティをしながら各家庭、これは各家庭は農・漁業・一般家庭さまざまでございますけれども、ホームスティをして交流を図っております。また、今回初めての事業でございましたけれども、これは支庁の経由でやった事業でございますけれども、旭川から親子体験ツアー、これは親子で体験する、親子の触れ合いというものは大切なことだろうと考えております。こういう体験ツアーが来村し、村の自然体験や遊びとしては地引き網等で交流を行っているというのが19年度の実態・実績でございます。また、ご存知のように中国から来られております研修生、これらにつきましても各学校での料理実習体験等を通じまして、深い交流を深めている実態にあることを申し添えておきたいと思っているところでございます。以上で質問を終わらせて、この関係についての答弁を終わらせていただきたいと思います。

質問 小山内浩一

国際交流として3つ、地域間交流で約3つ、中国人研修生の交流は多々学校等で猿払広報と学校関係では聞いてはおりますが、今聞いた限りだと猿払村としては全て受け身体制の交流、要するにこちらから積極的な行政として働きがけをした交流は私の認識の中では一つもないと考えます。そこで教育長、国際理解教育についてということで、執行方針に急速に進展する国際化に向けて諸外国の生活習慣や文化等を理解し柔軟に対応し人材を育成することは重要でありますと執行方針、昨年度もこの文面がありました。というふうに考えた時に、今村長報告によると人材を育成すると私考えた時には、教育長がこう書いた時というのは小・中学生を育成するのか、私達大人も育成されなければならないとは思いますが、そう考えた時に昨年度、子ども達が育成される場面のような交流事業は一つもない。教育委員会としては昨年度19年度どのような活動があったのかお教え願いたいと思います。

答弁 教育長 上島賢司(教育長は2011年3月まで)

それではご質問にあります19年度の実績ということで、確かに国際理解教育の部分ではその必要を謳いながら、現実問題とすれば国際交流協会と学校とが連携しての猿払村在住との外国人との交流を通じて国際機会を図るという形となっています。結論から言いましてその域を脱しきれないのが事実ですけれども、19年度におきましては、先程村長も言われてました中国人研修生との交流、これは個々の学校を申し上げますと芦野小学校、ここでは建設関係で研修に来ている中国人の方、非常に運動会をやったり地域保護者との関係で交流・懇親を行っていると、またこれ6月ですけれども、11月には研修生を更新して食の関係、交流をやっていると、それと鬼志別小学校においても水産加工場に来ている研修生、これは総合学習の時間なのですけれどもここでも2回程、6年生また1年生も入っての交流をやっていると、知来別小学校においても国際理解と食をテーマにやっております。また、浜猿払小学校も同様に日本の伝統文化と中国の食文化に触れるということで行っております。また、拓心中学校におきましても水産加工場に来ている研修生の方とのコミュニケーションの活動を通しての異文化の人達に対して積極的に交流しようという気持ちを育てようという部分で執行方針を謳っている形の中で実践していただいてあります。また、拓心中学校においては外国人との交流を通してお互いの文化に、文化の理解を含めて国境を越えた心の触れ合いを体験させるということで合唱披露とかスポーツレク、そういった形を進めております。また、拓心中学校ではイトウの会のフォーラムがあった時にカナダのトロント大学の先生でありますマニューエスティーブ氏による特別講演を行っていると、その中で合唱を披露したり素晴らしい環境についてのことも謳っております。外に出る部分なかなかないのですけれども、国際理解教育の部分ではこれは言葉で言えば簡単なのですけれども、歴史的には第二次大戦終了後からのユネスコの関係からずっときているものでありまして、最終的には執行方針とも連動するのですけれども、子ども達の時から我々と言いますか、地球市民なのだという位置付けが学校教育の中の国際理解教育ということで位置付けてますので、また大人の関係もありますけれども、子どもの時から本当に今当面として身近な交流しかありませんけれども、その中から子ども達に世界の現状を知ってもらうと、課題に気づいてもらうと、そして自分に出来ることを実行するという形を学校を通じてやっていこうと考えています。我々もバックアップしていきたいなと思ってます。出来れば身近なものから、出来れば発展出来るものにしていければいいなと思いますけれども、当面としては一応そういう活動でまわっております。以上でございます。

質問 小山内浩一

教育長の中国人研修生が各学校で国際交流を図っている。拓中でも様々なものがある。これも私の認識においては受け身でしかないのかという認識の基に立ちます。それで国際理解教育というものを進めるのであれば、子ども達においても猿払村で国際間を持つ、地元に居ながら外国の方々と会うというよりも、自分が国際的な場に出て行って、他地域に出て行って国際感覚を身に付けるというのが、私は一番の早道じゃないかと考え、今この厳しい行財政の中、過去のようにオジョールスキイ村に行ったり、違う地に行ってというのは非常に難しい環境ではありますが、難しい環境だからこそ今この猿払村の人材育成をしなければならないのかと、地域の子どもは宝です、村長・教育長共にことある場面で聞きますので、是非規模を小さくしてでもそういう国際交流をやっていただきたいと思います。そこでですがオジョールスキイ村についてお聞きしたいと思います。6月の議会でも聞きました。向こうの方にオジョールスキイ村の村長も替わって色々難しいものがあるのだという話しを村長から聞いたのですが。今現在、事務レベルでオジョールスキイ村とその後の関係をどうするのか。あの質問の時から9ヶ月は過ぎてます。そういうことが今現在行われた経緯があるのか、ないのかも含めてお聞きしたいと思います。

答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)

サハリン州オジョールスキイ村との姉妹提携のまま休止のままの状況になっているということから、この関係についても含め検討をしなければならないとも考えているところでございます。今の段階におきまして前にも申し上げたと思いますけれども、オジョールスキイ村の行政管轄についてはコルサコフというような形になっておりまして、コルサコフから全てオジョールスキイ村役場の方へ人が行っていると、そしてコルサコフで支配をしているということがあります。これは一つは大きく考えますと、サハリンⅡの天然ガスの問題だろうと私は理解をしているところでございます。そのことによって要するにアニワ湾の方からパイプラインないしタンカーで輸送、油を原油を輸送するというような現状になっていると、この管轄区域がオジョールスキイ村の管轄であったということからいたしまして、オジョールスキイ村を一つ法律を曲げればロシアの国についてはすぐ変わるわけでございまして、コルサコフ管轄に入っていっているという形の中で支配権がそちらの方に移っていると、そういたしますとオジョールスキイ村とはこれから姉妹提携をしていくということについては非常に難しいだろうと、コルサコフ市とまた提携を結ぶのであればこれはまた実現も可能なことだろうと考えますけれども、なかなかそうはいかない部分もあるのかと思っているところでもございます。そういう状況の中で今後は、今は休止のままの状態になっておりますけれども、最終的には姉妹提携の締結の終結ということも視野に入れていかなければならないのかという考え方を持っているところでもございます。そういうことも考え合わせた形の中で今後、今この質問にあるこれから質問されると思いますけれども、今後の受け身でなくして出て行って交流をするという方法、これらの方法の分野についても今ご質問があろうかと思いますけれども、そういうような方向性を持った形の中で、何とかして手法を取扱いを定めてまいって行ければという考え方を持っているところでもございます。以上、よろしくお願い申し上げます。

質問 小山内浩一

6月の時にも今の話しは、オジョールスキイ村がコルサコフにという話しはお聞きしました。もう一度確認します。事務レベルでオジョールスキイ村、旧オジョールスキイ村で連絡、そういう事務レベルでの話し合いはこの9ヶ月間あったのですか、なかったのですか。

答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)

大変申し訳ございません。その辺については今まで一切ございませんでした。ただ2回程、当初休止した直後ですか。2回程向こうの村長から手紙が来られたということがあるだけでございます。そういうような実態でございます。一応こちらの方から働きかけたということは今までありませんし、実際に交流も途絶えているというような実態にあります。

質問 小山内浩一

それであれば村長の6月の答弁、また今の答弁というのはあくまでも外部からの情報、村長が収集した情報の話しと認識していいかと思うのですが。その段階において向こうと連絡もとってないのに出来ないということにはならないと、執行方針の中にも書いてるし休止、休止状態である。まだ締結を終結したわけでないというふうになるのであれば、やはり定期的な連絡出来るのか、出来ないのか。猿払村はこういう状況だけれども、今オジョールスキイ・コルサコフはどんな状況なのですか。そのようなことは多分行政サイドは出来ると思うのですが、それはこれからやりますか。どうですか。

答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)

お答えいたします。私といたしましてはもう終結をしたいという考え方を持っております。それに向けて向こうと協議をしてまいりたいと考えているところでございます。その替わりといたしまして、また別な国際的な関係を担っていければと、その相手先をどこにするかということもまた考えていかなければならないかと、このような感じを持っているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

質問 小山内浩一

村長、終結の方で考えるということだと思うのですが、あくまでも情報収集も何もない中、終結というのは私は早いのじゃないのかと考えます。向こうの状況、そして私達猿払村の状況等を十分話し合った中で、多分交流が休止の状態になってから多分6年位、5年か6年位経つと思うのですけれども、その前の過去は10年以上にわたり色々な交流がインディギルカ号を通じてあったということは、私が子どもの頃からそういうことがあった事というのは、目に見えないですけれどもそういう旧東西冷戦時代からソ連と付き合った猿払村というのは、非常に日本的に見ても意義のある村で意義のあることだったと私は認識してます。そういうことから考えてもこの人材育成のことから考えても、単にただ今ああいう状態になったからここ1、2年も連絡もとっていない。ただ2回向こうから手紙が来ました。その状態でただ姉妹提携は終結するというのは私はちょっと早いのじゃないのかと、今の休止の状態で考え、向こうと連絡をとりながら考えた結果2年間とりあえずは自分らの状況を確認するだけでも違うのかと、ただ行財政的に苦しいから向こうがああいう状態になったからというのは非常に村としての損失を招くのではないかと、金額的だとか財政的なものではないです。人間の人材交流・地域間交流というものは人材育成に非常に大きな貢献度があると認識してますので、終結というのではなくてこの1年かけて連絡を取り合うなりしてその結果終結というのであれば理解出来ますが何もない中、終結というのは私は理解出来ないのですが、それに対してお答えいただきたいと思います。

答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)

お答えいたします。終結というような言い方を申しましたけれども、終結する上においては当然、双方の状況を確認しなければこれは調印出来ないわけでございまして、当然その点は加味した形の中でそういう方向性を持ちたいという意味合いでございますので、その点単なる終結ということではなくして、20年度において情報の収集を含めた形の中で、そういうような終結の締結というようなことを考えているということでございますので、よろしくその点ご理解を賜りたいと思っている次第でございます。

質問 小山内浩一

それではこの4月から私も不勉強で担当課が教育委員会なのか、総務なのか解らないですが、是非担当をしっかり決めていただいて、出来れば終結と後ろ向きになるような結果を招くのではなくて、出来れば前向きに何等かの形でもこのオジョールスキイとの過去にあった関係を崩すことなくこのことを要望して、次2番目の質問に移りますが、今こういう姉妹提携しているところが終結になるとなった時に、来年度20年度は答弁、私の質問等でも人材交流・地域間交流というのが大事だということは村長も教育長も認識していると思います。今、村長の方から私の聞き取った中では、終結に向けてオジョールスキイ村との姉妹提携は向かっていくのかと考えた時に来年度、他国多地域との具体的交流予定は村長の中でお持ちですか。

答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)

お答えいたします。20年度に向けては一つはオジョールスキイ村との実態把握という部分も当然あるでしょうし、それから地域間交流の相手先の問題。これにつきましては地域間交流というのは、日本また国際的な問題これらを含めますけれども、以前から考えておりました。相手があることですから、相手がどこにするかということについては十分は検討させていただきたいと思います。地域間交流の相手先ですけれども、私としては今こういう場所で言っていいのか、どうなのかということについてはこれは私個人的な考え方で今まで考えておったところでございますけれども、九州地方の地域間交流というものを考えてまいりたいと思っているところでございます。向こうの方、例えば長崎県であろうと、鹿児島県であろうと歴史・文化かなり古くから伝わっておりまして、その一例を上げますとこの中では確か鹿児島県の三島村という所があると私個人的に考えているところですけれども、これらのイベント等をうちの村にはそういう古くからある伝統を持って来れないのかどうかというようなことも考えているところでもございます。そういう面に向かって進んでいければという考えを持っているところでございまして、あくまもでこれは今私が想定していることでございまして結論ではございませんのでその点ご理解賜りたいと思います。何故、九州地方かということにつきましては、私は経済交流はあまりしたくないということは前から言ったこともあろうかと思います。友好交流という部分を重視してまいりたいと考えておりますけれども、同じ日本の国ですから経済交流もあってもいいのかと、国際的な経済交流であっては私はあまり望みませんけれども、日本国内ですから経済交流もあってもいいのかなと思います。従いまして、九州地方につきましては農業や漁業の問題、特にうちの水産業の主産品であるホタテ貝等につきましては、関西以降の九州方面についてはあまり知られていないというのが実態でございます。また、鮭等につきましてもその食べ方だとか、料理の仕方だとか、色々な面で知らないという部分があります。従いましてそういう部分でのPRもやはりこれから図っていって、販路のレベルアップを図っていく必要もあるのではないのかという考え方も持っているところでもございます。要するに日本国内でのマーケットを拡大するという面でございます。実質それによって、異質・伝統・文化をとりいれるそういう場所をこの辺で探ってまいりたいなという考え方も持っているところでございます。国際的な問題になりますと他国との問題でございますが、色々とあろうかと存じますけれども、特に今アジア層、東アジア、極東アジアを含めて富裕層が非常に多いというような状況もあります。そういう状況の中でそれらの辺をアタックしていく部分があるのであればアタックしていきたいですし、また今の中国人の中国から来られている加工研修生からの情報もいただきながら、こういう村がいいのではないのかというような部分があればそういう部分も考え合わせた形の中でやってまいれば、これから人的交流も深まってなおより深まっていくのではないのかなと、このような考え方を持っているところでございますので、これから鋭意努力をしてまいりたいとこのように考えているところでございますので一つよろしくその点ご理解賜りたいと思います。

質問 小山内浩一

具体的な交流予定というのはまだない、今年1年かけてまた探したり積極的な相手もいることですし、猿払村がこっち側でいつからやりたいやりたいと言っても出来ないという現実も分かります。ただ、もし将来的にオジョールスキイ村との姉妹提携が終結してしまったらうちの村が姉妹提携しているような地域間交流をやっている地域はないと認識しているのですが、そうなった時に他町村でやっぱり国際的な所も姉妹提携をとってる、国内でも姉妹提携をとっている中、猿払村やっぱりないというのは私にとっては猿払村の損失に繋がるのではないのかと考えます。是非、今年度から積極的な行政サイドの力を発揮させてもらって、さらにワイルドサーモンセンターやフォーラムやあと、北斗国際交流等民間レベルでの交流も多々行われているので、その方々達と協力し合いながら是非実現に向けて鋭意努力していただきたいと思います。

出典:猿払村議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる