更別村議会 令和元年第4回定例会 2019年12月16日
日米貿易協定による農畜産物への影響額と村執行予算への影響
2019年12月16日、更別村議会の一般質問で、安村敏博議員が「日米貿易協定による農畜産物への影響額と村執行予算への影響」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 安村敏博 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 安村敏博
議長の許可をいただき、通告に基づきご質問させていただきます。更別村の基幹産業である農業は、今国際的経済連携という名のもとに市場開放へ大きくかじを切ったわけです。今後の行政執行における影響も懸念されることから、村長の考え方につき見解を求めさせていただきたいというふうに思います。平成30年3月議会において、環太平洋連携機構、TPP11と日豪、日欧州、EUとの経済連携協定、EPAでの主要農畜産物への生産影響額につきまして6億から7億1,000万円程度の推測減算額を回答されましたが、今般日米貿易協定の発効が来年1月に迫る中、更別村の主要農畜産物、小麦、砂糖、いわゆるてん菜、牛肉、生乳、乳製品に対する生産影響額はさらに倍増する品目もあり、地域経済の存亡が危惧されるところであります。国は、経営安定対策をしっかり図るとしていますが、来年度の経営安定交付金単価における改定を図るなど、まだまだ交付金制度自体が不明確であり、農業経営継続への不安要因が考えられます。それら動向を勘案しますと、更別村の今後の行政執行における財政面から、平成30年度決算報告、自主財源28.8%程度になりますが、うち村税比率が46%程度あり、村税の減少などさまざまな面での影響が懸念されているところでございます。加えて、行政執行における今後の影響として、公共施設、生活基盤や社会保障対策など多岐にわたる執行への影響が懸念され、第6期更別村総合計画の見直しの必要性も生ずる可能性がございます。基幹産業である農業情勢の現状を鑑み、農畜産物価格低迷は本村の死活問題でもあります。現状認識と諸対策について村長の見解を求めさせていただきたいと思います。まず、1点目、今般日米貿易協定に基づく発効が来年1月に迫る中、更別農業への影響につき見解を求めさせていただきたいと思います。2点目、日米貿易協定による道試算として示された農林水産物の生産減少額では、小麦、砂糖、牛肉、生乳、乳製品への影響額が大きく、更別農業の屋台骨を支える主要品目がいずれも該当することから、農業支援諸対策につき所見を求めたいというふうに思います。3点目、それらを受けまして、今後の村執行事業年度予算の構築に当たり、農畜産物価格の低迷による自主財源確保への影響が少なからず発生すると思います。それら諸対策への認識につき所見を求めさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 村長
安村議員さんの日米貿易協定による農畜産物への影響額と村執行予算への影響についてのご質問にお答えをいたします。日米貿易協定につきましては、平成29年にTPPを離脱したアメリカと我が国の間で昨年から協議が開始をされました。本年10月8日に署名、12月4日に国会で承認されたことから、来年1月1日に発効することとなっております。国においては、10月29日に品目別の影響試算データの諸元等を記載した日米貿易協定による農林水産物の生産額の影響について試算の品目別参考資料の中で、農産物につきましては関税率10%以上、かつ国内生産額10億円以上の19品目を対象にした試算結果から、生産減少額は約609億円から1,096億円と公表しております。これを踏まえまして11月に北海道が試算した道内の生産減少額は、約235億円から371億円とされています。また、TPP11を合わせた影響額では、全国で約914億から1,619億円、道内では約334億円から496億円と試算されています。いずれも関税削減等の影響で価格低下による生産額の減少が生ずるもの、体質強化対策による生産コストの低減、品質向上や経営安定対策などの国内対策の効果を見込み、国内生産量が維持されるものと公表されるところであります。このような状況の中、ご質問の1点目でありますが、北海道の試算を踏まえて平成29年の生産額をもとに試算しました本村における影響額は、約2億2,000万円から3億3,000万円、TPP11を合わせると約4億3,000万円から5億8,000万円となります。今回日欧EPAを合わせた影響額の公表はされておりませんけれども、平成30年2月の北海道の試算ではTPP11の6割強と見込まれていたことから、本村では約1億3,000万円から1億4,000万円となります。合わせて5億6,000万から7億2,000万円と推測されますが、試算に用いる数値は全国ベースのものでありますので、概算での見込みにとどまるものであります。2点目のご質問でありますが、ご指摘のとおり、影響の大きい品目は小麦、砂糖、牛肉、牛乳、乳製品と本村の主要品目であり、さきに述べました試算額もこの4品目にかかわるものであります。TPP11を考慮した本村の影響額の内訳は、小麦8,500万円、マイナス4.8%、てん菜1億4,000万円、マイナス5.3%、牛肉9,000万円から1億8,000万円、マイナス9.5%から19%、牛乳、乳製品1億1,000万円から1億7,000万円、マイナス4.2%から6.5%となっております。国では、12月5日に総合的なTPP等関連政策大綱の改定を行い、経営規模の大小を問わず、意欲的な生産者がその創意工夫を最大限発揮できるように配慮しつつ、経営安定、安定供給へ備えた措置を講ずることにより、安心して経営に取り組めるようにするものとし、本年度におきましては約3,250億円の補正予算が措置されるところであります。一方で、2020年度からの畑作物の直接支払交付金、いわゆるげた対策の交付単価を小麦で250円、てん菜で610円引き下げ、てん菜の基準糖度を0.3度引き上げることが公表されております。日本の食料生産基地である北海道、十勝の農業を守るため、農業関係団体とも協力しながら、オール北海道、十勝の取り組みとして実情に沿った対策を講ずるよう所要の要請活動等にも積極的に参加してまいりたいと考えております。また、本村の基幹産業である農業を安定的に持続するため、次代を担う後継者の方々が希望を持って継承できる更別農業となるよう、農地基盤整備や土づくり支援、畜産クラスター事業、スマート農業の推進など対策を継続するほか、所得動向を注視しつつ、必要な経営安定化対策を検討してまいりたいと考えております。3点目のご質問ですが、農家所得の減少により税収が減収すれば、これは村の財政が大きく影響を受けることも考えられます。一方で、減少額の一部については普通交付税の交付額には反映されるものとは考えております。しかしながら、労働力人口の減少などの要因により、村民税は伸び悩み、あるいは減少することが考えられます。また、地方交付税は減少傾向にあり、本村財政を取り巻く環境は年々厳しいものとなっております。不足する財源の確保に努めるとともに、基金の適切な活用などにより、第6期総合計画に基づく基本計画を停滞させることのないよう対処するとともに、引き続き健全で持続可能な財政運営を維持するため、常に歳入歳出の見直しに取り組んでまいります。また、総合計画の推進につきましては、3年分の実施計画を毎年見直しながら、柔軟な進行管理に努めておりまして、計画期間が終了する2027年度において基本構想で定めたまちづくりテーマを実現するよう全力を尽くしてまいりたいと考えております。以上、お答えといたします。
質問 6番 安村敏博
今ご回答いただきましたけれども、ご説明いただきましたけれども、TPPの関係、EUの関係、EPAの関係、推定金額でございますけれども、ご説明いただきましたけれども、私が心配しているのは、どうも数字的な部分の押さえ方がまだまだ不明瞭であって、単純に今村長がTPP11とEUの部分の前段で30年にお答えいただいた数字と今般の日米合意による減算額といますか、影響額を入れると多分、単純計算で申しわけないのですけれども、恐らく影響額が更別村の農畜産物に与える影響というのは合計しますと、単純計算でございますけれども、正規ではないのですけれども、8億9,000万から10億4,000万円になるという形の推計合算額になります。これは、あくまでも更別村の今の農業の粗生産額がことしもまだ確定数値は出ておりませんけれども、史上1番目になるか2番目になるかという形で、前回が最高が140億ちょっとでございますので、そうしますとそれらの金額から影響度を考えますと、10億の減算額がもし仮に想定されるとするならば、これは大打撃になりますし、それらの対応について共通認識といいますか、きちっとそこは、ここは基幹産業といいますか、更別村は農業の村ですので、それだけの減算額があるということを重く受けとめながら、今後の村の執行に寄与していただきたいとうふうに思っています。それと、国の経営安定対策についてのご回答をいただきましたけれども、確かに見ますと、はっきり言いまして対策は一時的な臨時的対策は3,250億円対処しますと。平成30年のTPP11、EUとの合意の中でも3,700億ほどの財政措置をしたという形になっておりますけれども、確かにその場限りの財政措置は理解できないわけではないのですけれども、恒久的な対策も含めて更別村の主要品目がきちっと維持、継続されるような形の部分で、全道あるいはJAグループとの十分な連携を図りながら、課題を明確に整理しながら対応していただきたいというお願いも含めて申し上げたいというふうに思っています。私が3番目に申し上げているところは、村の財政措置の関係の捉え方でございます。といいますのは、確かに今村長がご説明いただいたように、減額も含めて大変な面はあるけれども、実質的には減少額の一部については多分普通交付税の交付により賄えるのでないかという想定。並びに、不足する財源の確保に努めるという部分の大枠の中ですけれども、不足する財源の確保という部分を私は今非常に心配をしているところですし、これからの行政執行の各種村の支援対策も含めて、子育てから老人から福祉からという部分のこれだけのエリアが大きくなっている中で、対策打つにはやっぱり財源確保が第一義的な対策であるというふうに捉えていますので、その具体性を持って私は進めるべきだというふうに思っています。ここで課題とすべきは、村の財政に対する影響度、余り心配していないような形でどうしても解釈、普通交付税がどこまでできるかというのは不明瞭です、はっきり言いまして。そういいながら、今般も消費税の絡みで消費税の10%への絡みで各施設利用料等の改定、いろんな部分での2%の改定を図りましたけれども、そういうものも含めて必要なものは必要になりますので、財源不足が生じるという中の捉え方、確保の捉え方というものを僕は明確にしていくべきだというふうに思っているのですけれども、その点の所見について回答いただければというふうに思います。
答弁 村長
安村議員さんのご指摘、全てごもっともであると思います。1番目の懸念される部分ですけれども、本当は8億から10億ぐらいいくのではないかということで、危機感を持っているのかというようなお話もありましたけれども、私もそのように考えています。実際にこれが計算上では、数字上では先ほどお話しした内容でありますけれども、セーフガードとか、マークアップの削減とか、実際にそれが起きてきた場合、関税がどんどん下がっていった場合、あるいは輸入額が増大していった場合については、この影響額ははかり知れないものになるのではないかと。単なる今我々が持っている数値ではこれは本当に不透明であり、先行き懸念をされる部分も大いにあるのではないかということを考え、同じ認識であります。TPP11のときもそうでしたけれども、こういうふうに決まったよということは政府やいろんなところから発表、農水省から発表されますけれども、どういう経過でこれからどういうふうになっていくかということについてはなかなか説明が不十分ということで、JAさん、あるいは関係団体、地方自治体から中央要請等行ったときには、やはりそこを丁寧にやってくださいと、それがないと展望持って取り組んでいけませんよというような話がありました。だから、その点につきましてはこれから本当に年々そういうふうにセーフガードとかマークアップ、あるいは輸入の拡大等々はしっかり見据えて、やっぱり分析もしなければいけませんし、その部分ではしっかり対応を、先手必勝ということではありませんけれども、JAさん、あるいは全国団体と、あるいは自治体も秋には行っているわけですけれども、酪農、畜産関係も含めまして、畑作も含めましてしっかりとこれはやっていかなければいけないというふうに思っています。そういう点では、課題を明確にするということを2点目にも言われましたけれども、その部分でやっぱり一番大事なのはTPPに対応していろんな政府の大綱とか、新しく12月また変わりましたけれども、それを完全実施してくださいということだけではなくて、やっぱり基盤整備しっかりしていくということが大事になってきます。これだけ盤石な豊かな農村というのですか、農業地帯というか、大規模農業のこれは一朝一夕にできたわけではないということを認識していますし、その点では強く生産者やお年寄りの方から言われています。どれだけの苦労があったかということをしっかり認識してくださいと、自分としては、一番最後に入植者が入りまして、十勝管内でそれだけ湿地帯であり、カシワの原生林ということもありまして、それは並大抵のことではなかったのだと、その部分でしっかり村長は農業の基盤整備、土づくり、道営とか国営の畑事業もあるわけですけれども、畜産クラスター事業、パワーアップ事業あります。これをしっかりやっていくということです。その部分で生産者が安定して経営でき、そして所得を上げられるような基盤整備を国や道と一緒になって、また村独自の施策も入れながらやっていくということであります。まさに農業の基盤整備、今上更、新更別地区のかんがい排水、大型かんがい排水、あるいはいろんな意味でバイオガスプラント等の話も来ています。そこは、生産者が安心して生産できる基盤をまずしっかりつくっていくことであります。さらには、今スマート農業とかいろんな部分出ています。プログラミング学習をしたときも、ちょっと飛びますけれども、飛んでいるように聞こえますけれども、今の小学生にやらせたいのは、あの子らは、今の子どももそうですけれども、世界と戦わなければいけないのです。世界とともにということもありますけれども、世界とともに農業を構築していかなければいけない。日本の食料問題も大事ですけれども、そういった点では世界のそういう食料問題も十勝は、やっぱり北海道は担っているというふうに考えるべきだと思うのです。そのときに自分の圃場に合わせて最先端の高度技術、あるいは情報網を駆使しながら、効率的でより生産性の上がる、そして所得の上がるスマート農業、あるいはそういうものをしっかりと自分の力でその技術を応用できる。そういう子どもを今から育てないと20年、30年に間に合わないということです。そういう点では、今いろんな意味で近未来実装の技術等、無人トラクターの実験とか、いろんなことやっていますけれども、そういうような部分の成果を着実に本村の農業に反映できるように1つは頑張っていきたい。そういうことも必要ではないかというふうなことを思っています。3つ目です。財政、これは安村議員のおっしゃるとおりです。交付金はどんどん減っていますよ、地方交付税。そういう形でいくならば、これは絶対安心してこれからそうなるということは考えられません。自主財源、多くはやっぱり交付税に頼るところは多いわけです。だから、そこのところは、しっかりそこを減らさないようにということで政府に働きかける必要もありますけれども、一方で自主財源とか、そういう財源をどういうふうに確保していくかというのが問題です。そういう点でいえば、私はちょっと落ちつきがなくて、いろんなところへ上京してばかりいるという話もありますけれども、私はいろんな交付金とか、ほぼ100%に近い、そういう有利な基盤整備事業とかというのを、これをアンテナを高くして職員と探っているわけですけれども、あったものについてはその日のうちに、あるいはその週のうちに内閣府あるいは農水省に飛んで、その交渉をしてきております。そして、今無人タクシーとかもありますし、いろんな部分もありますけれども、そういう有利な財源でより村の未来を担うためのいろんな施策の展開を行っております。6期総もそうですし、3年ごとに見直しということでしっかり財政的にも考えていかなければなりませんけれども、そういう点ではしっかりやらなければいけませんし、今手数料の問題とか、その前には行革の委員会を立ち上げて、職員の中で3年ぐらいかけて議論をしました。そこの部分も財政的な部分で逼迫をしてくれば、やっぱりそこはしっかり考えていかなければいけないなというようなことを思っています。そういった意味では、本当に健全な村政の運営が、あるいは住民の暮らしが将来的に守っていけるように財政運営をしっかりしたもの、盤石なものに努力をして築いていきたいというふうに考えております。以上であります。
質問 6番 安村敏博
今かなり課題が広くなってしまってというご回答もいただいて、聞いている方も含めてなかなか課題がどこにあるのだという、おまえ何を質問しているのだという話になってしまう可能性が大きいですけれども、的を絞って私が言いたいことは、更別は農業地帯で農業が経済の中心を担っているという部分をどういうふうに捉えていくかということ。今ご質問させていただいている最終的なまとめとしての質問になるのですけれども、基本的に農業の粗生産額は確かに基盤整備もあったり、いろんな部分の生産者努力もあったり、いろんな部分があって伸びてきている。おかげさまで伸びてきている現状がある。それは、価格の経営安定資金も含めていろんな部分の国の支援があって、何とか下支えがあって、140億なり、それを超すような時代を迎えている。10年前には100億ちょっとしかいかなかった農業粗生産額が140億ということで、4割程度の増収に結びついた。これは、あくまでも生産向上と価格設定があっての農業者への継続も含めての対策であって、それは自主努力も含めてということで、それは評価しなければならないという部分があります。がゆえに、今この部分の経済連携がTPP11からTPP12になった。アメリカも入ってしまった。EUも入ってしまった。全て経済連携の中でということになってしまうと、先ほども申し上げたとおり、10億以上の減算額が想定されてしまうのです。それだけではなくて、今消費税の問題も含めて、8%から10%になりました。農業者の生産資材への投資額といった、ことしの影響は10月1日からですから、多少の影響はあったとしても、それなりの部分でおさまっているという部分は事実だと思います。だけれども、来年度から10%の消費税を、全てのものに対しての10%というものを負担していかなければならない。では、生産資材、機器や何が安くなっていますかというと決して、我々の生活圏もそうですけれども、徐々に徐々に物価が、物の価格が上げられてきている。これは事実だと思うのです。それらを勘案すると、多分農家の所得率、可処分所得率から見ると、農家さんも頑張っていますし、特にことしは豆類も含めて価格が高いということがありますので、それなりの利益率は確保できると思うのですけれども、おおむね粗生産額の20%がマックスでないかなというふうに思っています。そうすると、20%というと27、8億になるかな。単純計算です。ところが、部門別に見ていくと、畑作、酪農、畜産を見ていくという話になってしまうと、畜産の経営費、生産に対する経営費の比率というのは物すごく高いのです、実質的に。そうすると、可処分所得というのは、農家頑張っています。酪農家さん頑張っています。生乳も頑張れ、どんどん3万トンなり3万2,000トンなり、更別の実績として頑張れと言われているのですけれども、残念ながら、申しわけないですけれども、残念な話ですけれども、農家戸数も減少している。それをある程度補うための規模拡大も図っている。酪農さんも図ってはいるけれども、はっきり言いまして限界がある。労働力も含めていろんな限界がある。そういう形になってしまうと、可処分所得が酪農家さんにとっては非常に低い中で、生乳、乳製品、更別というよりも、今の乳価の設定基準が加工原料乳の単価に北海道はなっているのです。生乳単価ではないのです、用いているのが。それらを考えると、この影響度というのは、加工乳製品に対する影響度というのは、この関税が下がるということによって乳価の問題というのは非常にこれから課題になってくると思うのです。そういう面踏まえますと、最終的には村の財政という部分を考えると、所得税、農家さんが一生懸命頑張ってもらって、お金、いわゆる可処分所得として残って、そして村の村税として納入されるべきもの。あるいは、今活発にある程度の下支えもしたいということで、農家さんあくまでも投資、機械も含めての投資の部分、活発に今行われています。だけれども、これも農家が所得がなければ、所得といいますか、ある程度の投資資金がなければできないわけでして、今いろんな部分で国の、道の支援も含めて導入しているという部分はありますけれども、これは北海道だって同じだと思うのですけれども、基本的には投資効果の低迷もある程度考えていかなければならないという形になります。そうすると、今の30年の試算ですけれども、自主財源28.8%、ほかの財政の村の財務の中のいわゆる他力本願といいますか、それが7割以上ある中で、この28.8%、これをいかに維持していくかという部分というのは僕は大きな課題だと思うのです。全体的にパイが狭まっていくということを考えると、非常にその分の押さえ方をしっかり踏まえた中の対応をこれから行わなければ、それが当然今後起きてくるということの認識をしていただきたいというか、認識をしなければならないというふうに思っているわけです。まして、村税が6億、30年の決算で6億4,500万ほどございます、実際に。それに自主財源も先ほど言いましたように、しつこいようですけれども、28.8%ある。その中での所得税、村民税を抜くのですから、所得税であったり、償却資産税であったりという部分あります。だから、それにかかわるものの影響というのは必ず出てくるはずです。出てくるというか、当然発生してくると思うのです。まして、農家の所得率が下がるということは、税金納めたくたって納めれないという形になっていきますから、その点の押さえ方を明確に、村としては明確にというよりも、きちっと整理しながら財政措置をどうしていくかという部分を含めて僕は対応する必要があるというふうに思っているわけです。特にわからないのは、今イギリスがEUから離脱するということは非常にわからない混迷した対応を国としても強いられるわけですけれども、それらを含めて農業諸対策だけでなくて、それは連動して村の財政にも影響するのだという部分の捉え方を僕はしっかり押さえながら、多分安村何言っているのだ、そんなに影響出ないぞ。来年も結果的には出なかった。再来年もそんなに出ないという結果になるかもしれない。だけれども、これが3年後、4年後、5年後になったときに多分影響度はかなり出てくると思います。それは、間違いなく僕は断言できると思っている。だから、その中で自主財源も含めて、交付税も含めて少なくなってきている、自主財源の確保も難しくなってきているといったときに、村がやろうとしている、冒頭で言いましたけれども、第6期総合計画の中に示していることが本当に全部が達成できるかという不安要因も出てくるという可能性もありますので、その点の押さえ方も含めてしっかり対応していただきたいというふうに思っておりますけれども、最後に村長の所見をお伺いさせていただきたいと思います。
答弁 村長
おっしゃるとおりです。本当に高い営農技術と営農努力ですか、そういうものが村のこういう発展につながっているということで、もちろん私は農業の発展、充実なくしてはこの村の継続はあり得ないというふうに最初から村長になってから言っておりますけれども、そういうことであります。だから、そこのところをしっかりやらなければいけませんし、2018年に小泉進次郎さんが農業は自動車産業のGDPを超えるのだと、5年以内に。それだけの勢いが今あるわけです。そういう点でいえば、いろんな部分で自給率等々問題になることもありますけれども、今大きな嵐が吹いて、いろんな国際条約によって非常に危機的な状況にさらされていますけれども、そこはしっかりと踏ん張って頑張っていかなければ、日本の農業を守って、なおかつ更別の農業を守っていかなければいけないなというようなことを強く考えるわけであります。利益率の問題もそうであります。実際にいろいろと終わると、粗生産額があり、そして本当に農業者、生産者の皆様にどのぐらいの利益率があるのかということも村では試算をしたりしますけれども、そういった部分で年々そういうふうな形で、そのおかげもありまして所得税とか村民税、村税はやっぱり増収の傾向にあります。それは大変ありがたいことだと思いますし、よく言われるのは、高い税金払ってあげるから、無駄遣いするなよ、村長って言われますから、私はしっかりそれは皆さん方の産業や生活を支える部分でしっかり行使をしていきたいというふうに考えております。酪農、畜産関係ありました。11月に道東の首長会で酪農、畜産関係、毎年農水省の幹部ほぼ全員がそれぞれの分野が出てきまして、加工原料乳の生産補給金、これが本当に牛乳の生産を持続可能とする、そういうような形での単価設定がされているのかと。生乳の値段もそうでした。これ3年前、4年前行ったときですけれども、何でコンビニの水より我々の安いのだと、そんなことでよく後継者を育てるとかって、農業を守る、酪農を守るって言えたなという話は率直にありました。そこから幾分安定はしているけれども、そこは油断ができない状況でありますから、その部分を適切な総交付対象数量を設定した上で、本当に十分な予算を出してもらうということです。あとは、集送乳調整金については、経済状況の変化、あるいは改正された畜産経営安定法施行による影響を踏まえて、適切な水準でこれをしっかりと設定する必要があるということです。あと、畜産クラスター等々につきましても、これは中長期にわたる事業のきちんとした継続です。そして、それを十分に予算化して、それを継続するということです。農業経営の支援総合対策事業、畜産経営体生産向上事業、また家族で多いわけですけれども、酪農経営に対する乳用後の経産牛の確保、あるいは労働力負担の削減、いろんな部分ありますけれども、我々が言っているのは生産現場をしっかり見てくださいと、畑作も含めてそうですけれども、その上でしっかり予算措置なり施策を打ってくださいと。そうでないと、日本の農業が本当に将来にわたって大変なことになりますよ。私本当に非情な比喩で申しわけないのですけれども、古来日本の、世界の歴史はお年寄りと農業をないがしろにする国は全てと言っていいほど滅びてきました。繁栄しません。そこは、しっかりやらなければいけないのです。今その部分では、担い手の育成とか、いろいろな部分でありますけれども、そこの部分をしっかり手当てをし、そういう部分を含めて基盤整備事業を行う中で、所得が今やっているスマート農業も試算をすると、そういう業者が村にしっかりと定着した場合については生産者の所得は2,000万円、1戸当たり上がるというふうに計算をして実際にやっております。そういう点でいえば、そういうところも含めてしっかり所得の向上に向けても頑張っていかなければいけないなというようなことを思っています。財政の部分については、安村議員おっしゃるとおりです。自主財源についてどうするのだと、これどんどん減ってきているぞというようなこととか、地方交付税、さっきのお話もしました。6期総あるいは村の20年後、30年後を計画している部分もありますし、いろんな部分で今全てを同時に押し上げていかないと村の存続はあり得ないということで私はやっておりますけれども、そこは財源をきっちり確保してやっていくということが必要でありますし、その部分で財政の確保については本当に危機感を持って当たっていきたいというふうに思っています。今ふるさと納税とか、いよいよ企業版納税も始まります。いろんな企業からもお話も来ていますし、広報にも載せましたけれども、東京での企業、経済同友会等の農業関係を主としたマッチングとか、いろんな形でやっております。できればそういう方たちが進出してきて村を盛り上げていただきたいという話もしていますし、いろんな農産物を取り上げて、それを市場を都会に広げていってほしいというのもあります。そういうのもありますけれども、そういうものも含めましていかに村の財政基盤を盤石なものにしていくかということについては、しっかり考えていかなければいけないのではないかというふうに思っています。懸念されるイギリスがEUから離脱して、どれだけの影響があるかわかりません。プラスアルファで多分これが押し寄せてくるというふうに考えなければ、これはだめだというふうに思います。そういった点におきましても、今後の村政運営、特に基盤産業である農業の維持、継続、発展のためには村政の自主財源も含めてしっかりとした安定経営に資する、そういう基盤整備等ができるように、そういう意味での財源確保、そして運営にしっかりと当たっていきたいというふうに決意をしていきたいというふうに思っております。以上であります。
質問 6番 安村敏博
ありがとうございました。終わらせていただきます。◎会議時間の延長